桜花忍法帖 バジリスク新章

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桜花忍法帖 バジリスク新章
ジャンル バトル
小説
著者 山田正紀
出版社 講談社
レーベル 講談社タイガ
刊行期間 2015年11月 - 12月
巻数 全2巻
漫画:バジリスク 〜桜花忍法帖〜
原作・原案など 山田正紀(原作)
せがわまさき(キャラクター原案)
作画 シヒラ竜也
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKCスペシャル
発表号 2017年34号 -
発表期間 2017年7月24日 -
巻数 既刊2巻(2018年2月現在)
アニメ:バジリスク 〜桜花忍法帖〜
原作 山田正紀
監督 西村純二
シリーズ構成 大西信介
キャラクターデザイン 牧孝雄
音楽 坂部剛
アニメーション制作 セブン・アークス・ピクチャーズ
製作 桜花忍法帖製作委員会
放送局 TOKYO MXほか
放送期間 2018年1月 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

桜花忍法帖 バジリスク新章』(おうかにんぽうちょう バジリスクしんしょう)は、山田正紀による日本小説山田風太郎の『甲賀忍法帖』とせがわまさきの『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』を原案としており、『甲賀忍法帖』の10年後が舞台となっている[1]。講談社より上下2巻で発売。

2018年1月からテレビアニメが放送中[2]

あらすじ[編集]

「伊賀」と「甲賀」、二つの忍群が血で血を洗い、双方に分かたれながら相思相愛の男と女が激烈なる想いに殉じた「忍法合戦」から十数年の歳月が流れ去った。

寛永の時代、天下太平の世にあって、「忍び」の活躍出来る場は年を経るごとに減り、伊賀甲賀も相争うほどの盛りは当に失せていた。或る隠し里で適度な緊張関係を保ちながら共に暮らす二つの忍群であったが滅するには未だ早いと考え、合意の元に互いの幼い棟梁たちを許嫁とし、一つの「力」を生み出そうとしていた。

甲賀の棟梁・甲賀八郎と伊賀の女棟梁・伊賀響。双方は先代より受け継がれた「瞳術」をその身に宿しており、二人が契ることで、桜花と呼ばれる未知の「力」が発動すると言われている。二人はそのために日々修行をし、その日を待つ。本来ならば目出たき仲であった。二人が血を分けた実の兄と妹でなければ。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

甲賀八郎(こうが はちろう)
- 畠中祐國立幸(幼少期)
本作の主人公。甲賀五宝連の棟梁。瞳に映る相手の敵意を返す『矛眼術』を持つ。
伊賀響(いが ひびき)
声 - 水瀬いのり
本作のヒロイン。伊賀五花撰の棟梁。瞳に映る相手の敵意を無くす『盾眼術』を持つ。

甲賀[編集]

草薙一馬(くさなぎ かずま)
声 - 桐本拓哉
甲賀五宝連の若き逸材。伴天連竪琴の弦を鍛え上げ、何重にも縒り合せつつ極めて細く仕上げた鞭を操る忍法『天竪琴』を持つ。
緋文字火送(ひもんじ かそう)
声 - 山口りゅう
甲賀五宝連の豪快な手練れ。胃の中に貯めた石油を噴霧状に吐き引火させ、相手を焼き尽くす忍法『草生炎』を持つ。
七斗鯨飲(しちと げいいん)
声 - チョー
甲賀五宝連の老獪な古参。闇夜であっても燐光を帯びる特殊な汗を大量に放つ忍法『蛍烏賊』を持つ。
遊佐天信(ゆさ てんしん)
声 - 藤翔平
甲賀五宝連の明晰な頭脳。投げ網と見粉う程に大量かつ広範囲に撒き菱を放つ忍法『千手観音』を持つ。
碁石才蔵(いし さいぞう)
声 - 德石勝大小橋里美(幼少期)
自分の目を周囲に飛ばし様々な場所を広範囲に見ることができる術『百目』を持つ。
甲羅式部(こうら しきぶ)
声 - 落合福嗣竹内恵美子(幼少期)
生まれながら全身の筋肉が膨張する病にかかっており、膨張を抑えるために常に鎧を着用している。転寝が制作した軽快な伸縮が可能な全身鎧と面頬『犀防具』を身に着けている。
蜩七弦(ひぐらし しちげん)
声 - 市来光弘櫻庭有紗(幼少期)
交わった女を乱れさせる忍法『松籟』を持ち、その応用として昆虫を大量に呼び寄せ操ることができる術を持つ。
根来転寝(ねごろ ごろね)
声 - 三木眞一郎
八郎と響の養育係。生まれつき病弱。絡繰り制作が得意で『蓮根銃』や『犀防具』など、様々なもの製造している。

