森雄大

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森 雄大
東北楽天ゴールデンイーグルス #16
Y mori20140924.jpg
ロッテ浦和球場にて(2014年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県福岡市
生年月日 (1994-08-19) 1994年8月19日(23歳)
身長
体重
184 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 ドラフト1位
初出場 2014年4月3日
年俸 850万円(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

森 雄大(もり ゆうだい、1994年8月19日 - )は、福岡県福岡市出身のプロ野球選手投手)。左投左打。現在は東北楽天ゴールデンイーグルス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

福岡県福岡市出身[2]。小学校4年生から「福岡アストロズ」で野球を始め、内浜中学校時代は軟式野球部に所属[3]。2年生の時にはホークスカップで優勝投手となる[3]。軟式野球引退後はKボールの福岡県代表に選ばれ、全国4強入りを果たす[3]

東福岡高等学校進学後は1年の夏からベンチ入りを果たす[3]。2年の夏前には、右膝の故障や急性虫垂炎などでブランクを作ったが、2年秋には当時の自己最速の145km/hを記録するなど、同級生の野原総太との左右のWエースとなる。2年秋・3年春の福岡県大会では、背番号1をつけ初戦に先発したが、いずれも敗退[3]。3年夏の県大会では、野原が背番号「1」をつけ、森の背番号は「11」となった[3]。東福岡高校の野球部監督の葛谷修は、「野原先発・森リリーフ」という構想を持っていたが、その構想は森・チーム双方のためにならないと考え、初戦である2回戦の試合前日、森に先発させることを決めた[3]。森はその期待に答え、3回を無失点に抑えチームは20-0で勝利した[3]。その後県ベスト8まで勝ち進んだが、甲子園出場はならなかった[2]

2012年10月25日に行われたプロ野球ドラフト会議広島東洋カープ東北楽天ゴールデンイーグルスから1巡目指名を受け、抽選の結果、楽天が交渉権を獲得。11月27日に契約金8000万円、年俸840万円で仮契約した[4]背番号は本人の希望[5]により「16」。

楽天時代[編集]

2013年は監督の星野仙一の「3年で(戦力として)出てくればいい」という育成方針[6]の下に、イースタン・リーグの開幕直後から、先発投手として公式戦で経験を積んだ。フレッシュオールスターゲームでは、入団1年目にして、イースタン・リーグ選抜のメンバーに選出。7月18日秋田こまちスタジアムで開催の同ゲームでは、同選抜の先発投手として登板を予定していた。しかし、試合開始直前のウォーミングアップで腰を痛めたため、大事を取って急遽登板を回避した[7]。結局、一軍公式戦への登板機会はなく、イースタン・リーグ公式戦には9試合に登板。3勝4敗、防御率5.71という成績を残した。

2014年4月3日に自身初の一軍登録を果たすと、同日開催の対オリックス・バファローズ戦(コボスタ宮城)に、先発投手として一軍デビュー[8]。5回3分の2を投げて2失点と好投したものの、打線の援護に恵まれなかったこともあって敗戦投手になった[8][9]。楽天が主催した4月24日の対埼玉西武ライオンズ戦(東京ドーム)では、先発投手として5回3分の2を1失点に抑えるとともに、一軍公式戦での初勝利を挙げた[10]。10代の投手による一軍公式戦勝利は球団史上3人目だが、左腕投手では森が初めてである[11]。しかし、不安定な投球が多いことから2軍落ちとなり、わずか8試合で2勝3敗、防御率5.52の成績でシーズンを終えた。シーズン終了後は第1回21U野球ワールドカップに出場する侍ジャパンのメンバーとして招集された[12]。先発として活躍するが決勝の台湾戦では序盤から乱調で2回途中に降板した[13][14]

2015年はファームでローテーションを守り、前半から好投を続けた。その成績が認められ、5月13日のオリックス戦で一軍先発するも、3回7失点でノックアウト。翌日二軍に降格した。その後、9月27日の西武戦に再び一軍に上がり敗戦投手になったが、7回3失点と好投した。続く10月3日千葉ロッテマリーンズ戦でも7回無失点の好投を見せた。二軍では防御率2.64(リーグ2位)、8勝(リーグ4位)5敗、奪三振95(リーグ3位)をマーク。

2016年は5月に胸郭出口圧迫症を発症[15]。ルーキー以来の一軍登板無し、二軍でも9試合の登板に終わった。オフにはメキシコのウィンターリーグに派遣される[16]

選手としての特徴・人物[編集]

肘の使い方が上手いと評されるオーバースロー[17]から最速149km/h[18]ストレートカーブスライダーチェンジアップを投げ分ける[3]

