栗野譲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

栗野 譲(くりの じょう、1980年7月28日 - )は、神奈川県横須賀市出身のプロバスケットボール選手、指導者である。信州ブレイブウォリアーズのアシスタントコーチを努める。

2003年〜2018年までプロバスケットボール選手としての現役生活を経て、B.LEAGUE豊通ファイティングイーグルス名古屋 で2017-2018シーズンを最後に引退。ポジションはフォワード。

バスケ選手および指導者の他、自身が設立したスポーツビジネス、バスケットボールスクールウェブマーケティング、およびアパレル関係の会社社長も務める[1]

来歴[編集]

父親は元空母ミッドウェイ乗船員で横須賀基地に勤務していたアメリカ人[2][3]。母親が日本人で、生まれは神奈川県横須賀市東京都福生市とも)、家庭の事情でカリフォルニア州に渡り、3歳から再び横須賀市で生活し、再び渡米しワシントンD.C.で暮らす[2][4]

バスケは13歳から始める[2]ノースウエスタン高校英語版時代の1996年には州選手権準優勝、チームのキャプテンを務めた[5][6]。1998年マウントオリブ大学英語版トロージャンズ時代にNCAAディビジョンII CVACカンファレンスレギュラーシーズン優勝[5][6]。大学卒業後1年間、グラフィックデザイナーとして働いていた経験がある[4][6]

2003年、日本に帰国し、JBLオーエスジーフェニックスに入団、同シーズンJBLスーパーリーグのオールスターに選出される[5]。ただ後に控えに回されることになる[7]

2005年、この年から発足したbjリーグにて記念すべきドラフト指名第1号として大分ヒートデビルズに指名され入団した[5][6][7]。2005年8月、ジョージ・ワシントン大学経営大学院英語版スポーツマネージメント学科に入学する。この大分在籍時である2006年から大分の経営コンサルタントも務めた[6]

2007年2月、青木勇人とのbjリーグ史上初となる交換トレードにより東京アパッチへ移籍[8]

2007-2008シーズン、大分ヒートデビルズへ復帰[5]。シーズン終了後退団。

2007年、エリータス株式会社を設立。スポーツビジネス事業、アパレル、及びグラフィックデザインを中心に活動。

2008年、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズに移籍[5]

2010年12月、ジョージ・ワシントン大学経営大学院修了、観光事業運営・スポーツマネージメント学科の修士課程(経営学修士(MBA))を取得する[6]

2011年5月、バスケットボールとマイナースポーツの普及を目的とするエリータスアカデミーを開講。

2011年9月、経営陣改新によりチーム名変更となったレバンガ北海道に移籍[5]。貴重なインサイドプレーヤーとして重用され、同シーズンにはレバンガ最高順位となる5位入りに貢献した[1][9]

2013年7月、NBLに新たに参入する熊本ヴォルターズに移籍[5]。副主将を努め主力として活躍するも、2014年2月左膝内側側副靭帯損傷により長期離脱した。

2014年7月、NBLに新たに参入する広島ドラゴンフライズへ移籍。これは大野篤史ACから誘われたものであり、新規参入チームにベテランの経験を期待されたことに加え、選手兼任する方で外国人選手の通訳として契約した形となった[10]。2014-2015シーズン、広島は天皇杯・日本総合選手権でプロ新規参入チームとして歴史上初の決勝進出及び準優勝を果たす[11]

2016年7月、NBLとbjリーグが統合しB.LEAGUEが開幕。B2に所属する島根スサノオマジックへ移籍[12]。先発の日本人パワーフォワードとしてB2西地区優勝、B2リーグ準優勝、そしてB1最短昇格に貢献。

2017年7月、B2中地区に所属する豊通ファイティングイーグルス名古屋へ移籍[13]。インサイドの主力選手としてB2中地区優勝に貢献した。同シーズン中に引退を表明[14]。2017-2018年シーズンを最後に選手生活に終止符を打つ。現役最後は「優勝請負人」と呼ばれるようになった。

2018年9月、ザイオンクリスチャンアカデミーインターナショナルスクール高等部女子チームのコーチを努める。[15]

2019年3月、3人制国内プロバスケットボールリーグ3x3.EXE PREMIERに所属するOKINAWA72.EXE(オキナワセブンティツー・ドット・エグゼ)に入団。球団は「チームの柱として存在感」を表わすことを期待[16]

