東京喰種

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東京喰種 トーキョーグール
ジャンル 青年漫画サスペンスホラー
ロー・ファンタジーバトルアクション
漫画
作者 石田スイ
出版社 集英社
掲載誌 週刊ヤングジャンプ
レーベル ヤングジャンプ・コミックス
発表号 2011年41号 - 連載中
発表期間 2011年9月8日 -
巻数 既刊11巻(2014年4月現在)
アニメ
監督 森田修平
シリーズ構成 御笠ノ忠次
脚本 御笠ノ忠次
キャラクターデザイン 三輪和宏
音楽 やまだ豊
アニメーション制作 studioぴえろ
製作 東京喰種製作委員会
放送局 TOKYO MX[1]
放送期間 2014年7月[1] -
テンプレート - ノート 
ウィキプロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

東京喰種』(トーキョーグール、Tokyo Ghoul)は、石田スイによる日本漫画作品。

概要[編集]

石田スイのデビュー作。読切を再構成し、集英社の『週刊ヤングジャンプ2011年41号より連載が開始された。同年49号にて一時休載となり、2012年1号から連載が再開された。2011年41号から同年49号までの序章を収録した単行本第1巻が2012年2月22日に発行され、2013年11月1日現在9巻まで発売されている。

作品内容
現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人肉を喰らうことで生きる怪人達・喰種グール)をテーマとした作品で、ジャンルとしてはダーク・ファンタジーに分類されている(サイエンス・ファンタジーの要素もある)。各エピソードのタイトルは「#001 悲劇」や「#002 異変」のように2文字の漢字に統一されている。
メディア展開
単行本第7巻が発売された2013年4月19日、特設サイト『東京喰種 ―解体「真」報―』が開設された。また、同年に小説版が製作されている。
本作のスペシャル動画が神風動画によって制作された。
2013年8月から同年9月までジャンプLIVEにて番外編『東京喰種 トーキョーグール[JACK]』(トーキョーグール ジャック)が連載された。
2014年3月20日にマーベラスエンターテインメントの公式サイト上でTVアニメ『東京喰種トーキョーグール』のティザーサイトが公開された。

物語[編集]

東京喰種 トーキョーグール[編集]

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる。

序章
平凡な大学生・カネキは、好意を寄せていた少女・リゼに高槻泉の小説をきっかけに話しかけられ彼女とデートすることになる。その際、カネキは喰種であったリゼに襲われ瀕死の重傷を負った直後、リゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となる。2人は病院に搬送され、医師の判断でカネキにリゼの臓器が移植される。
手術後カネキは今まで食べてきた食物を口に出来なくなり、人に食欲をそそられるようになる。喰種のトーカ芳村に出会い人の肉を受け取るも、腹を満たすことと人としての尊厳を守ることとの間で激しい葛藤をする。カネキは精神的にも肉体的にも追い詰められていく中、同じ大学に通う喰種のニシキに目をつけられ、ヒデが捕食されそうになる。辛くもニシキを撃退したカネキは暴走状態となるもトーカに救われる。芳村に「人と喰種のどちらの世界にも居場所を持てる」と諭されたカネキは喰種としての生き方を学ぶため、あんていくのメンバーとして勤務することになった。
白鳩(ハト)の出現
カネキがあんていくに勤務して間もない頃、喰種の母娘・笛口リョーコヒナミが訪れる。自分で人を狩れない彼女達は、あんていくに食料を貰いに来ていた。そんな中、喰種対策局(CCG)に所属する人間である亜門真戸がリョーコを追いかけて20区に現れ、彼らによってリョーコはヒナミの目の前で駆逐されてしまう。この事件を受け、トーカはリョーコの仇を討つため、カネキは捜査官に対抗するために行動を起こす。
クインケの材料にするべくヒナミを狙う真戸は、ヒナミを守るために対峙したトーカを追い詰めるが、ヒナミの覚醒とトーカの攻撃で致命傷を負い死亡する。その一方、カネキは亜門と対峙し、辛うじて勝利するも亜門を殺さずに逃避した。カネキは亜門の「この世界は間違っている」という言葉を受け、自らの生き方を模索しつつ、世界を正す方法を探す決意をするのだった。
月山登場
カネキとトーカがあんていくの勤務と訓練を行いつつ平穏に過ごしていたある日、月山があんていくに現れる。月山はそこで出会ったカネキに興味を持ち、彼との接触を試みる。
カネキはヨモの誘いを受け、イトリが経営するバーを訪れる。そこでカネキは、リゼは事故で死んだのではなく第三者によって殺されたという事実と、人間とグールのハーフである「隻眼の喰種」の存在を知る。カネキはリゼの死の真相を知るため、情報の交換条件として、月山が出入りする喰種のレストランの調査を行うこととなるが、月山に騙され喰種のレストランの「ディナー」として招かれてしまう。そこでカネキが「隻眼の喰種」であることを知った月山は、貴重な存在を独り占めするためカネキを危機から救う。
難を逃れたカネキの下に人間である貴未が恋人のニシキの容態について相談しに来る。貴未はカネキをおびき寄せるために月山に拉致され、カネキとニシキは貴未の救出のため月山と戦う。加勢に来たトーカを交え苦戦の末に月山を倒す。トーカは自分達の正体を知る貴未を口封じのために殺そうとするが、貴未の思わぬ発言に殺害を止め、一人佇むのだった。
アオギリの騒乱 / アオギリ編
月山撃退後、カネキはイトリからリゼに関する情報を入手する。その頃アオギリの樹の襲来による11区の支部の無力化に伴い、危険区域に指定された20区に篠原ジューゾーら本局の捜査官が派遣された。
ある日、リゼの知人であった喰種・バンジョーと彼の取り巻き達がリゼを探すためにあんていくに訪れる。同じくリゼを探しに来たアヤトヤモリニコが襲撃してくる。トーカの弟だったアヤトは彼女を圧倒し、仲間と共にカネキを拉致する。アオギリのアジトに囚われたカネキは、アオギリの幹部・タタラに「戦力にならない」とアヤトに下げ渡された後、アヤトの配下になっていたバンジョーとその仲間達と共に脱出を試みるが、失敗に終わる。それが原因で、カネキはヤモリから執拗な拷問を受け続け、生死と狂気の狭間を彷徨うが、その際に現れたリゼの幻影との対話を経て喰種の本質を受け入れ、ヤモリを撃破した。また、危険を承知でカネキ救出を行ったトーカとニシキをアヤトの猛攻から助け出し、アヤトを叩きのめした。
アオギリからの脱出後、カネキはあんていくのメンバーと再会するが、敢えてあんていくに戻らず、ある目的のためにバンジョーや、打算的な理由で手を組んだ月山と共に行動を起こそうとしていた。
それぞれの動き / 新天地6区編
アオギリの騒乱から半年後、捜査官達はその戦いでの功績が認められ昇任する中、亜門は真戸の娘・アキラをパートナーとして迎え、ジューゾーは駆逐したヤモリの赫子を元に制作されたクインケを手に入れていた。
その頃、カネキはリゼの経緯を辿ってたどり着いた6区を拠点にすると、自らを喰種に変えた嘉納の情報を求め、嘉納と繋がりがあるとされるマダムAのいる喰種のレストランを襲撃する。そこでカネキは自分と同じ「リゼ持ち」である半喰種の少女・シロクロに出会い、彼女たちの妨害でマダムAの捕獲に失敗する。

東京喰種 トーキョーグール[JACK][編集]

本編開始の12年前。13区の高校に通う不良少年・富良太志は幼馴染達をカボチャの仮面を被った人物に殺傷され、彼自身も殺されそうになるがクラスメイトの転校生・有馬貴将に助けられる。幼馴染の仇討ちを誓った富良は、有馬から仇が喰種という存在で、カボチャの仮面の喰種が“ランタン”と呼ばれていることを聞き、有馬と共にランタンの行方を追う。富良と有馬は順調に喰種を狩る中、ランタンの意外な正体を突き止める。

登場キャラクター[編集]

