東急8090系電車

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東急8000系電車 > 東急8090系電車
東急8090系・8590系電車
8590系(田園都市線用の10両編成)(2017年7月31日)
8590系(田園都市線用の10両編成)
(2017年7月31日)
基本情報
運用者 東京急行電鉄
製造所 東急車輛製造
製造年 1980年 - 1985年(8090系)
1988年 - 1989年(8590系)
製造数 90両
運用開始 1980年12月27日
主要諸元
編成 田園都市線用10両編成
大井町線用5両編成
軌間 1,067 mm
電気方式 直流1,500V(架空電車線方式)
最高運転速度 田園都市線 110 km/h
大井町線 95 km/h
設計最高速度 120 km/h
起動加速度 8590系:3.3 km/h/s
8090系:3.0 km/h/s
減速度(常用) 3.5 km/h/s
減速度(非常) 4.5 km/h/s
編成定員 10両:1,424人・5両:704人
車両定員 先頭車136(座席48)人
中間車144(座席54または51)人
車両重量 電動車31.5 - 34.0t
付随車26.5 - 28.5t
全長 20,000 mm
全幅 2,800 mm
全高 4,100 mm
台車 軸バネ式空気バネ台車
TS-807B形・TS-815D・E形
主電動機 直流複巻電動機
主電動機出力 130 kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
歯車比 5.31
制御方式 界磁チョッパ制御
制動装置 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(ATC連動形)
保安装置 田園都市線用:新CS-ATC東京メトロ新CS-ATC
大井町線用:新CS-ATC・ATC-P
備考 上記は8590系を含む現行車両のデータ。
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東急8090系電車(とうきゅう8090けいでんしゃ)は、1980年昭和55年)12月27日に営業運転を開始した東京急行電鉄通勤形電車

本項では、8590系と呼ばれる前面貫通扉付の先頭車両についてもあわせて記述する。

解説の便宜上、本項では東急線内での渋谷大井町方先頭車の車両番号+F(Formation=編成の頭文字)を編成名として記述(例:クハ8093以下5両編成=8093F)する。

概要[編集]

8090系は、1978年(昭和53年)に試作された8000系・デハ8400形[1]の実績に基づき、有限要素法を用いたコンピュータ解析による車体設計がなされ、必要な強度剛性を保ったまま、従来のオールステンレス車両より、車体で約24%(約2t)、編成全体で約8%の重量を軽減することに成功した、日本初の量産ステンレス軽量車体を採用した車両である。

1980年から1985年にかけて8両編成10本80両を、また1988年から1989年にかけて、将来の東横線横浜高速鉄道みなとみらい線との直通運転を見越して組成を組み替えるための先頭車10両[2]の、計90両が東急車輛製造で製造された。前者は809X番もしくは808X番の車両番号を持ち8090系と呼ばれ、後者は859X番もしくは869X番の車両番号を持ち8590系と呼ばれる。また、先頭車のみのグループである8590系の編成は、中間車として組み込まれている8090系も含め、8590系と呼ばれることがある[3]

広義の8000系に含まれる車両であるが、外観の違いやこのグループのみで編成を組むことから、区別されることが多い。

構造[編集]

20m級4扉車体で、東急のステンレス車では初めて側面に赤帯を2本通した。コルゲートを廃したため、ひずみ防止に車体断面は車体上部を内傾させ裾を絞った卵形とした。また、外板は0.8mmから1.5mmと0.7mm厚くした。正面は非貫通構造の3面折妻とし、前照灯は角型となり、尾灯と一体化し車体下部に設置した。クハ8090形の前面の窓ガラスは当初、3枚を連続で固定していたが、後に破損時の交換を容易にするために個別に固定するように改造した[4]。また、前照灯は赤帯の下に取り付けられていたが、3次車から赤帯の位置に上がった[5]

