桜井の訣別

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桜井の訣別」(さくらいのけつべつ)は、日本唱歌の一つ。楠木正成とその息子楠木正行の別れを歌った歌詞である。「青葉茂れる桜井の」、あるいは「大楠公の歌」ともいう。岡山後楽園内に建つ奥山朝恭作曲顕彰碑には、この歌の五線譜が「湊川」として刻まれている[1]

作詞は落合直文、作曲は奥山朝恭による。

概要[編集]

桜井の駅まで進軍して来た正成は意を決し、息子・正行を呼び、「兵庫へは討死覚悟で出陣するが、汝は故郷へ帰るように」と告げる。

正行は「いかに父上の命とは言えど、年若くとも死出の旅の供をしたい」と願い出る。

正成は「私の死後は尊氏の天下となろう、その日に備え成長し、国の為に天皇に仕えよ」と諭す。

さらに先年、天皇より賜った刀を差し出し、これを我が形見にせよと言い残し、「老いた母の元に帰れ」と正行に告げ、両者は泣く泣く別れ行く。

脚注[編集]

関連項目[編集]