本作品の登場人物は特に必要とされる場合を除き、片仮名で呼称されるのが基本である。そのため、漢字の綴りが不明の者も少なくない。

喰種[編集]

主人公[編集]

金木 研(かねき けん) / カネキ
声 - 花江夏樹[2]
本作の主人公。男性。誕生日12月20日の射手座。上井大学国文科1年生で18歳→6区を拠点にする喰種グループのリーダー。元人間の半喰種。赫子は鱗赫。
20区内のマンションに一人暮らしをしていた。読書が趣味で主にミステリーを読んでいる。ミステリー作家の高槻泉のファンである。独白シーンではたびたび小説の引用で心境が語られている。
喰種のリゼに捕食されかけ瀕死になるものの、リゼが鉄骨落下事故に巻き込まれて九死に一生を得る。搬送された病院でリゼの臓器を移植されて生き延びるが、その代償で半喰種になり、喰種の世界に関わることになる。
半喰種化したことで苦悩していたが、あんていくのマスターに救われて区内に暮らす喰種の集まる場所でもある同店のメンバーとなる。そこで人間と喰種双方の苦悩に触れながら自らの生き方を模索するが、アオギリの樹からの拉致とヤモリの拷問を契機に、忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選ぶ。元来の性格は内向的かつ温厚で、亡き母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていたが、アオギリの騒乱による一連の事件を経て敵対者に容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つに至った。また、ヤモリの執拗な拷問が彼の思考や人格にパラダイムシフトをもたらしたためか、ヤモリの人格と癖を模倣し強い喰種を喰らうようになった。あんていく一行と合流しアオギリから脱出した後、ある目的のためにあんていくに戻らず離別した。半年間共喰いのみを行い、不完全ながら赫者となる。
半喰種であるため食性や身体能力は喰種と同じであるが、赫眼は左目だけに現れ、自分の意思で発現をコントロールできないため、外出時は眼帯をつけている。マスクは普段とは逆に赫眼のみを露出する構造になっている。赫子はリゼと同じ鱗赫で、右の腎臓付近から発生する。
半赫者となった際には、ムカデのような赫子に、左顔を覆って胸元に向けて尖って伸びた一つ目の面が現れた。(元々複数の赫包が発達しているのか、リゼの人格が現れたためかは不明だが、平常時の赫子が6本ある状態の赫子も出せる様子)
標準的な喰種に比べると体の堅牢さに劣るが、喰種からも異常と見られるほどの回復力を持つ。嗅覚の優れた喰種たちに言わせると喰種や人間とも違う体臭であると指摘されているが、リゼと面識のある者からは彼女の匂いを感じ取られている。Rc検査ゲートと呼ばれる喰種判別装置に反応せず、肉体的に人間的な要素が多く残されている描写がなされている。生きた人間の肉を食らった後に、リゼを思わせる人格が現れることがある。当初は黒髪だったが、ヤモリの拷問による後遺症で白髪となった。
幼くして母を亡くしたことで孤児になり、伯母一家に引き取られて暮らしていたが、伯母によるネグレクトに遭っていたため、親友のヒデが心の支えになっていた。

あんていく[編集]

霧嶋 董香(きりしま とうか) / トーカ / ラビット
声 - 雨宮天[2]
本作のヒロイン。赫子は羽赫。清巳高等学校普通科の女子高生(2年生→3年生)。苦手科目は古文。幼い頃は小鳥を飼っていたが、今は苦手になっている。放課後はあんていくでアルバイトをしており、カネキの先輩店員にあたる。ウサギのマスコットを好み、マスクもそれに合わせていることから、喰種対策局からは「ラビット」の呼称が付けられている。普段人間の食事を口にしているため戦闘能力を十全に発揮できないでいる。
普段はか弱い者にも気遣いを忘れない心優しさを見せるが、感情的になると激情に駆られ、敵対した人間を躊躇なく殺すなど凶暴な一面を持っている。カネキはこの極端な生命観を喰種としての生き方から来ていると考えている。平穏な暮らしを営める人間を羨んでおり、元が人間であるカネキに対しては複雑な感情を抱いているが、彼の優しさに惹かれている。
既に両親はおらず、弟のアヤトと同居していたが音信不通となり、後に敵対関係となる。家族を失ったヒナミを引き取って同居していたが、アオギリの騒乱の後に彼女はカネキについていくことを選んだため、元の一人暮らしをしている。現在はカネキの通っていた上井大学を目指して受験勉強中。
芳村(よしむら) / 店長(てんちょう)
声 - 菅生隆之[1]
あんていくの店長。初老の男性。羽赫の赫者。温厚で優しい人物だが、感情に流されずに判断を下せる大局観を兼ね備えている。
半喰種化して思い悩むカネキを人間と喰種の「二つの世界に居場所を持てる唯一人の存在」と励まし、自分たちをもっと知ってもらうためにあんていくの仲間として迎え入れる。カネキとリゼが遭遇した事故の真相を本人に隠すなどの窺い知れない一面を持ち、赫子の形状や戦闘スタイルから「梟」とされるなど、謎の多い人物でもある。
西尾 錦(にしお にしき) / ニシキ
上井大学の薬学部薬学科2年生。男性。尾赫。本来は情に厚いが神経質で攻撃的な性格をしており、口の悪さが目立つ。同校に通うカネキの先輩にあたる。貴未の恋人でもあり、彼女とは相思相愛の関係となっている。親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いている。
喰場所に偶然居合わせたカネキをテリトリー荒らしと誤解し、報復でヒデを捕食しようとするが返り討ちにされて姿を隠す。後に再会した際、負傷のために14区で喰種の集団に共食いの餌食になりかけていたところをカネキに救われる。月山に拉致された貴未をカネキたちの協力のもとに救出し、以降はカネキの善意を受け入れ和解する。喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめから、人を殺さずに食物を得る生き方を選び、あんていくに勤務することになった。以降、不器用ながらもカネキとトーカを気にかけている。
四方 蓮示(よも れんじ) / ヨモ
男性。赫子は不明。店長の右腕的な人物。店の業務に関わることはなく、情報収集や自殺者の遺体集めといった実務を担当している。寡黙で無愛想だが誠実な人柄で、周囲からの信頼も厚い。
ウタやイトリとは4区で暮らしていた頃からの友人であるが、ウタとは4区を混乱に陥れるほどの敵対関係にあった[3]。トーカやカネキに格闘の手ほどきをしており、作中ではほとんど描写されていないが、多くの強力な喰種から警戒されるほどの実力をもつ。
嘉納のラボでカネキの前に現れ、意味深な言葉を残しリゼを連れ去った。
古間(こま)
あんていくの男性従業員。気さくな性格で、コーヒーを淹れ方では定評を持つ。「20区の魔猿」と呼ばれていたと自称しているが、戦闘の描写や回想シーンが無いため実際は不明。
入見(いりみ) / カヤ
あんていくの女性従業員。優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて様子を窺い知る力をもつ。
帆糸 ロマ(ほいと ロマ)
カネキに憧れて隣の19区から来たあんていくの女性従業員。皿を割ったり、喰種に人用の調味料を提供したりとそそっかしい。

アオギリの樹[編集]

