森永ミルクキャラメル

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森永ミルクキャラメル
販売会社 森永製菓
種類 キャラメル菓子(ソフトキャンディ)
販売開始年 1899年[1]
完成国 日本の旗 日本
関係する人物 森永太一郎上戸彩
外部リンク http://www.morinaga.co.jp/caramel/ 公式サイト
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手前からミルク・小豆・黒糖・抹茶・きなこ
手前からミルク・小豆・黒糖・抹茶・きなこ
左手から塩・紅茶・黒ごま・栗・ミルクココア
左手から塩・紅茶・黒ごま・栗・ミルクココア

森永ミルクキャラメル(もりながミルクキャラメル、MORINAGA MILK CARAMEL)は、森永製菓によって販売されているキャラメル菓子(ソフトキャンディ)である。

概説・歴史[編集]

キャラメルの販売自体は森永製菓の前身の森永西洋菓子製造所が1899年明治32年)に創業した頃から行われてきたが、現在の商品名になったのは1913年大正2年)6月10日からである。発売当初、高温多湿の日本の気候に合わずキャラメルが溶けてしまうという性質から、森永太一郎が改良を重ね、1914年(大正3年)、携帯用のミルクキャラメルが発売される。

初期はブリキ1斤に1粒5厘のばら売りで販売されていたが、容器代などにコストがかかり、高級菓子となってしまったため、その後、現在まで続く黄色いデザインの紙容器となった。大正末期から昭和20年代にかけては帯封をしていたが、その後廃止された。

1935年昭和10年)から第二次世界大戦終戦までは帯に「祈武運長久」の文字が入れられていたり、またブリキ缶による慰問用のミルクキャラメルが発売されたりと、戦時色の濃いものもあった。

森永製菓の全商品中、現在も唯一昔のエンゼルマークを使用している。なお、箱入り商品は箱内部の舟と呼ばれるキャラメルを乗せている部分の裏側に「懐かしの風景」というコーナーが印刷され、大正・昭和時代の世相や懐かしの遊びをイラストとともに紹介していた(現在は終了)。

パッケージデザイン[編集]

表側は黄色地に、帯をイメージした紐などの線画が描かれ、黒地枠にエンゼルマークと「森永」、縦書きに「ミルクキヤラメル」とあり、両サイドに「滋養豊富」「風味絶佳」の筆文字がある。裏側には「森永謹製」と記されている。また、下部分は「登録商標 第四四九二八三号」と記されている。

基本デザインは原則として変更することができない。ただし、アクセントとして特別表示をつけることがある。「大粒」(149g箱・18粒入)の場合は箱左下に大粒と表示している。2009年(平成21年)秋頃より、パッケージ上記の「森永ミルクキヤラメル」のロゴが太字で「森永キヤラメル」のロゴに変更され、更に誕生100周年を迎えた2013年夏以降の出荷分より箱12粒入(58g)パッケージのみ、上記の「森永キヤラメル」のロゴが「森永ミルクキヤラメル SINCE 1913」のロゴに変更された。

なお、1962年(昭和37年)から1970年代中期にかけて、アメリカ人デザイナーウォルター・ランドーによる新デザインの厚型サイズのものが発売されたことがある。しかし、消費者が選んだのは慣れ親しんだ旧基調デザインもので、その後も現在まで旧基調デザインで統一されている。

2014年10月1日にはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞している[2]

ミルクキャラメルの日[編集]

商品名が「キャラメル」から「ミルクキャラメル」に変更された6月10日は、ミルクキャラメルを通じ、懐かしい思い出を語り合う日として、「ミルクキャラメルの日」と制定されている。

種類[編集]

2017年(平成29年)6月現在)

主な日本地区[編集]

  • 森永ミルクキャラメル
    箱12粒入58g
    箱入大粒18粒入149g
森永ミルクキャラメル箱入大粒
  • 袋入97g[3]
    缶入70g
    コンビニ専売版袋入88g
  • 森永あずきキャラメル
    箱12粒入58g
    箱入大粒18粒入149g
  • 森永塩キャラメル[4]
    箱12粒入72g
    袋入92g[5]
  • 森永抹茶キャラメル(以前は箱12粒入りも発売されていた)
    袋入97g / 110g
  • 森永南高梅キャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永パイナップルキャラメル[6][7]
    箱12粒入58g

地区限定商品[編集]

東京地区
  • 森永バナナキャラメル
東北地区
  • 森永ずんだキャラメル
    箱入30粒入り180g
宮城地区
  • 森永蜜柑キャラメル
台湾地区
  • 森永黒糖キャラメル(以前は日本でも発売されていた)
    箱12粒入50g
    袋入110g
  • 森永抹茶キャラメル
    袋入97g / 110g
    箱12粒入58g
  • 森永紫いもキャラメル ~タロ芋味~
    箱12粒入50g

