松会三四郎

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松会 三四郎(まつえ さんしろう、生没年不詳)は江戸時代地本問屋である。江戸最古の版元といわれる。

略歴[編集]

正本屋、草紙屋と号す。村田氏。元禄期、江戸の長谷川町横町、後に通油町で営業しており、江戸最古の書肆のひとつである松会市郎兵衛の後嗣と思われる。貞享ころから松会三四郎の代にかわる。慶安から享保期に幕府お抱えの書物方御用書肆となり、元禄までに200点に上る典籍を開版している。この版元の刊行物は「松会本」と呼ばれており著名である。

三四郎は菱川師宣絵本を出版したことで著名であり、貞享4年の『江戸鹿乃子』には浄瑠璃本屋、元禄5年の『万買物調方記』には浄瑠璃草紙屋、元禄11年の『御役付武鑑』には御書物師として載っている。『和国三女』などにみられる「松会朔旦」の「朔旦」とは三四郎の号かとされる。

作品[編集]

  • 『小むらさき』 艶本 延宝5年 菱川師宣
  • 『和国三女』 絵本 元禄8年 菱川師宣

参考文献[編集]