霧嶋 絢都(きりしま あやと) / アヤト
アオギリの幹部。羽赫。トーカの弟。姉とよく似た美形と評されている。孤児になる原因になった事件の経験から人間を嫌い、力を遵奉するようになる。極めて粗暴かつ陰険な性格をした激情家だが、拉致したカネキに忠告を与えたり、戦闘でさりげなく姉を庇うなど、本来の優しさを垣間見せる。
トーカとは人間との関わり方について相違があり決別した後、都内各地で暴れ回っていた時にタタラと出会い、アオギリの樹に参加。数年後にあんていくの襲撃でトーカと再会するも、既に敵対関係にまで悪化していたが、今でも姉への屈折した愛情を抱いており、それをカネキに見抜かれていた。トーカの赫子を喰らって戦闘不能に追いやった後、トーカを救出したカネキと戦い、身体の骨の半分を折られ、文字通り「半殺し」にされた。
羽赫特有の遠距離攻撃を中心に攻め立てる、羽根状の赫子を盾にしながら飛びかかり、そのまま赫子を開いて敵を切り裂くなど、多様な攻撃方法を持つが、本人いわく最も得意なのは近接戦闘。
大守 八雲(おおもり やくも) / ヤモリ / ジェイソン
アオギリの樹に所属する元13区の喰種。鱗赫。不完全な赫者。拷問が趣味で「食」より「遊」で殺しをするサディスト。極めて高い格闘センスを持ち、愛用のホッケーマスクと出身地の13区からCCGより「ジェイソン」の呼称で警戒されている。手の人差し指を曲げ、親指で押して鳴らす癖がある。
過去に母親を亡くしたことと、喰種収容所で受けた残虐な拷問によって今の人格になったと述懐している。カネキに執拗な拷問を行うが、覚醒したカネキの反撃に遭い瀕死の重傷を負う結果となり、直後に遭遇したジューゾーを捕食しようとしたが返り討ちにあい死亡。
上述の通り性格は醜悪であるが、ニコとナキとは親しい関係にあり、ナキにはそれなりの気遣いを行っていた。そのためナキからは兄貴分として慕われていた。
『東京喰種トーキョーグール[JACK]』にも登場する。本編登場時とは違い黒髪で、彼も拷問により白髪になった模様。
タタラ
アオギリの幹部。鉄のマスクで口元を隠している。「隻眼の王」の側近で、他の幹部より上位の中心的な立場にいる。時折中国語を話す。
リゼ持ちであるカネキを拉致してアオギリに迎え入れようとするが、戦力にならないと判断しアヤトに下げ渡す。CCGを11区に陽動させた後、エトを含む本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。
エト
アオギリの幹部。全身に包帯を巻いた児童のような外見をしている。
CCGを11区に陽動させた後、タタラ率いる本隊と共に23区の喰種収容所を襲撃した。
ノロ
アオギリの幹部。鼻と巨大な口の描かれたマスクを付けた巨大な男性。「隻眼の王」の側近であり、他の幹部とは一線を画す。終始無言で行動している。分類不明の環形動物のような赫子をもつ。極めて高い再生能力をもち、胴体を輪切りにされても傷口から湧きだした無数の赫子によって修復され、戦闘時には大口を開けた一本の巨大な赫子で敵を丸囓りにする。
瓶兄弟(びんきょうだい)
アオギリの樹に所属する喰種の兄弟。両者とも尾赫。2人ともマスクを付けており、メンバーの中では比較的穏健な性格をしている。喰種対策局からは「しっぽブラザーズ」の呼称がつけられており、連携攻撃を得意とする。「隻眼の王」に忠誠を誓っており、アオギリの思想に心酔している。共に亜門の手にかかり死亡。
鯱(しゃち) / 神代 叉栄(かみしろ またさか)
元6区のリーダー。尾赫。23区の喰種収容所に収容されていたSS級の喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。硬派な人物で、武道の達人でもある。幼い頃のリゼを知っている模様。
脱走後は6区に戻らず、アオギリのメンバーとして嘉納を探している。その際にカネキと対決し、彼を完全敗北に追い込んだ。
ナキ
元13区の喰種。甲赫。23区の喰種収容所に収容されていたS級の喰種で、アオギリの樹の収容所襲撃の際に脱走した。ヤモリに心酔しており、彼をかばって収容されていた。また、ヤモリのことを「神兄貴」と呼ぶ。頭はあまりよくないが、真っ直ぐな信念を持つ。
脱走後はアオギリの樹のメンバーとして嘉納を探しつつ、ヤモリの仇敵にあたるカネキを討つことを目的にする。

道化師(ピエロ)[編集]

ニコ
同性愛者の男性(オカマ)。嗅覚や聴覚が鋭く、きわめて高い再生力を有している。ヤモリに惹かれて一時的にアオギリに参加していた。残忍な性格で、ヤモリの生き方を「クール」だと絶賛しているが、子供殺しを強く諫めるなど母性的な一面を持つ。イトリのことを旧友と呼んでいる。
宗太(そうた) / PG
男性。喰種のレストランの会員で、月山とも面識があり、亜美を食材として太らせレストランの解体ショーに誘い込んだ。

反アオギリ[編集]

万丈 数壱(ばんじょう かずいち) / バンジョー
反アオギリのリーダーを務める元11区の喰種。25歳。頑丈さだけが取り柄で、戦闘能力は極めて低い。赫子は羽赫。リゼに想いを寄せていた[4]
ハギに代わり、リゼの招いた混乱によって崩壊状態にあった11区の喰種社会を糾合するが、侵略してきたアオギリの樹に制圧される。11区の元リーダーとして不器用ながらも仲間想いで責任感もあり、カネキや反アオギリのメンバーから慕われている。そのため自分の弱さを嘆いている。
大半の仲間を亡くしながらもアオギリから脱出した後、助けられた恩からカネキの行動に協力する。自分の名前しか書けなかった[5]が、カネキに文字の読み書きを教えてもらっている[6]

エトに肋骨をくり貫かれ瀕死に陥ったが、それがきっかけで赫子を出せるようになり、その後、暴走したカネキに腹を貫かれた際も赫子による肉体修復が行われている。

イチミ、ジロ、サンテ
バンジョーの取り巻き。全員ガスマスクをつけている。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。その後は助けられた恩からカネキの行動に協力する。
ウス
反アオギリの一員。アオギリからの脱出に失敗した後、バンジョーらと共に囚われていたが、カネキに助けられた。
モク、テツ
反アオギリのメンバー。アオギリからの脱出に失敗した直後、ヤモリに惨殺された。
コウト
喰種の少年。母親を守るために反アオギリに所属している。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。
ケイ
喰種の女性で、コウトの母。アオギリからの脱出に失敗した後、拷問を受けていたカネキの目の前でヤモリに殺された。

20区[編集]

