上野東京ライン

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東北縦貫線計画から転送)
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JR logo (east).svg 上野東京ライン
シンボルマーク
上野-東京間を走行する高崎線直通「上野東京ライン」のE231系
上野-東京間を走行する
高崎線直通「上野東京ライン」のE231系
基本情報
日本の旗 日本
所在地 東京都の旗 東京都台東区千代田区
経由路線 東北本線東京駅 - 尾久駅 - 黒磯駅間の列車線)
高崎線
上越線高崎駅 - 新前橋駅間)
両毛線前橋駅 - 新前橋駅間)
東海道本線(東京駅 - 沼津駅間の列車線)
伊東線
常磐線日暮里駅 - いわき駅間の列車線)
成田線我孫子駅 - 成田駅間)
開業 2015年3月14日
所有者 東日本旅客鉄道 東日本旅客鉄道(JR東日本)
運営者 東日本旅客鉄道 東日本旅客鉄道(JR東日本)
使用車両 車両を参照
路線諸元
路線距離 3.6 km(東京 - 上野間)
軌間 1,067 mm
線路数 複線
電化方式 直流1,500 V
架空電車線方式
路線図
Tohoku Jukan-sen Jpn.svg
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本線敷設前の上野方電留線
(2012年11月15日撮影)
神田駅付近に立ち始めた高架脚(2009年10月11日撮影)。

上野東京ライン(うえのとうきょうライン)は、東京都台東区上野駅と同千代田区東京駅を経由し、東北本線宇都宮線)・高崎線常磐線東海道本線東海道線)を相互直通運転する東日本旅客鉄道(JR東日本)の系統路線名である。2015年(平成27年)3月14日に開業した[1]

概要[編集]

東北新幹線の建設に伴い分断された上野駅 - 東京駅間の東北本線列車線を再度敷設することで、上野駅を起点とする東北本線系統の列車(宇都宮線高崎線常磐線、以下3線。常磐線は近距離電車〈快速電車〉も含む)を東京駅経由でさらに東海道本線東海道線)新橋、品川方面へ直通運転させる路線である。これにより並行する山手線京浜東北線混雑率が大幅に緩和され、直通輸送体系の整備により都心をまたいで中距離電車を利用する際の所要時間が短縮されるなどの効果により利便性が大きく向上した。路線構造の特徴として、神田駅付近における東北新幹線の真上に建設した高架部分があり、騒音や日照不良に関する沿線周辺への配慮がなされている[2]

この線路の建設計画は東北縦貫線計画(とうほくじゅうかんせんけいかく)と呼ばれており、2008年5月30日に着工した。2013年12月9日にJR東日本はこのルートの愛称を「上野東京ライン」と決定[3]、さらにこの名称は鉄道路線の営業名としても使用されている[4]

上野東京ラインは2015年3月14日に行われたダイヤ改正と同時に開業した。同日、北陸新幹線長野駅 - 金沢駅間も開業しており、首都圏における中・長距離の運行体系に大きな変化をもたらす改正となった[5]

歴史[編集]

計画に至るまでの過程[編集]

日本国有鉄道(国鉄)では第二次世界大戦前から東京駅 - 上野駅間には回送列車貨物列車を走らせるための回送線が存在し、戦後1946年7月に連合軍専用列車Yankee Limited」が初めて同線を直通する列車として設定され、1954年 - 1956年の山手線と京浜東北線の分離運転工事期間は上野駅折り返しだった国電常磐線が朝夕のみ有楽町駅まで、その後も東北本線・常磐線・高崎線列車が新橋駅まで朝晩の各1往復程度乗り入れていた。後年に「Yankee Limited」の後を引き継いだ急行十和田」が東京駅へ乗り入れ、特急ひたち」・「つばさ」・「ひばり」・「はつかり」・「やまびこ」・「とき」・「あさま」、準急日光」・「中禅寺といった列車に東京駅を発着する列車が設定されていた。準急「湘南日光」や通勤時間帯に設定されていた快速わたらせ」などは東京駅を越えて東海道本線にまで乗り入れていた[注釈 1]ほか、高崎線から東海道本線富士駅までを結ぶ中距離電車も1往復運転されていた[6]。また、お盆年末帰省ラッシュ時期には通常、上野駅始発である奥羽・磐越西線方面の夜行列車を品川駅始発とする措置が取られた。その際、山手貨物線経由とともに、荷物・新聞扱いの関係上、東京駅・上野駅経由の列車も運行された[7][注釈 2]。さらに、帰省時期には名古屋駅発(列車により静岡駅発などもあった)青森駅行き(列車により東北本線経由と常磐線経由の双方があった)の急行「あおもり」など、東京都心を串刺しにする長距離列車も運行されていた[注釈 3]

なお、東京駅 - 秋葉原駅付近は複線が敷かれていたものの、東側の線は東京駅の留置線・引上線として使用されており、実質、列車運行としては単線であった。東側の線は縦列に4本の列車を留置できるようになっており、境目には両渡り線がそれぞれ設置されていた。秋葉原駅付近で東側の線が車止めで途切れており、単線のみが敷設されている区間が僅かに存在した。ここまでが東京駅の構内であった。すぐ北で複線となった後に秋葉原貨物駅からの線路と合流し、秋葉原駅 - 上野駅間は本線としては複線であった(他に上野駅の引上線が1本敷かれていた)。このことから多数の列車を走行させるには適しておらず、旅客列車の乗り入れは限定的であり、部内でも「東京 - 上野回送線」と呼ばれることが多かった[8]

その後、東北新幹線敷設工事の用地問題や東京駅在来線ホームの縮小により、1973年4月限りで定期列車の東京駅乗り入れが中止となり、帰省時の品川駅始発列車の運行は1975年年末で終了[9][注釈 4]、わずかに残った郵便・荷物・回送・団体列車についても1983年1月31日限りで直通運転が廃止され、線路用地を新幹線に転用するために秋葉原駅 - 神田駅付近で線路が分断された結果、東北本線系統の列車は東京駅に乗り入れることができなくなった。残った線路は、上野駅側は御徒町駅付近から貨物駅の使命を終えた秋葉原駅の貨物ホーム付近までを留置線に転用したが、同駅周辺の再開発に伴い貨物ホームは撤去され、新たな留置線が建設された。東京側は東海道本線の列車の折り返し線に転用された。

新幹線は1991年6月20日に東京駅 - 上野駅間が開業したが、旧回送線線路用地を利用した区間は橋脚をさらに上空に継ぎ足せる構造で建設された。同区間には東北山形1992年7月1日 - )・秋田1997年3月22日 - )・上越北陸(同10月1日 - )の各新幹線が東京駅に乗り入れている。

新幹線開通後も山手線と京浜東北線と並行する東京駅 - 上野駅間には、中・長距離列車が運行されない期間がしばらく続いたが、これら路線を国鉄から継承して運行するJR東日本自身にとって乗り入れは悲願であった[2]

東北縦貫線の計画自体は1970年代の東北新幹線の計画と同時にあったが[8][注釈 5]国鉄分割民営化後具体化されたのは、1993年2月にJR東日本が山手線・京浜東北線の秋葉原駅 - 上野駅間や上野駅の混雑緩和のため常磐・東北・高崎の各線の運転区間を東京駅まで延長して東海道線と相互乗り入れする検討である。この計画では、とりあえず上野駅の留置線として使われている秋葉原駅 - 上野駅間の工事を先行し、まず常磐線の電車を秋葉原駅まで延長するという計画であった。この計画の背景は常磐新線(後のつくばエクスプレス)の開業による常磐線の旅客の逸脱を防ぐためであった。さらにその後、秋葉原駅から東京駅まで東北新幹線の2階部分に複線を建設して、東北線・高崎線・常磐線のいずれかを東海道線に乗り入れるとした。これに対して、神田地区の沿線から強い反対運動がおこり、計画が一向に進まないものとなった。この時点では、1997年に着工して10年程度で完成するという見通しであった。これは朝日新聞[10]にも取り上げられていた[11]

