栗林達

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くりばやしとおる
栗林達
国籍 日本の旗 日本
団体 JPBA 39期生
身長 175 cm (5 ft 9 in)
体重 65 kg (143 lb)
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栗林 達(くりばやし とおる、1982年6月26日 - )は日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)所属のプロポケットビリヤード選手(第39期生)。福井県出身。愛称は「クリ」、「超人」。ジャストドゥイット所属。

来歴・人物[編集]

1982年、福井県に生まれる。学生時代はバスケットボールが得意で福井県選抜のメンバーとして選出された。CUE'Sによれば「伝説的な選手だった」と評価されていた[1]

17歳でビリヤードを始める。福井県のビリヤード店「キャロム」においてビギナー対象のトーナメントが開催された際に優勝、ほどなくして同店が開催したC級になりたてプレイヤーを対象としたトーナメントでも優勝した。最初の来店から1年ほど経った頃、同店に通い始めるようになり、後にアルバイトとして雇われた。しかし、アルバイトをしていては店長の道川浩(トップアマチュアプレーヤー)と対戦ができないとの理由から辞職、交通整理のアルバイトを昼間に行い、夜に同店を訪れて道川と対戦を重ねた。栗林の行動からビリヤードに対する熱意を感じた道川は、交友しているプロプレイヤー(高橋邦彦利川章雲川端聡桧山春義ら)と栗林を引き合わせるなどした。

高橋邦彦に続き、アマチュアビリヤード界における二大タイトル「名人位」「球聖位」を同時制覇。防衛戦には、「北陸から世界へ」の垂れ幕を持参した地元から大応援団が駆けつけた。

2005年、プロテストに合格。アマチュア選手としての実績によりボーラードゲームで行う実技試験は免除された。

2010年、ワールドプールマスターズにおいて日本人最高位である準優勝し、地元の新聞などで紹介された。同年10月13日、同連盟所属の福家美幸との入籍を自身のブログで報告。その後、息子が誕生、父親に。

主な海外成績[編集]

  • 2009年 チャイナオープン・5位タイ
  • 2010年 ワールドプールマスターズ・準優勝、ワールドカップオブプール・日本代表・9位タイ
  • 2011年 世界選手権・5位タイ

主な国内成績[編集]

  • 2006年 西日本グランプリ第2戦・優勝
  • 2007年 西日本グランプリ第5戦・優勝、第40回全日本選手権・準優勝(日本人最高位)、日本ランキング4位
  • 2008年 北陸オープン・準優勝、日本ランキング4位
  • 2009年 西日本GP第4戦・優勝、北陸オープン・準優勝
  • 2010年 ジャパンオープン・3位タイ、西日本グランプリ第2戦・優勝、日本ランキング4位
  • 2011年 関西ナインボールオープン・優勝、東日本グランプリ第6戦・優勝、関東オープン・優勝、東日本グランプリ第7戦・優勝、日本ランキング1位
  • 2012年 世界チーム戦日本代表・準優勝、東日本グランプリ第5戦・優勝
  • 2013年 グランプリイースト第6戦・第7戦優勝、東日本ランキング2位
  • 2014年 グランプリイースト第3戦・第4戦・第5戦優勝、兵庫オープン優勝
  • 2015年 グランプリイースト第3戦・第5戦優勝、ジャパンオープン準優勝、北陸オープン準優勝
  • 2016年 ジャパンオープン準優勝、北陸オープン準優勝、グランプリイースト第7戦優勝
  • 2017年 グランプリイースト第1戦優勝

アマチュア時代の戦績[編集]

  • 2004年 第13期球聖位、第44期名人位、奈良エキサイトオープン・優勝他

メディア出演[編集]

  • JUST DO ITの配信するインターネット番組『超人列伝』(メインパーソナリティ)

DVD[編集]

  • バランスと戦術(MEZZ CUES)
  • 初心者に贈る ポケットビリヤードの世界(MEZZ CUES)
  • ビリヤード・トップ・ファイト・シリーズ 5-9バトルvol.2

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ CUE'S(2010年8月号) p.22

外部リンク[編集]