神代 利世(かみしろ りぜ) / リゼ / 大喰い
声 - 花澤香菜[2]
本作のキーパーソン。女性。鱗赫。カネキが喰種の世界に足を踏み込む原因を作った張本人。
読書を趣味とし、日頃はお淑やかで理知的に振る舞っているが、本質は奔放かつ貪欲で無差別に人を襲って食欲を満たしていた。無分別な捕食が原因で以前暮らしていた11区にCCGの本格介入を招いてしまい、粛正に動いた有力喰種たちをも殺害してしまったために喰種社会は混乱に陥ってしまい、アオギリの樹を呼び寄せる遠因を作った。20区に移り住んだ後も行いを改めることはなく厄介者扱いされていたが、カネキを襲った工事現場にて鉄骨の落下事故に遭い死亡する。搬送された病院にて赫包を摘出されており、この赫包にてカネキをはじめ何人かの半喰種が人為的に作られている。また、鉄骨落下事故も人為的に起こされたと複数の喰種たちが示唆している。
実は嘉納によって生かされており、半喰種を作るための赫包培養器として扱われていたが、カネキと嘉納の前に突如現れたヨモによって何処かへ連れ去られた。
笛口 雛実(ふえぐち ひなみ) / ヒナミ
声 - 諸星すみれ[1]
十代前半の少女。性格はおとなしく、引っ込み思案。学校には通っていないため文字の読み書きなどはカネキに教えてもらっている。
登場以前に父親を駆逐されており、母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしていた。真戸に母親を駆逐されてから一時あんていくに身を隠していた。両親はともに喰種捜査官の真戸に殺されたが、憎しみよりも寂しさを感じる心優しい性格。故に戦闘向きの性格ではないが、真戸との戦闘では喰種としての能力の高さを見せた。両親から受け継いだ鱗赫と甲赫の赫子を持つ[7]。また、耳が良く、アオギリの騒乱ではカネキの居場所を聞き当て、カネキについて行ってからは敵の進行方向や速度を把握し、指示を出して敵を囲い込む参謀役に就くこともある。
ほとぼりが冷めてからはトーカの家で暮らしていたが、アオギリの騒乱の後はカネキについていくことを選び、彼らと行動を共にしている。
笛口 リョーコ(ふえぐち リョーコ)
ヒナミの母親。赫子は甲赫。登場以前に夫を失い、あんていくから食糧を受け取る生活をしていたが、喰種捜査官に喰種と見抜かれてしまい、ヒナミを逃がすも駆逐される。
吉田 カズオ(よしだ カズオ)
フィットネスクラブに勤務する41歳の男性。普段は捕食を除いてごく普通の生活を送っており、芳村よりリゼの喰場を譲り受けるが、所有権を主張するニシキに殺害される。
なお、本編での登場は少ないが巻末のおまけ漫画では頻繁に登場している。小説版では彼が主役の話がある。
近江(おうみ)
あんていくの常連客。男性。自制が利かなくなる性格。ヒデを狙っていたが逃してしまったところ、偶然通りかかった真戸に襲い掛かり、逆に駆逐された。
月山 習(つきやま しゅう)/ 美食家(グルメ) / MM
声 - 宮野真守[1]
東京20区に暮らす青年。晴南学院大学人間科学部社会福祉学科4年生。ファッションなどのコーディネートも好み、カネキに初対面でモデルを思わせた端正な美形である。
捕食対象の特定部位を選り好みして食べるなど食事にはこだわりを持っており、喰種対策局からは「美食家(グルメ)」と呼称される。トーカからは「20区の厄介モン」と称されている。リゼの知り合いであったが、食に関するこだわりの行き違いから決別した。喰種のレストランの会員でもある。赫子は甲赫。アヤトが20区で警戒すべき相手として芳村、四方と共に名前を挙げており、トーカを圧倒する力を持つ実力者と見られている。
「隻眼の喰種」と目されるカネキを食材として執着している。貴未を人質に取りカネキを捕食しようとするが、ニシキとトーカを相手に戦う羽目になり敗れる。その後、トーカの発言にヒントを得て、自分の肉を食べることで生きながらえていたことが判明。アオギリに拉致されたカネキを救出するため、下心を持ちながらも芳村らとの利害の一致で協力関係を築いた。カネキ救出後、カネキとは打算を多く含む協力者となる。
桃池 育馬(ももち いくま) / イクマ
ミュージシャンを目指してギターを片手に田舎から上京してきた男性の喰種。ミュージシャンとして曲を弾き始めの頃は客はいなかった。
上京初めの頃は母の仕送りだけで生活していた。仕送りが底をつき、崖で食料調達をしていた際、ヨモと遭遇。その後、月山に襲われて怪我をしたところをあんていくに助けてもらうも、あまりに稼ぐことが出来ずに餓えていた。最終的にはあんていくに助けてもらい、喰場も確保できるようになった。今も20区でミュージシャンを目指して励んでいる。
小説にのみ登場する。
カイン
上井大学のオカルト研究会に顔を出すオカルト研究家。男性。捕食と口封じのためヒデとオカルト研究会のメンバーに襲いかかるが、ヒデの策略で返り討ちにされた。
小説にのみ登場する。

その他の地区[編集]

ウタ
新宿にて「HySy ArtMask Studio」という店を営んでいるマスク職人の男性。マイペースな性格で、ピアスタトゥーの出で立ちが特徴的なパンク・ファッションで装い、攻撃的な外見とは裏腹に対応は穏やかである。常に赫眼状態のため外出時はサングラスを着用している。かつては4区に集う喰種のリーダー格で、ヨモと敵対していた[3]
イトリ
14区で「Helter Skelter」というバーを営んでいる若い女性。ヨモやウタとは古くからの知人。くだけた性格であり巨乳の持ち主。情報網が広く、喰種の裏情報に通じている。鉄骨事故の情報に興味を持つカネキと情報提供の交換条件として喰種のレストランの調査を依頼した。その後もカネキに情報提供の協力を行っている。ニコは彼女のことを旧友と呼んでいる。
霧島 新(きりしま あらた) / アラタ / 骸拾い(ムクロひろい)
トーカとアヤトの父親。甲赫の赫者。温厚な性格で人を襲うこともなく、人間との共存を図る生き方をしていた。死体を拾っていた途中でCCGに見つかり、生け捕りにされた。ヒトの死体を拾う傍ら、大量の共喰いを行っていたようで、その為完全な赫者である。(なお、赫子は鎧を着込んだような姿に展開される。)
ヒカリ
トーカとアヤトの母親。夫のアラタより先にCCGに発見されてしまい、消息を絶っている。
村松 キエ(むらまつ キエ) / アップルヘッド
亜門が任官したばかりの頃に活動していた17区の連続殺人鬼。1年で50件以上の捕食殺害を起こしており、目撃情報による継ぎ接ぎだらけの丸い顔から「アップルヘッド」と呼ばれている。活動当時はマスクだと思われていた顔が、駆逐後に素顔と判明。赫子は鱗赫と思われる。亜門に襲いかかったところを真戸に駆逐された。
御手洗(みたらい) / TR
喰種のレストランの会員。男性。食通家として知り合った小鉢を食材として解体ショーに誘い込んだ。
マダムA / 阿倍 麻衣子(あべ まいこ)
喰種のレストランの会員。飼い人のタロちゃんを溺愛していたが、月山の交換条件を受け入れて食材に提供した。
実は嘉納とは関係があり、タロちゃんは彼から提供された人工喰種の失敗作である。
ニシキの姉(仮称)
少女期からニシキの親代わりとして世話をしてきた。ある人間の男性と恋愛関係になるが、彼の通報でCCGに駆逐された。
ハギ
11区に集う喰種のリーダー。顔に傷痕を持つ男性。11区の治安を悪化させたリゼを始末するため幹部と共に襲撃するが、返り討ちに遭い死亡した。
梟(フクロウ)
CCGよりSSS級駆逐対象に位置づけられ最も恐れられている喰種。10年前と現在の双方で交戦した黒岩が違和感を覚え調査したところ、2体存在する可能性がある様子。
ドナート・ポルポラ / 神父
23区の喰種収容所に収容されている男性。SS級レートの喰種。亜門の育ての親でもあり、収容所に入れられる以前は孤児院を営んいた。孤児院の小児を好んで喰っていたが亜門だけは喰わずにいた。
安久 黒奈(やすひさ クロナ)/ クロ
カネキと同じリゼから作られた半喰種である双子の少女の姉の方。縦縞のマスクに黒いフード出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久(やすひさ)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。
安久 奈白(やすひさ ナシロ)/ シロ
カネキと同じリゼから作られた半喰種である双子の少女の妹の方。横縞のマスクに白いフードという出で立ちをしている。マダムAの護衛を務めており、絶妙なコンビネーションで攻撃を行う。嘉納を「パパ」と呼び、彼を従っている。安久(やすひさ)という資産家の娘で、両親を喰種に殺された後はCCGに保護され施設で育ち、将来優秀な捜査官になると期待されていた。同じ施設にいたジューゾー、施設に講演に来ていた亜門と面識がある。ジューゾーとの交戦で致命傷を負った。

人間[編集]

民間人[編集]

