枝元なほみ
えだもと なほみ 枝元 なほみ | |
|---|---|
| 生誕 |
1955年3月22日 |
| 死没 |
2025年2月27日(69歳没) |
| 出身校 | 明治大学文学部[1] |
| 職業 | 料理研究家 |
枝元 なほみ(えだもと なほみ、1955年〈昭和30年〉3月22日 - 2025年〈令和7年〉2月27日)は、日本の料理研究家。本名は東 菜穂美(あずま なほみ)[2]。愛称は「エダモン」[3]。
来歴
[編集]神奈川県横浜市生まれ。横浜市立中田中学校[4]、神奈川県立横浜平沼高等学校を経て、明治大学文学部英米文学科を卒業した[4][1]。
1981年、太田省吾を中心とした劇団「転形劇場」の研究生となり、役者として活動するかたわら無国籍レストランに勤務した[5][2]。その後、1988年に料理研究家としてデビューし、雑誌やテレビなどで活動した[5]。料理研究家の阿部なをについて、「いまでも師匠だと思っている」と語っている[1]。
NHK『きょうの料理』、NHK教育テレビ『ひとりでできるもん!どこでもクッキング』、CBCテレビ『キユーピー3分クッキング』などの料理番組に講師として出演した[6]。また、2013年12月から2018年12月にかけて毎日新聞で「西原理恵子と枝元なほみのおかん飯」を連載した[2]。
農業支援活動団体「チームむかご」を主宰し、生産者支援に取り組んだ[1][7]。2011年にはチームむかごを一般社団法人化し、東日本大震災後には被災地支援にも取り組んだ[8]。
ホームレスの自立を支援する雑誌「ビッグイシュー日本版」とは2004年の取材を機に関わりを深め、2005年から長期連載を担当した[8]。2008年にNPO法人ビッグイシュー基金の理事、2019年に認定NPO法人ビッグイシュー基金の共同代表に就任した[8]。
2020年には、パン店で売れ残りそうなパンを集めて夕刻に販売する「夜のパン屋さん」を立ち上げた。これはフードロス削減と雇用創出を目的とした取り組みである[7][2][8]。
2019年ごろから息苦しさを覚え、2020年2月に間質性肺炎と診断された[9]。2023年には新型コロナウイルス感染症罹患後に病状が悪化したが、酸素吸入を行いながら活動を続けた[10][11][12]。2025年2月27日、間質性肺炎のため東京都内の病院で死去した[13][14]。
メディア
[編集]テレビ
[編集]- 『きょうの料理』(NHK)[3]
- 『ひとりでできるもん!どこでもクッキング』(NHK教育テレビ・子供向け番組、2004年4月 - 2006年3月) - 講師・味々エダモトとして出演(森野熊八との隔週レギュラー)[6]
- 『はなまるマーケット』(TBS)
- 『キユーピー3分クッキング』(CBCテレビ、1998年4月 - 2000年12月) - レギュラー講師
- 『キッチンが走る!』(NHK)
- 『スタジオパークからこんにちは』(NHK)
- 『あさイチ』(NHK) - 「解決!ゴハン」などに不定期出演
- 『キラキラきれい わたしのレシピ』(BS朝日)
- 『ソロモン流』(テレビ東京、2008年11月9日放送)[15]
- 『酒とつまみと男と女』(BSテレ東、2014年12月16日放送)[16]
- 『タモリ倶楽部』(テレビ朝日、2012年11月2日放送) - 「カスにもっと光を! 新しいカスつまみを作ろう!!」回にゲスト出演
- ほか、CS放送『食&健康バラエティ★フーディーズTV』の各番組内でも多数出演している。
著書
[編集]単著
[編集]- 『カット野菜のおかず ムダなし、ゴミなし、超カンタン! ひとり暮し、お年寄りの家庭にも最適』(マイライフシリーズ、グラフ社、1995年10月)
- 『子どものための誕生パーティーの本 パーティの献立、ケーキ、楽しい演出法をご紹介します』(マイライフシリーズ特集版、グラフ社、1996年12月)
- 『ご飯とめんの一皿クッキング』(レシピ1・2・3、講談社、1996年3月)
- 『こねこね楽しいパン屋さん』(キッズお料理レッスン、雄鶏社、1996年7月)
- 『もっと好きになる野菜のおかず』(レシピ1・2・3、講談社、1997年2月)
- 『料理塾一人暮らしのアイデアレシピ』(マイライフシリーズ特別版、グラフ社、1997年4月)
- 『ごじまん!世界のカレー料理』(キッズお料理レッスン、雄鶏社、1997年7月)