その後、1999年当時の運輸省による「都市整備調査」によって、東京 - 秋葉原間が230億円、上野駅構内が70億円の合計300億円に加え、秋葉原駅構内工事費として、駅を設置する場合が120億円、駅を設置しない場合が30億円とされた[12]

従来より、宇都宮・高崎線の中距離電車の東京駅乗り入れについて要望をしていた埼玉県もこの調査結果に注視するようになる[13]

調査結果を踏まえ、2000年運輸政策審議会答申第18号において「2015年までに開業することが適当である路線」に指定された[14]

この指定を受け、JR東日本は本格的な検討を開始、2002年3月27日2009年度末完成目標とする東京駅 - 秋葉原駅間の東北列車線建設工事計画を発表した[15]。これは旧・東北列車線を撤去して建設した東北新幹線の高架左右に確保されている高々架橋支柱設置スペースを利用して、さらに上層部に新・東北列車線を直上高架で建設する計画であった。コスト面や旅客流動予測から、上野駅 - 東京駅間に途中駅は設置しないことも決定した。

費用は調査時と同額の300億円と発表(後述の通り、後に400億円に訂正)。費用は全額JR東日本が自己資金で担うとした。

計画の遅れと変更[編集]

反対意見者の訴訟などから本格着工が大幅に遅れ、当初計画の2004年度中に環境アセスメント終了予定が大幅に遅延し、2009年度末完成予定も延期[16]される。アセスメントは2007年9月に「満足する」、一部に「概ね満足する」とする評価書[17]が提出されている。

2008年3月26日、JR東日本は同年5月より工事に着手し2013年度に完成を予定していることを発表[18]し、3月31日に「グループ経営ビジョン2020 - 挑む -」と称した方針の中で計画を実行に移すことを改めて表明している。同年5月30日に起工式が執り行われた。 式を取り上げた報道によれば、事業費は当初より100億円増加で400億円の見込み[19]とされる(沿線住民に配慮し、遮音板を透明にしたり、新幹線の直上から一部山手線外回り・京浜東北線南行側にはみ出す構造にし、そのため、耐震性の問題からも軽い桁を新たに開発するなどの工夫を行ったことによるものなど[2])。

工事に当たっては、神田 - 東京間の新幹線との重層部は架設機を新幹線の直上に設置するとともに、新幹線終電後に東京駅新幹線ホーム南側「南部ヤード部」に待機してあったクレーン車が新幹線線路を利用して工事現場に移動して始発までの時間帯に工事が行われた。この際、架線切断などの事故の際に上野折り返しでの運転を行うための要員等が準備されていた[20]

東日本大震災の影響等により、JR東日本は2012年4月12日に、工事計画を一部変更し、2014年度開業を目指す[21]こと、2013年12月には[22]2015年3月に開業させることを発表。 2度の延期を経て、運輸政策審議会答申第18号で提示された目標年次ギリギリの2015年3月14日に開業を果たした。

年表[編集]

  • 2008年(平成20年)5月30日 - 着工
  • 2013年(平成25年)12月9日 - 愛称を「上野東京ライン」に決定
  • 2014年(平成26年)
    • 6月4日 - レール締結式[23]
    • 7月12日 - 一般公開
    • 7月29日 - 試運転開始[24]
    • 8月1日 - 乗務員訓練運転開始[25]
    • 10月30日 - 直通運転の概要が発表
    • 12月19日 - 開業時の運行形態が発表
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 開業[1]

運行形態[編集]

運転系統図

運行系統としては、宇都宮線・高崎線 - 東海道線の系統と常磐線 - 品川駅の系統が設定されている。宇都宮線・高崎線は東京発(北行)や品川行き(南行)、東海道線は上野駅発着の列車も運転される。なお、上野駅発着の宇都宮線・高崎線列車は上野東京ライン運行時間帯も主に「地平ホーム」発着で設定されているが、東京駅発着の東海道線内の普通列車は早朝・深夜のみの設定である。

いずれの種別も、上野駅 - 品川駅間は東京駅・新橋駅に停車する(特急を除く)。

なお、湘南新宿ラインとは異なり、横須賀線への直通運転は設定されていない(臨時急行列車「ぶらり横浜・鎌倉」を除く)。

宇都宮線・高崎線 - 東海道線[編集]

東海道線、新橋-品川間を走行するE231系

直通範囲は湘南新宿ラインよりも広く、東海道線側の大半は熱海駅まで、一部は沼津駅伊東線伊東駅まで(湘南新宿ラインは小田原駅まで)、宇都宮線側の大半は宇都宮駅まで、一部は黒磯駅まで(湘南新宿ラインは宇都宮駅まで)、高崎線側の大半は高崎駅まで、一部は両毛線前橋駅まで直通する。15両編成で運転される列車が大半を占めるが、一部の列車が10両編成で運転されている。

両線は、それぞれの上りの初電(東京駅6時前後)から東京発23時ごろまでほぼ終日にわたり相互直通運転を行う。朝ラッシュ時(東京駅8時台)は、南行は宇都宮線・高崎線それぞれ5本ずつが直通する。北行は平日・土休日ともに約半数が上野行きである。

日中は、宇都宮線 - 東海道線系統と高崎線 - 東海道線系統の列車が1時間あたり3本が直通し、2つの系統を合わせて約10分間隔での運転を基本とする。この結果、大宮駅以南での12本中10本が上野東京ラインか湘南新宿ラインのどちらかを経由して東海道線または横須賀線に直通することとなり、この時間帯に東京駅や品川駅を始発・終着駅とする東海道線の普通・快速列車は運転されなくなった。

夕ラッシュ時以降は、宇都宮線 - 東海道線系統・高崎線 - 東海道線系統とも1時間に3 - 4本の運転であり、これらを合わせた運転間隔は5 - 12分と不定である。南行は上野発の系統が1時間に1本設定されている時間帯がある。

北行・南行とも東京駅23時ごろ発の列車が直通する最終で、それ以降は湘南新宿ラインからの列車を除き従来通り宇都宮線・高崎線は上野駅発着、東海道線は東京駅・品川駅発着となる。

また、宇都宮線や高崎線には、東京駅を始発駅とする列車が朝と夜の時間帯に数本(高崎線は朝のみ)あるが、東京駅が終点となる列車は存在しない(朝の時間帯に品川駅を終着とする列車が数本ある)。東海道線は、朝ラッシュ時に宇都宮・高崎線に直通しないすべての上り列車は上野駅行きとなっており、従来の東京駅止まりは設定ゼロとなっている。平日の夕方以降に数本、土休日の9・18・23時台にそれぞれ1本(計3本)上野駅を始発とする東海道線直通列車も設定されている。

列車種別[編集]

朝の北行に限り、東海道線内を普通として運行し、東京駅にて宇都宮線快速「ラビット」または高崎線快速「アーバン」に種別変更する直通列車が設定されている。また、日中時間帯の両方向のほか朝の南行や夕方・夜間の北行に、東海道線内快速「アクティー」・宇都宮線内普通として種別変更する直通列車が設定されている。なお、湘南新宿ライン特別快速(東海道・高崎線内快速運転)のような両線区にまたがって快速運転する列車は運行されていない。また、平日夜間の通勤快速は上野東京ラインとしては設定されておらず、従来通りそれぞれ東京駅・上野駅を発着駅としている(土・休日夜間の「アクティー」、「ラビット」、「アーバン」も同様)。

宇都宮線 - 東海道線系統
  • 普通(全区間普通)
  • 快速「アクティー」(宇都宮線:普通、東海道線:快速「アクティー」)
  • 快速「ラビット」(宇都宮線:快速「ラビット」、東海道線:普通)
高崎線 - 東海道線系統
  • 普通(全区間普通)
  • 快速「アーバン」(高崎線:快速「アーバン」、東海道線:普通)

列車番号[編集]

