枇杷島橋駅

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枇杷島橋駅
MT-Biwajimabashi Station 2.jpg
びわじまばし
BIWAJIMABASHI
所在地 愛知県西春日井郡西枇杷島町下小田井
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
811人/日(降車客含まず)
-1940年[1]-
開業年月日 1912年(大正元年)8月6日
廃止年月日 1949年(昭和24年)7月31日
乗入路線 2 路線
所属路線 名古屋本線
キロ程 71.3 km(豊橋起点)
東枇杷島 (0.6 km)
(0.3 km) *西枇杷島(貨)
(0.9 km) 二ツ杁
所属路線 犬山線
キロ程 0.0 km(枇杷島橋起点)
(0.2 km) 下砂杁(信) ►
(1.5 km) 下小田井
備考 * 旅客営業休止中
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枇杷島橋駅(びわじまばしえき)は、愛知県西春日井郡西枇杷島町下小田井[2](現、愛知県清須市西枇杷島町橋詰)にあった、名古屋鉄道名古屋本線犬山線廃駅)。

歴史[編集]

名古屋電気鉄道により庄内川橋梁の完成により枇杷島線が延長された際に開業した駅である。庄内川の西岸に位置し、庄内川橋梁に隣接していた。枇杷島線は同時に一宮線に改称している。

駅の廃止後はそのままの線路配置で枇杷島分岐点となったが、庄内川橋梁の上流側への架替に伴い現在の線形に変更された。

年表[編集]

  • 1912年大正元年)8月6日 - 庄内川橋梁完成により、名古屋電気鉄道が枇杷島線の延長として、枇杷島 - 西印田間を開業させた際に開設。同日枇杷島線は一宮線に改称する。
  • 1914年(大正3年)1月23日 - 津島線枇杷島橋 - 新津島間開業、分岐駅となる[3][4]
  • 1921年(大正10年)7月1日 - 路線譲渡により名古屋鉄道一宮線・津島線の駅となる。
  • 1941年昭和16年)8月12日 - 一宮線柳橋 - 枇杷島橋間廃止、名岐線新名古屋 - 枇杷島橋が開業[5]。一宮線枇杷島橋 - 岩倉が犬山線に、津島線枇杷島橋 - 須ヶ口が名岐線にそれぞれ編入され、名岐線・犬山線の駅となる。
  • 1948年(昭和23年)5月16日 - 豊橋 - 新岐阜間を名古屋本線とし豊橋 - 新岐阜間直通運転開始。これにより名古屋本線・犬山線の駅となる。
  • 1949年(昭和24年)7月31日 - 西枇杷島駅の営業再開と同時に当駅が廃止、枇杷島分岐点となる。

駅構造[編集]

2面2線の相対式ホームだった。現在の枇杷島分岐点は名古屋本線・犬山線とで両開き分岐となっているが、枇杷島橋駅は名古屋本線が直線で、犬山線が分岐する形となっていた。

駅と庄内川橋梁との間は急勾配区間(40 )が存在した。駅自体も分岐点や川岸の踏切に挟まれて拡張余地がほとんどなく、電車が大型化してもホームを延長できなかった[6]。そのため、手狭な枇杷島橋駅を廃止して西枇杷島駅を復活させる措置を取らざるを得なかった。

配線図[編集]

枇杷島橋駅・西枇杷島駅 構内配線略図(1943年)
↑ 名岐線 新名古屋方面
枇杷島橋駅・西枇杷島駅 構内配線略図(1943年)
名岐線
新岐阜
清洲
津島方面
↓ 犬山線 東一宮犬山方面
凡例
出典:[7]


利用状況[編集]

