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松嶋英機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松嶋 英機(まつしま ひでき、1943年4月19日[1][2] - 2021年10月5日)は、日本の弁護士西村あさひ法律事務所代表パートナーを務めた。合併前のときわ総合法律事務所の開設者である。事業再生実務家協会代表理事。熊本県出身。

民事再生会社更生その他の倒産・事業再生を専門とし、山一證券住宅金融専門会社そごうハウステンボス国民銀行などの事案を担当した。

経歴

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不動産投資会社レーサムの創業者で、1992年から2021年まで取締役を勤めた男が、ホテルで覚醒剤やコカインを所持したとして覚醒剤取締法違反などの罪で逮捕・起訴され、2025年8月14日までに懲役2年、執行猶予4年の判決を受けた[4]

この男は、1992年の同社の創業時から、2021年に取締役会長を辞任するまで同社に勤務していたが、松嶋は2012年より、死去する2021年まで同社の社外監査役を勤めていた。[5][6][7][8]。 同社の創業者の男の違法薬物中毒疑惑は、少なくとも2015年には週刊誌で報道されており、松嶋が社外監査役としての善管注意義務、特に法令違反の報告義務を適切に遂行していたかは疑問符がつく[9]

人物

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父は八代市建設会社を経営していたが、長兄・次兄がともに建築士になったため跡継ぎの期待はされておらず、弁護士の道を勧められた[2]。若い頃は太宰治に憧れる小説家志望だったため文学部を志していたが、「学費を出すのは父だから従っておけ」と兄に諭されて法学部に進学[2]。それでも入学後はしばらくサルトルに凝り、小説家の夢を諦めて司法試験を目指し始めたのは4年生のときだった[2]。倒産弁護士として有名だった清水直の事務所に入り、交通事故の加害者側や日照権紛争の施主側といった、日本共産党系の代理人を相手に交渉する立場になることが多かった[2]。印象に残っているのは照国郵船(現・マリックスライン)の会社更生案件だという[2]


著書

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.197
  2. ^ a b c d e f g h i j k 弁護士 松嶋 英機【弁護士の肖像】 | Attorney's MAGAZINE Online”. legal-agent.jp (2020年4月3日). 2020年8月26日閲覧。
  3. ^ 【訃報】松嶋英機弁護士 ときわ法律事務所
  4. ^ 日本経済新聞(2025年8月14日). “不動産投資「レーサム」元会長に有罪判決 覚醒剤所持、東京地裁 ”. https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD146GF0U5A810C2000000/. 2025年8月18日閲覧
  5. ^ レーサム (2025年8月18日). “会社概要”. https://www.raysum.co.jp/company/. 2025年8月18日閲覧
  6. ^ 当社の連結子会社における匿名組合出資等に関するお知らせ”. 株式会社レーサム (2021年11月29日). 2025年8月18日閲覧。
  7. ^ STARTUP DB (2025年8月18日). “松嶋英機”. https://startup-db.com/officers/XyWnQLoTkgZ96R52. 2025年8月18日閲覧
  8. ^ 当社の連結子会社における匿名組合出資等に関するお知らせ”. 株式会社レーサム (2021年10月18日). 2025年8月18日閲覧。
  9. ^ アクセスジャーナル(2025年5月12日). “本紙では10年以上前から再三指摘――「レーサム」(東証スタンダード上場)創業者で元会長、覚せい剤所持などで逮捕 ”. https://access-journal.jp/83016. 2025年8月18日閲覧