永近 英良(ながちか ひでよし) / ヒデ
カネキと同じ大学に通う男友達。カネキが「人間」としての感情を持つ中で柱となっている人物。カネキとは正反対に活発な性格で、友好関係が幅広い。
小学生時代にカネキに話しかけたのがきっかけで親友となる。あんていくの常連客で、トーカに興味を抱いている。陽気でおおざっぱを振舞うものの、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力を持ち、真戸の殉職の件もほぼ完全な推理で事件の本質に辿り着いている。作中において、カネキやあんていくの秘密に気が付かないふりをしている描写が見られる。
喰種の事件に興味を持ち、新聞の切り抜きを集めたり、ヤモリに発信機を付け、「アオギリの樹」のアジトの場所を特定するなどして独自に捜査を行っていた。また、単独でカインを撃退している。CCGにアルバイトとして働いている。局員補佐として採用されたが、「アオギリの樹」のアジトの情報をCCGに提供をしたことが丸手に知られ、彼の判断で捜査官補佐となる。
高槻 泉(たかつき せん)
ミステリー小説家。小柄な体系ではねた長髪の女性。作品の評価は高く、作品ではなく作家本人のファンもいるほどの有名人でもある。処女作は「拝啓カフカ」、他に「黒山羊の卵」「小夜時雨」「虹のモノクロ」「なつにっき」「ルサンチメンズ」などがある。
嘉納教授(かのうきょうじゅ)
嘉納総合病院の医師。初老の男性。瀕死の重傷を負ったカネキを手術した後、カネキの担当医としてしばらく診察をし、その後姿をくらましていたが、東京郊外の地下のラボに潜伏していた。後にカネキと対峙し、ある目的のために一緒にアオギリの樹へ行くよう説くが断られ単身アオギリへと向かう。
元CCG解剖医で、カネキやシロ・クロを半喰種化させた張本人。
田口(たぐち)
入院していたカネキの担当をしていた看護師。嘉納の裏の顔を知っていたためにアオギリの樹に拉致される。タタラに拷問され殺されたと思われる。
小倉 久志(おぐら ひさし)
喰種研究家。他人を小ばかにした性格の男性。度々テレビに出演しており、喰種関連の著書も出版している。
西野 貴未(にしの きみ)
上井大学医学部医学科2年生の女子学生。ニシキの恋人。家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキに話しかけられたのをきっかけに恋人になる。ニシキが喰種であることを知っており、必要があればニシキの食糧になる決断ができるほど献身的な愛情を持つ。
小坂 依子(こさか よりこ)
清巳高校の女生徒でトーカの親友。トーカのことを常に心配しているが、彼女の正体には気付いていない。調理師を目指しており、たびたび料理をトーカに食べさせている。
小鉢(こばち)
翔英社のグルメ雑誌「トーキョーグルメ」の編集者。御手洗に騙され喰種のレストランに連れ込まれた。ハプニングレストランだと信じていたため、最初に食材としてタロちゃんに解体された。
亜美(あみ)
肥満体の女性。宗太に騙されて喰種のレストランに連れて込まれた。食材としてタロちゃんに熱した鉄板に押し付けられた。
タロちゃん
本名不明。喰種のレストランで参加者たちを解体しようとした解体屋(スクラッパー)。マダムAの「飼いビト」。人間を手づかみできるほどの巨体であるが、知能は高くない。幼児語を使い、マダムAを「まま」と呼ぶ。ショーの最中にカネキを独り占めしたくなった月山に食材として殺害される。
実はリゼの赫包の移植によって変貌した人間であり、嘉納によって人為的に作られ存在でもある。上記の彼の他にも複数存在している。
巻末のおまけ漫画ではカズオと共に頻繁に登場している。
カネキの母(仮称)
夫(カネキの父)を早くに亡くし、女手一つでカネキを育てていたが、姉(カネキの伯母)からの金の無心に応じ続けていたこともあり過労死した。生前、カネキに自己犠牲を尊ぶように教えた。
カネキの伯母(仮称)
妹であったカネキの母が亡くなった後、間接的に死なせた償いからカネキを引き取るが、カネキの成績が息子を越えたことをきっかけに敵愾心を向けるようになり、彼に対して心理的虐待やネグレクトをするようになった。
浅岡 優一(あさおか ゆういち)
カネキの従兄弟。カネキと同じく内向的で、学力は良くない。間接的にカネキへのネグレクトに加担していた。
佐藤(さとう)
中年の女性。霧嶋一家が暮らしていた住宅街の近所に住んでおり、トーカとアヤトからは「佐藤のおばちゃん」と呼ばれていた。霧嶋一家とは友好的な関係を築いていたが、CCGから一家の正体を知らされ、駆逐に協力した。
木山(きやま)
上井大学のオカルト研究会の部長。気さくな性格をしたのっぽの男性。ヒデがカネキの異変に勘づいた頃に知り合い、強制的にヒデをオカルト研究会に勧誘した。独自に喰種の調査を行っている。カインに襲われるが、ヒデに助けられた。
小説にのみ登場
三晃(さんこう)
上井大学のオカルト研究会の一員。陰気な性格をした長髪の女性。木山と共に行動しており、喰種疑惑のある人物のリストを作成していた。カインの襲撃に遭うが、ヒデに助けられた。
小説にのみ登場
堀 チエ(ほり ちえ) / ホリチエ
月山が高校生時代に出会った人物。童顔の小柄な少女。飄々とした変わり者で、写真をとるのが好きなマニアでもある。月山が喰種だと知っても全く驚かなかった。
月山の食事風景を撮影したところを彼に見つかってしまい、月山と共に行動するようになる。「いい光景を見せる」という月山の言葉にひかれ、写真に収めるために夜の病院に忍び込む。その際、ある病室で看護師が老人の患者への虐待を行っている姿を目撃する。そこに月山が現れ、看護師が驚いてその場で腰を抜かすと、目の前で平然と老人の皮をはいで見せた場面を写真に撮った。その後も月山との交流関係を持っている。
小説にのみ登場するが、名前だけは本編にも出てきており、月山を通してカネキへの情報提供している模様。

喰種対策局[編集]