『愛知県統計書』によると、年間乗降人員および荷物取扱量は以下の通りである。

年度 乗車人員(人) 降車人員(人) 発送貨物 到着貨物 出典
小手荷物( 貨物 () 小手荷物(斤) 貨物 (噸)
1914年度 176,989 174,790 25,345 1,444 ? ? [8]
1915年度 152,975 151,586 24,993 1,099 ? ? [9]
1916年度 155,874 152,276 30,526 ? ? [10]
1917年度 181,637 176,257 38,821 [11]
1918年度 206,304 192,583 34,445 [12]
1919年度 238,172 210,138 32,896 ? ? [13]
1920年度 281,795 262,241 30,489 ? [14]
1921年度 269,923 253,444 753,233 20,820 ? [15]
1922年度 309,524 290,819 16,812 [16]
年度 乗車人員(人) 降車人員(人) 発送貨物 到着貨物 出典
小手荷物( 貨物 () 貨物 (噸)
1923年度 296,676 275,200 14,893 [17]
1924年度 309,500 288,699 14,971 [18]
1925年度 289,977 269,806 15,417 [19]
1926年度 n/a [20]
1927年度 278,525 255,739 20,320 [21]
1928年度 258,830 237,621 15,065 [22]
1929年度 267,094 244,861 15,896 4,029 1,201 [23]
1930年度 244,670 299,275 15,780 [24]
年度 乗車人員(人) 降車人員(人) 発送貨物 到着貨物 出典
小手荷物( 貨物 () 貨物 (瓲)
1931年度 197,833 183,762 8,715 [25]
1932年度 197,354 183,865 6,394 [26]
1933年度 187,259 167,580 6,394 [27]
1934年度 186,991 171,632 8,147 [28]
1935年度 161,422 152,520 ? [29]
1936年度 237,531 206,151 ? [30]
1937年度 225,360 208,486 ? [31]
1938年度 231,772 210,793 ? [32]
1939年度 261,418 198,641 ? [33]
1940年度 296,307 259,822 ? [1]


隣の駅[編集]

名古屋鉄道
名古屋本線
特急急行準急
通過
普通
東枇杷島駅 - 枇杷島橋駅 - ((貨)西枇杷島駅) - 二ツ杁駅
犬山線
特急急行
通過
普通
枇杷島橋駅 - (下砂杁信号場) - 下小田井駅

脚注[編集]

  1. ^ a b 愛知県統計書. 昭和15年 第1編 土地、戸口、其他』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  2. ^ 『鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ 「軽便鉄道運輸開始」 1914年1月30日
  4. ^ 『名古屋鉄道社史』 pp.732, 734
  5. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1941年8月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 沢田幸雄 「廃止された線路を訪ねて 押切町 - 枇杷島橋間と柳橋乗入れ」(『鉄道ピクトリアル No.473 1986年12月増刊号』、p.106,電気車研究会、1986年
  7. ^ 清水武、田中義人『名古屋鉄道車両史 上巻』、アルファベータブックス、2019年、p.180、ISBN 978-4865988475
  8. ^ 『愛知県統計書. 大正3年』軽便鉄道ノ四軽便鉄道ノ六(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 『愛知県統計書. 大正4年』軽便鉄道ノ四軽便鉄道ノ六(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 『愛知県統計書. 大正5年』軽便鉄道ノ四軽便鉄道ノ六(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ 愛知県統計書. 大正6年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 愛知県統計書. 大正7年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 愛知県統計書. 大正8年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  14. ^ 愛知県統計書. 大正9年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  15. ^ 愛知県統計書. 大正10年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  16. ^ 愛知県統計書. 大正11年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  17. ^ 愛知県統計書. 大正12年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  18. ^ 愛知県統計書. 大正13年』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  19. ^ 愛知県統計書. 大正14年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  20. ^ 愛知県統計書. 大正15年・昭和元年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  21. ^ 愛知県統計書. 昭和2年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  22. ^ 愛知県統計書. 昭和3年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  23. ^ 愛知県統計書. 昭和4年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  24. ^ 愛知県統計書. 昭和5年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  25. ^ 愛知県統計書. 昭和6年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  26. ^ 愛知県統計書. 昭和7年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  27. ^ 愛知県統計書. 昭和8年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  28. ^ 愛知県統計書. 昭和9年 第1編 土地、戸口、其他』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  29. ^ 愛知県統計書. 昭和10年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  30. ^ 愛知県統計書. 昭和11年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  31. ^ 愛知県統計書. 昭和12年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  32. ^ 愛知県統計書. 昭和13年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)
  33. ^ 愛知県統計書. 昭和14年 第1編』、(国立国会図書館デジタルコレクション)

関連項目[編集]