桃山学院中学校・高等学校

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桃山学院中学校・高等学校
Momoyama Gakuin Junior High School and high school in 201705 003.jpg
過去の名称 三一神学校
高等英学校
桃山中学校(旧制)
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人桃山学院
設立年月日 1884年
創立者 チャールズ・F・ワレン
共学・別学 男女共学
中高一貫教育 併設型
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学科内専門コース 文理・国際・英数・S英数・一貫
高校コード 27524H
所在地 545-0011
大阪府大阪市阿倍野区昭和町三丁目1番64号

北緯34度37分47.8秒 東経135度31分2.7秒 / 北緯34.629944度 東経135.517417度 / 34.629944; 135.517417座標: 北緯34度37分47.8秒 東経135度31分2.7秒 / 北緯34.629944度 東経135.517417度 / 34.629944; 135.517417
外部リンク 公式サイト
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桃山学院中学校・高等学校(ももやまがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう、英称:St.Andrew's School)は、大阪府大阪市阿倍野区昭和町三丁目にある私立中学校高等学校学校法人桃山学院によって運営されている日本聖公会系のキリスト教主義学校(ミッション・スクール)である。

概要[編集]

キリスト教の自由と愛の精神をモットーにしており、自由な校風が特長。生徒自治会活動は活発で、2005年度は自治会主導のもと約30年ぶりに体育祭が復活した。

高等学校では1971年より制服は撤廃されているが、選択肢の一つとして留学時などにあれば便利ということで標準服(ブレザー・着用、購入は自由。ただし国際コースの生徒は必ず購入)がある。また、米国聖公会学校連合会と提携したEP留学制度(Exchange Program)や国際コース以外の生徒を対象としたカナダ短期海外研修など留学制度が充実している。

高等学校の主な略称は『桃高』、新聞等では『桃学高』という表記がなされることもあるが一般的ではない。なお、地元では俗称として『ピン高』も使われる。これは、桃山学院のの字をピンクと読み替え短くしたもの(桃山学院大学も同様に『ピン大』と呼ばれることが多い)という説が有力だが、「ピンからキリまで」のピンという説もある。

設置学科・コース[編集]

中学校[編集]

  • 6年選抜コース
  • 6年進学コース

いずれも男女共学。

高等学校[編集]

  • 全日制普通科
    • S英数コース
    • 英数コース
    • 国際コース・クラスA(短期留学)
    • 国際コース・クラスB(長期留学)
    • 文理コース(2011年度入学生から)
    • 文理コースアスリートクラス(2011年度入学生から)

「文理コースアスリートクラス」は男子のみ。その他のコースは男女共学。

沿革[編集]

  • 1884年 - チャールズ・F・ワレンによって高等英学校として開校する[1]
  • 1895年 - 校名を桃山学院に変更[1]
  • 1896年 - 校名を桃山学校に変更[1]
  • 1902年 - 当時の中学校令に基づく認可を受け、桃山中学校(旧制)と改称する。
    • これが現在の桃山学院高等学校・桃山学院中学校の前身である。
  • 1947年 - 新制中学を発足する。
  • 1948年 - 新制高校を発足する。
  • 1949年 - 名称を桃山学院高等学校とする。
  • 1971年 - 服装を自由化[1]
  • 1973年 - 桃山学院中学校の生徒募集を停止する。
  • 1994年 - 桃山学院中学校を閉校する。
  • 2001年4月 - 男女共学の国際コースを開設する。
    • これにより女子の募集が始まる。
  • 2004年5月27日-桃山学院高校グラウンドにて行われていた1,500m走で心臓突然死による事故発生。これを受け、同年7月に一般解禁されたAEDを学院として2台導入。「同じ事故を二度と起こさないために」、現在も中学校と高校の1,2年生生徒を対象に「いのちの教育」が行われている。
  • 2006年10月10日 - 学院長で日本聖公会首座主教の宇野徹牧師の司式で桃山学院中学校棟建設工事起工式を行う。
  • 2007年4月 - 男女共学のS英数コースを開設する。男子のみ募集であった英数コースを共学化する。標準コース内にアスリートクラス(男子・専願のみ 指定クラブ推薦入試)を開設する。
  • 2007年12月8日 - 桃山学院中学校棟「聖マルコ館(M館)」が竣工。
  • 2008年4月 - 桃山学院中学校を再開。
  • 2009年 - 新体育館竣工
  • 2011年 - 標準コースを文理コースと改め男女共学化、アスリートクラスについては従来通り男子のみ

最寄り駅[編集]

象徴[編集]

校章[編集]

学院章に同じ。

印刷物等において実際に用いられてきた意匠には、年代によって、地色の表現や「SEQUIMINI ME」の文字部分に微妙な差異が見られる。

校歌[編集]

この校歌は、旧制中学校時代から数えて3代目である。

学校行事[編集]