宇都宮線および高崎線系統の列車番号は以下のように付与されている。

上から1桁目
  • 全区間普通の列車:1
  • 東海道線内快速「アクティー」、宇都宮線内快速「ラビット」、高崎線内快速「アーバン」のいずれかに該当する列車:3
上から2桁目
  • 宇都宮線系統:5、6
  • 高崎線系統:8、9

なお、東海道線横浜方面からの上野止まりの列車はこのあとの回送先で宇都宮線系統か高崎線系統かが決まる。(例:平日1540E(平塚始発上野行き、小金井に回送)、平日1836E(小田原始発上野行き、籠原に回送))

下2桁は、南行が21からの奇数、北行が20からの偶数が付与される。

末尾のアルファベットは「E」。ただし、東海道線・宇都宮線・高崎線内完結列車(上野東京ラインとして運行しない列車)と上野東京ライン直通列車熱海駅 - 沼津駅間の末尾は通常通り「M」である。東海道線内完結列車および上野東京ラインとして運行する列車と、宇都宮線・高崎線内完結列車(上野東京ラインとして運行しない列車)との間で、列車番号の奇数・偶数が逆転している。これは前者が東海道線の上下方向に、後者が上野駅起点を基準とした宇都宮線・高崎線の上下方向に列車番号を合わせているためである。

常磐線[編集]

東海道本線、新橋-品川間を走行するE531系
東海道本線、新橋-品川間を走行するE531系
東海道本線、新橋-品川間を走行するE657系
東海道本線、新橋-品川間を走行するE657系

本項では、常磐線内での方向に合わせ、品川行きを「上り」、品川発を「下り」と記述する。

快速電車・中距離列車・特急列車の一部が、片乗り入れにより品川駅発着に延長されている。東海道線・宇都宮線・高崎線に比べると、上野駅発着も多く残っている。常磐線では東京駅を始発・終着とする列車は特急も含めて存在しない。なお、特急列車は新橋駅には停車しない。

6時台に特急「ひたち1号」が品川駅を発車するが、それ以外は8時台まで品川駅発着は設定されていない。

朝ラッシュ時(東京駅8時台)には、上りの快速電車5本(取手発3本、成田発2本)が品川行きとして運転される。折り返しの品川発電車は運転しない。9時台からは上り特急「ひたち」と中距離列車の品川駅発着列車の運行が始まり、上野駅10時台から16時台に発着する特急「ひたち」・「ときわ」は全列車が品川駅発着である(土休日運転の「ときわ68号」を除く)。日中は普通列車(品川駅 - 取手駅間は快速運転)と特別快速も1本ずつ品川駅発着で運転される。

15・16時台からは快速電車が品川駅発着で運転されるようになる。これと前後して、中距離列車は全列車が上野駅発着となる。特急列車は「ひたち」は夕方以降も品川駅発着だが、「ときわ」は21・22時台の下り2本を除き上野駅発着となる。快速電車は、1時間あたり3 - 4本が品川駅発着で運転する。一部の下り列車は成田行き、それ以外はすべて取手駅発着である。

品川駅発着の最終電車は、宇都宮線・高崎線 - 東海道線と同じく北行が東京駅23時ごろであるが、その折り返しとなる南行はそれより早く終了する。

このほかにも臨時列車や団体列車が設定されている。

列車種別[編集]

2015年3月16日時点における東京駅の行先案内板(常磐線の種別が各駅停車になっている)。後に上野駅 - 新橋駅間で、表記が「快速」に統一された。
2015年3月16日時点における東京駅の行先案内板(常磐線の種別が各駅停車になっている)。
後に上野駅 - 新橋駅間で、表記が「快速」に統一された。
  • 特別快速(全区間特別快速。品川行きは、東京駅から先は「普通」と案内)
  • 快速(取手駅 - 品川駅間では快速。成田駅発着列車は成田線成田駅 - 我孫子駅間では普通)
  • 普通(全区間普通。ただし、上りは取手駅 → 上野駅間、下りは品川駅 → 取手駅間を「快速」と案内)

快速における駅コンコースおよびホームにおける案内表示に関しては、品川行きは2015年3月14日の開業当初は上野駅・東京駅・新橋駅とも「各駅停車」と表示されていたが、2015年6月より上野駅では「普通」、東京駅および新橋駅では「快速」と案内が変更されている。

※列車番号の末尾は、特急列車と普通列車が「M:偶数は上野・品川行き、奇数は土浦・水戸・勝田方面」。快速は、末尾が「H:偶数が上野・品川行き、奇数が松戸・取手・成田方面(成田線内では末尾Mになる)」である。

運行本数[編集]

設定されている定期列車の運行本数(2015年3月14日現在)は以下の通りである。

平日南行
  • 宇都宮線 → 東海道線 54本
  • 高崎線 → 東海道線 57本
  • 上野発 → 東海道線 5本
  • 常磐線 → 品川止 61本 (特急22 特別快速6 普通11 快速22)
合計 177本
平日北行
  • 東海道線 → 宇都宮線 55本
  • 東海道線 → 高崎線 53本
  • 東海道線 → 上野止 12本
  • 東京発 → 宇都宮・高崎線 4本
  • 品川発 → 常磐線 60本 (特急22 特別快速6 普通11 快速21)
合計 184本
休日南行
  • 宇都宮線 → 東海道線 52本
  • 高崎線 → 東海道線 57本
  • 上野発 → 東海道線 4本
  • 常磐線 → 品川止 61本 (特急22 特別快速6 普通11 快速22)
合計 174本
休日北行
  • 東海道線 → 宇都宮線 51本
  • 東海道線 → 高崎線 52本
  • 東海道線 → 上野止 9本
  • 東京発 → 宇都宮・高崎線 5本
  • 品川発 → 常磐線 60本 (特急22 特別快速6 普通11 快速21)
合計 176本

一部路線における運転見合わせ時の対応[編集]

事故・各種トラブルなどで一方の路線が運転を見合わせしている場合やダイヤが大幅に乱れている場合は、直通運転を中止し、従来通り、東京駅・上野駅でそれぞれ折り返しとなる。このため、東京駅 - 上野駅間を中距離電車が走行しなくなることから、山手線・京浜東北線などの利用が必要となる[注釈 6]。直通運転中止決定直後の場合は、宇都宮・高崎線からの南行が東京駅まで進行して打ち切られる場合もある。

なお、運転整理が適正に行われていれば、例えば宇都宮線内(大宮駅以北)でのトラブルにより、宇都宮線系統の列車のみ東京駅・上野駅での折り返し運転をしつつ、遅延の影響がない高崎線系統と常磐線系統の列車は通常通り東海道線との直通運転を実施継続といった運用が実施される(ダイヤに余裕のない朝ラッシュ時間帯を除くが、前日までに直通運転不能と判断された場合は予め想定した運用整理によってラッシュ時間帯でも関係のない路線での直通運転が実施される[注釈 7])。

また、東海道線内の品川駅 - 横浜駅間または宇都宮・高崎線内の赤羽駅(正確には平行する京浜東北線川口駅以北) - 大宮駅間で上野東京ラインの列車が不通になった場合、後続列車をそれぞれ横須賀線(品川 - 鶴見品鶴線武蔵小杉駅のみ停車。横浜方は大船駅 - 戸塚駅間の湘南新宿ライン東海道線 - 高崎線ルート〈場合によっては鶴見駅構内の渡り線〉、品川方は同駅構内の渡り線を使用)・湘南新宿ライン(東北貨物線浦和駅のみ停車、ホームの無いさいたま新都心駅通過。大宮方は同駅構内の湘南新宿ラインルート、赤羽方は普段使用していない川口駅付近での渡り線を使用)へ迂回することで、極力直通運転を継続するといった対策を実施することが、2015年後半頃から増えている。迂回対応を開始してからは、朝ラッシュ時は迂回せず、上野東京ライン経由のまま途中駅で運転見合わせとなり、その影響で直通しない列車もまとめて運転見合わせとなる場合がある(京浜東北線大森駅付近での人身事故で東海道線・上野東京ラインのみならず、宇都宮・高崎線の上野駅止まりも運転見合わせとなるなど)。