幹部
和修 常吉(わしゅう つねよし)
総議長。アカデミーを卒業していないジューゾーを特例で喰種捜査官として入局させた。過去には有馬も特例入局をさせている。和修家はCCGに大きな影響力を持ち、批判するだけで潰されるといわれている。丸手によるとSSSレートの喰種を討伐したことがあるらしい。
和修 吉時(わしゅう よしとき)
総議長の息子で本局局長。丸手と親交がある。式典で亜門やジューゾーに昇任の辞令書を手渡した。
特等捜査官
丸出 斎(まるで いつき)
男性。嫌味な性格で、自慢するために職場へハーレーで乗り付けたり、他者を見下す発言や陰口を繰り返すため、局員たちからの印象はあまりよくない。クインケを「オモチャ」と称し嫌っているが、戦士としての実力は確かである模様。
アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の指揮官を務めるが、23区の喰種収容所の襲撃を予測しなかった。
『東京喰種トーキョーグール[JACK]』にも登場しており、ランタンに襲われた富良から事情聴取をした。
有馬 貴将(ありま きしょう)
多くの逸話を持つ捜査官で、新人時代の梟の撃退で名を馳せた。少年期から既に捜査官として活躍していた天才肌であり、面識のある者からは「天然」と評されている。
『東京喰種トーキョーグール[JACK]』の主人公。学生時代、「ランタン」を追うため13区の学校に転校していた。クインケはJACK時代にはギターケースに入れた甲赫のユキムラを使っていた。
黒磐 巌(くろいわ いわお)
実戦経験豊富なベテラン捜査官。梟と二度の実戦経験を持つ。クインケは鱗赫の[クロイワSpecial]と甲赫の[アラタproto]。
アオギリの11区襲撃事件に対処する11区特別対策班の副指揮官を務める。三度目の梟との戦いに違和感を覚えている。
篠原 幸紀(しのはら ゆきのり)
人当たりのよい性格の人物。ジューゾーのパートナーで、彼の問題行動にも怒ることなく諭すように指導している。真戸の初代パートナーでもあり、アカデミー時代の亜門の教官も務めていた。トーカとアヤトの父であるアラタを生け捕りにした人物。堅実確実に結果を残すタイプであり、「不屈のシノハラ」と呼ばれている。クインケは尾赫の[オニヤマダ壱]と甲赫の[アラタproto]→[アラタβ0.8]。
半赫者のカネキと交戦し、重傷を負った。
準特等捜査官
法寺 項介(ほうじ こうすけ)
滝澤のパートナー。真戸の二代目パートナーだった。目下にも敬語を使う穏やかで紳士的な性格である。13区の「ピエロマスク掃討戦」だけでなく、中国の「赤舌連(チーシャーリェン)」という喰種集団を相手にして功績を残す程の実力者である。
千之 睦(ちの むつみ) / チノムツ
23区担当。クインケは尾赫の[サユリ壱]
有根(ありね)
7区担当の男性。「ピエロマスク掃討戦」で法寺と並ぶ成果を収めるほどの人物。黒ウサギのマスクの喰種にクインケを展開する暇もなく殺された。
上等捜査官
亜門 鋼太朗(あもん こうたろう)
声 - 小西克幸[1]
CCG側の狂言回しを務める人物。男性。26歳、身長191cm、体重94kgの偉丈夫で、常にトレーニングで体を鍛えている。力の無い喰種が相手であればクインケ無しでもある程度対処できるほどの格闘能力を持つ。そのため重量級の甲赫のクインケを得意とする。クインケは甲赫の[ドウジマ1/2]→甲赫の[クラ][注 1]
真戸の最後のパートナーであり、彼の殉職に責任を感じている。アカデミーを主席で卒業したエリートで、喰種が歪めた世界は間違っていると考えており、この世界を変えるという信念の元に活動している。ワイシャツの襟もとに小さな十字架を下げている。基本は涙もろく正義感にあふれた好青年ではあるが、使命感からしばし暴走し、倫理や規則を無視した行動を取ることがある。かつては孤児である自身の育ての親だった喰種のドナートには複雑な感情を向けている。
アオギリの騒乱から半年後、上等捜査官に昇進し、真戸の娘のアキラとコンビを組む。ドナートに育てられた経緯と、半赫者で暫定SSレートの一般的に見れば「危険な喰種」であるカネキを捕獲・駆逐せずに見逃したことから、エトと嘉納に興味を抱かれる。
真戸 呉緒(まど くれお)
不気味な雰囲気を漂わす中年の男で、常に手袋をはめている。喰種の駆逐を使命とし、「隻眼の喰種」への復讐を目指していた。
少々風変りではあるものの礼儀正しく、部下への気遣いと思いやりや、家族への愛情も深い人物。しかし、喰種が相手になると右目は丸く開かれ、左目は半眼になり、心身へ苦痛を与えるサディストに変貌する。クインケの収集に執着しており、職場内でも変わり者と見られていた。クインケは鱗赫の[フエグチ壱]や甲赫の[フエグチ弐]、甲赫の[クラ]等多数所持していた。亜門に捜査官としての基礎を教えた人物でもあり、プロ意識も高い。笛口家全員をクインケにすべくヒナミを追いかけるが、トーカに討たれて殉職する。
平子 丈(ひらこ たけ)
男性。21区担当。有馬とコンビを組んでいた。多くの実績を上げるベテランではあるが、有馬の天才的な能力と言動に振り回されていた。クインケは鱗赫の[ナゴミ1/3]。
田井中 寛和(たいなか ひろかず)
男性。23区担当。チノムツのパートナー。クインケは尾赫の[ロク1/3]。
富良 太志(ふら たいし)
男性。7区担当。有馬の友人。喰種レストラン突入チームにも参加している。
『東京喰種トーキョーグール[JACK]』の準主人公。校内で恐れられる不良だった。幼い頃は野球少年だった名残か、喰種探しの際に武器として釘バットを持ち歩いていた。
児張(にはる)
7区担当の男性。有根と共に黒ウサギのマスクの喰種に殺される。
;磯山 重司(いそやま じゅうじ)
嘉納の隠れ処への突入に参加。篠原の指揮下で車谷と共に行動している。クインケは尾赫の[シャク]。
一等捜査官
;車谷 東吾(くるまたに とうご)
嘉納の隠れ処への突入に参加。篠原の指揮下で磯山と共に行動している。クインケは羽赫の[アブラガマ]。
二等捜査官
鈴屋 什造(すずや じゅうぞう) / ジューゾー
篠原のパートナー。カネキと同年齢。中性的な容姿をした男性。アカデミーに入学することなく特例として喰種捜査官に就任。カネキと同様に喰種を惹きつける体臭を持つ。普段は無邪気で人懐っこい性格であるが、常識感とモラルが欠如しており、気軽に窃盗を行い、機嫌を損ねると障害が残る傷害を躊躇せずに行う残忍な面を持つ。アカデミーの教官らに、喰種に育てられていたと噂されている。クロナ、ナシロと同じ施設に居たため彼女らとは面識があり、交戦中には「同窓会のようですねえ」と発言している。
アオギリの騒乱から半年後、二等捜査官に昇進。クインケは尾赫の[サソリ1/56]×56(ただし、「くすねてきた」もののため恐らく常時使用ではない)と、鱗赫の[13's(ジューゾー's)ジェイソン]。
真戸 暁(まど あきら) / アキラ
真戸の娘。アカデミーでは政道と同期で首席卒業。上等捜査官に昇進した亜門のパートナーとなる。上司といえども労力の無駄として敬語は使わない等、傲慢な面を見せる。グラス一杯の酒を飲んだだけで泥酔してしまう程アルコールに弱い。尾赫と甲赫を融合させたキメラクインケの[アマツ]を使う。
滝澤 政道(たきざわ せいどう)
喰種対策局の二等捜査官。アカデミーでは次席卒業。有馬と亜門に憧れており、スクラップ記事などを集めている。同期のアキラや昇進の早いジューゾーには劣等感を感じており、特にジューゾーを疎んでいる。クインケはパートナーの法寺から譲り受けた羽赫の[ドゥヒ]。
五里 美郷(ごり みさと)
女性。13区担当。クインケは羽赫の[エメリオ]。亜門に憧れているが、その裏返しとして彼に対して攻撃的に接してしまう。
三等捜査官
局員捜査官
中島 康智(なかじま やすのり)
喰種対策教育所出身の局員捜査官。男性。後輩の草場とパートナーを組んでいたが、彼の殉職後は亜門とコンビを組むことになる。
草場 一平(くさば いっぺい)
三等捜査官。男性。26歳。中島とコンビを組んでいた。亜門の正義感に触れ尊敬していたが、トーカに襲撃されて殉職する。
累沢(るいざわ)
喰種対策局の情報部職員。女性。人当たりの良い軽めの性格であるが、喰種であれば子供であっても駆逐されて当然という様な考えを持つ。
村田(むらた)
喰種対策局の喰種捜査官。男性。
捜査官補佐
永近 英良(ながちか ひでよし) / ヒデ
#永近 英良 / ヒデ」の項を参照。

その他[編集]

ヘタレ
あんていくが保護しているインコ。名前は基本的に「ヘタレ」をよく言うことから。片羽に星のマークがついている。トーカの自宅のベランダに迷い込んだところをヒナミに拾われた[8]。ヨモからは「シューティングスターウィング(流星の翼)」と呼ばれている[9]

用語[編集]

喰種(グール)[編集]

