桜井充

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日本の旗 日本の政治家
櫻井 充
さくらい みつる
Mitsuru Sakurai 201101.jpg
財務副大臣就任に際して
公表された肖像写真
2011年(平成23年)1月
生年月日 (1956-05-12) 1956年5月12日(60歳)
出生地 宮城県仙台市宮城野区二十人町
出身校 東京医科歯科大学医学部
東北大学大学院医学研究科博士課程
前職 医師
現職 参議院議員
所属政党 民主党→)
民進党
称号 医学博士:東北大学・1993年(平成5年)
公式サイト 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE

選挙区 宮城県選挙区
当選回数 4回
在任期間 1998年(平成10年) - 現職
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櫻井 充(さくらい みつる、1956年(昭和31年)5月12日 - )は、日本政治家医師民進党所属の参議院議員(4期)。桜井 充(読み同じ)とも。

民主党政策調査会長(第13代)、厚生労働副大臣野田第3次改造内閣)、財務副大臣菅第1次改造内閣菅第2次改造内閣)、参議院経済産業委員長等を歴任。

来歴[編集]

2012年(平成24年)11月13日、褒章伝達式に出席

宮城県仙台市宮城野区二十人町生まれ。仙台市立榴岡小学校仙台市立宮城野中学校宮城県仙台第一高等学校東京医科歯科大学医学部卒業[1]1985年(昭和60年)から東北大学医学部付属病院内科に勤務。1993年(平成5年)、東北大学大学院医学研究科博士課程修了。1996年(平成8年)に国立病院機構岩手病院第2内科医長に就任。専門は心療内科学であるが、気管支喘息アトピー性皮膚炎花粉症の治療にも力を入れた。

1998年(平成10年)、第18回参議院議員通常選挙民主党公認で宮城県選挙区から出馬し、24万票以上獲得してトップで初当選した[1]。以後4期連続当選。参院議員当選後も、医師の経験を生かし歯科医療、シックハウス問題への対策に取り組んでいるほか、外交政策金融政策にも関わり、地域金融円滑化法案(金融アセスメント法案)の立案にも関わった。2005年(平成17年)9月、前原誠司民主党代表が設置した民主党「次の内閣」ではネクスト金融担当大臣に就任。2008年(平成20年)には参議院経済産業委員長を務める。2009年(平成21年)9月、参議院民主党政策審議会長に就任し、翌2010年(平成22年)6月からは政策調査会長代理も兼任(鳩山由紀夫代表の下では政策調査会は廃止されており、菅直人の民主党代表就任により復活した)。同年9月、菅第1次改造内閣財務副大臣に任命され、菅第2次改造内閣まで務める。

2011年(平成23年)9月、野田佳彦代表の下で再び民主党政策調査会長代理、参議院民主党政策審議会長に就任。2012年(平成24年)10月、野田第3次改造内閣厚生労働副大臣に任命された。同年12月、海江田万里代表の下、民主党政策調査会長に就任[2]。なお同党で参院議員が政策調査会長を務めるのは、直嶋正行に次いで2人目である。

2015年(平成27年)1月に行われる民主党代表選挙では、元幹事長細野豪志の推薦人に名を連ねた[3]

2016年(平成28年)3月27日、民主党と維新の党が合流し、改革結集の会の一部議員や無所属議員なども参加して民進党が結成される[4]。同党に所属[5]。同年7月の第24回参議院議員通常選挙においては、日本共産党社民党生活の党と山本太郎となかまたちの推薦を得て立候補し、定数1となった宮城県選挙区で自民党現職の熊谷大を破り4選[6]

政策・主張[編集]

2012年(平成24年)10月3日、前任の辻泰弘(右)から厚生労働副大臣の職務を引き継ぎ
2012年(平成24年)10月3日、厚生労働副大臣就任の挨拶
2012年(平成24年)10月26日、社会保険診療報酬支払基金関係功績者厚生労働大臣表彰式に出席
2012年(平成24年)11月13日、褒章伝達式にて厚生労働副大臣として章記を伝達
2012年(平成24年)11月15日、叙勲伝達式にて厚生労働副大臣として勲記を伝達

主要政策[編集]

本人のHPに拠れば、主な政策は下記の通りである。

医療政策[編集]

介護政策[編集]

引きこもり政策[編集]

経済政策[編集]

主張[編集]

国旗及び国歌に関する法律[編集]

集団的自衛権[編集]

