模索舎

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模索舎
Mosakusha
種類 有限会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
160-0022
東京都新宿区新宿二丁目4番9号
設立 1970年10月28日
業種 小売業
事業内容 書籍の小売販売
外部リンク 模索舎ホームページ
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模索舎(もさくしゃ)は、東京都新宿区新宿二丁目にある、自主流通本を扱っている書店

概要[編集]

出版取次会社が扱わない、いわゆるミニコミといわれる「自主流通本」が主要である[1]。取り扱いについては、原則無審査である。商業上問題や主張内容に問題のある少数出版の書物など一般書店ではなかなか取り扱ってもらえない本が、ここでは手に入ることができる。このことにより、「表現の自由」の保障を、模索舎の理念に掲げている。 左右の政治党派や宗教団体の機関紙も取り扱っている。少人数党派の機関紙やパンフレットは、この模索舎で入手できなければ、直接の出版団体を探してそこからの取り寄せとなる。日本全国の書店の中でも、模索舎でしか入手が事実上不可能な書籍も多数置かれている。

模索舎による各種イベントも実施され、主催の「飲み会」も設定されている。

同業の書店が相次いで閉店するなか、経営努力を続け、模索舎は首都・東京の新宿において40年近く営業を続けている。しかしながら経営状況はひっ迫しているらしく、舎外からの有志も含めた模索舎再建実行委員会が組織された。同委員会によれば、「40周年にあたる今年(2010年)の10月に果たして存続できているか、おぼつかない状況です」[2]と言う。2016年現在、営業は継続している。

沿革[編集]

  • 1970年10月 - 経営主体である有限会社コミニケート社を設立。
  • 1970年10月28日 - たまり場であるスナック部門の「スナックシコシコ」とともに「情報センターへの模索舎」として営業開始。
  • 1972年4月29日 - 「スナックシコシコ」閉店、直後に改装工事となる。
  • 1972年5月22日 - 「情報センターへのシコシコ模索舎」リニューアルオープンとなる。以後も「模索舎」として日本全国に知名度を上げる。
  • 1972年7月28日 - 模索舎にて、取り扱っていた「四畳半襖の下張」掲載の月刊誌「面白半分」が警察に押収される。
  • 1973年3月23日 - 模索舎も当事者の重要支援者となる「模索舎・四畳半裁判」東京地裁第一回公判が行われる。
  • 1976年12月23日 - 「模索舎・四畳半裁判」東京地裁での判決公判が下され、関係者に有罪との判決となる。
  • 2010年3月22日 - 模索舎40周年記念イベント「40年目の、シコシコ・模索舎」を、大久保地域センターで開催する。それと前後して、「存続のための支援カンパ」を呼びかける[2]
  • 2010年9月7日 - 書籍の取扱案内も兼ね、案内誌として40年続けてきた「模索舎月報」休刊を決定する。「Web版『模索舎月報』」は存続する。

脚注[編集]

  1. ^ 井上理津子「すごい古書店 変な図書館」祥伝社新書、p.34。ISBN 978-4-396-11516-6
  2. ^ a b レイバーネット~存続のためのカンパを!~模索舎から皆さまへのお願い

関連項目[編集]

外部リンク[編集]