伊賀[編集]

諸行枯葉(しょぎょう かれは)
声 - さかき孝輔
伊賀五花撰の誇り高き大器。品種改良を重ね続け、毒性を強めた彼岸花の花粉を毒ガスのように操る忍法『曼珠沙華』を持つ。
蔦法悦(つた ほうえつ)
声 - 茶風林
伊賀五花撰の堅牢なる守護者。植物の蔦を自在に操り、蔦の結界を入り込んだ者を絡め取り、絞め殺す忍法『蔦投網』を持つ。
色衰逸馬(いろおとろえ いつま)
声 - 村井雄治
伊賀五花撰の霊妙なる奇才。女郎花と男郎花を舞い踊らせ、見た者を欲に溺れた淫らな獣へと変える忍法『黄泉返し』を持つ。
水蓮秋月(すいれん しゅうげつ)
声 - 櫻井トオル
伊賀五花撰の実直なる麒麟児。鳴子のように相手を感知して音を鳴らす忍法『睡蓮掌』と吸血植物と化した睡蓮を手裏剣のように飛ばす忍法『死花化粧』を持つ。
蓮(はちす)
声 - 早見沙織
拳銃使い。転寝が制作した回転式拳銃『蓮根銃』を持つ。
涙(るい)
声 - 上田麗奈
左目から男を欲情させ乱れさせる効果を持つ涙を流す忍法『胡蝶』を持ち、それを応用し蝶を大量に呼び寄せる術を操れる。
現(うつつ)
声 - 佐倉綾音
幻術使い。素果布を広げることで発動する幻術『夢寐うつつ』を持つ。
滑婆(なめんば)
声 - 名塚佳織
八郎と響の養育係。蜘蛛の糸で制作され、飛行可能な『羽衣』を持つ。
朧(おぼろ)
声 - 水樹奈々
八郎と響の母親。

成尋衆[編集]

孔雀啄(くじゃく ついばむ)
声 - 豊永利行
特異な砂時計を用いて時を操る秘術『時逆鉾』を持つ。
輪廻孫六(りんね まごろく)
声 - 土田大
鞘の下げ緒を揺らめかせ、空間を超越した異界を作り出す秘術『金剛楼閣』を持つ。
涅哩底王(ねいり ちおう)
声 - 佐々木梅治
現世に存在しないはずの神や魔を召喚、使役する秘術『魔獣召喚』を持つ。
夜叉至(やしゃ いたる)
声 - 堀江由衣
鏡を使い、相手の一生を走馬灯のように全て悪しきものであったかの如く見せ続けることで、自らの人生に絶望させ自死に至らせる秘術『宿命通』を持つ。
成尋(じょうじん)
声 - 土師孝也
成尋衆の首魁。忠長に将軍家への謀反を焚き付け、自らの力を忠長に示すため、成尋衆によって甲賀五宝連と伊賀五花撰を葬り去る。

その他[編集]

服部響八郎(はっとり きょうはちろう)
服部半蔵の息子。
漫画版では八郎と響の養父となっており、和解した甲賀と伊賀の忍が住む慈尊院村の忍頭を務める。
皮膚坊(はだえぼう)
声 - 浜田賢二
天海僧正配下の忍法僧。成尋衆を打倒するため伊賀・甲賀を利用しようと八郎に近づく。
榊文之進
声 - 布施川一寛
天海
声 - 麦人
醜郎
声 - 竹内良太
千姫
声 - 小倉唯
ツナギ
声 - 福西勝也
現の父
声 - 滝知史
国千代 / 徳川忠長
声 - 鈴宮早織(国千代) / 岡野友佑(忠長)
家光の実弟で、駿河遠江五十五万石の領主。
竹千代 / 徳川家光
声 - 廣田悠美(竹千代) / 高木渉(家光)
三代目将軍。忠長の実兄で、当代の将軍。
徳川秀忠
声 - 長克己
二代目将軍。
織田信長
声 - 山野井仁

用語[編集]