案内方法[編集]

列車内での案内[編集]

案内放送及び車内行先表示
案内放送では北行は上野駅到着まで、南行は東京駅到着まで湘南新宿ラインの例と同じく、「上野東京ライン(路線名)直通(快速の場合、愛称)(終着駅)行き」と呼称するのが基本である(その先は、直通先路線内完結列車と同様の「(路線名)(種別、快速のみ)(終着駅)行き」と呼称)。ただし、上野駅ホームの自動放送では北行き列車に対し「(路線名)直通(快速の場合、愛称)(終着駅)行き」と“上野東京ライン”は付けずに“直通”だけ付けて案内する。
車両外側行先表示
車両外側の行先表示では、北行は東京駅到着直前まで「東京経由」、南行は上野駅到着直前まで「上野経由」と表示し、全区間にわたって「上野東京ライン(路線名)直通」を表示する(これらは湘南新宿ラインの「新宿経由」表示と同様)。
東京駅を境として種別が切り替わる列車は、東京駅到着までの間、車両外側の行先表示にて、行先と交互に直通先の種別案内(「高崎線内アーバン」「宇都宮線内ラビット」「宇都宮線内普通」「東海道線内アクティー」)を表示している[注釈 8]
直通先の路線名について、行先表示にて、基本的にそれぞれ単体の路線名で表記されるが、成田線成田駅発着列車のみ「常磐・東海道線直通(品川行き)」「常磐・成田線直通(成田行き)」と表記される。一方、「東海道伊東線」と表記されていた従来の東京始発伊東線伊東駅行き[注釈 9]、現在も「高崎・両毛線」と表記されている上野始発及び湘南新宿ラインの両毛線前橋駅行き列車に対して、上野東京ラインではそれぞれ「東海道線直通」「高崎線直通」と表記され、省略されている。また、東京駅 - 上野駅間に関しては上野東京ライン以外の案内上の路線名を定めておらず[注釈 10]、東海道線の上野駅止まりの列車のみ直通先路線が省略され「上野東京ライン 普通 [東京経由]上野行」と案内される[注釈 11](逆方向の上野駅始発東海道線、並びに東京駅始発宇都宮・高崎線に関しては直通先路線名を案内する)。
直通運転中止により急遽行き先を変更した際は、「上野東京ライン」や(本来の)直通先の種別案内が残ったままとなり、「上野東京ライン 東京経由 高崎線直通 東京行き/高崎線内アーバン」(東海道線上り、高崎線への直通運転中止・東京行きへ変更の列車)などと誤った表示がされてしまうことがある。
他路線の車内LCDの乗り換え案内での表示
他路線で使用されるE233系ならびにE235系の車内案内LCDにおける、上野東京ラインへの乗り換え案内のラインカラーは、東海道・宇都宮・高崎線で使われるオレンジと、常磐線中距離列車で使われる青を重ねたものとなっており、結果的に湘南新宿ラインと同じ表現となっている。後述の路線図で使用される紫のラインカラー表現は用いられていない。

駅での案内[編集]

ホーム
駅ホームの方面表示は、常磐線内は「常磐線(上野東京ライン)」または「上野東京ライン・常磐線」と表記している。東海道・宇都宮・高崎線内では赤羽駅 - 上野駅 - 東京駅 - 品川駅間を除き、路線名の欄はそれぞれの路線名のみになっており、方面の欄に「上野東京ライン」を補足するような形での表記となっている[注釈 12](湘南新宿ライン列車も同じホームを発着する場合は併記される[注釈 13]。上野駅では、北行はそれぞれの路線名(宇都宮線・高崎線・常磐線)のみ、南行は「上野東京ライン」のみで「東海道線」の記載はない。東京駅の北行は「上野東京ライン(宇都宮・高崎・常磐線)」、南行は「東海道線(上野東京ライン)」となっている。赤羽駅及び尾久駅南行では「上野東京ライン(宇都宮・高崎線)」、品川駅常磐線折り返し専用ホームでは「(常磐線)上野東京ライン」、品川駅(常磐線ホーム除く)及び新橋駅北行では「(上野東京ライン)東海道線」と表記している(加えて、新橋駅では方面の欄にカッコ書きで「宇都宮・高崎・常磐線」の記述あり)。
電光掲示板
駅の電光掲示板での案内は、地域や駅によって異なる。
一例として高崎支社管内の高崎線宮原駅 - 神保原駅[注釈 14]では、運行開始当初、“普通”などの種別が表示される欄を3秒間隔で切り替えて“上野東京ライン”(及び“湘南新宿ライン”)と表示していた[注釈 15]が、種別が表示されている時に上野東京ラインなのか湘南新宿ラインなのか区別が付かないという苦情を受けて[26][注釈 16]、表示レイアウトを見直し[注釈 17]、常時、上野東京ラインか湘南新宿ラインかを表示できるようにした[26]

路線図やウェブサイトなどでの案内[編集]

駅や列車内に掲示されている首都圏路線図では「上野東京ライン」のラインカラーは紫色となっている[27]。範囲は、当線区を経由する列車の発着区間すべてで、東海道線が沼津駅(同路線図では熱海駅を過ぎたところまで)および伊東駅伊東線経由)まで、宇都宮線が黒磯駅まで、高崎線が前橋駅上越線両毛線経由)まで、常磐線が高萩駅(特急列車はいわき駅)および成田駅我孫子駅・成田線経由)までとなっている。これら4線すべてが紫色で示されているため、路線図だけでは宇都宮線・高崎線 - 東海道線の系統と常磐線 - 品川駅の系統を区別できない。そのため、「日暮里駅に宇都宮線・高崎線の列車が停車する」[注釈 18]や「常磐線も品川駅以南に直通する」と誤認されるおそれがあるため、その対策として路線図に前者は「上野東京ライン(宇都宮線・高崎線)は、日暮里駅には停車いたしません。」、後者は「上野東京ライン(常磐線)は、品川駅発着となります。」とただし書きを添えて注意を促している。一方、スマートフォンアプリ「JR東日本アプリ」や、同社の公式サイトの路線図[28]でも上野東京ラインの扱いは同様となっているが、常磐線は高萩駅 - いわき駅間は特急停車駅(磯原駅勿来駅泉駅湯本駅)のみが停車駅となっている。また、常磐線と常磐線快速・成田線は品川駅まで、宇都宮線・高崎線は東京駅までの扱いとなっている。

JR東日本公式サイトの駅の検索ページでは、東北本線(宇都宮線)の区間が東京駅 - 盛岡駅間、高崎線の区間が東京駅 - 高崎駅間となっている一方、品川駅 - 東京駅間に片乗り入れする常磐線の区間は品川駅 - 仙台駅間となっており[29][31]、運行障害時も「高崎線(東京〜高崎間)運転見合わせ」、「常磐線快速電車(上野〜品川間)運転見合わせ」のように案内されるなど、案内に若干の差異が見られる。

JR東海での案内[編集]

片乗り入れ先の東海旅客鉄道(JR東海)は「上野東京ライン」は車内の自動放送を除いて原則として使用せず、「東京経由(終着駅)行き」と呼称している。

駅一覧[編集]

ここでは湘南新宿ラインとの対比のため、事実上の上野東京ライン専用線となっている大宮 - 大船間を通して記述する。

  • 駅名欄
  • 停車駅
    • ●:停車、|:通過、空白:経由および運行せず
正式路線名 駅番号 駅名 駅間営業キロ 東京からの営業キロ
[* 1]
普通/快速アクテ
ィ|
快速ラビ
ット/ア|バン
常磐線直通系統 接続路線 所在地
 
