橋本和久
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はしもと かずひさ 橋本 和久 | |
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生誕 | 1958年11月15日 |
死没 | 2020年2月25日(61歳没) |
国籍 | 日本 |
職業 | コンピュータゲームプログラマー |
橋本 和久(はしもと かずひさ、1958年11月15日[1] - 2020年2月25日[2])は、コナミに所属していたコンピュータゲームプログラマー。コナミのゲーム内で用いられる隠しコマンド、通称「コナミコマンド」を作成した人物として知られている[2]。
略歴
[編集]1981年にコナミに入社。当初はアーケードゲーム基板の制作に携わる[1]。
コナミがファミリーコンピュータ(ファミコン)に参入した後、1983年のアーケードゲーム『ハイパーオリンピック』のファミコン向け移植版(1985年発売)をプログラマーとして初めて手掛ける[1]。その後、1985年のアーケードゲーム『グラディウス』のファミコンへの移植を命じられるが、アーケード版は非常に難易度が高く自身もクリアできなかったため、ゲーム内でポーズをかけて隠しコマンド(右図を参照)を入力すると自機が大幅にパワーアップするという仕組みを入れた[1][3]。このコマンドは、ファミコン版が発売された1986年当時の裏技ブームも相まってゲームファンの間で人気となり、以降のコナミのゲームでもコナミコマンドとして定番化された[3]。また、海外でも、1988年発売の『魂斗羅』にコマンドが搭載されたことで「Konami Code」として有名になった[4]。
2003年時点では、株式会社スターオンラインの副社長を務めている[1]。
2020年2月25日死去。61歳没。訃報は、コナミの同僚だった作曲家の竹ノ内裕治のTwitterアカウントにて死去翌日の2月26日に公表された[2]。コナミの海外向け公式Twitterアカウントでも追悼のメッセージが投稿されている[2]。また、海外ではワシントン・ポストやCNNといった主要メディアも訃報を伝えている[4][5]。
主な作品
[編集]- ハイパーオリンピック(ファミリーコンピュータ版、1985年)[1]
- グーニーズ(ファミリーコンピュータ版、1986年)[1]
- グラディウス(ファミリーコンピュータ版、1986年)[1][6]
- がんばれゴエモン!からくり道中(1986年)[1]
- グリーンベレー(ファミリーコンピュータ版、1987年) - スペシャルサンクス[7]
- グラディウスIII(1990年)[1]
- 沙羅曼蛇(PCエンジン版、1991年)[7]
- パロディウスだ! 〜神話からお笑いへ〜(PCエンジン版、1992年) - スペシャルサンクス[1][7]
- スナッチャー(PCエンジン SUPER CD-ROM2版、1992年) - システムアドバイザー[7]
- リーサルエンフォーサーズ(メガドライブ版、1993年)[7]
- ときめきメモリアル 〜forever with you〜(PlayStation版、1995年) - プロデューサー[7]
- ワールドサッカーウイニングイレブン(1996年) - プロデューサー[7]
- ライトニングレジェンド 大悟の大冒険(1996年) - プロデューサー[7]
- ヘンリーエクスプローラーズ(PlayStation版、1997年) - プロデューサー[7]
- ワールドサッカーウイニングイレブン'97(1997年) - プロデューサー[7]
- ワールドサッカー実況ウイニングイレブン3 ワールドカップ フランス'98(1998年) - プロデューサー[7]
- ガンゲージ(1999年) - プロデューサー[6][7]
- ワールドサッカー実況ウイニングイレブン4(1999年) - プロデューサー[6][7]
- ときめきメモリアル2(1999年) - エグゼクティブプロデューサー[7]
- ワールドサッカー実況ウイニングイレブン2000 〜U-23メダルへの挑戦〜(2000年) - スペシャルサンクス[7]
- 幻想水滸外伝Vol.2 クリスタルバレーの決闘(2001年) - エグゼクティブプロデューサー[7]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k “The Story Of The Konami Code And Early Days Of NES Development” (英語). Siliconera (2011年12月18日). 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b c d “【訃報】コナミコマンド「上上下下左右左右BA」の生みの親・橋本和久さん死去”. GIGAZINE (2020年2月27日). 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b “FC版『グラディウス』が発売された日。通称“コナミコマンド”が初登場したことでも有名な移植作品。オプションは2個まで。【今日は何の日?】”. ファミ通.com (2024年4月25日). 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b Gene Park (2020年2月26日). “Kazuhisa Hashimoto, creator of the famous ‘Konami Code,’ has died” (英語). Washington Post. 2024年11月17日閲覧。
- ^ Shannon Liao (2020年2月26日). “Kazuhisa Hashimoto, inventor of the Konami Code used in multiple video games, is dead” (英語). CNN Business. 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b c “Kazuhisa Hashimoto” (英語). IMDb. 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “Kazuhisa Hashimoto” (英語). MobyGames. 2024年11月17日閲覧。