松山運転所

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松山運転所
ホームからみた松山運転所(写真奥)
ホームからみた松山運転所(写真奥)
基本情報
鉄道事業者 四国旅客鉄道
所属略号 四マツ、松
配置両数
電車 82両
気動車 59両
貨車 1両
合計 142両
備考 2018年4月1日現在のデータ
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松山運転所(まつやまうんてんしょ)は愛媛県松山市にある四国旅客鉄道(JR四国)の車両基地である。

概要[編集]

松山駅に併設されており、車両のほか、運転士車掌も所属している。

予讃線では、松山駅周辺における高架化事業が進んでおり、当所は予讃線北伊予駅 - 伊予横田駅間に移転することが決定している[1]。松山駅の高架化事業は2009年3月に事業着手(都市計画事業認可)し、2015年までに駅の高架化が完了すると発表されていたが、当初計画より遅れており、2020年に完成予定となっている。

配置車両[編集]

2018年4月1日現在の所属車両は以下の通り[2][3]。なお、所属表記は国鉄形車両が 「四マツ」(四=JR四国、マツ=松山の電報略号)、JR型気動車が「」(=松山)である。電車には表記が存在しない。

2016年3月以降、当所所属の普通列車用の車両はトイレを備えた車両が1両もない。

電車 気動車 機関車 客車 貨車 合計
82両 59両 0両 0両 1両 142両

電車[編集]

8000系電車
5両編成6本(L1 - L6)・3両編成5本(S2 - S6)の計45両が配置され、このうち、L3編成・S3編成はアンパンマン列車として車体外装及び車内天井にラッピングが施されている。
L編成,S編成各1本を予備車とし、 特急しおかぜ」、「いしづち伊予西条駅及び新居浜駅を始発または終点とする「モーニングエクスプレス」・「ミッドナイトエクスプレス」を含む)」で運用される。
S編成は2011年3月から中間車1両(8300形)を抜いた2両編成での運用も可能なように8号車(8500形)のパンタグラフ撤去等の小改造が施されている。
8600系電車
3両編成3本(E1 - E3),2両編成4本(E11 - E14)の計17両が配置され、松山駅側から3両+2両+2両の7両編成2本を組成して平常時は7両編成「しおかぜ」+「いしづち」の6往復すべて,早朝・深夜は2+2で4両編成「いしづち」で運用される。
予備のない2両編成に関しては、多客時の3往復(残り3往復は8000系8両編成で運転)及び検査時は3両編成が代走し、最長で8両編成での運転となる。
7000系電車
7000形14両(7001 - 7014)・7100形6両(7101 - 7106)の計20両が配置されている。
7000形が両運転台、7100形が片運転台である。予讃線(高松駅 - 伊予市駅)・土讃線多度津駅 - 琴平駅)で運用される。

気動車[編集]