直通運転区間 大宮駅からJU 宇都宮線東北本線黒磯駅まで、高崎線 高崎駅経由上越線 新前橋駅両毛線 前橋駅まで直通運転
日暮里駅からJJ 常磐線(快速)取手駅我孫子駅経由成田線 成田駅常磐線 高萩駅まで(特急はいわき駅まで)直通運転
東北本線 JU 07 大宮駅 - 30.5
[30.3]
東日本旅客鉄道■ 東北山形秋田北海道上越北陸新幹線JK 京浜東北線JS 湘南新宿ラインJA 埼京線川越線
東武鉄道TD 野田線(東武アーバンパークライン)
埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)
埼玉県 さいたま市 大宮区
JU 06 さいたま新都心駅 1.6 28.9
[28.7]
東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線
JU 05 浦和駅 4.5 24.4
[24.2]
東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線・JS 湘南新宿ライン 浦和区
JU 04 [区] 赤羽駅 11.0 13.4
[13.2]
東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線・JS 湘南新宿ライン・JA 埼京線 東京都 北区
JU 03 [区] 尾久駅 5.0 8.4
JJ 02 [区][山] 日暮里駅 2.6 5.8 東日本旅客鉄道:JY 山手線JK 京浜東北線
京成電鉄KS 本線
東京都交通局日暮里・舎人ライナー
荒川区
JU 02
JJ 01
[区][山] 上野駅 2.2 3.6 東日本旅客鉄道:■ 東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線・JY 山手線・JK 京浜東北線
東京地下鉄G 銀座線H 日比谷線
京成電鉄:KS 本線(京成上野駅
台東区
JU 01 [区][山] 東京駅 3.6 0.0 東日本旅客鉄道:■ 東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸新幹線・JY 山手線・JK 京浜東北線・JC 中央線JO 横須賀線総武線(快速)JE 京葉線
東海旅客鉄道■ 東海道新幹線
東京地下鉄:M 丸ノ内線
東京地下鉄:T 東西線大手町駅
東京地下鉄:C 千代田線二重橋前駅
都営地下鉄I 三田線(大手町駅)
千代田区
東海道本線 JT 01
JT 02 [区][山] 新橋駅 1.9 1.9 東日本旅客鉄道:JY 山手線・JK 京浜東北線・JO 横須賀線
東京地下鉄:G 銀座線
都営地下鉄:A 浅草線
ゆりかもめU 東京臨海新交通臨海線
港区
JT 03 [区][山] 品川駅 4.9 6.8 東日本旅客鉄道:JY 山手線・JK 京浜東北線・JO 横須賀線
東海旅客鉄道:■ 東海道新幹線
京浜急行電鉄KK 本線
JT 04 [浜] 川崎駅 11.4 18.2 東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線・JN 南武線
京浜急行電鉄:KK 本線・大師線京急川崎駅
神奈川県 川崎市 川崎区
JT 05 [浜] 横浜駅 10.6 28.8 東日本旅客鉄道:JK 京浜東北線・根岸線JO 横須賀線・JS 湘南新宿ライン・JH 横浜線
東京急行電鉄TY 東横線
京浜急行電鉄:KK 本線
相模鉄道SO 本線
横浜市営地下鉄B ブルーライン(3号線)
横浜高速鉄道MM みなとみらい線
横浜市 西区
JT 06 [浜] 戸塚駅 12.1 40.9 東日本旅客鉄道:JO 横須賀線・JS 湘南新宿ライン
横浜市営地下鉄:B ブルーライン(1号線)
戸塚区
JT 07 大船駅 5.6 46.5 東日本旅客鉄道:JK 根岸線・JO 横須賀線・JS 湘南新宿ライン
湘南モノレール江の島線
鎌倉市
[* 2] 
直通運転区間 JT 東海道線 沼津駅まで・東海道線熱海駅経由伊東線 伊東駅まで直通運転
  1. ^ 上野 - 赤羽間は尾久経由として表記。[ ]内は、運賃計算に用いる最短ルートの田端経由での営業キロ。
  2. ^ 大船駅は横浜市栄区にも敷地が掛かる。駅本屋所在地は鎌倉市。駅項目も参照のこと。
  • 東京駅 - 上野駅間が東北本線であるので、東京駅が起点駅である。
  • 秋葉原駅については停車も検討されていたが、利用者数予測と費用(駅を設置した場合90億円余計に掛かる)の観点から駅の設置は見送ることとなった[12]

車両[編集]

すべて電車が使用される。普通・快速列車は品川寄りの10両基本編成(4号車と5号車はグリーン車)と上野寄りの5両付属編成を連結した15両編成で運転される(基本編成・付属編成ともトイレ付き。ただし常磐線用のE231系松戸車はグリーン車・トイレなし)。

宇都宮線・高崎線 - 東海道線系統[編集]

E231系近郊タイプ
E233系3000番台
通称「湘南色」と呼ばれるオレンジと緑色()の帯を配する。
また、E231系とE233系のほとんどが共通運用となっており、両形式が併結する運用も見られ(大船方10両がE231系、宇都宮・高崎方5両がE233系、あるいはその逆)、国府津車両センター所属車と小山車両センター所属車が併結する運用もある。
JR東海区間(東海道線熱海 - 沼津間)はJR東日本車両の片乗り入れで、一部の小山車両センター所属編成は機器更新に伴い一時JR東海区間への乗り入れが禁止されていたが現在は乗り入れている。

常磐線系統[編集]

E531系
交直両用車。特別快速および普通電車に使用。
E231系0番台
直流一般形電車。取手・成田 - 上野・品川間運転の快速に使用。トイレの設置、グリーン車の連結はない。また座席はオールロングシートとなっている。

特急用車両[編集]

E657系
交直両用車。特急「ひたち」・「ときわ」に使用される。
185系
直流用特急車両。特急「踊り子」等に使用される。大宮総合車両センターへの出入庫に伴う回送列車としても通過する。
651系0番台
交直両用車。臨時の急行「ぶらり横浜・鎌倉号」「海浜公園ネモフィラ号」「海浜公園コキア号」・快速「つながーるふくしま号」[注釈 19]等に使用される。
なお、特急「草津」「あかぎ・スワローあかぎ」で使用されている、直流用特急車両として改造された1000番台は上野東京ラインでの定期運用がないため、営業運転は上野東京ライン開業以降現在もない。
251系
大宮総合車両センターへの出入庫に伴う回送列車として通過するのみで、営業運転は上野東京ライン開業以降現在もない。
253系1000番台
直流用特急車両。臨時の特急「日光」・「きぬがわ」等に使用される。

路線構造[編集]

東北新幹線建設時に撤去された秋葉原駅 - 神田駅南側に新規の高架橋(新幹線上の重複部およびアプローチ部:合計約1.3km)を新設し、その両側の工事開始前に使用されていた留置線およびそこへの接続線東京駅 - 神田駅間(約0.9km)および秋葉原駅 - 上野駅間(約1.6km)の既存の高架橋上の線路を改良で行われた合計3.8kmの高架構造である。

上野東京ラインを試験走行するEF65重連(2015年2月21日、秋葉原万世橋にて撮影)
  • 高架橋の設計耐荷重:新設された高架橋の設計荷重(活荷重の列車荷重の項目参照)は電車や気動車のみを対象としたM荷重ではなく、電気機関車重連で貨物列車の走行を想定したEA荷重でかつその中のでも強度の一番強いEA-17荷重規格で建設が行われている。このことが分かるものとして神田駅北側で交差する中央通りに架かる「神田大通りこ線線路橋」に設計荷重の(EA-17)と記載された銘版がつけられている。また実際にこの活荷重を証明する事柄として、2015年2月21日に電気機関車重連(EF65 1106と1107)による走行および勾配起動試験が実施された。
  • アプローチ部の勾配:アプローチ部の勾配は東京方および上野方とも法令(鉄道に関する技術上の基準を定める省令[32] / 2012年〈平成24年〉最終改正)に定められている基準の35‰を若干下回る34‰となっている。これは東京方では神田 - 東京間で交差する首都高速都心環状線の高架橋を上野方では秋葉原駅で交差する総武線の高架橋を勾配開始のコントロールポイントとし、神田駅上で新幹線の建築限界の確保のためにここを勾配終了のコントロールポイントとしたためである。なお、35‰という勾配は「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」に統合される前の普通鉄道構造規則にある通り「機関車列車線路以外のすべての列車」かつ「500トン未満のけん引重量を機関車によりけん引する列車」が登ることができる勾配として定められたものであり、重量が規則を超える貨物列車を除くすべての列車が走行できる勾配となっている。しかしながらJR東日本では、1ユニットが故障した場合にそれをカットした編成において登坂起動が可能であり、かつ勾配上で故障により無動力となった車両を推進して登坂することが可能な車両のみにて運行をすることを本路線の運用の内規としている。このため、この区間での客車列車および貨物列車の走行は、通常では行われない。

