東郷町斧渕

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東郷町斧渕
—  大字  —
薩摩川内市役所東郷支所
東郷町斧渕の位置(鹿児島県内)
東郷町斧渕
東郷町斧渕
座標: 北緯31度51分48.7秒 東経130度20分11.1秒 / 北緯31.863528度 東経130.336417度 / 31.863528; 130.336417
Flag of Japan.svg 日本
都道府県 鹿児島県
市町村 薩摩川内市
地域 東郷地域
面積
 - 計 15.23km2 (5.9mi2)
人口 (2010年(平成22年)4月末現在)
 - 計 3,545人
等時帯 JST (UTC+9)
郵便番号 895-1106

東郷町斧渕(とうごうちょうおのぶち Tōgō-Chō Onobuchi)は、鹿児島県薩摩川内市大字。旧薩摩郡東郷斧淵村、薩摩郡上東郷村大字斧淵、薩摩郡東郷町斧淵郵便番号は895-1106。人口は3,545人(2010年4月末現在)[1]。面積は15.23Km2である[2]

「斧渕」という地名は斧研山(おのとぎやま)と呼ばれる山があり、この山の山麓で川内川河畔に位置することに由来しているという説がある[3]

地理[編集]

薩摩川内市の中北部(東郷地域)、川内川下流域に位置している。字域の北方には東郷町鳥丸、南方には楠元町白浜町、東方には東郷町南瀬東郷町山田、西方には田海町(いずれも薩摩川内市)がそれぞれ接している。

字域の東部にある司野は古来より風光明媚な地として知られ、平安末期の歌人である能因法師の「能因歌枕」にも詠まれたとされる。司野という地名は古代に国司が下向してきたことに関係するものという説がある[4]

字域の西部には薩摩川内市立東郷小学校薩摩川内市立東郷中学校、薩摩川内市立東郷幼稚園、薩摩川内市役所東郷支所(旧東郷町役場)等の公共施設が多く所在し、田海町との境付近には1987年まで鹿児島県立東郷高等学校があった。現在、学校敷地の跡地は現在農業開発総合センター果樹部北薩分場となっている。また、東部には温泉施設である東郷温泉ゆったり館があり、他にも市営住宅が多く所在する。北部には東郷総合運動場がある。

字域の南部には国道267号が東西に通っている。以前は川内川側を通っていたが現在は東郷バイパスが整備されており、旧道は市道に降格している。西部には鹿児島県道46号阿久根東郷線が南北に通り、阿久根方面へ接続している。

また、薩摩川内市役所東郷支所付近より鹿児島県道335号市比野東郷線が南方に向けて通っており、川内川を東郷橋で渡った反対岸には旧国鉄宮之城線楠元駅跡が所在する。中央部では鹿児島県道344号東郷山田宮之城線が東西に通り、東郷町山田などを経てさつま町を結んでいる。

河川[編集]

  • 川内川(一級河川、以下は支流)
    • 樋渡川
    • 田海川

小字[編集]

字域内の小字は古川、川口、大渡、下一重、上一重、廻淵、常盤元、下柚木田、中柚木田、上柚木田、竹下、西前寺渡、常福寺、下淵脇、上淵脇、高城、山居口、石坂、小路、愛宕下、谷ノ口、城内、大手口、東川内、稲園、向江田、庄原、狸ヶ宇都、開山、西俣、久木元、高松、福田、道ノ宮、梅木ヶ迫、鳶巣、新城、上野、宇都良、下ノ迫、榎木田、藤原、久保田、沖牟田、樋渡、赤剥、堂ノ下、諏訪川原、瀬戸ノ上、町口町、下鶴田、上鶴田、善神王、後馬場、柳ヶ丸、猫村、岩下薬師院、宇都、松田、松田川原、七迫、平田、登瀬坂、永迫、内田、古城、穴田、轟、谷津、崩ヶ迫、沖園、寺ヶ原、山仁田、深田、大瀬戸、上穂計、下穂計、栗脇、灰ノ牟礼、小田坂、諏訪谷、丸尾、甲田、小田原、現王、楠松田、小田、簾掛、宮ヶ原、猿喰、平木場、鴛川内、斧研、内浦、石堂、原田、前田、滑石、越ノ元、原道、頭無、岩塚、内繰、茨原、東、小仏町、中棚、浦田、枯木ヶ迫、芹谷、大迫、笠之元、平尾、三本松、造鹿倉、桜ヶ平、下水流、中水流、上水流、佐山、前原、前畑、五社段、通山、久留須、柏木、紫尾ヶ迫、石井手、外戸ノ元、池平、岩切、池畠、大園、八幡前、七ツ枝、大原、京塚、耳仏、荒平、浦田前、木場田、八升坂、登瀬迫、烏帽子形、石原、笹原、茶屋段、松坂、野中、大谷、境ノ谷、高山、大牟礼、古屋敷、家深、鍋川、永山、立岩がある[5]