主回路制御方式は8000系と同様の界磁チョッパ制御だが、制御段数を増やして乗り心地の改善を図った。制御器日立製作所製のMMC-HTR-20F(直列15段・並列13段・弱め界磁無段階)で、起動加速度は2.7km/h/s(7両編成時)である。

台車は軸ばね式空気ばね台車のTS-807B形(電動車)とTS-815B形(付随車、新製時)で、ともに新製時から波打車輪を採用し、走行音の低減を図っている。基礎ブレーキは動力台車が踏面ブレーキ構造で、付随台車も同様の構造であった。ただし、8097F以降の付随台車は基礎ブレーキをディスクブレーキ構造としたTS-815D形が採用され、後にTS-815B形もディスクブレーキ化改造を実施し、TS-815E形に変更された。

大井町線に転属した8090系の全編成と8590系の8691F・8692F・8693Fはパンタグラフを菱形(PT4309形)からシングルアーム式に交換した。このうち8691Fは廃車された8000系8003Fで使用していたものを流用し、8692Fと8693Fは新品を搭載した。

大井町線所属の8590系の前面の帯は、2006年3月18日からの同線⇔田園都市線直通急行の運転開始に伴い、誤乗防止のために赤色から赤色→黄色のグラデーションに変更し、また大井町線を表す認識ステッカーも側面を含めて貼付した[6]。なお、側面の赤帯は従来のままである。さらに、大井町線所属の8090系8081F - 8089F[7]も2006年4月下旬より順次8590系(8691F・8692F)と同様の帯色とステッカーに変更した。この際に各駅停車運用時の種別表示を無表示から「各停」に変更した。また、8693Fは8月の転入と同時に帯色を変更した[8]。なお、田園都市線用8590系の帯色は変更されていない。

計画当初は、前面形状に丸みを持たせたデザイン案が2種類程度出されていた。しかし、コスト低減のために切り妻以外は考えるなという電鉄上層部の意向から切妻に近い形にせざるを得ず、丸みあるデザインは却下された。当初は「9000系」という仮称であった[9]

運用[編集]

田園都市線用10両編成(8590系) 渋谷駅 - 中央林間駅間および直通運転先の東京地下鉄(東京メトロ)半蔵門線渋谷駅 - 押上駅間で朝夕ラッシュ時を中心に運用されている。東武線乗り入れ装備は設置されていない。

先頭車の前面に東武線に入線できない編成であることを示す丸いKマークを貼付している。

2012年(平成24年)3月17日に実施されたダイヤ改正以降は原則として東武線非直通運用である34K - 44K運用に就く。日中を通して終日運用されることはなく、平日の朝夕ラッシュ時の運用のみとなっていた。なお、土休日は朝と夜に東武線非直通運用が存在する。2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正より、平日の34Kが終日運用となり、35Kも昼の入庫後直ぐに出庫となる運用となった。

大井町線用5両編成 大井町駅 - 溝の口駅間および田園都市線溝の口駅 - 鷺沼駅間で運用されていた。その後、東横線・みなとみらい線で使用されていた9000系の転属による置き換えが進み、2013年5月をもって8090系の営業運転は終了した[10]

歴史[編集]

8090系の製造[編集]

東横線を走る8090系
(1988年8月 / 新丸子駅 - 多摩川園駅間)

1980年に東横線に最初の投入が行われる。1次車(8000系12-1次車)1本 (8091F) は7両編成(Tc2-M2-M1-T- M2-M1-Tc1〈MT比4M3T〉)だった。

1982年2月に製造された2次車(8000系13次車)2本 (8093F, 8095F) が8両編成(Tc2-M-M2-M1-T-M2-M1-Tc1〈5M3T〉)で投入される。1次車も 1983年に1両(8491)を増結して8両編成となった。