整備による主な効果[編集]

  • 京浜東北線・山手線の上野駅 - 御徒町駅間の混雑率の緩和:2002年3月プレス発表当時の予想では、首都圏で最も混雑率の高い同区間の混雑率は、230%から180%以下となるとしていた[15][33]。この推測数値は計画当初のものでその後変化しており、同路線の新型車両(E233系E231系)の導入やD-ATCなどの整備効果で、2009年度に混雑率がワースト2になり[34]2011年に混雑率は194%へ減少した[35]。開通直後2015年3月における混雑率は、日刊工業新聞の伝えるところによると170%となった[36]。混雑率が170%になったことは、2015年6月9日のJR東日本社長の記者会見でも発表され、さらに東海道線と東北、高崎、常磐各線が直通運転する新線の朝ラッシュ時の乗客数は当初予想の約3万5000人を上回る約4万人となったことも発表をされた[37]
  • 直通運転による所要時間の短縮:全列車で必要だった「上野駅や東京駅での乗り換え」が不要になり、尾久駅および三河島駅以北 - 品川駅間で11分程度の所要時間短縮が期待される。また、東京駅や上野駅などでは、乗り換え客が少なくなることから、それらの駅の混雑緩和にもつながる。
  • 首都圏を南北に結ぶ輸送ネットワークのさらなる強化:上野駅止まり3線と東京駅止まり東海道線の直通化によって、一部の列車で乗り換えが不要により、沿線地域の相互交流促進や北関東地域の活性化が期待される。
  • 新規利用創出あるいは他社からの転移による増収・増益[38]:2013年3月期の決算説明会(2013年4月30日)にて東北縦貫線開業に関して「2015年3月期には東北縦貫線が完成し、上野駅での乗り換えなしに、常磐線、宇都宮線、高崎線のお客さまが東海道線に乗り入れられるようになります。10分以上の時間短縮効果に加えて混雑緩和も図れますので、新規のご利用をかなり創出できる、あるいは他社からの転移も相当見込んでいます」と説明された。開業後の収入実績としては、開業直後の2015年3月期の決算説明会資料[39]において、2016年3月期の利益予想では上野東京ライン開業にともなう通期鉄道運輸収入増予想額が定期で+10億円・定期外で+10億円としていたが、2016年3月期第2四半期の中間決算発表会[40]における発表された半年の実績値として定期で+15億円の実績があったこと、また下期の予想も+15億円とすることが発表された。すなわち、予想では定期収入予想「+10億円」が「+30億円」になるとの見通しの修正がおこなわれた。なおこの発表においては定期外の収入の実績および予想の修正に関しての言及はなされていない。2016年3月期の決算説明会(2016年4月28日)[41]では「上野東京ライン開業に関わる通期の増収は定期外で+35億円であったこと」及び、「定期の増収が全体で+42億円でありその要因について『高齢者や女性の雇用者数の増、上野東京ラインの効果が出ました。』」と説明された。このことは2016年4月27日の産経新聞において、「上野東京ラインの開通も40億円近い増収につながった。」と報道された[42]。開業1年の通期の収入増益は当所の予想である20億円増収(定期+10億円・定期外+10億円)に対しの2倍の+40億円と予想を大幅に上回る増収の達成がなされた。
  • 東京駅や上野駅において、折り返し運転の一部省力化が期待される。
  • 北関東から、リニア中央新幹線始発予定駅の品川駅、および休止中の東海道貨物線を活用する検討中の新線(羽田空港アクセス線)を介した東京国際空港(羽田空港)へのアクセス向上が期待される[43]
  • 福島県いわき市では、東京エリアへの通勤・通学者が増加したとの報告もある[誰によって?]
  • 開通前まで、品川駅でスイッチバックを行って新宿経由で運行されていた、日光への修学旅行集約臨時列車は、上野東京ライン経由で運行を開始。

計画当時の見込み[編集]

運行系統[編集]

まず、上野駅止まりだった宇都宮線・高崎線・常磐線の一部の列車による東京駅までの乗り入れが想定されていた。また、今後の利用状況を勘案し品川駅折り返し[44]や、品川駅以遠の東海道線との相互直通運転が想定されている。また2013年12月9日付の毎日新聞では、「朝の通勤時間帯の運転本数は当初は1時間当たり15本、翌年からは最大20本にする方針」と運転本数に関しての情報の記載もされている[22]。さらに2014年2月26日付の朝日新聞では「それぞれ何本乗り入れさせるか、JR東日本は『検討中で、まだ何も言えない』とする。ただ、同社の幹部は「乗客の利便性向上が最優先なので、3線の利用実績に基づいて割り振ることが基本的な考え方だ。利用実績は調査中」と話す。また、乗り入れた列車の多くは、乗降客が多く、折り返し設備が整った品川で折り返し運転をする見込みだという」と報じている[45]

また、南側からは神奈川東部方面線を経由して相模鉄道の列車を乗り入れさせる計画もある[46]。が、その後2016年9月には横浜市長林文子らが神奈川東部方面線・相模鉄道から直通する列車に対しての同線への乗り入れの具体的な検討を相鉄とJR東日本に対して要請する考えを示した[47]。ただしこの場合、現状の配線では鶴見駅北方または品川駅南方で平面交差となるため、頻繁に運転する場合は鶴見駅あるいは品川駅構内および両駅の構内付近に東海道本線と品鶴線との立体交差での連絡線が必要となる。また鶴見駅での転線の場合、上野東京ライン方面に直通する列車は川崎駅経由での運転となる。

2014年8月1日、JR東日本社長・冨田哲郎BS11のインタビュー番組に出演し、「上野東京ラインで常磐線での上野での乗り換えが不要になる。東京駅、品川駅まで直通で入れる。乗り換えがないという心理的バリアがなくなることは、人の移動に大きな影響があるだろう。新しいルートをきっかけに新しい流動ができる。人の動きを活性化することが地域の経済を元気にする。東京メトロの副都心線が東急東横線、東武鉄道、西武鉄道と結びついて直通で運転されるようになった。すると埼玉県と神奈川県との間で新しい流動が生まれた。これが鉄道の新しい魅力だろう」と上野東京ラインについて説明を行った[48]

2014年10月30日に直通運転の概要が発表され[49]、宇都宮・高崎線が東海道線と相互直通運転、常磐線が品川駅まで(当初計画では東京駅までであったものを計画を変更して延長。後節を参照)の直通運転であると発表された。平日朝ラッシュピーク時(東京駅基準 8:00 - 9:00)の南行本数は、3路線それぞれ5本ずつ、計15本になるとされた。またその際に発表された概要は平日ベースのみであったが、「土休日については平日に準じた輸送体系となる予定」としていた。

ラッシュ時の混雑緩和[編集]

本路線完成後、山手線と京浜東北線の混雑率は、「最大時で約230%から180%以下に緩和される」と予測されていたが、開業後2015年3月では170%となった[36]

京浜東北線・根岸線の代替路線(快速線)としての役割[編集]