東福岡高校の野球部監督の葛谷修は森のことを「真面目過ぎない、わがまま勝手なところのある、投手向きな性格」と評している[19]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2014 楽天 8 5 0 0 0 2 3 0 0 .400 135 29.1 34 2 19 0 1 22 1 1 19 18 5.52 1.81
2015 3 3 0 0 0 0 2 0 0 .000 75 17.0 16 1 9 0 1 17 0 0 10 10 5.29 1.47
通算:2年 11 8 0 0 0 2 5 0 0 .286 210 46.1 50 3 28 0 2 39 1 1 29 28 5.44 1.68
  • 2016年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]


投手












2014 8 0 4 0 0 1.000
2015 3 1 0 0 0 1.000
通算 11 1 4 0 0 1.000
  • 2016年度シーズン終了時

表彰[編集]

記録[編集]

投手記録

背番号[編集]

  • 16 (2013年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 楽天 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2016年11月6日閲覧。
  2. ^ a b “広島バシッと東福岡・森一本釣りを狙う”. nikkansports.com. (2012年10月25日). http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2012/news/p-bb-tp0-20121025-1037201.html 2012年11月20日閲覧。 
  3. ^ a b c d e f g h i 「2012ドラフト特集 第4弾 森 雄大」、『週刊ベースボール』2012年7月30日号、ベースボール・マガジン社、 8-9頁、 雑誌20445-7/30。
  4. ^ “楽天、ドラ1左腕・森の入団が決定”. SANSPO.COM (産経新聞社). (2012年11月27日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20121127/gol12112717450001-n1.html 2012年11月27日閲覧。 
  5. ^ “ドラ1森は星野監督に叱られたい!”. nikkansports.com. (2012年10月30日). http://www.nikkansports.com/baseball/professional/draft/2012/news/p-bb-tp0-20121030-1039772.html 2012年10月30日閲覧。 
  6. ^ “ドラ1位森を英才教育へ 星野監督「3年で出てくればいい」”. Sponichi Annex. (2012年10月29日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/29/kiji/K20121029004432780.html 2013年7月20日閲覧。 
  7. ^ “楽天森、腰痛で登板回避/フレッシュ球宴”. nikkansports.com. (2013年7月18日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130718-1159556.html 2013年7月18日閲覧。 
  8. ^ a b c “楽天・森、五回の失点に「もったいなかった」”. サンケイスポーツ. (2014年4月3日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20140403/gol14040317310004-n1.html 2014年4月3日閲覧。 
  9. ^ “オリ・井川、5回無失点で今季初勝利「やり返してやろうと」”. サンケイスポーツ. (2014年4月3日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20140403/buf14040317470003-n1.html 2014年4月3日閲覧。 
  10. ^ “楽天森プロ初勝利「ボールは母に」”. 日刊スポーツ. (2014年4月24日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140424-1290291.html 2014年4月24日閲覧。 
  11. ^ “楽天2年目森、松井裕に学びプロ1勝”. 日刊スポーツ. (2014年4月25日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140425-1290355.html 2014年4月25日閲覧。 
  12. ^ “「侍ジャパン21Uワールドカップ」代表選手に三好匠選手と森雄大選手が選出!”. 東北楽天ゴールデンイーグルス. (2014年10月21日). http://www.rakuteneagles.jp/news/detail/4664.html 2015年3月9日閲覧。 
  13. ^ “侍21U、楽天パワーで2次R進出!三好マルチ&森5回2失点”. Sponichi Annex. (2014年11月10日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/11/10/kiji/K20141110009255850.html 2015年3月9日閲覧。 
  14. ^ “侍21U 台湾に大敗準V…押し出しに悪送球、投手陣自滅9失点”. Sponichi Annex. (2014年11月17日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/11/17/kiji/K20141117009299840.html 2015年3月9日閲覧。 
  15. ^ 楽天・森 100万円減の850万円で更改 1軍登板なし「何もしてない」 スポニチアネックス 2016年10月25日配信
  16. ^ 楽天・森 メキシコのウインターL参戦「一回りも二回りも成長して…」 スポニチアネックス 2016年11月4日配信
  17. ^ “星野監督も期待のドラ1左腕・森 目指すは「楽天の顔」”. Sponichi Annex. (2012年10月29日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/29/kiji/K20121029004438560.html 2012年10月30日閲覧。 
  18. ^ 楽天・森 最速149キロも制球課題 開幕ローテ6番手争い”. スポニチ (2014年3月20日). 2014年3月20日閲覧。
  19. ^ 加来慶祐「逸材発掘! ドラフト候補リサーチ」、『週刊ベースボール』2011年12月26日号、ベースボール・マガジン社、 86-87頁、 雑誌20444-12/26。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]