2000系気動車
試作車「TSE」編成(2001, 2101, 2201)・2000形1両(2005)・2100形7両(2105 - 2108, 2115 - 2117)・2150形4両(2151, 2152, 2156, 2157)・2200形5両(2204, 2208, 2214 - 2216)・2400形1両(2426)・2450形1両(2460)・2500形1両(2523)の計23両が配置されている。
このうちTSEは2001を除いて2018年3月ダイヤ改正で運用を終了(同年夏に最終運転を実施)、また2107, 2152, 2204の3両は「アンパンマン列車」ラッピング車両である。
2018年3月17日付で、N2000系の3両が高松運転所から転入した。
特急「宇和海」で運用される。
キハ185系気動車
普通列車仕様に改造された3100番台7両(3103, 3105 - 3107, 3109, 3110, 3113)が配置されている(元高松運転所所属車)。
2両編成でユニットを組んで予讃線(松山駅 - 宇和島駅)・内子線の普通列車で運用される(通常は3本使用、1両予備で運用)。
トイレ付きの3000番台2両もかつて配置されていたが、2両とも元の特急仕様に戻された上で高松運転所に再転属されている。また当初から所属していた3102は後に「四国まんなか千年ものがたり」向けにキロ185-1003に再改造された。
キハ54形気動車
0番台12両全車(1 - 12)が配置されている。なお、新製配置もすべて松山運転所(旧:松山気動車区)で、1990年11月21日の予讃線伊予市駅 - 伊予北条駅の電化開業により全車が高知運転所に転属して以来、数回に分けて松山運転所への再配置を経て、約25年ぶりに全車が再度松山運転所に集結した。
予讃線(松山駅 - 宇和島駅)・内子線・予土線の普通列車で運用される。
キハ32形気動車
15両(1 - 15)が配置されている。
このうちキハ32 11は2009年9月の車両運用変更、同12は2013年3月改正での所要増、同13 - 15 は2016年3月改正でのキハ47形からの車両変更に対するいずれも高知運転所からの転属車である。
1両を予備車とし、キハ54形と同様に運用される。ただし、予讃線の八幡浜駅 - 宇和島駅間では単独運転だと登坂時のスリップで列車の正常な運行に頻繁に支障をきたしたことから、現在はキハ54形との連結によって運転されている。
キハ32 1の前面下部には、試験的にパイプ状の排障器が取り付けられており、のちに全車両にその改良型のものが取り付けられている。
キハ47形気動車
臨時の観光列車伊予灘ものがたりの専用車として使用されているキロ47の2両(1401, 1402)が配置されている。
2015年4月1日時点では、他に0番台4両(171, 173, 174, 178)と、1000番台1両(1117)も配置されていたが、2016年3月に0番台車は徳島運転所へ転属、1000番台車は廃車された。
製造当時の原型エンジンのため馬力不足で、かつ急勾配の走行が困難なことから、予讃線の松山駅~伊予大洲駅八幡浜駅間(愛ある伊予灘線経由)のみで運用される(八幡浜駅以南には入線しない)。

貨車[編集]

トラ45000形貨車
1両(トラ152462)が配置されている。「しまんトロッコ」(2012年度までは「清流しまんと号」)などのトロッコ列車で運用されている。

過去の配置車両[編集]

気動車[編集]

キハ58形キハ65形気動車
アスベスト問題を抱え、なおかつ老朽化が進んでいたことから、2008年10月15日をもって定期運用から離脱し、同年度で全車廃車となった[4][5]。なお、キハ65の国鉄急行色車両については、2008年11月23日から2009年1月3日まで四国鉄道文化館で展示・公開されており[6]、34は2014年7月20日に開設された南館に保存された。

蒸気機関車[編集]

500形 -(在籍1931年)
1150形 -(在籍1931年)
6760形 -(在籍1931年-1941年)
B50形 -(在籍1931年)
1000形 -(在籍1933年-1935年)
C11形 -(在籍1935年-1941年)
C12形 -(在籍1937年-1943年)
8620形 -(在籍1941年-1943年、1949年-1965年)
C58形 -(在籍1951年-1965年)
  • 「国鉄動力車配置表』1931年より1965年までの1945年、1947年を除く隔年分から『世界の鉄道』1967年、朝日新聞社

ディーゼル機関車[編集]

DD13形 -(在籍1965年-1969年)
DE10形 -(在籍1967年-1969年)
  • 「国鉄動力車配置表』1931年より1969年までの1945年を除く隔年分から『世界の鉄道』1970年、朝日新聞社

歴史[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 愛媛県中予地方局建設部鉄道高架課
  2. ^ 交友社鉄道ファン』 2018年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
  3. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2018夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2018年、p.206-207。ISBN 9784330884189
  4. ^ 平成20年3月ダイヤ改正について Archived 2007年12月23日, at the Wayback Machine.
  5. ^ 鉄道ファン 2009年7月号 車両ファイル
  6. ^ キハ65形式車両貸与式の開催について

関連項目[編集]