2019年8月、Bリーグ2018-2019シーズンB2王者である信州ブレイブウォリアーズのアシスタントコーチに就任[17]。信州HC勝久マイケルは、「島根で一緒にやったから、彼の人間性はわかっている。信頼できるし、彼の明るさがチームにプラスをもたらす。通訳としても素晴らしい」と入団会見で述べる[18]

記録[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン
シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
JBL 2003-04 オーエスジー
JBL 2004-05
bjリーグ 2005-06 大分
bjリーグ 2006-07
東京A
bjリーグ 2007-08 大分
JBL 2008-09 三菱名古屋
JBL 2009-10
JBL 2010-11
JBL 2011-12 北海道
JBL 2012-13
NBL 2013-14 熊本 30 20.8 .417 .200 .583 5.0 0.4 0.3 0.3 0.7 4.7
NBL 2014-15 広島 17 5.5 .300 .000 .500 1.1 0.1 0.1 0.1 0.4 1.2
NBL 2015-16
B.LEAGUE 2016-17 島根
B.LEAGUE 2017-18 FE名古屋
3x3.EXE 2019 OKINAWA72

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b レバンガ・栗野で初勝利!13日ホーム開幕戦…JBL”. 報知新聞 (2012年10月13日). 2014年7月11日閲覧。
  2. ^ a b c Jo Kurino 栗野譲”. エリータス. 2014年7月10日閲覧。
  3. ^ バスケ通じ日米交流、小中学生にプロ選手指導、米海軍横須賀基地/神奈川”. 神奈川新聞. 2014年7月10日閲覧。
  4. ^ a b VOLTERS FACE~栗野譲選手. 熊本放送RKKラジオ. 2014年1月27日放送. 2014年7月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h 栗野 譲”. ヴォウターズ公式. 2014年7月10日閲覧。
  6. ^ a b c d e f JO KURINO”. エリータスアカデミー. 2014年7月10日閲覧。
  7. ^ a b 栗野の入団を発表 大分ヒートデビルズ”. 共同通信 (2005年6月27日). 2014年7月10日閲覧。
  8. ^ 選手移籍(トレード)のお知らせ・東京・大分”. bjリーグ公式 (2007年2月14日). 2014年7月10日閲覧。
  9. ^ 「プレーオフ出場を」 栗野契約、現役を続行”. 北海道新聞 (2012年7月31日). 2014年7月11日閲覧。
  10. ^ 7/25竹内公輔選手、栗野譲選手新入団会見詳細”. 広島ドラゴンフライズ公式 (2014年8月3日). 2014年8月3日閲覧。
  11. ^ 第90回天皇杯・第81回皇后杯(オールジャパン2015) 男子決勝終了 -日立東京が悲願の日本一に輝き閉幕- | 東日本大震災復興支援第90回天皇杯・第81回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会”. alljapan2015.japanbasketball.jp. 2019年12月12日閲覧。
  12. ^ #44 栗野譲選手 島根スサノオマジックへ移籍のお知らせ” (日本語). 広島ドラゴンフライズ. 2019年12月12日閲覧。
  13. ^ co.,Ltd, FromOne. “ベテランの栗野譲、島根からFE名古屋に移籍「リーダーシップを発揮する」” (日本語). バスケットボールキング. 2019年12月12日閲覧。
  14. ^ co.,Ltd, FromOne. “bj初代ドラフト1位指名の栗野譲、15年間の選手キャリアに幕「皆様に感謝したい」” (日本語). バスケットボールキング. 2019年12月12日閲覧。
  15. ^ チームスタッフ契約締結(新規)のお知らせ” (日本語). 信州ブレイブウォリアーズ. 2019年12月15日閲覧。
  16. ^ OKINAWA72.EXE (2019年4月11日). “最後の1名の発表です!…” (日本語). @OKINAWA72EXE. 2019年12月15日閲覧。
  17. ^ 井上と契約 昨季まで金沢” (日本語). 頂へ!頑張れ!信州ブレイブウォリアーズ. 2019年12月12日閲覧。
  18. ^ 朝日新聞長野総局 (2019年8月11日). “【信州BW新加入選手会見】栗野譲AC「信州への入団、大変感激。新メンバーが調和したときが楽しみ」マイケルHC「島根で一緒にやったから、彼の人間性はわかっている。信頼できるし、彼の明るさがチームにプラスをもたらす。通訳としても素晴らしい」pic.twitter.com/PSz200ab0I” (日本語). @asahi_nagano. 2019年12月15日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]