- 『枝元なほみの愛の元気食堂』(NHKきょうの料理シリーズ、日本放送出版協会、1999年4月)
- 『枝元なほみ食べるスープ どんなときでもスープで幸せ』(別冊家庭画報、世界文化社、2000年10月)
- 『枝元なほみのたれ・ソース・ドレッシング 基本の"たれ・ソース・ドレッシング"でもっとおいしく!』(新星出版社、2000年7月)
- 『枝元なほみのごはん大好き!』(家の光協会、2001年10月)
- 『枝元なほみのはじめてさんクッキング』(講談社MOOK、講談社、2001年11月)
- 『枝元なほみの手早く簡単!楽々おつまみ』(別冊家庭画報、世界文化社、2001年12月)
- 『枝元なほみさんのがんばらないおもてなしごはん』(オレンジページ、2001年12月)
- 『枝元なほみの料理がピッとうまくなる』(筑摩書房、2001年3月。2009年にちくま文庫)
- 『新・節約ごはん』(学習研究社、2001年7月)
- 『枝元的豆腐&大豆レシピ』(家の光協会、2002年12月)
- 『愛する男、愛する女に食べさせたい』(講談社のお料理BOOK、2002年3月)
- 『じっくり野菜冬』(心とカラダにやさしい生活、ソニー・マガジンズ、2003年10月)
- 『小さい気持ちと小さいレシピ』(久米簡撮影、PARCO、2003年4月)
- 『おいしい毎日と愉快なお話しおりおりのおりょうり』(集英社be文庫、2004年10月)
- 『枝元なほみさんの根菜&豆おかず』(別冊主婦と生活、主婦と生活社、2004年12月)
- 『いろんな国のおいしい料理』(つくりたい!食べたい!料理大百科、あかね書房、2004年4月)
- 『枝元なほみのおしゃべりレシピ はるなつあきふゆ50のごはん』(河出書房新社、2004年5月)
- 『枝元なほみのこれさえあれば!万能たれ・ソース』(永岡書店、2004年5月)
- 『枝元なほみの「マジうま!」ごはん』(別冊週刊女性、主婦と生活社、2004年9月)
- 『枝元なほみのスパイスがおいしい!とっておきレシピ』(成美堂出版、2005年2月)
- 『食べるスープレシピ』(特選実用ブックス、世界文化社、2006年9月)
- 『おうちで乾杯うまい!おつまみ』(特選実用ブックス、世界文化社、2007年10月)
- 『圧力鍋の絶品おかず 手早くできて、ホントにおいしい!基本編』(別冊エッセ、扶桑社、2007年12月)
- 『根菜おかずと豆おかず 素材の持ち味をストレートに楽しむシンプルレシピ』(主婦と生活社、2007年12月)
- 『枝元なほみのぜんぶ・おかずサラダ 毎日、野菜いっぱい!』(別冊エッセ、扶桑社、2007年5月)
- 『大根、白菜づくし 枝元さんちのうまっ!おかず 野菜のしあわせ』(講談社、2008年11月)
- 『まるごとル・クルーゼ』(サンマーク出版、2008年2月)
- 『子ども弁当&大人弁当 1つのおかずが2つに変身!』(別冊エッセ、扶桑社、2008年3月)
- 『圧力鍋のもっと絶品おかず たっぷり野菜!デイリーに使える!ヘルシー編』(別冊エッセ、扶桑社、2009年1月)
- 『枝元なほみの沖縄ごはん』(オレンジページブックス、オレンジページ、2009年6月)
- 『かくし味は旅を少々』(Switch library、スイッチ・パブリッシング、2010年1月)
- 『サンドイッチ日和』(タイトル、2010年4月)
- 『枝元なほみの一番やさしい!米粉レシピ パンからおやき、惣菜まで』(PHP研究所、2010年4月)
- 『枝元なほみのそのまま食卓へ くっつかないから、気楽につくって ViVノンスティックオーブンウェアでつくる54のレシピ』(徳間書店、2010年11月)
- 『自然の恵みオリーブオイルレシピ 体の酸化を防ぐ、日替わり74品』(体においしい健康ごはん、高橋書店、2011年4月)
- 『骨に効く小魚レシピ カルシウムが手軽にとれる、うれしい70品』(体においしい健康ごはん、高橋書店、2011年4月)
- 『ひとりでお弁当を作ろう エダモンおすすめ』(竹下和男監修、共同通信社、2011年4月)
- 『おうちで洋食野菜ごはん 枝元なほみの美味しい&やさしい料理だけレシピ』(ハローケイエンターテインメント、2011年7月)
- 『枝元なほみのとっておきのふだん着みたいなちょっとうれしいレシピ 料理が楽しくなる鍋Casteyでつくる』(徳間書店、2011年9月)
- 『毎日、まるごとル・クルーゼ お鍋からココット、ラムカン、シリコンウェアまでとことん使いこなすレシピ集』(サンマーク出版、2012年1月)