  • 2014年(平成26年)2月28日、民主党が集団的自衛権の行使容認をめぐる憲法解釈の見直しについて賛否の曖昧な見解をとりまとめたことについて「民主党はいろんな立場の人を認める共生社会を目指す政党だけに、ばらばらなのは当たり前だ。わかりにくいといわれるのはその通りだ」と述べた[12]。一方で、集団的自衛権の行使を容認する場合には「憲法改正という立ち位置にいきたい」と述べ、憲法解釈の見直しによるのではなく、改憲で行使容認をすべきだとの見解を示した[12]

非正規雇用の増加と企業について[編集]

  • 2014年(平成26年)5月13日、「結婚したいと思う人がきちんと結婚できる社会をつくることが重要」と述べ、「安定した雇用の創出」と「賃金アップを目指す考え」を示した。また、「人口減少の背景の大きな要因として非婚による出生率の低下」、「非婚の原因を低賃金」と指摘し、生活基盤を確立することの重要性を訴えた。「安倍政権が進める限定正社員などは低賃金雇用を増やすことになる」などと批判もした[13]

国民の生活について[編集]

選択的夫婦別姓制度[編集]

  • 2004年(平成16年)の時点では選択的夫婦別姓制度の導入に肯定的な意見を表明し、「現在、法律上は結婚の際に夫、または妻の姓を選ぶことになっていますが、実態的には、ほぼ選択の余地なく、ほとんどのカップルが夫の姓を選んでいます。アイデンティティーに深くかかわる自分の姓を自ら選択できない状況は、個人の尊重、男女平等という観点から見直しを検討すべき」[15]とも述べていたが、2010年(平成22年)には選択的夫婦別姓制度の法制化へ反対、と述べている[16]。一方、2016年の朝日新聞の調査では、選択的夫婦別姓制度に「どちらかといえば賛成」[17]としている。

その他[編集]

発言[編集]

首相と経団連会長に関する発言[編集]

  • 2013年(平成25年)5月24日東京都内での連合の会合で、経団連会長の米倉弘昌について「企業は目先の利益を追求し、非正規雇用者を増やしている。継続的な経営にマイナスになる」とした上で、「米倉氏と話したことがあるが、首相と同じくらい頭が悪い。ああいう人がトップに立っているから社会は良くならない」と述べた[19]。その後、桜井は共同通信の取材に「冗談半分で言った。不適切であればおわびする」と釈明した[19]

過激派組織ISIL日本人拘束事件における首相発言批判[編集]

  • 2015年(平成27年)1月に起こったISILによる日本人拘束事件について、民主党執行部が「政争の具にすべきではない」として当面は政府に協力する考えを取っていた最中、自身のメールマガジンで、安倍首相が事件前の1月17日に行った中東政策スピーチにおける「ISILと戦う国々に対して2億ドル支援する」という発言を問題視し、「首相の発言が原因で人質事件が起こったのであれば、発言は慎重であるべきだ」と言及した[20][21]。また、このISIL対策の金銭支援に関して「その後この資金の目的を難民支援のためだと言い換えていた」とも記しており、人質身代金要求動画公開後に首相が発言を言い換えたとしているが、実際の発言内容は「イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコレバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるため[22]」と、難民支援について最初から言及しており、首相が「言い換えた」事実はない、と産経新聞は報道している[23]

人物[編集]

2012年10月11日、国民健康保険関係功績者厚生労働大臣表彰式に出席
  • 2007年(平成19年)、国会での発言量(閣僚を除く)が最も多いと週刊東洋経済に紹介された[24]
  • 2004年(平成16年)、政治家の年金未納が問題化した際、5年4ヶ月間の未納が判明している[25]
  • インターネット上での選挙運動の解禁を検討する与野党実務者協議会で座長を務めていたが、桜井自身がtwitterでなりすましの被害に遭っており、協議会における桜井の発言をきっかけに、他の国会議員が受けていたなりすましの被害も発覚した。その影響により、選挙期間中は野党のいずれもがtwitterの使用を自粛する方向で一致した[26]

所属団体・議員連盟[編集]

  • 適切な医療費を考える民主党議員連盟(会長)
  • 歯科医療議員連盟(会長)
  • 統合医療を普及・推進する議員の会(会長)
  • 商店街活性化議員連盟(会長)
  • インクルーシブ教育を推進する議員連盟(副会長)
  • フランチャイズを考える議員連盟(副会長)
  • 適切な医療を実現する医師国会議員連盟(幹事長)
  • バイオマス活用推進議員連盟(事務局長) 
  • 幹細胞研究支援議員連盟(会長)
  • 尊厳死法制化を考える議員連盟(会長)
  • 国際観光産業振興議員連盟(副会長)
  • アルコール問題議員連盟(事務局長)
  • 慢性呼吸器疾患対策推進議員連盟(副幹事長)
  • 日本・ハイチ友好議員連盟(事務局長)
  • 薬害ヤコブ病問題を考える議員の会(事務局長)