1984年12月から1985年4月にかけて4次車(8000系16次車)として5本(8097F・8099F・8081F・8083F・8085F)が製造される。これにより車両番号の下2桁は90番台を使い切ったことから80番台が付与された。4次車では機器配置の見直しおよび編成順序の変更(Tc2-M2-M1-T-M-M2-M1-Tc1)、正面窓形状は変えずに低運転台構造から高運転台構造への変更が行われた。なお、従来車も後に変更されている。

1985年には5次車(8000系17次車)2本(8087F・8089F)が増備され、8090系の製造はこれで終了する。

8590系の製造による組成変更[編集]

1988年9月から1989年2月にかけて、将来のみなとみらい線との直通運転に備え、編成出力を上げることを目的としてMT比を従来の5M3Tから6M2Tに増強するため、組成変更を実施した[2]。地下鉄乗り入れに必要な前面貫通式とし、また制御電動車としたデハ8590形 (M1c) とデハ8690形 (M2c) を各5両新製。従来の8両編成から3両 (M1-M2-T) ずつ抜き、先頭車2両に抜いた3両×2を組み合わせた、8両編成5本を新たに組成した[11]

また、従来の編成から3両抜かれて残った5両編成は大井町線に転用された[2]

この8両編成を特に8590系と呼んで区別することがある。8590系は当初より自動放送装置と電動ワイパーを採用し、9000系に準じた構造にもなっている。8500番台になったのは先頭車が電動車であるという8500系の要素が入っているためである。営業運転開始時は同線の急行専用(平常時)だったが、2001年3月28日のダイヤ改正で特急から各駅停車までの全種別に充当されるようになった。

8590系の田園都市線への一時的な転用[編集]

1997年(平成9年)3月25日の東横線ダイヤ改正に伴う運用減により、8694Fと8695Fが田園都市線に転属した。8694Fは8695Fから2両を組み込んで8M2Tの10両編成とし、同年8月21日から営業を開始した。この際には半蔵門線へも乗り入れ、8590系では初の地下鉄乗り入れとなった。6両編成となった8695Fは予備車となり、営業運転は一度も行われなかった。

また、2001年(平成13年)3月28日に東横線ダイヤ改正に伴う運用減により、8693Fが田園都市線に転属した。同編成は4両を8695Fに提供して予備車となり、営業運転は行われなかった。一方、10両編成となった8695Fは同年5月25日から運行を開始し、約3年半ぶりの営業運転復帰となった。

2003年(平成15年)、田園都市線への5000系投入に伴い8693F - 8695Fが1997年までと同様の8両編成3本に組み替えられ、東横線に復帰し、2004年(平成16年)2月1日、ようやく当初の計画どおりにみなとみらい線への直通運転を開始した[11]

8590系の大井町線転用とそれに伴う中間車廃車[編集]

東横線への5050系投入により、2005年(平成17年)8月に8691Fが長津田車両工場に入場して大井町線向けに転用改造され、5両編成 (M2c-M1-T-M2-M1c) となった。そして8003Fの代替として同年11月24日に大井町線で運行を開始した。Mc車は補助電源装置である静止形インバータ (SIV) 設置のためHS-20G型空気圧縮機 (CP) を撤去し、代わりにM2車にHB-2000型CPを搭載した。また、パンタグラフもシングルアーム式のものに交換した。この転用改造で余剰となった3両(サハ8391・デハ8291・デハ8191)は保留車となった。

2006年(平成18年)にはさらなる東横線への5050系投入により、8692Fと8693Fは8691Fと同様の改造(パンタグラフ交換については転属後に実施)と5両編成化を行って大井町線に転属したほか、8694Fと8695Fは10両編成として田園都市線に転属した。これにより、2005年度発生分と合わせて5両が余剰車となり、このうち4両が2007年3月26日付けで8090系初の廃車となった。

8692Fは2006年3月に長津田車両工場に入場し、同年3月27日に大井町線で営業運転を開始し、同年3月18日に実施されたダイヤ改正による運用増に対応した。その後、同年10月にシングルアーム式パンタグラフに交換された。