  • 入学式
  • アンデレ祭(生徒自治会主催)
    俗にいう部活紹介。
  • 遠足(1年生のみ)
  • 体育祭(生徒自治会主催・体育祭実行委員会を組織)
    例年、大阪城ホールで行われている。(大阪城ホールが借りられない場合は本校のグラウンドで行われる。)
    学年、クラスの枠を超えて、赤・青・緑・黄の「団」が結成され、各クラスで団の色をベースとしたクラスTシャツが制作される。また、応援団が結成され、生徒が考案した振り付けの演舞を行う。基本的には団で得点を競い合うが、大縄跳びのみクラス対抗である。
  • 桃山「学」宿(桃山学宿実行委員会)
    参加は自由。兵庫県のハチ高原で行い、2019年で第43回を迎えた伝統のある合宿。企画運営をすべて生徒・卒業生で行う。「本気で遊び、本気で学ぶ」
  • 文化祭(生徒自治会主催・文化祭委員会を組織)
    桃山学院高校最大の行事。来客数は4,000名を超える。2018年より3日間に渡って行われ、1日目に合唱コンクール予選、2日目に合唱コンクール決勝と校内生文化祭、3日目に一般公開の模擬店や舞台映画発表等が行われる。一般の人の立ち入りは3日目のみ。
  • 芸術鑑賞
  • アンデレカップ(生徒自治会主催)
    参加自由
    企画、運営を生徒自治会が主導で行う。2019年度は男子はサッカー・3on3(バスケットボール)、女子はドッジボール・バレーボールであった。
  • 2年生修学旅行もしくは語学研修(7月)
    例年、北海道・沖縄・カナダ(バンクーバー)での語学研修の3つから生徒が選ぶ形式になっている。
    一貫コースは例年英国研修旅行であったが、2017年はヨーロッパ情勢の悪化に伴い、オーストラリア研修旅行に変更された。
  • プロヴィデンス・デイ
    各教員が担当教科にとらわれず多種多様な講座を開講する、総合学習の取り組みの一つ。高校1・2年生を対象に、2学期と3学期に行われている。
  • 卒業式

部活動[編集]

中学校

(運動部)

  • 空手道
  • 硬式テニス
  • 女子バレーボール
  • 剣道
  • バスケットボール
  • 卓球
  • バドミントン

(文化部)

  • ESS
  • 吹奏楽
  • 作法
  • 理科研究
  • 園芸
  • 囲碁・将棋
  • 鉄道研究
  • 数学研究
  • 美術
  • クラシックギター
  • BSA合唱
  • 図書
  • 放送
高等学校

(運動部)

  • 男子ハンドボール
  • 男子サッカー ・・・2011年度の全国高校総体に出場[2]
  • 空手道
  • 硬式野球
  • 軟式野球
  • 女子バスケットボール
  • 陸上競技
  • 男子バレーボール
  • 男子水泳
  • 剣道
  • 少林寺拳法
  • 日本拳法
  • 女子バレーボール
  • 男子バスケットボール
  • アーチェリー
  • 硬式テニス
  • 卓球
  • 女子水泳
  • ラグビー

(文化部)

  • ESS
  • 合唱
  • 鉄道研究
  • 放送
  • かるた
  • 囲碁・将棋
  • 軽音楽
  • BSA
  • 文芸
  • クラシックギター
  • 吹奏楽
  • 美術
  • ボランティア
  • この他に、SBS(School By School、スクール・バイ・スクール)サークル[3]、ダンスサークルが存在する。

2007年度からの標準コースアスリートクラス開設により、バレーボールサッカーハンドボールバスケットボール水泳の5つの運動部は指定クラブとなった。

  • 英数・S英数・国際B・一貫コースの生徒はハンドボール・サッカー部には入部できない。バレーボール・バスケットボール・水泳に関しては一定の学業成績を満たし、学業との両立のできる者に限って入部を認めることがあるとしている[4]
  • 英数・S英数・一貫コースの生徒は成績が一定を超えないと、部活動をすることができない。

(定期考査で平常点込みの40点未満通称欠点を取ると、平日放課後の二部制の自習ステージに強制参加)

生徒自治会[編集]

自治会指導部(教員)・自治会執行部(生徒)があり、執行部は、予算案作成や、学校行事・HR(ホームルーム)などの企画運営を行い、各種専門委員会(学年HR委員会・文化部体育部連合委員会等)、各部活動を管轄する。

執行部は会長1名、副会長2名、書記4名、会計2名で構成される。(前期後期に分かれ、前期の任期は1月~6月、後期は7月~12月)

本校の自治会活動は、生徒心得の変更を行ったり、行事の拡大を行ってきたなど、他の私立高校に比べると活発である。

施設・設備[編集]