宇都宮線および高崎線との直通後、本路線経由の普通列車の停車駅は、大宮駅 - さいたま新都心駅 - 浦和駅 - 赤羽駅 - 尾久駅 - 上野駅 - 東京駅 - 新橋駅 - 品川駅 - 川崎駅 - 横浜駅 - 戸塚駅 - 大船駅となり、当該区間で長区間利用の場合や、東京駅以南と上野駅以北を跨って利用する乗客の乗り換えが不要になる。これにより、並行する山手線や京浜東北線に対する速達列車の役割が期待され、相互区間利用時の所要時間短縮も見込まれている。なお、京浜東北線は上野東京ライン開業後は快速を神田駅・御徒町駅に停車させ(御徒町駅は土・日・祝日のみ停車)、上野 - 東京間についてはこの路線が快速の役割を果たすことになる。

常磐線に関する計画[編集]

常磐線方面からの直通運転は、2002年のプレスリリースで「朝通勤時間帯については直通列車の混雑等を勘案し、宇都宮・高崎線からの乗り入れを基本」[15]とされており、それ以外の時間帯については言及されていなかった。2007年8月24日付けの読売新聞千葉版で、常磐線の本路線への乗り入れは「特急の一部のみ」の方針と記されるが、2008年のプレスリリースは「具体的な輸送計画については今後検討を進めてまいります」としていた。2012年の経営構想に関するプレスリリースにおいては「常磐線をはじめ、宇都宮線や高崎線の東京駅及び東海道線方面への乗入れ」と微妙な記述の変化があった。2014年5月18日付けの茨城新聞では、「上野東京ラインに3線全ての列車が乗り入れることは物理的に困難で、今後の振り分け本数も注目される。また茨城新聞の取材に対し、国土交通省幹部は『利用実績で割り振るのが基本だが、北関東から南関東へ抜ける湘南新宿ラインのような路線がないこともあり、常磐線はかなりの本数が入るだろう』と見通しを明かす」と報じた[50]

しかし、上野東京ライン下り線と常磐線下り線との間では上野東京ライン上り線(東京方面)を横切る平面交差が生じ、運行上のボトルネックとなる可能性があるほか、車両の特殊性(中距離列車交直流電車であることと、快速電車にグリーン車がないこと)などから、運用が限定される可能性も指摘されていた[51]。これらのネックは、開業時の概要や改正ダイヤの発表において言及されていた。

その後、品川駅の2面ある臨時ホームのうち、1面を上野東京ラインの折り返し用に転用する計画に変更し、これによる同駅の配線変更工事を2014年までに完了した。これにより折り返し線に余裕が生じる見込みとなったことから、常磐線列車は当初予定していた東京駅折り返しから品川駅折り返しに、また昼間時の特急列車と中距離電車のみが上野東京ラインに乗り入れる予定だったのを終日の乗り入れにそれぞれ変更となり、さらに当初の運行計画には盛り込まれていなかった快速電車(取手駅以南および成田線我孫子支線経由で成田駅折り返し)の乗り入れを運行計画に追加した[52][53]

前述の通り、2014年10月30日に直通運転の概要が12月19日には開業時の運転形態が発表された。常磐線は朝通勤ラッシュピーク時間帯(東京駅基準8時台)以降の一部列車が品川駅までの直通運転を行う。朝ラッシュ時間帯(東京駅8時 - 9時)は快速電車のみ5本が品川行きとなる(これは同時間帯に5本ずつ東海道線に直通する宇都宮線・高崎線と同数)。品川発の折り返し電車は運転しない。それ以降は、日中は特急列車の全列車、特別快速の全列車と普通列車の一部列車、夕・夜間は特急列車は「ひたち」と一部の下り「ときわ」、快速電車の一部がぞれぞれ品川駅まで直通となり、全時間帯・全列車品川駅以南には直通しない。宇都宮・高崎線の多くの列車が湘南新宿ライン、上野東京ラインの2ルートで横浜・湘南方面へ直通するのに対し常磐線からの直通が少なく、しかも品川止まりのため、沿線住民や自治体から横浜・湘南方面への直通列車設定の要望が大きい(これを実現させるため茨城県などが「常磐線東京駅・横浜駅乗り入れ推進協議会」を結成し協議が行われている)。

直通運転開始と同時に常磐線特急を「ひたち」(速達タイプ・全席指定)と「ときわ」(停車駅多数タイプ・全席指定)の2種類に再編し、新しい着席サービスを導入することも合わせて発表された[54][49]。このうち「ときわ」は1985年まで常磐線の急行列車の列車愛称に使われていたものである。

品川車両基地について[編集]

JR東日本のプレスリリースで「車両留置箇所の見直しによる車両基地用地の有効活用」との記載および別紙として品川車両基地の現状 (PDF) との資料を添付している。この中で品川車両留置基地の現状における車両留置面積及び「一部用地の生み出し」の記述がされており、田町車両センター(現:東京総合車両センター田町センター)など品川駅北側の車両基地の再編を想定していることがわかる。また、一部報道でも再編後に過半数におよぶ十数ヘクタールの敷地が開発可能と報じている[55]

前記開発に伴い、"山手線・京浜東北線の線路を整地したエリアの東側に移設した上で、移設区間の泉岳寺駅近辺に新駅(名称未定)を設ける計画"と2012年1月4日あるいは5日に報道された。これによれば15ヘクタールある同用地は2011年12月に国から国際戦略総合特区に指定され、新駅は東京都・港区・JR東日本などで組織する検討委員会において話し合いが進行中で、上野東京ライン開業後(2014年度)の着工見通しで、開業時期は早くて2020年[56]とも報じられている[57]

2014年6月3日に新駅開設が正式に発表され、田町駅から約1.3km、品川駅から約0.9km付近に設置、2020年の東京オリンピックパラリンピックにあわせて暫定開業を予定している[58]

羽田空港乗り入れ構想[編集]

JR東日本社長・冨田哲郎は、2014年1月の産経新聞の取材に対し、JR東日本が検討を進めている東京都心部から東京国際空港(羽田空港)へのアクセス路線が実現した場合、東北縦貫線(上野東京ライン)と接続して直接乗り入れ可能にする方針であると明らかにした[59]。これによれば、一部休止中の東海道貨物線(大汐線)を活用し、田町駅から東京湾岸の区間を旅客化した上で新線を建設して羽田空港に乗り入れる形となり、宇都宮線・高崎線・常磐線から上野東京ライン・東海道線を経由して直接羽田空港に行くことができ、北関東からの空港連絡鉄道として活用可能になるとしている。

羽田空港アクセスにおいては、JR東日本グループでも浜松町駅からの東京モノレール羽田空港線があるが、浜松町駅には上野東京ライン・東海道線は停車しないため、上野東京ラインの開業は、品川駅に直結することで競合路線である京浜急行電鉄本線 - 空港線)への乗り換え利便性の向上に利することとなる。京急でも、これを見込んで「京急乗って即、羽田!」のキャッチコピーを掲げて、埼玉県千葉県の上野東京ライン直通各線の沿線や私鉄線を中心に広告を出している[60]

各種意見[編集]

賛成意見[編集]

東北縦貫線の早期実現を要望する看板(2007年8月29日、佐貫駅にて撮影)

埼玉県は、県内から宇都宮線や高崎線で上野駅へ出て山手線や京浜東北線、地下鉄銀座線日比谷線に乗り換え東京方面へ通勤・通学する者が多く、県はこの計画を評価しており計画が遅れていることから、2006年11月に早期開業を求める要望書を提出している。常磐線は、沿線の千葉県茨城県などの自治体(常磐線輸送力整備・新線建設促進期成同盟を参照)がそれぞれ期成同盟会を結成し、常磐線の東京駅乗り入れを推進している。

賛成自治体・団体[編集]

反対意見[編集]