概要
食性が人間のみに限定された肉食亜人種。反社会的な食性から公的に駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されている。通常時は人間との外見的な差異が無く、条件付きで交配も可能であり、臓器の移植もできるなど、限りなく人間に近い種として描かれている。
身体的な特徴
身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し、素手で人体を貫く筋力をもつ。個体差はあれ、成体ではヒトの4~7倍の筋力を持つとされる。小さな切り傷程度であれば一瞬、骨折でも一晩程度で治癒する。感覚器官がきわめて優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けられ、人ごみの中から足音を聞き分けることができる。寿命は明言されていないが人間のように老化した喰種が登場しており、大怪我を負えば死ぬことから不老不死ではない。捕食もしくは交戦時に赫眼になり、身体から赫子が発生するため人間と見分けやすくなり、喰種対策法でもこれらの確認を以て喰種と判断すると定められている。
Rc細胞
喰種の体内に存在する特殊な細胞。人肉から得た栄養で活性化し、喰種に超常的な能力を与える。喰種が人肉しか摂取できない食性の原因でもある。医学的にRc細胞の有無を確認するためのRc因子が定義されており、医学検査にRc値という項目が定められている。
通常の人間であっても臓器移植などを通じて体内にRc細胞が取り込まれると喰種の特性が発現する。
赫眼(かくがん)
喰種が興奮状態の時、または特殊能力を使う際に眼球が赤く変化した状態の呼称。一般的には両目であるが人工喰種や隻眼の喰種は片目が変化する。
赫子(かぐね)
喰種の身体より発生する捕食器官。Rc細胞によって構成されており、硬化と軟化を繰り返しながら自在に動く。発生箇所は種類によって異なり、強力な喰種は複数出現する。特性によって種類が分類されている。基本的に発生する種類は一種類に限定されるが、稀に複数の種類を持つ喰種の存在が確認されている。Rc細胞の保有量で発現する際の性能に差が出るため、食事は日常生活だけでなく、戦闘行動にも影響する。
治癒能力が高い喰種ではあるが、赫子によって受けた傷は治癒が遅れがちになる。特に相性の悪い赫子から受けた傷はさらに治癒が遅れる。これは赫子から分泌されるRc細胞が、相性の良い相手に対して特別有効な毒となるためである。相性は羽赫<甲赫<鱗赫<尾赫<羽赫……となっている。
羽赫(うかく)
肩まわりあたりから羽のようにガスが形状をもつ様に現れる赫子で、主にスピードを生かした瞬発系の攻撃を行う。放出した細胞がある程度離れていても操作が可能で、ガス状の細胞を硬質化させることもできる。距離を選ばないがRc細胞の放出が激しく持久力に欠けるため常にガス欠の不安がつきまとい、短期決戦を逃せば戦闘能力が格段に低下すると言われている。
甲赫(こうかく)
肩甲骨の下あたりから現れる金属質の赫子。高密度のRc細胞の凝縮で赫子の中で随一の頑丈さを誇るが、重量のせいでスピードで劣り、扱いづらい。
鱗赫(りんかく)
腰まわりから触手のような形状を持って現れる攻撃型の赫子。主に打撃や刺突で攻撃する。この種の喰種は頑健な体を持ち、高い治癒力を持つ。その独特な表面の構造から威力に優れる。しかし再生力に繋がるRc細胞の結合のしやすさは結合力の弱さでもあり、他の赫子に比べて脆い。このタイプはクインケとしてはクセがあり、扱いづらいと言われる。
尾赫(びかく)
尾てい骨あたりから爬虫類の尾のような形状を持って現れる万能型の赫子。総合力が高く攻守共に水準以上でスピードもあり、特に弱点はないが、攻撃において決め手に欠けることが欠点。バランスの良さから新米の捜査官のクインケに使用されやすい。
赫包(かくほう)
喰種にのみ存在する臓器。喰種は人肉を摂ることで血中にRc細胞を蓄える。そのRc細胞はこの赫包に蓄えられる。蓄えられた細胞は意識的、あるいは精神の昂ぶりによって皮膚を突き破り放出される。これが赫子である。個体によっては複数の赫包を持つ。
赫包は喰種の種類によって場所が異なる。羽赫は肩まわり、甲赫は肩甲骨の下、鱗赫は腰のあたり、尾赫は尾てい骨付近にあり、喰種の相性は、上から羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫の順に並べて、赫包の位置が一つ上の種に強く、一つ下の種に弱い、という形になっている。
食性と嗜好
水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人体のみであり、一度の摂食で数週間の活動ができる。常人が摂食する食品を喰種が口に含むと味覚に嘔吐中枢が刺激されるほど不快に感じ、無理に摂食すれば体調を壊すなどの不調が発生する。飢餓状態になると激しい頭痛や判断力の低下に陥り、親しい友人であろうとも捕食に躊躇しなくなる。経験者はこの苦痛を「地獄のような苦しみ」と表現している。
精神的な特徴
生来の意識や感情は人間と変わらず、同じ社会性をもっているため、日常は人間社会に溶け込んで生活している。しかし、人間しか食べられない喰種としての苛烈な環境から、強弱はあるが心に闇をもつ傾向にある。大半は人間に対して複雑な感情を抱いたり、喰種である自分に苦しんだりする程度であるが、人間を単なる食べ物と考えるようになった喰種は気軽に捕食を行い、無秩序に起こす捕食殺人事件は社会問題に発展し、喰種対策局から注目を浴びることになる。健全な人格を備えた喰種も少なからずおり、人間が店舗で食材を買うように自殺者などを加工した食肉を入手して、人と変わらぬ生活を営んでいる。
生活や文化
社会的に存在が許されない立場から定住は極めて困難であり、頻繁に移り住む者も珍しくない。また同じ理由で姓名を頻繁に変えることも珍しくないが、親からつけられた名前は綴りを変えつつも同じ読み仮名を使い続ける者が多いとされている。幼少の頃から人間を装う訓練を受けるが、その中でも普通の食品を美味しそうに食べて、体内で消化される前に嘔吐する訓練が基本とされている。
喰場(くいば)
喰種が人間を捕食をする場所。人通りのない裏路地などが好まれる。喰種にとってのテリトリーであり、他の喰種が無断で使用すればテリトリー荒らしとみなされて殺し合いに発展する場合がある。20区ではあんていくが管理しており、実力行使による奪い合いを避ける努力がなされている。
マスク
喰種が捕食行動の際に着用する仮面。身元を隠し日常生活を守るために使用する。喰種捜査官に遭遇する可能性がある場合は必須とされている。一般的には口元を露出させたドミノマスクが基本であるが、あんていくのメンバーは口元まで覆っているタイプを着用しているものが多い。本来の目的と矛盾した個性的なマスクが好まれており、喰種対策局でもマスクの目撃証言を元に呼称を付ける例も多く見られる。
あんていく
20区に暮らす喰種たちが集まる喫茶店。詳細は東京の20区を参照。
喰種のレストラン(グールのれすとらん)
喰種専用の会員制レストラン。喰種の中でも特に深い闇に落ちた者たちが利用しており、人体を調理して提供している。生きた人間を惨殺する解体ショーを開催しており、解体したての食材を料理して会員たちに提供している。騙して連れてきた人間をシャワーや身だしなみを整えさせたのちに供するため、供されかけたカネキは「注文の多い料理店のようだ」と表現した。
解体屋(スクラッパー)
喰種のレストランで行われる解体ショーの解体役。
飼いビト(かいビト)
人間を食料品のように考える喰種が同居する人間に使う呼称。詳細は不明。
亜種
隻眼の喰種(せきがんのグール)
人間と喰種の交雑によって生まれる雑種。食性は喰種と人間に限定される。母親が喰種であれば母体が胎児を吸収してしまうので生まれることはなく、人間であれば母親の摂取した通常の食べ物からの栄養を胎児が摂取できずに餓死してしまうので誕生するのは極めて稀である。雑種強勢によりきわめて強力な力を持つといわれている。片目だけが赫眼になることから、隻眼(せきがん)とも呼称されている。喰種の社会ではその希少さと高い能力から都市伝説と考えられているが、その食性から「凶星」と忌避されている。
赫者(かくじゃ)
共食いを繰り返した喰種の中から稀に発生する変態種。一般的な喰種に発生する捕食器官としての赫子とは別に、体を鎧のように覆う特殊な赫子が生じる。捕食した喰種からRc細胞を取り込み、濃度が上がることで発生するといわれている。作中では「隻眼の梟」、「骸拾い」、不完全な「ヤモリ」、「金木研」が登場している。

喰種対策局(グールたいさくきょく)[編集]

概要
喰種対策法を背景に活動する国の行政機関[10]。英語名「Commission of Counter Ghoul」の頭文字から通称「CCG」と呼ばれている。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐で、捕食殺害事件で身寄りを失った児童の保護なども行っている。
喰種対策法(グールたいさくほう)
人命を脅かし反社会的な行動をとる喰種に対処するために作られた法律。同法では喰種を第Ⅰ種特別警戒対象と定め「あらゆる法はその個人を保護しない」としている。
喰種捜査官(グールそうさかん) / 白鳩(ハト)
喰種対策局に所属し、喰種の捜査および駆逐を主任務とする国家公務員。作中では特定犯罪の取り締まりに従事する特別司法警察職員のように描かれており、銃器やクインケの所持も許されている。喰種たちからは鳩を模した胸章から通称「白鳩(ハト)」と呼ばれて恐れられている。捜査官たちは名前の下に官名をつけて呼び合っており、上位捜査官と下位捜査官がコンビでチームを組んで活動している。
階級(かいきゅう)
喰種捜査官は上位から「特等捜査官」「準特等捜査官」「上等捜査官」「一等捜査官」「二等捜査官」「三等捜査官」の6階級に分かれており、上位3階級を「上位捜査官」、それ以下を「下位捜査官」と呼ぶ。
クインケ
喰種捜査官に支給される対喰種用の武器。通常はアタッシュケースに収められており、戦闘時に展開変形して赫子のように使用する。駆逐した喰種の赫包を加工、電気信号によって赫子を発生させるため、能力はそれに準ずる。その存在は公にされていない。