- 『万能のたれ&ソースでパッとおいしいごはん 無印良品のシリコーン調理ケース丸型でつくる』(MUJI Recipe Book、徳間書店、2012年3月)
- 『今日もフツーにごはんを食べる』(芸術新聞社、2013年2月)
- 『かんたんでおいしい!魔法のクッキングBOOK 1 とってもヘルシー!サラダとスープ』(ポプラ社、2014年4月)
- 『かんたんでおいしい!魔法のクッキングBOOK 2 みんな大好き!ごはんとめん類』(ポプラ社、2014年4月)
- 『かんたんでおいしい!魔法のクッキングBOOK 3 すてきなごちそう!おかずいろいろ』(ポプラ社、2014年4月)
- 『かんたんでおいしい!魔法のクッキングBOOK 4 楽しくつくろう!おべんとう』(ポプラ社、2014年4月)
- 『かんたんでおいしい!魔法のクッキングBOOK 5 気分はパティシエ!スイーツと飲みもの』(ポプラ社、2014年4月)
- 『かんたんでおいしい!魔法のクッキングBOOK 6 わいわい食べよう!パーティー料理』(ポプラ社、2014年4月)
- 『ジャーサラダジャーごはん 可愛くて、作りおきできる』(ローソンHMVエンタテイメント、2015年3月)
- 『パセリ食堂』(PHP研究所、2015年6月)
- 『取り分けスタイルで超簡単!大皿おかずの本』(エイムック、枻出版社、2015年9月)
- 『具だくさんでおいしい食べるスープ ずっと作りたい決定版レシピ』(世界文化社、2016年3月)
- 『たのしい、わかりやすい料理の本』(全国手をつなぐ育成会連合会、2018年5月)
- 『エダモンの今日から子どもおかず名人』(白泉社、2018年3月)
- 『農家ごはんと旬野菜レシピ エダモンが畑からお届け!』(家の光協会、2019年5月)
- 『枝元なほみの今夜はおでん』(技術評論社、2019年11月)
- 『枝元なほみのリアル朝ごはん 毎朝、こんなの食べてます。』(海竜社、2020年7月)
- 『捨てない未来 キッチンから、ゆるく、おいしく、フードロスを打ち返す』(朝日新聞出版、2022年10月)
- 『枝元なほみのめし炊き日記 人生なんとかなるレシピ』(農山漁村文化協会、2023年9月)
共著・監修
[編集]- 『コンビニエンスダイエットBOOK』(生活市場、塩沢和子共著、主婦の友社、1990年11月)
- 『なにたべた?』(伊藤比呂美共著、マガジンハウス、1999年10月。のち『なにたべた? 伊藤比呂美+枝元なほみ往復書簡』として中公文庫)
- 『いつでもどこでもお菓子とパン』(婦人生活ファミリークッキングシリーズ、信太康代、枝元なほみ料理、婦人生活社、1999年3月)
- 『おいしく手作りパン&サンドイッチ 焼きたてパンとお好みの具をはさんだサンドイッチ』(レッスンシリーズ、指導、パッチワーク通信社、2003年8月)
- 『アジクマ&エダモンとつくろうアイデアりょうり』(NHKシリーズ NHKひとりでできるもん!どこでもクッキング、森野熊八共監修、日本放送出版協会、2004年8月)
- 『エダモンといっしょに!ごきげんレシピ』(NHKシリーズ NHKひとりでできるもん!どこでもクッキング、監修、日本放送出版協会、2005年4月)
- 『おいしく手づくりパンとサンドイッチ』(レッスンシリーズ、パッチワーク通信社、2006年3月)
- 『カレー食堂』(大庭英子共著、家の光協会、2006年8月)
- 『やさしく、ていねいなレシピで作る基本の料理』(今泉久美、大庭英子、清水信子、田口成子共著、家の光協会、2007年2月)
- 『世界一あたたかい人生相談 幸せの人生レシピ』(『ビッグイシュー日本版』販売者共著、ビッグイシュー日本、2008年12月。のち講談社文庫)
- 『料理のことば絵事典 知ってなっとく! 下ごしらえから調理道具まで』(監修、PHP研究所、2009年6月)
- 『おいしく手づくりパンとサンドイッチ 焼きたてパンとお好みの具をはさんだサンドイッチ』(家庭料理シリーズ、指導、あうん舎エンタープライズ、2010年11月)
- 『野菜女子のレシピ帳』(Yome、柿沢安耶共著、家の光協会、2010年2月)
- 『西原理恵子と枝元なほみのおかん飯』(西原理恵子共著、毎日新聞社、2014年12月)
- 『禁断のレシピ』(多賀正子共著、NHK出版、2014年6月)
