むらすゞめ

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むらすゞめ

むらすゞめ(むらすずめ)は、岡山県倉敷市に本社を置く株式会社橘香堂(きっこうどう)が製造販売する和菓子である。同社の登録商標(日本第3116114号・同第5146576号)である。

概要[編集]

「むらすゞめ」はクレープ状に焼いた外皮を裏返し、焼けている方の面につぶ餡を載せ、半円状に丸めたものである。これは盆踊りなどでかぶる編み笠の形を模したもので、形状と大きさは餃子に近い。

江戸時代に天領であった倉敷の人々が豊作を祈願して踊った盆踊りが、まるで稲穂に群がる雀のようであったと言われたことから、明治初期に橘香堂の初代がこの逸話をヒントに作ったのが、「むらすゞめ」である。

現在では、吉備団子大手まんぢゅうなどと共に、岡山県を代表する土産菓子として知られ、JR倉敷駅岡山駅などの駅キヨスク、倉敷市・岡山市内のデパート・大型スーパー・土産物店などで販売されている。

橘香堂[編集]

株式会社橘香堂
KIKKODO Inc.
美観地区店
美観地区店
種類 株式会社
略称 橘香堂
本社所在地 710-0055
岡山県倉敷市阿知2-19-28
設立 1952年
業種 食品製造・販売
事業内容 菓子製造販売、喫茶店運営
代表者 代表取締役社長 吉本豪之
資本金 1,850万円
売上高 64千万円
従業員数 119名(パート含む)
外部リンク [1]
特記事項:明治10年(1877年)創業
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明治初年に郷土の先覚者であった林孚一翁が菓子の祖、橘の香りを取り店名を橘香堂と名づける。

1877年、 明治10年に、初代吉本代吉が倉敷に名物菓子を模索し創製。当時の倉敷町長でもあった林孚一が「むらすゞめ」と命名した。この年を創業年としている。

代名詞『むらすゞめ』の他に『栗まん』等の和菓子が全商品の8割を占め、2割が洋菓子である。直営店舗『御菓子処 橘香堂』は倉敷市内を中心に8店舗あり、本店などには喫茶コーナーを併設している。また、『美観地区店』では『むらすゞめ』の手焼き体験ができる。

参考文献[編集]

  • 『2011年度版 岡山企業年報』 発行者:安藤展義、発行所:株式会社瀬戸内経済レポート、2010年11月発行。

外部リンク[編集]