過去に発売されていたラインナップ[編集]

  • 森永バターキャラメル
  • 森永珈琲(コーヒー)キャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永トッフィーキャラメル
  • 森永フレンチキャラメル
  • 森永白ごまキャラメル (台湾)
  • 森永黒ごまキャラメル
    箱12粒入58g
    袋入110g
  • 森永(和)栗キャラメル(秋季限定商品)
    袋入97g
    箱12粒入58g(台湾)
    • 森永モンブランキャラメル袋(期間限定商品)
      袋入93g
  • 森永いちごキャラメル(台湾でパッケージにはリラックマがプリントされていた)
    箱12粒入58g
    • 森永れん乳いちごキャラメル(期間限定商品)
      袋入97g
    • 苺のショートケーキキャラメル(期間限定商品)
      袋入93g
  • 森永牛乳プリンx森永キャラメル
    • 森永牛乳プリンのキャラメル
    • 森永珈琲牛乳プリンのキャラメル
    • 森永いちご牛乳プリンのキャラメル
  • 森永生クリームキャラメル
    袋入97g
  • 森永ヨーグルトキャラメル[8]
    箱12粒入58g
  • 森永きなこキャラメル
    箱12粒入58g
  • 杏コラボ! 森永杏仁キャラメル(後述するミルクキャラメルのCMソングを歌うプロデュースによる完全限定商品[9]
    箱12粒入58g
  • 森永特濃牛乳キャラメル
    ハイチュウサイズ50g
  • 森永プリンキャラメル(期間限定商品。パッケージにはちびまる子ちゃんがプリントされていた)
    箱12粒入58g
  • 森永はちみつキャラメル(期間限定商品)
    箱12粒入58g
  • 森永燕麦豆乳キャラメル (台湾)
    袋入100g
  • 森永さつまいもキャラメル(セイカ食品にも同じ名前の商品が存在する)
    箱12粒入58g
    箱入大粒18粒入149g
  • 森永白いキャラメル ~バニラ味~
    箱12粒入58g
  • 森永黒いキャラメル ~ほろ苦さと深いコク~
    箱12粒入58g
  • 森永ダースキャラメルソート<白ミルク>と<黒ビター>
    袋入79g
  • 森永木いちごキャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永マンゴーキャラメル(2014年6月3日発売)
    箱12粒入58g
  • 森永チョコレートキャラメル[10]
    箱12粒入58g
    箱入大粒18粒入149g
  • 森永アーモンドキャラメル[11]
    袋入93g
  • 森永とろける塩キャラメル
    紙包装12粒入55g
  • はちみつレモンキャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永紅茶キャラメル[12]
    袋入110g
  • 森永ミルクココアキャラメル
    箱12粒入72g
    袋入97g
  • 森永ダース<ミルク(チョコレート)>キャラメル
    箱12粒入72g
  • 森永甘酒キャラメル
    袋入79g
  • 森永冷やし甘酒キャラメル
    袋入79g
  • 森永プレミアムミルクキャラメル(2014年6月3日発売、コンビニ、および駅売店専売商品)
森永プレミアムミルクキャラメル
  • 箱12粒入58g
  • 森永和栗キャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永あまおう苺キャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永ミルクキャラメル ナッツ&フルーツ
    箱12粒入58g
  • 森永メロンキャラメル
    箱12粒入58g
  • 森永ゴールドクラス 具をあじわうキャラメル(首都圏、および東海、近畿地区限定)
    箱10粒入57g

ほか

派生、および関連商品[編集]