8693Fは2006年6月29日に長津田車両工場へ回送し、同年8月11日の昼間に梶が谷駅 - 中央林間駅間で試運転を実施し、同年8月14日から大井町線で営業運転を開始した[12] 。その後、同年11月にシングルアーム式パンタグラフに交換された。

8694Fは2006年8月1日に長津田検車区経由で鷺沼へ回送した。同月下旬には長津田へ回送し、田園都市線向けの転用改造を施工した上で同年8月28日にデハ8195とデハ8295を組み込んで10両編成とし、同年10月31日から田園都市線・半蔵門線で運行を開始した[12]。なお、東武形ATSは準備工事のみで本体は取り付けられていないため、丸いKマークが貼付されている。

8695Fは2006年7月31日に長津田へ回送した後、同年8月9日にデハ8199・デハ8299を組み込み10両編成とした。組み込んだ車両は同年7月末に車両点検を実施した。田園都市線向けの転用改造を施工した上で(こちらも東武形ATSは準備工事は行われたが取り付けられていない)同年9月中旬に丸いKマークを貼付して田園都市線に再復帰し、同年9月25日から運用を開始した[12]

田園都市線用の8694F・8695Fとも自動放送装置を備えている。また方向幕を2007年(平成19年)4月5日のダイヤ改正時に準急対応のものへ交換した。

2014年(平成26年)9月にはスカートが取り付けられた[13]

余剰車は元8691Fのサハ8391・デハ8291・デハ8191、元8692Fのサハ8393、元8693Fのサハ8395の5両であり、これらは長津田検車区の片隅にまとめて留置されたが、デハ8291・サハ8391・サハ8393・サハ8395の4両は2007年3月26日付けで、デハ8191は2008年6月9日付けで廃車除籍(解体)された。

大井町線用車両の外観変化[編集]

大井町線用8090系は2007年9月から2008年3月までに全編成の前面と側面行先表示器の行先表示部分が字幕式から白色LEDに、前面と側面行先表示器種別表示部分がフルカラーLED、前面運行番号表示器が三色LEDにそれぞれ交換された[14]急行灯はLED化の際に撤去し、その部分は塞がれた。

これらの表示器は2000系と同一で、書体はすべてゴシック体である。表示方法は2000系と同様で、日本語⇔ローマ字の交互表示を行っている。ただし、初期に交換された8085F - 8089Fはしばらくの間、2000系のような表示を行っておらず、日本語とローマ字を併記している関係で、書体は2000系と比較すると細くなっていた。

また、8083Fは、一時期前面:併記・側面:交互表示の組み合わせとなっていた。これらの編成は2008年3月までにすべての表示器が交互表示タイプに変更された[14]。また、2006年度に前面赤帯で存置された8091F - 8099Fは、2008年3月上旬にグラデーション帯に交換された[14]

なお、前面帯は赤帯時代は前照灯・尾灯サイズに合わせていたが、グラデーション変更後は赤帯よりも太めになっている。これは8590系も同様である。初期車の8091F - 8095Fは前照灯・尾灯の一部にかかるのみとなっている。

8090系の廃車、および秩父鉄道への譲渡[編集]

秩父鉄道7500系(2011年5月31日 / 秩父鉄道 波久礼駅 - 樋口駅間)

8090系は前述の8590系導入により、5両編成10本が東横線から大井町線に転配されて運用に就いていた。

2009年度には8091Fが2009年(平成21年)5月に運用を離脱し、長津田車両工場へ回送された[15] 。その後、デハ8292とデハ8491は廃車・解体処分となった。残った先頭車2両とデハ8192は改造工事の上、2010年1月に秩父鉄道に譲渡されて同社の7500系となった(車両番号は7501+7601+7701)[15]