計画発表当初より、一部住民などから建設反対意見が挙がっている。

主に台東区上野御徒町地区では「(特に工事中の)騒音がひどくなる」「家具が揺れる」などの意見がある。千代田区神田地区では、住民から「国鉄時代に二層高架は行わないとの取り決めがあった」「日照権を侵害する」「大地震時に倒壊し、周辺に多大な被害が出る危険性がある」「風通しが悪くなり、周辺の気温が上昇する」「二層高架化による勾配を電車がフルノッチで駆け上がるために、モーターの騒音が相当なものになる」などの反対意見が出た。JR東日本との対話も行われたが、納得できなかった住民が2007年8月1日に建設差し止めを求めて東京地方裁判所提訴[61]。裁判は5年以上に渡って続けられたが、2012年9月24日に判決が言い渡され、ほぼ全面的にJR東日本の主張を認めるかたちで原告の請求は棄却され、住民側は控訴する方針であるとされたものの、その後の動向は伝えられることの無いまま、開業を迎えた。同住民らは、縦貫線を二層高架ではなく地下化する希望的提案[62]をしていた(なお、これに関してJR東日本は、そもそも提訴されるより前、住民説明会で質問された際に新線を通す地下のスペースの取得、高架より割高になる費用の確保、地下を通すと横須賀線直通となるために同線及び相互直通運転を行っている総武快速線の現在の運行本数維持の3点が困難であることを理由に拒否していた)。また、「(東海道線で)東京駅からの着席乗車が行えなくなる」といった意見もある。

反対意見者[編集]

  • 千代田区(神田地域)の一部住民・勤務者
  • 台東区の一部住民・勤務者

反対意見に対する事業者側の見解[編集]

騒音、振動問題
最新技術及び建設機械、低騒音及び低振動の工法・機械を採用し、敷地境界付近には仮囲いを設置する。長時間連続する作業を避ける。建設作業騒音及び建設作業振動は基準以下である。防音壁、ロングレール、レールの重量化及び弾性バラスト軌道、バラストマットの採用、レール研磨、車輪及び車両の整備。
日照権
防音壁に透光板を採用する。住居地域及び近隣商業地域に定められている日影の基準を満たす。
安全性
地質調査を行った上で設計し、兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)クラスの大地震に対しても耐えられる構造物としている。

JR東北縦貫線計画・事業者側の見解 (PDF)

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 運行記録は結解学「東北縦貫線ストーリー」 交友社鉄道ファン』2008年10月号 No.570 p89 - p95に詳述されている。
  2. ^ 東京駅・上野駅経由の列車は、両駅で旅客扱いは行わなかった。
  3. ^ 『国鉄監修 交通公社の時刻表』(編集・発行 日本交通公社)1971年1月号のp16、17、23(年末・年始の帰省列車)によると、清水駅発青森駅行きの「あおもり1号」(常磐線経由)は品川駅から土浦駅まで、名古屋駅(日により静岡駅)発青森駅行きの「あおもり2号」(東北本線経由)は横浜駅から大宮駅まで旅客扱いを行わなかった。市販の時刻表の東京駅や在来線の上野駅に(通過マーク)が付いた、数少ない事例である。ただしJTB時刻表においては2000年代以降も初詣臨時列車の「成田山初詣伊東号・横須賀号」で東京駅通過が記載されている。 - 一例『JTB時刻表』(編集・発行 JTBパブリッシング)2008年12月号、特集p.15(初詣列車のご案内)、2014年12月号、特集p.16(初詣列車のご案内)
  4. ^ 1975年2月1日の秋葉原貨物駅の廃止と前後して、秋葉原駅 - 上野駅間の複線のうち1本を上野駅の留置線に転用し、回送線は完全に単線化された。
  5. ^ 1973年当時の計画では、東北縦貫線の開業予定を東北新幹線の開業と合わせた1976年としていた。1970年代は、東北新幹線は東海道新幹線と直通運転する計画であったので、必然的に東海道新幹線ホームの隣に東北新幹線ホームを建設することになり、例えば東北新幹線ホームを地下に建設する選択肢はなかった。
  6. ^ 公式の運行案内では、宇都宮・高崎線は「東海道線への直通運転を中止し、東京 - 上野間で運休」、常磐線は「品川 - 上野間で運休」、東海道線は「宇都宮線および高崎線への直通運転を中止」、上野東京ラインとしては「宇都宮線および高崎線と東海道線の列車が直通運転(上野-東京間)中止」と「常磐線の列車が上野-品川間で直通運転中止」という旨の内容でそれぞれ案内される。
  7. ^ 2016年3月15日の早朝に発生し、17日の日中まで区間運休が続いた高崎線内送電トラブル事故の際には、初日は全ての直通運転を中止していたが、2・3日目には前夜の時点で高崎線内で始発から平常運行不能と判断され、宇都宮線・常磐線との直通運転がラッシュ時も実施されていた。
  8. ^ JR東日本公式ホームページの時刻表では、全区間に渡って「快速」と案内されている。
  9. ^ 現在でも直通運転中止時に見れる。
  10. ^ 書類上は東北本線。しいて言えば、宇都宮線・高崎線・常磐線の3路線の列車の共用区間。
  11. ^ なお、スマートフォンアプリ「JR東日本アプリ」の列車位置情報上では、宇都宮線直通列車の扱いになっている。
  12. ^ 例:「宇都宮線・高崎線 赤羽・東京・横浜・大船方面(上野東京ライン)」。
  13. ^ 例:高崎線の場合(宇都宮線も同様)「高崎線 大宮・東京・新宿・横浜方面(湘南新宿ライン)(上野東京ライン)」。東海道線の場合は上野東京ラインと湘南新宿ラインの方面を2段に分け「東海道線 (上野東京ライン) 横浜・品川・東京・上野方面 (湘南新宿ライン)横浜・渋谷・新宿方面」。
  14. ^ 高崎支社管内におけるATOS導入区間。
  15. ^ 「(種別/愛称、上野止まりは種別のみ)(両数)(ドア数)(グリーン車)(時刻)(行先)(発番線)」
  16. ^ 高崎線からはいずれも東海道線直通のため、同一の行き先があり、小田原行きが3本連続している場合がある。
  17. ^ 「(愛称、上野止まりは空欄)(種別)(両数)(時刻)(行先)(発番線)」
  18. ^ 交通新聞社発行の上野東京ラインの時刻表(横浜駅 - 大宮駅間)では日暮里駅は経由外となっているが、制度上は通過が正しい。
  19. ^ 当初は485系リゾートエクスプレスゆう」を使用する予定だったが、諸事情により651系に変更された。

出典[編集]

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  2. ^ a b c August 2010:特集「新幹線直上に架けるJR東北縦貫線」| KAJIMAダイジェスト | 鹿島建設株式会社(鹿島建設の解説ページ内のJR東日本側のコメント)
  3. ^ 東北縦貫線の開業時期、愛称について (PDF) (東日本旅客鉄道株式会社 2013年12月9日)
  4. ^ 「上野東京ライン」開業により、南北の大動脈が動き出します〜開業時期、直通運転の概要について〜 (PDF) (東日本旅客鉄道株式会社 2014年10月30日)
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  9. ^ 太田正行「昭和50年代山手貨物線の思い出」、『鉄道ピクトリアル』第894号、電気車研究会、2014年9月、 64頁。
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  11. ^ 「上野東京ラインの経緯と効果」、『鉄道ピクトリアル』第903号、電気車研究会、2015年5月、 26-28頁。
  12. ^ a b 「上野東京ラインの経緯と効果」、『鉄道ピクトリアル』第903号、電気車研究会、2015年5月、 29頁。
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  54. ^ 上野東京ライン開業に伴い、常磐線特急はより快適に、より使いやすい特急に生まれ変わります。〜新たな着席サービスを導入します〜 (PDF) - 2014年10月30日 東日本旅客鉄道
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  62. ^ もぐれ! 東北縦貫線 神田の環境を守る会 東北縦貫線(じゅうかんせん)二重高架反対!

関連項目[編集]

外部リンク[編集]