森洋子 (美術史家)

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もり ようこ
森 洋子
生誕 日本の旗 日本 新潟
出身校 お茶の水女子大学
職業 研究者
配偶者 森敬(経済学者)  
子供 森万里子(美術家)
親戚 森泰吉郎(義父・森ビル創業者)

森 洋子(もり ようこ、旧姓:有沢)は、日本の西洋美術研究者。明治大学名誉教授日本ことわざ文化学会理事・前会長。

人物[編集]

新潟県上越市出身。1959年(昭和34年)お茶の水女子大学哲学科卒業、ドイツミュンヘン大学美術史学科留学、美術史家ハンス・ゼーデルマイヤーに学ぶ。

国際基督教大学大学院比較文化研究科で「16世紀フランドルの子供の遊戯-ブリューゲル「子供の遊戯」の図像学的研究を中心にして」により、1988年(昭和63年)に学術博士号取得、その後アメリカ・ブリンマー・カレッジ大学院美術史学科修士課程卒業、ベルギー政府給費留学を経て、東京工芸大学助教授、明治大学工学部助教授、明治大学理工学部教授を歴任。 2007年(平成19年)に明治大学を退職、名誉教授となった。

受賞・受章など[編集]

1988年(昭和63年)、ブリューゲル研究によりベルギー国王から王冠勲章シュヴァリエ章受章。翌年、『ブリューゲルの「子供の遊戯」』でサントリー学芸賞日本児童文学学会特別賞受賞。

1992年(平成4年)『ブリューゲルの諺の世界』で芸術選奨文部大臣賞受賞、1996年(平成8年)1996年(平成8年)ベルギー(アントワープ)のウジェーヌ・ベ国際賞受賞、1999年(平成11年)『シャボン玉の図像学』で茗水クラブ学術奨励賞、2001年(平成13年)紫綬褒章受章。

家族[編集]

夫は経済学者の森敬(父は森ビル創業者森泰吉郎)で、娘は現代美術家の森万里子

義弟として森稔森ビル社長)、森章森トラスト社長)。実兄は株式会社有沢製作所特別顧問、有沢栄一

著書[編集]

  • 『パパ心配しないで お嬢さんドイツ留学記』講談社 1964年
  • ホガースの銅版画 英国の世相と諷刺』岩崎美術社 1987年
  • 『ブリューゲル全作品』中央公論社 1988年
  • 『ブリューゲルの「子供の遊戯」 遊びの図像学』未來社 1989年
  • 『ブリューゲルの諺の世界 民衆文化を語る』白凰社 1992年
  • 『未来社会への架け橋 森敬博士遺稿・追悼文集』 私家版 1996年
  • 『シャボン玉の図像学』未來社 1999年
  • 『子供とカップルの美術史 中世から18世紀へ』日本放送出版協会(NHKブックス) 2002年
  • 『ブリューゲル探訪 民衆文化のエネルギー』未來社 2008年
  • 『ブリューゲルの世界』新潮社 2017年

編著[編集]

  • 『図説ベルギー 美術と歴史の旅』編共著 河出書房新社 ふくろうの本 2015

翻訳[編集]

  • ウリヤ・フォークト・ギョクニル『トルコ(世界の建築)』美術出版社 1967年
  • ハンス・ゼーデルマイヤー『光の死』鹿島出版会SD選書〉1976年
  • エンツォ・オルランディ編『ボス』(ヒエロニムス・ボス評論社(カラー版世界の巨匠) 1980年
  • W.S.ギブソン『ブリューゲル 民衆劇場の画家』小池寿子共訳 美術公論社 1992年

外部リンク[編集]