2010年度には8083Fが2010年5月に、8085Fが2010年6月に運用を離脱した[16] 。その後は8093Fが2010年9月に、8087Fが2011年1月に運用を離脱した[16]。いずれも運用離脱後は長津田車両工場へと回送され、デハ8290形とデハ8490形は解体とし、残った先頭車2両とデハ8190形は改造の上、秩父鉄道へ譲渡した[16][17]

2011年度は8095Fが2011年9月に、8089Fが2012年3月に運用を離脱した[18] 。 2012年度には8590系にも離脱が始まり[19] 、2012年9月に8692Fが、2013年2月に8693Fが、同年3月には8097Fが運用を離脱した[19]。2012年度末時点では8090系は8099Fと8081F、8590系は8691Fが残った[19]

大井町線に最後まで残存した8090系2編成にはどちらも2013年5月初旬より、それまで前面の「大井町線」ステッカーが貼られていた位置にヘッドマークが貼り付けされた[20] 。8081Fでは両端の先頭車に「FINAL RUN 8090系」[20]、8099Fでは溝の口方(8080号車)に「ありがとう8090系 二子玉川乗務区」[20]、大井町方(8099号車)に「さようなら 大井町線 8090系」となっている[20]

富山地方鉄道への譲渡[編集]

2013年7月11日、クハ171形の代替目的で富山地方鉄道東急テクノシステムから8590系電車を購入し、富山地方鉄道モハ17480形として2013年11月から営業運転を開始すると発表した。[1]

富山地方鉄道17480形第二編成(2015年2月8日、電鉄富山駅)

第一編成 モハ17481(デハ8592)-モハ17482(デハ8692)

第二編成 モハ17483(デハ8593)-モハ17484(デハ8693)

さらに部品取り用としてデハ8181が譲渡された。

中間2つの扉は締め切り扱いとなっている。

所属線区の変遷[編集]

  • 東横線 - 大井町線:8691F・8692F
  • 東横線 - 田園都市線(営業運転なし) - 東横線 - 大井町線:8693F
  • 東横線 - 田園都市線 (1) - 東横線 - 田園都市線 (2) :8694F・8695F
    注: (1) と (2) では中間車の連結車両が一部異なる


編成表[編集]

東横線運用当時・1985年5月1日現在[21]

←渋谷
  • 8091秩-◇8491-8291-◇8191-8391-8292-◇8192秩-8092秩
  • 8093秩-◇8492-8293-◇8193-8392-8294-◇8194秩-8094秩
  • 8095秩-◇8493-8295-◇8195-8393-8296-◇8196秩-8096秩
  • 8097-8297-◇8197-8394-◇8494-8298-◇8198-8098
  • 8099-8299-◇8199-8395-◇8495-8280-◇8180-8080
  • 8081-8281-◇8181富-8396-◇8496-8282-◇8182-8082
  • 8083秩-8283-◇8183-8397-◇8497-8284-◇8184秩-8084秩
  • 8085秩-8285-◇8185-8398-◇8498-8286-◇8186秩-8086秩


凡例
  • CONT:主制御器 (1C8M)
  • cont:主制御器 (1C4M)
  • SIV:冷房用電源(静止形インバータ)170kVA
  • SIV:静止形インバータ 10kVA(青字車両:100kVA)
  • 車号の前のアルファベット
    • A=1980年度投入
    • B=1981年度投入
    • C=1983年度投入
    • D=1984年度投入
    • E=1985年度投入
    • F=1988年度投入
8090系 大井町線用(廃車発生前の時点・全車両が営業運転を終了[10]
 