高野山慈尊院村
紀伊国(現在の和歌山県)の山奥にある忍びの村。甲賀、伊賀の若き忍たちと、両忍びの男女の教育係が住まい、日々己の忍法に磨きを掛けている。
天膳桜
慈尊院村に聳え立つ一本の桜の木。『枯れることがない』という伝承があり、嘗て『死ぬことがない』と謳われた薬師寺天膳の名を冠している。
おとし茶屋
高野山麓の目抜き通りにある茶屋。慈尊院村が成尋衆の襲撃を受けた後、伊賀の女忍者達が資金調達のために始めた茶屋。従業員達の器量が相まって、店の繁盛具合は可なり良い。
甲賀五宝連
八郎を棟梁とする、甲賀の精鋭たち。幼いながらも圧倒的な才覚と将器を持つ八郎に一目置き、付き従う。其々が己の特性を生かした忍法を持ち、日々精進し技を磨いているストイックな忍びたち。
伊賀五花撰
響を棟梁とする、伊賀の精鋭たち。響に信頼を置き、更に娘や姫のように可愛がり、甘やかす一面もある忍らしからぬ者達だが、その実力は本物で、植物の特性を生かした忍法を持ち、特に守備の任務に優れている。
人別帖
嘗て、三代将軍跡継ぎ問題から起こった甲賀と伊賀の忍び達による忍法殺戮合戦。その開戦の際に、両陣営の棟梁に其々に渡された巻物。合戦の参加者たる甲賀、伊賀の精鋭たる十傑の忍びが書かれている。
盾眼術
響が親から譲り受けた特殊な瞳術。母が持っていた、相手の忍法を強制的に解除する『破幻の瞳』とは異なり、瞳に映る相手の敵意を無くし、戦闘不能の状態に陥れる。
矛眼術
八郎が親から譲り受けた特殊な瞳術。瞳に映る相手の敵意をそのまま返し、術に囚われた相手は攻撃対象が自分自身と思い込み、自滅に追い込む。
桜花
『矛眼術』を持つ八郎と『盾眼術』を持つ響が見つめ合い、感情が高ぶったときに発生する謎の現象。その発生要因や仕組み、どのようなことが起こっているのかは特定されておらず、大災害を生む可能性があるされる。
黒鍬衆
将軍家に召し使える伊賀の流れを汲む忍たち。忍としての地位は余り高くない。手練の武士たちを一瞬で葬り去るほどの実力を持つ。理由は不明だが、将軍家光の実弟である忠長への奇襲を企てる。
浮き雲
黒鍬衆が得意とする忍法。自身の体を雲のように浮かすことが可能で、三次元的な攻撃で相手を翻弄する。その原理は不明。

書誌情報[編集]

漫画[編集]

週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年34号よりシヒラ竜也による漫画『バジリスク 〜桜花忍法帖〜』が連載中である。同名のテレビアニメ版に先行して開始されている。単行本は2018年2月までに2巻が講談社から刊行されている。

テレビアニメ[編集]

2018年1月より『バジリスク 〜桜花忍法帖〜』のタイトルで放送中。ナレーションは朧役の水樹奈々が担当する。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「桜花忍法帖」(第1話 - )
作詞・作曲 - 瞬火 / 歌 - 陰陽座
エンディングテーマ[3]
HOT BLOOD」(第1話、第3話、第4話、第7話 - 第10話、第13話、第15話)
作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 山田竜平 / 編曲 - 加藤裕介
粋恋」(第2話、第5話、第6話、第11話、第12話、第14話)
作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - K-WONDER & SAS3 / 編曲 - 藤間仁 / 歌 - 水樹奈々