  • 森永ハイソフト - 1969年(昭和44年)より販売開始。オリジナルの森永ミルクキャラメルよりも風味がやや濃厚なのが特徴。2014年現在のラインアップは発売当初からの箱12粒入(72g)のみ。1990年代末から2000年代初頭にかけて一時的であるが袋入りタイプ(97g)も販売された事がある。
  • 昔の森永ミルクキャラメル - 大正時代の風味を再現した復刻版ミルクキャラメルとして一時期販売されていた。なお帯封は、初期の復刻版では紙で、のちにビニールに印刷されていた。2008年(平成20年)、「復刻版森永ミルクキャラメル」として袋入97gで再発売された。
  • 森永ファッジ(fudge) 美結晶キャラメル - 2013年6月より販売開始。口の中で溶けるような食感が特徴的な英国発祥のキャラメル風砂糖菓子。森永ミルクキャラメル発売100周年記念の一環として開発された。当初はコンビニ、および駅売店専売商品として販売されていたが2013年11月以降よりスーパーなどの小売店でも販売されるようになったが販売不振のため2015年12月を以って販売終了となった。
  • 森永ジャック(Jack) - 2014年5月よりコンビニ、および駅売店専売商品として販売開始。大粒のアーモンドが丸ごと入ったミルクキャラメル風味のクランチキャンディ。アップルシナモンとソルティ(塩)キャラメルの2種類のフレーバーが存在する。
  • 森永の煎餅 キャラメル味 - 2014年6月よりコンビニ、および駅売店専売商品として販売開始。国産米を100%使用した塩せんべいの中に森永が独自開発したキャラメルクリームが入った和風スナック菓子。
  • 森永ミルクキャラメルinボトル
  • 森永ミルクキャラメルプレミアム
  • 森永ミルクキャラメルプリン(森永乳業と共同開発(発売は乳業)、セブン・イレブンなどで販売。1999年)
  • 森永ミルクキャラメルポップコーン
  • 森永ミルクキャラメルモナカ
  • 森永ミルクキャラメルチョコレート
  • 森永ミルクキャラメルクッキー
  • 森永ミルクキャラメルケーキ
  • 森永ミルクキャラメルチョコバー
  • 森永ミルクキャラメルショコラ
  • 森永ミルクキャラメルプチトルテ
  • 森永ミルクキャラメルビスケット、友友球(台湾)
  • 森永ミルクキャラメルx森永ドロップ(台湾)
  • 森永ミルクキャラメルx森永チョコフレーク
  • 森永ミルクキャラメルポテトチップス(山芳製菓と共同開発、コンビニ限定商品)

ほか

コラボレーション商品[編集]

食品[編集]

ほか

その他[編集]

  • 森永ミルクキャラメル線香カメヤマとのコラボレーション商品。キャラメルの香りがするヒーリング向け線香)
  • サンライク 森永ミルクキャラメル タオル(サンライクとのコラボレーション商品。パッケージの絵柄のタオル)
  • お菓子なパズル 森永ミルクキャラメル(ハナヤマとのコラボレーション商品。パッケージの絵柄のパズル)

ほか

広告宣伝活動[編集]

高度経済成長期に東京・銀座に広告塔として存在したネオン地球儀(1953年頃)。

発売当初から、新聞雑誌街頭ポスターなどの広告などを展開してきたほか、昭和中期まで、大規模な宣伝活動も展開された。以下はその代表的なもの。

など。

テレビCM[編集]

ラジオCM[編集]

コラボレーション[編集]

  • 名探偵コナン』 - 2017年(平成29年)の「ミルクキャラメルの日」記念企画として、同年5月末より期間限定で「森永キャラメル×名探偵コナン 謎解きチャレンジ!キャラメルにかくされた6つの謎」と題し、同作品とコラボレーションしたスペシャルパッケージ(期間限定商品の「森永パイナップルキャラメル」を含む)を発売[6]、キャラメルの箱内に謎解きクイズを掲載している(全6問)。また特設サイトを公開しており、Web限定ムービーを見ることもできる。

キャンペーン[編集]

  • 森永キャラメル藝術(昭和初期)
  • エンゼルは男の子?女の子?(1957年)- クイズ実施当時、約438万通もの応募世界記録を樹立した。
  • パンダのレコードプレゼント(1973年)
  • リトルレンジャー(1975年)
  • キャラメル・ウォーキング(2008年 - 2010年)
  • パクッ!と、HAPPY!(2010年 - 2013年)
  • いいよね、キャラメル。~森永ミルクキャラメル100周年~(2013年)

など

その他[編集]

上高地・河童橋の横にある森永製菓が贈呈した記念碑
  • 新潟県上越市立高田図書館内にある「小川未明文学館」の館内展示スペース「童話体験の広場」にて、「からくり飴チョコ箱」と題した森永ミルクキャラメルの巨大オブジェが展示されている。
  • 長野県松本市にある上高地・河童橋の横にある森永製菓(株)が贈呈した記念碑がある。
  • 和歌山県西牟婁郡白浜町にある南方熊楠記念館の展示スペースにて森永ミルクキャラメルの化粧箱が展示されている。

注釈[編集]