← 大井町
二子玉川・溝の口・鷺沼・長津田・中央林間
運用離脱時期
号車 1 2 3 4 5
形式・車種 クハ8090
(Tc2)
デハ8490
(M)
デハ8290
(M2)
デハ8190
(M1)
クハ8090
(Tc1)
搭載機器・車内設備 SIVorMG cont SIV,CP,CP CONT,[車]  
車号 A8091秩 <A8491 A8292 <A8192 A8092秩 2009年5月[15]
B8093秩 <B8492 B8294 <B8194 B8094秩 2010年9月[16]
B8095秩 <B8493 B8296 <B8196 B8096秩 2011年9月[18]
D8097 <D8494秩 D8298 <D8198 D8098 2013年3月[19]
D8099 <D8495秩 D8280 <D8180 D8080 2013年5月[10]
D8081 <D8496秩 D8282 <D8182 D8082 2013年5月[23]
D8083 <D8497 D8284 <D8184 D8084 2010年5月[16]
D8085秩 <D8498 D8286 <D8186 D8086秩 2010年6月[16]
E8087秩 <E8499 E8288秩 <E8188 E8088秩 2011年1月[16]
E8089秩 <E8490秩 E8290 <E8190 E8090秩 2012年3月[18]
デハ8290・8298(青字)は100kVA-SIV(新型)を、デハ8282・8296(赤字)は100kVA-SIV(旧型)を設置。


8590系 大井町線用
 
← 大井町
二子玉川・溝の口・鷺沼・長津田・中央林間
運用離脱時期
号車 1 2 3 4 5
形式・車種 デハ8690
(M2c)
デハ8190
(M1)
サハ8390
(T)
デハ8290
(M2)
デハ8590
(M1c)
搭載機器・車内設備 SIV CONT SIV CP,CP,[車] CONT
車号 F8691 <B8193 B8392 B8293 <F8591
F8692富 <D8197 D8394 D8297 <F8592富 2012年9月[19]
F8693富 <D8181富 D8396 D8281 <F8593富 2013年2月[19]
8193・8197・8181は東横線所属時に車椅子スペースを設置した。ただし大井町線では2号車は車椅子スペースとしては案内していない。


8590系 田園都市線用
 
← 押上・渋谷
中央林間 →
号車 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
形式・車種 デハ8690
(M2c)
デハ8190
(M1)
サハ8390
(T)
デハ8290
(M2)
デハ8190
(M1)
デハ8290
(M2)
デハ8190
(M1)
サハ8390
(T)
デハ8290
(M2)
デハ8590
(M1c)
搭載機器・車内設備 CP CONT SIV,[車] CP CONT CP CONT SIV CP,[車] CONT
車号 F8694 ◇D8185 D8397 B8295 ◇B8195 D8283 ◇D8183 D8398 D8285 ◇F8594
F8695 ◇E8189 E8399 D8299 ◇D8199 E8287 ◇E8187 E8390 E8289 ◇F8595
8185と8189は東横線に復帰後(田園都市線在籍時は車椅子スペースの設置を行っていない)、車椅子スペースを設置した。ただし田園都市線では2号車は車椅子スペースとして案内していない。


付記[編集]

電車とバスの博物館の8090系シミュレーター
  • 東京急行電鉄スタンプラリーPART10 - 12のストーリーに登場するキャラクター「電車くん」は8090系がモデルである。(漫画:三鷹公一
  • 電車とバスの博物館に8090系の運転シミュレータが設置されている。車両番号は8090号で実車では5次車に当たるが、4次車登場前に製造されたため、前照灯の位置は3次車に準じている。計器類は稼働当初はATCに非対応の原型タイプのものであったが、2016年(平成28年)2月19日の同館リニューアルにあわせ末期の大井町線時代のものを再現したATC対応の運転台に交換された。同シミュレータでは田園都市線長津田駅→二子玉川駅間、大井町線二子玉川駅→大井町駅間、東横線渋谷駅→横浜駅間の運転が可能。


脚注[編集]

