林皋

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林 皋(りん こう、1658年 - 1726年+)は、中国清朝前期の篆刻家である。

は鶴田・鶴顛。興化府莆田県に生まれ、蘇州府常熟県に住んだ。

略伝[編集]

清初、装飾性に走るあまり停滞した篆刻界にあって林皋は汪関に私淑し、時代に流されずひとりその法を遵守した。おだやかで、なお精巧な作風を確立し、惲寿平を筆頭に当時の大家の多くは林皋の印を用いている。莆田派に属する。

康熙12年(1673年)、『宝硯斎印譜』を出版する。

出典[編集]