脚注[編集]

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  1. ^ a b プロフィール参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE
  2. ^ “民主政調会長に桜井充氏 選対委員長は加藤敏幸氏”. 共同通信. (2012年12月26日). http://www.47news.jp/CN/201212/CN2012122601000924.html 2014年8月30日閲覧。 
  3. ^ 民主代表選候補の推薦人名簿 時事ドットコム 2015年1月7日 2015年1月8日閲覧。
  4. ^ “民進党が結成大会 衆参156人、代表に岡田克也氏選出”. 朝日新聞. (2016年3月27日). http://www.asahi.com/articles/ASJ3W5212J3WUTFK00G.html 2016年3月29日閲覧。 
  5. ^ 桜井充 - 民進党
  6. ^ 桜井充(選挙区・宮城県)【参議院選挙2016】:読売新聞
  7. ^ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE医療政策Medical Care Political Measuresより
  8. ^ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE介護政策Nursing Political Measures
  9. ^ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE引きこもり政策Social Withdrawal Political Measuresより
  10. ^ 参議院議員・医師 桜井 充 WEBSITE中小企業活性化策より
  11. ^ 第145回国会 1999年(平成11年)8月9日 投票結果 2015年1月11日閲覧。
  12. ^ a b 「党ばらばら、当たり前」民主桜井氏 集団的自衛権めぐり 産経新聞 2014年2月28日
  13. ^ “地域限定正社員など雇用制度を民主党が批判”. Economic News. (2014年5月13日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000035-economic-bus_all 2014年6月8日閲覧。 
  14. ^ “参院予算委で円安の功罪論議 野党は家計の負担増を批判”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2013年5月7日). http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/policy/652207/ 
  15. ^ 別姓79号
  16. ^ 週刊金曜日ニュース2010年7月2日記事
  17. ^ 朝日新聞2016年参院選候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査)、(2016年6月23日閲覧))
  18. ^ 国会議員署名これまでと今後の展望 - 空港はいらない静岡県民の会(2009年3月7日時点のアーカイブ
  19. ^ a b 「首相、米倉氏頭悪い」 民主・桜井氏「冗談半分で言った」 スポーツニッポン 2013年5月24日
  20. ^ 桜井充メルマガ:「日本が危ない」(事務局ブログ) 参議院議員・医師 桜井 充 Official WebSite 2015年1月22日
  21. ^ 人質事件巡り一部から政府批判、神経尖らす民主 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 2015年1月25日
  22. ^ 安倍総理大臣の中東政策スピーチ(中庸が最善:活力に満ち安定した中東へ 新たなページめくる日本とエジプト) 外務省 2015年(平成27年)1月18日
  23. ^ 【イスラム国殺害脅迫】民主まるで“学級崩壊”…岡田氏「政府後押し」も首相批判続々 共産は“鶴の一声”で鎮火(2/4ページ) 産経ニュース 2015年1月27日
  24. ^ 週刊東洋経済2007年10月6日号。
  25. ^ 民主・桜井氏にも未納期間 国民年金保険料
  26. ^ “ツイッター悪用 民主議員16人になりすまし”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2010年6月1日). オリジナル2010年6月5日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20100605015740/http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100601/plc1006010942016-n1.htm 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

議会
先代:
新設
田中直紀
日本の旗 参議院東日本大震災復興及び原子力問題特別委員長
2015(平成27)年 - 2016(平成28)年
2016(平成28)年 -
次代:
田中直紀
現職
先代:
蓮舫
日本の旗 参議院東日本大震災復興特別委員長
2014(平成26)年 - 2015(平成27)年
次代:
-
先代:
山根隆治
日本の旗 参議院経済産業委員長
2009(平成21)年
次代:
木俣佳丈
公職
先代:
西村智奈美
辻泰弘
日本の旗 厚生労働副大臣
西村智奈美と共同
2012(平成24)年
次代:
桝屋敬悟
秋葉賢也
先代:
池田元久
峰崎直樹
日本の旗 財務副大臣
五十嵐文彦と共同
2010(平成22)年 - 2011(平成23)年
次代:
五十嵐文彦
藤田幸久
党職
先代:
細野豪志
民主党政策調査会長
第13代:2012(平成24)年 - 2014(平成26)年
次代:
福山哲郎