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  1. ^ 8401・8402。登場時は8000系の編成に組み込まれていた。その後デハ8200形8281・8282を経て8254・8255に改番された。
  2. ^ a b c 『鉄道ピクトリアル』2004年7月臨時増刊号(通巻749号)p.212
  3. ^ 交通新聞社「東急電鉄の世界」28ページ記事。
  4. ^ 改造後も8590系とは形状が異なっており、部品共通化を目的とした改造ではない。
  5. ^ 宮田道一・焼田健『日本の私鉄 東急』 保育社 1997年(平成9年)6月30日 p.21
  6. ^ 2008年3月28日より大井町線内で急行運転が開始され、大井町線直通急行はすべて大井町線の急行用車両である新6000系で運行されるようになった。
  7. ^ 8090系はMT比3M2Tであり、4M1Tの8500系や8590系より加速性能が劣るため直通急行の運用にはほとんど就かず、予備車の役割を果たしていた。
  8. ^ 2008年には8091F - 8099Fも変更された。
  9. ^ 鉄道ファン』1993年4月号(交友社)より
  10. ^ a b c 交友社「鉄道ファン」2013年8月号154頁POST「5/24.東急8099編成、恩田工場へ回送される」記事。
  11. ^ a b 『鉄道ピクトリアル』2004年7月臨時増刊号(通巻749号)p.213
  12. ^ a b c 鉄道友の会「RAIL FAN」No.660記事「2006年度 東急総決算」参照。
  13. ^ 東急8590系にスカート取り付け(鉄道ファン。2014年9月27日)
  14. ^ a b c 鉄道友の会「RAIL FAN」No.671記事「2007年度 東急総決算」参照。
  15. ^ a b c 鉄道友の会「RAIL FAN」No.708記事「2009年度 東急総決算」(東急電車研究会)参照。
  16. ^ a b c d e f g 鉄道友の会「RAIL FAN」No.709記事「2010年度 東急総決算」(東急電車研究会)参照。
  17. ^ 交通新聞社「鉄道ダイヤ情報」2012年1月号私鉄車両のうごき記事参照。
  18. ^ a b c 鉄道友の会「RAIL FAN」No.715記事「2011年度 東急総決算」参照。
  19. ^ a b c d e f 鉄道友の会「RAIL FAN」No.721記事「2012年度 東急総決算」参照。
  20. ^ a b c d 交友社「鉄道ファン」2013年8月号146頁POST「5/1〜、東急8090系に、さよならマーク」記事。
  21. ^ 宮田道一『私鉄の車両4 東京急行電鉄』保育社 p.149
  22. ^ 交通新聞社「鉄道ダイヤ情報」2012年1月号私鉄車両のうごき。
  23. ^ 東急8090系8081編成が長津田工場へ」交友社『鉄道ファン』railf.jp

参考文献[編集]

  • 金邊秀雄 「東京急行電鉄8090系軽量ステンレス車」『鉄道ピクトリアル』1981年3月号(通巻387号)、電気車研究会
  • 金辺秀雄 「東急8090系車両の概要」『電気車の科学』1981年1月号(通巻393号)、電気車研究会。
  • 荻原俊夫 「新車ガイド 軽くなって新登場 東急ステンレスカー8090系」『鉄道ファン』1981年3月号(通巻239号)、交友社
  • 荻原俊夫 「東急8090系モデルチェンジ車」『鉄道ピクトリアル』1985年3月号(通巻444号)、。
  • 荻原俊夫 「東京急行電鉄8000系16次車(8090系モデルチェンジ車)」『鉄道ピクトリアル』1985年5月臨時増刊号(通巻448号)新車年鑑1985年版、鉄道図書刊行会。
  • 川口雄二 「東京急行電鉄8090系(デハ8590・8690形)」『鉄道ピクトリアル』1989年5月臨時増刊号(通巻512号)新車年鑑1985年版、鉄道図書刊行会。
  • 宮田, 道一; 杉山, 裕治 (2009), 東急おもしろ運転徹底探見, JTBパブリッシング, ISBN 978-4-533-07650-3 
  • 金子智治・焼田健「東京急行電鉄現有車両プロフィール 2004」、『鉄道ピクトリアル』第749号、電気車研究会、2004年7月、 212-213頁。

関連項目[編集]