- 『親子でがっちょりおかん飯』(西原理恵子共著、毎日新聞出版、2015年12月)
- 『おかん飯 3』(西原理恵子共著、毎日新聞出版、2017年3月)
- 『おかん飯 4』(西原理恵子共著、毎日新聞出版、2018年11月)
- 『クッキングと人生相談 悩みこそ究極のスパイス』(ビッグイシュー日本版販売者共著、ビッグイシュー日本、2019年1月)
- 『おかん飯 ファイナル』(西原理恵子共著、毎日新聞出版、2020年3月)
- 『仕事に行ってきますプラス 2』(季刊『コトノネ』編集部著、枝元なほみ・原智彦・野口武悟監修、埼玉福祉会出版部、2023年5月)
ゲーム
[編集]脚注
[編集]- 1 2 3 4 “Leading Person|枝元 なほみ”. 明治大学. 2026年3月8日閲覧。
- 1 2 3 4 “料理研究家、枝元なほみさん死去 69歳 「おかん飯」を連載”. 毎日新聞 (2025年3月12日). 2026年3月8日閲覧。
- 1 2 “枝元 なほみ さん”. みんなのきょうの料理. NHKエデュケーショナル. 2026年3月8日閲覧。
- 1 2 「ランチ囲み憲法学ぶ 料理研究家の枝元さんら戸塚で学習会」『神奈川新聞』2016年2月24日。2026年3月8日閲覧。
- 1 2 “「食材の一つひとつに向き合い、大切につきあっていく。そんな生き方の提案をしたいです」枝元 なほみさん(料理研究家)”. Bon Marche. 朝日新聞社 (2022年10月27日). 2026年3月8日閲覧。
- 1 2 “料理研究家・枝元なほみさん死去、69歳 NHK『ひとりでできるもん!』などで活躍”. ORICON NEWS (2025年3月12日). 2026年3月8日閲覧。
- 1 2 “料理研究家・枝元なほみさん死去 フードロスや貧困問題めぐる活動も”. 朝日新聞デジタル (2025年3月12日). 2026年3月8日閲覧。
- 1 2 3 4 “追悼:枝元なほみさん ビッグイシューに寄り添い続けた20年”. BIG ISSUE ONLINE (2025年3月19日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “[枝元なほみさん]間質性肺炎(1)診断に「ああ」と思ったワケ…完治しないと説明されて「死ぬのかな」と不安に”. ヨミドクター. 読売新聞社 (2023年12月4日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “[枝元なほみさん]間質性肺炎(2)新型コロナに感染 退院後にガスの直火が使えない?…途方に暮れた理由”. ヨミドクター. 読売新聞社 (2023年12月11日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “[枝元なほみさん]間質性肺炎(3)酸素チューブ姿でテレビ出演…病気の経験も調理に役立てられる”. ヨミドクター. 読売新聞社 (2023年12月18日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “[枝元なほみさん]間質性肺炎(4)力を注ぐ「夜のパン屋さん」活動…できないことは増えても「できることを持ち寄ればいい」”. ヨミドクター. 読売新聞社 (2023年12月25日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “(惜別)枝元なほみさん 料理研究家”. 朝日新聞デジタル (2025年6月14日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ 「枝元なほみさん死去、69歳 料理研究家、困窮者支援も」『時事ドットコム』2025年3月12日。2025年3月12日閲覧。
- ↑ “ソロモン流 枝元なほみ”. テレビ東京. 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “酒とつまみと男と女 2014年12月16日「麻布十番」”. BSテレ東. 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “枝元なほみのしあわせキッチン”. 任天堂 (2006年11月2日). 2026年3月8日閲覧。
- ↑ “枝元なほみのしあわせキッチン 公式ページ”. エム・ティー・オー. 2026年3月8日閲覧。