  • 大阪聖アンデレ教会(桃山学院聖アンデレ礼拝堂)
    1884年設立。1912年に中学校内に移転。1964年に現在のように建替え。建物は、2016年に大阪市都市景観資源に登録されるなど優れた建築物として近隣住民に親しまれているだけではなく、スクールアイデンティティの象徴となっていたことから、今後も桃山学院により大切に保存されると思われていた。大阪市都市景観委員会より、「大きな三角屋根の礼拝堂が特色ある景観を作りだしており、美観性や地域性を有していることから都市景観資源として適切である。」とビルではない外観が高く評価されている。しかし、大阪市と近隣住民の期待とは裏腹に、2018年12月に、桃山学院大学ビジネスデザイン学科(経営学部)のためのビルが建設されることになり取り壊されることが決定され、2019年に取り壊された。大阪市都市景観資源として初の登録抹消事案となると思われ、都市美観のための貴重な建築物の人為的な破壊による景観破壊の事例として歴史に刻まれることになる。
  • 聖アンデレ館(A館)
    2001年3月竣工の8階建て校舎。あびこ筋に面している。事務室、校長室、各職員室、特別教室、普通教室などがある中心的な校舎
    • 図書館(聖アンデレ館5階)
    蔵書数101000冊、年間購入冊数3300冊、年間貸出冊数15000冊を誇る、大阪府下の高校で有数の規模。蔵書検索用端末やインターネット閲覧用コンピューターも設置されている。
    • トリニティー・ホール
    聖アンデレ館8階にある講堂。自習ステージや模擬試験、その他行事に使用される。文化祭では合唱コンクールの予選・決勝も行われる。
    • 体育室
    聖アンデレ館8階には体育室が設置されている。
  • 体育館
    旧体育館(第一体育館)と記念体育館がある。記念体育館は桃山学院創立125周年記念事業として2009年に竣工。メインアリーナ、サブアリーナ、トレーニングルーム、ランニングトラックを備える。トレーニングルームはペンチプレスやスクワットラッグを始めとした、充実のフリーウエイトエリアに加え、レッグプレス、レッグエクステンション、レッグカール、ラッドプルダウンなどのマシントレーニングも充実。トレーニングルームとランニングトラックは放課後教職員も利用する程大人気で、快適な環境が整っている。
  • 新食堂棟(スプリング・ホール)
    2002年に完成。1階は購買部とラウンジ、2階は食堂(スプリング・ホール)となっている。また、2階で聖アンデレ館と記念体育館に連絡している。2019年、桃山学院大学ビジネスデザイン学科(経営学部)の校舎が建設されることになり、取り壊された。
  • 聖マルコ館(M館)
    2007年12月竣工の8階建てで中学校の校舎。聖アンデレ館と隣接し、3~7階では連絡している。聖アンデレ館と同じく8階には体育室が設置されている。
  • フレデリック館(F館)
    旧校舎。高校の普通教室と特別教室、職員室などがある。
  • カンタベリー館(C館)
    同窓会関係や「カンタベリー・ホール」と呼ばれるホールがある。2019年1月より、桃山学院大学ビジネスデザイン学科(経営学部)の校舎建設に伴い仮設食堂が設置された。
  • 桃山学院大学新校舎(名称未定)
    桃山学院大学ビジネスデザイン学科(経営学部)用の新校舎。9階建てであり、1階に聖アンデレ教会・同礼拝堂、2階に法人事務室、3階に中高食堂・購買部を設置する予定。聖アンデレ館と2・3階で接続する。
  • AED(自動体外式除細動器)
    中学校・高校で計9台設置されている。
  • 登下校管理システム
    聖アンデレ館・聖マルコ館の1階にICカードリーダーが設置されており、生徒がICカードをタッチすることにより登下校時間が保護者に電子メールで通知される。

制服[編集]

前述の通り、高等学校では1971年10月から服装が自由化されている。これは、生徒自治会の要望に基づいて決定されたものである。そのため、制服はないが、標準服が用意されている[5]。 服装は自由化されているが、ズボンやスカートの丈などに規律がある。2017年7月、生徒自治会による私服制限緩和運動により、ズボンの7部丈が試験的に解禁となった。

中学校には制服がある。ジャケット、ベスト、セーターに、男子はネクタイやチノパン、女子はスカートやパンツを合わせるといった、様々な組合せが可能なものとなっている。この制服は、デザイナーのミヤモトユリコによるデザインである。なお、多くの在校生女子が、本校のアピールポイントとして「制服の可愛いさ」を挙げており、赤のチェックスカートに人気があるという[6]

著名な卒業生(旧制中学を含む)[編集]

実業[編集]

学術[編集]

政治・行政・官界[編集]

スポーツ[編集]

文化・芸能[編集]

マスコミ・アナウンサー[編集]

在籍した著名教職員[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d 桃山学院百年史より
  2. ^ サッカー部公式HP
  3. ^ 学校による学校建設プロジェクト School By School│桃山学院中学校・高等学校HP
  4. ^ クラブ活動│桃山学院中学校・高等学校HP
  5. ^ 桃山学院高等学校 教育の特色 制服の自由について”. 桃山学院高等学校. 2013年10月20日閲覧。
  6. ^ 関西私立青春白書 桃山学院中学校 生徒インタビュー”. 2013年10月20日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『桃山学院百年史』(桃山学院百年史編纂委員会編。1987年

外部リンク[編集]