東京(とうきょう)[編集]

概要
現実の東京と似ているが、裏路地には人肉を狙う喰種が潜み、地下には「地下道」と呼ばれる喰種によって築かれた広大な迷宮が広がる危険な都市である。区部は24区までが確認されており、区名は実世界でいうところの市町村コードで呼ばれている[11]
1区
千代田区に相当。喰種が多く暮らすが、喰場の奪い合いが日常的に行われている危険な地区。
喰種対策局本部(グールたいさくきょくほんぶ)
各地にある喰種対策局の本部、内部では通称「本局」と呼ばれている。
2区
中央区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。
3区
港区に相当。1区と同様に喰種が多く暮らし、喰場の奪い合いが行われている危険な地区らしい。
4区
新宿区に相当。1 - 3区と変わらぬ危険な地区であるが、かつてウタとヨモが抗争を繰り広げていた頃よりは落ち着いている。
HySy ArtMask Studio
マスクアーティストのウタが開いているオーダーメイドのマスク店。主に喰種が使うマスクを制作しているが、人間の客も訪れている。
6区
台東区に相当。アオギリの騒乱後、リゼの足跡を辿ったカネキ達が拠点としている。かつてシャチが仕切っていた区である。
7区
墨田区に相当。喰種レストランがある。最近、捜査官狩りが横行しているようだ。
11区
大田区に相当。比較的に安定した地区であったが、かつてリゼが無差別に暴食を繰り返した影響で喰種対策局の活動が活発化し、喰種社会は混乱を極めている。その後、さらにアオギリの樹が進出し、喰種捜査官を全滅させた。そのため対策局では緊急対策をとっている。
13区
渋谷区に相当。喰種にとっては血の気が多くて怖い地区とされている。『東京喰種トーキョーグール[JACK]』の舞台でもある。
14区
中野区に相当。共喰いが流行しており、衰弱していたニシキが襲われたことがある。
Helter Skelter
イトリが経営するバー。喰種の社交場を兼ねており、様々な情報が集まっている。
20区
練馬区に相当。作品の主な舞台となる地区で、主人公たちが暮らし、あんていくもここに存在する。あんていくが取り仕切っているため争いも少なく、喰種にとっては穏やかで暮らしやすい地区とされていた。
喰種対策局からは、捕食件数は他の区より低いものの、以前から単体で強力な喰種が多いことから指定危険区とされていた。「大喰い」「美食家」「ラビット」などが危険視されている。
あんていく
広義には芳村が中心となって運営している喰種の互助組織で、20区に暮らす喰種の自治組織のような側面も持っている。狭義には組織の窓口を兼ねた社交場として開かれている喫茶店の名称である。知らずに利用している人間もいるが、暗黙の了解で客の捕食は控えられている。個人主義的な喰種からはよく思われていないが、喰場の管理や捕食の隠蔽、自殺者を利用した食材加工と分配などといった積極的な活動によって20区の喰種は目立たたなくなっており、その甲斐あって20区は喰種対策局からも放置気味であった。
喰種対策局20区支部(グールたいさくきょく20くしぶ)
20区の喰種駆除を担当する支部。喰種の活動がおとなしい地区であったため活動も緩やかであったが、リゼ(大喰い)の大量捕食殺人事件で状況が変わり、トーカ(ラビット)の捜査官狩りで捜査官が命を落としたことで激変した。本局から重点地区と指定され、優秀な捜査官が派遣されている。
上井大学(かみいだいがく)
カネキやヒデ、ニシキ、キミなどが通っている大学。学部は文系から理系まであり、ニシキの通う薬学部は難関だといわれている。
清巳高等学校(きよみこうとうがっこう)
トーカや依子が通っている共学の高校。生徒は男女ともにブレザーを着用。
23区
江戸川区に相当。喰種収容所(コクリア)がある。
24区
正式な区名ではなく、東京の地下に広がる喰種が掘り拡げた大迷宮の最深部にあり大量の喰種が潜んでいると考えられている場所。CCGでも存在を掴みかねており、探索が続けられている。喰種にとっては糞溜めと評されるほどに過酷な環境ではあるが、追われている喰種が隠れるには最適な場所だと考えられている。

書誌情報[編集]

漫画本編[編集]

小説[編集]

読切[編集]

概要
連載版の原型となった作品。「第113回MANGAグランプリ」で準優秀賞を受賞し、『ミラクルジャンプ』のNo.2(2011年4/12号)に読み切り作品として掲載された。単行本には未掲載ではあるが、それらの要素は2巻から3巻にかけて再構成され、演出や台詞、テーマなども人物や場所を変えつつ再現されている。
あらすじ
喰種の喫茶店員カネキと彼の正体を暴こうと来店する喰種捜査官の篠原を中心に繰り広げられる捜査劇で、正体を見ぬかれたカネキが篠原を捕食して決着をつけるなどピカレスク要素の強い作品であった。
登場人物
連載版と共通しているが、設定は著しく異なっていた。カネキは生来の喰種ではあるが食人本能に苦悩しているなど本作のトーカに近い描かれ方をしており、篠原は喰種を憎悪するなど真戸に近い人物として描かれていた。トーカもまた後輩店員として登場するが、天真爛漫に捕食殺人を繰り返すなどリゼに近い描かれ方をしていた。

テレビアニメ[編集]

2014年7月よりTOKYO MX他にて放送予定[1]

監督は『FREEDOM』や『九十九』の森田修平、シリーズ構成は本作品が初となる御笠ノ忠次、キャラクターデザインは『GOSICK -ゴシック-』や『エウレカセブンAO』で作画監督を担当した三輪和宏、音楽は『マルモのおきて』のやまだ豊、アニメーション制作は『ベイビーステップ』や『それでも世界は美しい』のstudioぴえろがそれぞれ担当する。

スタッフ[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ ドウジマ1/2がカネキに壊されてしまったため、アオギリのアジトへ突入の際は真戸の遺品であるクラを使用した。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 「東京喰種」、『週刊ヤングジャンプ』2014年20号、集英社2014年4月17日
  2. ^ a b c 「東京喰種」キャスト発表、マスク被る金木のビジュアルも”. Yahoo!ニュース. 2014年3月19日閲覧。
  3. ^ a b 単行本4巻に収録されている本編とおまけ漫画より。
  4. ^ 単行本6巻に収録されている本編とおまけ漫画より。
  5. ^ 単行本6巻のおまけ漫画より。
  6. ^ 単行本9巻のおまけ漫画より。
  7. ^ 東京喰種トーキョーグール ―解体「真」報―より。
  8. ^ 単行本4巻のおまけ漫画より。
  9. ^ 単行本5巻のおまけ漫画より。
  10. ^ 単行本5巻189ページの警察官の台詞。
  11. ^ 「東京喰種」、『週刊ヤングジャンプ』2012年44号、集英社、2012年9月27日
  12. ^ 7月19日(金)発売『東京喰種 [日々]』の新刊情報ページを更新!小説版の表紙を公開!”. JUMP j BOOKS. 2014年4月18日閲覧。
  13. ^ a b c d 「東京喰種」スタッフ発表、監督は「九十九」の森田修平”. コミックナタリー. 2014年2月26日閲覧。
  14. ^ ねじまきカギュー×東京喰種のコラボマンガ、新刊発売記念で”. コミックナタリー. 2013年4月25日閲覧。

集英社BOOK NAVI[編集]

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク[編集]