各話リスト[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督
第1話 桜花咲きにけり 大西信介 西村純二 西村純二 小菅和久、橋本貴吉 牧孝雄
第2話 五宝連、推参す 辻橋綾佳 吉田徹、河本美代子 牧孝雄、八木流
第3話 甲賀、散るべし 中村近世 Jung chul gyo 八木流
第4話 成尋衆、顕現す 高林久弥 Hwang Seong-won、Seo Soon-young
Seo Jeong-ha
-
第5話 桜花、狂奔す 吉田俊司 Lee Se Jong、LIM CHAE DEOK
PARK YOON OK、KIM JEONG WOO
望月俊平、冨永一仁、金子俊太朗
大森春輝、菅野幸子
第6話 凶雲、胎動す 小坂春女 吉田徹、河本美代子
石田啓一、久松沙紀
第7話 忠長、翻心す 大西信介
大西泰二郎
小林一三 浅見松雄 白鳥弘公、小林一三
橋本貴吉
大塚あきら
第8話 成尋、再来す 増田貴彦 西村純二
菅野幸子
太井理弘
Lim Jin-wook
Hwang Seong-won、Kim Seong-beom
平田賢一、金子健太朗
菅野幸子、新垣一成
-
第9話 胡蝶、舞えり 西村ジュンジ 小林一三 藤代和也 Jung Chul Gyo 大塚あきら
第10話 羽衣、修羅を見たり 増田貴彦 高林久弥 Lee Se Jong、金正祐
金明心
牧孝雄
第11話 汝、犀の角のごとく 大西信介 小坂春女 橋本貴吉、藤田正幸
久松沙紀、吉田徹
石田啓一
牧孝雄、小菅和久
第12話 松籟、吹き抜けり 中山岳洋 中村近世 Jung Chul Gyo、Shin Min Seop
Lee Sang Jin
大塚あきら
第13話 現奈落の夢を見る 岩畑剛一 大井理弘
Lim Jin-wook
Hwang Seong-won
Park Jae-ik
Hwang Seong-won、Kim Seong-beom
You Sung-hee、Park Ga-young
牧孝雄
第14話 叢雲、滅すべし 増田貴彦 松尾衡 浅見松雄 白鳥弘公、小林一三
第15話 盾眼、謀られたり 大西信介 東海林真一
西村純二
戸澤俊太郎
粟井重紀
Park yun ok、Park myoung sim
粟井重紀、小林一三
平田賢一、藤田正幸
服部憲知、柴田志郎
坂田理、新垣一成
河本美代子
大塚あきら、牧孝雄
第16話 巨城、鳴動す 西村純二 大平直樹 粟井重紀、小島智加
水澤智可、山川俊哉
牧孝雄

放送局[編集]

日本国内 テレビ / 放送期間および放送時間[4]
放送期間 放送時間 放送局 対象地域 [5] 備考
2018年1月9日 - 火曜 0:00 - 0:30(月曜深夜) TOKYO MX 東京都
サンテレビ 兵庫県
KBS京都 京都府
BS11 日本全域 BS放送 / 『ANIME+』枠
火曜 0:30 - 1:00(月曜深夜) AT-X 日本全域 CS放送
火曜 1:00 - 1:30(月曜深夜) tvk 神奈川県
日本国内 インターネット / 放送期間および放送時間
配信期間 配信時間 配信サイト
2018年1月10日 - 水曜 12:00 更新
水曜 23:00 - 23:30 AbemaTV
2018年1月11日 - 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) ニコニコ生放送

BD[編集]

発売日[6] 収録話 規格品番
2018年6月27日予定 第1話 - 第12話 KIXA-90795〜7
2018年9月26日予定 第13話 - 第24話 KIXA-90798〜800

Webラジオ[編集]

甲賀八郎役の畠中祐と蜩七弦役の市来光弘によるWebラジオ『ラジリスク新章 〜甲賀忍放送〜』と、伊賀響役の水瀬いのりと現役の佐倉綾音によるWebラジオ『ラジリスク新章 〜伊賀忍放送〜』が交互に、2018年1月14日よりYouTube音泉にて隔週日曜正午に配信されている[7]

出典[編集]

  1. ^ 超名作『甲賀忍法帖』続編! 伊賀と甲賀が共闘する「忍法バトル」の最高峰”. 講談社BOOK倶楽部 (2017年4月23日). 2017年11月20日閲覧。
  2. ^ アニメ「バジリスク ~桜花忍法帖~」2018年1月放送決定! OP曲は陰陽座再び”. ねとらぼ (2017年10月13日). 2017年11月20日閲覧。
  3. ^ BEST ALBUM『THE MUSEUM Ⅲ』ジャケット写真公開&BD/DVD収録内容更新!”. 水樹奈々 公式サイト NANA PARTY (2017年12月7日). 2017年12月9日閲覧。
  4. ^ 放送・配信”. TVアニメ「バジリスク ~桜花忍法帖~」公式サイト. 2017年11月24日閲覧。
  5. ^ テレビ放送対象地域の出典: 放送分野の動向及び規制・制度(資料2)”. 政府規制等と競争政策に関する研究会通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2 (2009年10月9日). 2018年2月17日閲覧。 基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号 (1988年10月1日). 2018年2月17日閲覧。 地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2018年2月17日閲覧。
  6. ^ 映像商品”. TVアニメ「バジリスク 〜桜花忍法帖〜」公式サイト. 2018年4月5日閲覧。
  7. ^ WEBラジオ配信決定!”. TVアニメ「バジリスク ~桜花忍法帖~」公式サイト (2018年1月9日). 2018年1月9日閲覧。

関連項目[編集]

  • 神君幻法帖 - 山田正紀の小説。本作以前に書かれた『甲賀忍法帖』へのオマージュ。

外部リンク[編集]