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  1. ^ 森永ミルクキャラメルの歴史年表 - 森永製菓
  2. ^ 森永ミルクキャラメル [12粒 森永ミルクキャラメル] | 受賞対象一覧 | Good Design Award - 日本デザイン振興会
  3. ^ 当初は102g入りの質量だったが2016年2月の出荷分より現在の質量となった。
  4. ^ 2008年2月より販売開始。当初は「森永塩キャラメル」という商品名だった。のち2011年2月にパッケージデザイン、および風味自体の若干の改良(塩バターミルク風味 → 焦がし塩バターミルク風味)などのリニューアルを実施、2012年3月のリニューアルで一度、商品名である「森永塩キャラメル」が「ホワイトスパーク」に改「森永塩バターキャラメル」に改名した。2014年度からは5月 - 7月出荷分に限りミネラルが強化された夏季限定版パッケージが出荷・販売される。なおこの商品はハイソフト、および後述する森永ゴールドクラス、燕麦豆乳キャラメル、アーモンドキャラメル(ただし2013年3月のリニューアル以降より)、甘酒キャラメル、チョコレートとイチゴのバリアントデザインなどと同様に森永ミルクキャラメル基調(レトロ基調)のパッケージデザインは採用されていない。台湾版は水色レトロデザインを採用する。
  5. ^ 当初は97g入りの質量だったが2016年2月の出荷分より現在の質量となった。
  6. ^ a b “沖縄産果汁を使った旬のフルーツ パイナップルとのハーモニー「パイナップルキャラメル」期間限定で6月6日(火)より新発売 ~人気アニメ「名探偵コナン」コラボレーションキャンペーンも展開中~”. 森永製菓株式会社. (2017年5月30日). http://www.morinaga.co.jp/company/newsrelease/detail.php?no=1466 2017年6月5日閲覧。 
  7. ^ “森永ミルクキャラメル”にパイナップル果汁入り「パイナップルキャラメル」--甘酸っぱくてフレッシュ! えん食べ、2017年6月5日(同日閲覧)
  8. ^ 当初は台湾専売商品(箱12粒入)で販売されていたが2006年より一旦販売休止。その後2012年以降よりハイチュウサイズに変更され台湾市場に再投入された。2013年日本国内初登場。
  9. ^ 「パクッ!と、HAPPY! 杏コラボ! 森永杏仁キャラメルが生まれるまで」 - 森永製菓(2011年6月9日閲覧。現在リンク切れ)
  10. ^ 2012年5月にリニューアルを実施。これに伴いパッケージの色が白基調(板チョコの背景イラスト付)から1925年(大正15年) - 1937年(昭和12年)まで発売されていたパッケージデザイン(赤基調・板チョコの背景イラストなし)に限りなく近いパッケージデザインに変更となり、大粒版も追加発売された。
  11. ^ 発売当初はコンビニ専売商品だった。その後2013年3月にリニューアルを実施。これに伴い内容量を97gから93gに変更し、森永ミルクキャラメル基調のパッケージデザインを廃止した。
  12. ^ 2011年7月サークルK森永フェアでも発売されていた、だが日本版は"ミルクティー仕立て",台湾版は"天然茶中のフェノール仕立て"と紅白の二層形状。
  13. ^ By McSWEETS(バイ マックスイーツ) McDonald's マクドナルド
  14. ^ 田端あんじ (2016年9月16日). “マックシェイクに「森永キャラメル味」登場だと!? カップもキャラメル箱デザインだし期待しちゃうよー!” (日本語). Pouch. 株式会社ソシオコーポレーション. 2017年6月5日閲覧。
  15. ^ 田端あんじ (2017年5月31日). “マックフルーリーの新作は「森永ミルクキャラメル」 味! ほんのり塩気のあるキャラメルソースとクランチのトッピングが美味しそう〜♡” (日本語). Pouch. 株式会社ソシオコーポレーション. 2017年6月5日閲覧。
  16. ^ 東京新土産「東京百年物語〜焼きキャラメル〜」駅ナカ・空港などで新発売” (日本語). 甘党男子 (2017年6月5日). 2017年6月5日閲覧。

参考文献[編集]

  • 「超ロングセラー大図鑑 花王石鹸からカップヌードルまで」竹内書店新社編集部・編(竹内書店新社、2001年)ISBN 4-8035-0332-X

関連項目[編集]

  • 森永太一郎
  • 懸賞 (相撲) - 大相撲のテレビ中継が日本テレビで開始された1954年(昭和29年)より「森永賞」が新設され、ミルクキャラメルが懸賞となっている。中継がNHKに移行したあと現在も継続している。
  • 小川未明 - 児童文学者。森永ミルクキャラメルを題材にした「飴チョコの天使」という童話作品がある。
  • シュガー&スパイス 風味絶佳 - 2006年(平成18年)に公開された映画。劇中に森永ミルクキャラメルが登場する。また、山田詠美による原作小説「風味絶佳」の単行本の黄色い表紙は森永ミルクキャラメルを意識したものである。

外部リンク[編集]