歴史[編集]

斧淵の成立[編集]

斧渕という地名は南北朝期より見え、薩摩国東郷のうちであった。永和4年の高城真宗譲状に「東郷之鋒(斧)淵村」という記述があるのが地名の初見であるとされている。

南北朝期には斧渕村は渋谷東郷氏の領地であったが、一部の区域は高城氏が領していたとされる[4]

江戸期の斧淵[編集]

江戸期には薩摩国薩摩郡東郷(外城)のうちであり、村高は「天保郷帳」では2,227石余、「旧高旧領」では2,203石余であった。

東郷の地頭仮屋が置かれた往還沿い(現在の国道267号旧道)の地区は船倉町、舟倉町と称されていた。1884年(明治17年)頃の船倉町は東西5町、南北1町10間にわたる街並みを形成していた[4]

町村制施行以降[編集]

1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、江戸時代の外城制による東郷のうち斧渕村、藤川村、宍野村、鳥丸村、山田村、南瀬村の5村の区域より上東郷村が成立し、江戸期の斧渕村の区域は上東郷村の大字「斧淵」となった。1952年(昭和27年)には上東郷村が名称変更および即日町制施行し東郷町となり、斧淵は東郷町の大字となった[4]

その後2004年(平成16年)10月12日に東郷町が川内市、樋脇町入来町祁答院町里村上甑村下甑村鹿島村と共に新設合併し、薩摩川内市が設置され、それまでの大字斧淵は薩摩川内市の大字「東郷町斧渕」となった。この際にそれまでの表記である「斧淵」から「斧渕」に変更された[6]

施設[編集]

公共
  • 薩摩川内市役所東郷支所
  • 薩摩川内市立図書館東郷分館
  • 東郷温泉ゆったり館
  • 東郷総合運動場
  • 農業開発総合センター果樹部北薩分場
  • 薩摩川内市立東郷学校給食センター
教育
郵便局
  • 東郷郵便局
寺社
  • 司野神社
  • 伊勢神社
  • 水天神社
  • 玖玉神社
  • 松尾神社
  • 浄久寺
  • 金剛寺

文化財[編集]

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[10]

大字 番地 小学校 中学校
東郷町斧渕 全域 薩摩川内市立東郷小学校 薩摩川内市立東郷中学校

交通[編集]

国道267号鹿児島県道46号阿久根東郷線が交差する東郷小学校下にある交差点

道路[編集]

国道
県道

脚注[編集]

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  1. ^ 統計データ(町別住民基本台帳人口) - 薩摩川内市ホームページ。
  2. ^ 『東郷町郷土史』 - 東郷町郷土史編集委員会 1969年
  3. ^ 角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.171
  4. ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.171
  5. ^ 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.1168-1169
  6. ^ 平成16年鹿児島県告示第1735号(同年10月12日発行「鹿児島県公報」第2026号の2所収。Wikisource-logo.svg 原文)。
  7. ^ 東郷文弥節人形浄瑠璃 - 鹿児島県 2012年1月29日閲覧。
  8. ^ プレス発表資料 - 文化庁 2011年8月13日閲覧。
  9. ^ 国指定文化財等データ 東郷文弥節人形浄瑠璃 - 文化庁
  10. ^ 薩摩川内市 義務教育”. 薩摩川内市役所. 2010年8月9日閲覧。

関連項目[編集]

座標: 北緯31度51分48.7秒 東経130度20分11.1秒