東京ミッドタウン八重洲
東京ミッドタウン八重洲 (八重洲セントラルタワー) | |
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施設情報 | |
所在地 | 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 |
状態 | 完成 |
着工 | 2018年12月 |
竣工 | 2022年8月31日[2] |
開業 |
2022年9月17日(プレオープン) 2023年3月10日(グランドオープン) |
用途 | 事務所、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等[1] |
建設費 | 約2,438億円(再開発全体) |
地上高 | |
高さ | 240.0m[1] |
各種諸元 | |
階数 | 地上45階・地下4階・ペントハウス2階[1] |
敷地面積 | 12,390 m² [1] |
延床面積 | 283,900 m² [1] |
関連企業 | |
設計 | Pickard Chilton[1] |
構造エンジニア | 日本設計・竹中工務店[1] |
施工 | 竹中工務店[1] |
デベロッパー | 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(三井不動産) |
所有者 | 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合 |
東京ミッドタウン八重洲 (八重洲セントラルスクエア) | |
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情報 | |
用途 | 事務所、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等[1] |
設計者 | Pickard Chilton[1] |
構造設計者 | 日本設計・竹中工務店[1] |
施工 | 竹中工務店[1] |
建築主 | 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合[1] |
事業主体 | 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合(三井不動産) |
敷地面積 | 1,043 m² [1] |
延床面積 | 5,850 m² [1] |
階数 | 地上7階・地下2階・ペントハウス1階[1] |
高さ | 41.0m[1] |
着工 | 2018年12月 |
竣工 | 2022年8月31日[2] |
所在地 | 東京都中央区八重洲二丁目2番 |
東京ミッドタウン八重洲(とうきょうみっどたうんやえす)は、東京都中央区八重洲2丁目に所在する大規模複合施設。2022年(令和4年)9月17日、高層棟の地下1階の店舗と地下2階「バスターミナル東京八重洲」が先行オープンし、2023年(令和5年)3月10日にグランドオープン予定[3]。三井不動産が東京都区部における市街地再開発事業に基づいて手がける大規模複合施設のブランド「東京ミッドタウン」の第3号案件[4]。
概要[編集]
JR東京駅八重洲口正面の3地区(東京駅前八重洲1丁目東地区・八重洲2丁目北地区・八重洲2丁目中地区)で進められている市街地再開発事業の一つで、3地区の先陣を切って開業する[5]。三井不動産が参画する八重洲二丁目北地区市街地再開発組合が事業主体となって整備される。
東京ミッドタウン八重洲は、オフィスや高級ホテル、店舗、区立小学校、バスターミナル等からなる八重洲セントラルタワーと、事務所、店舗、子育て支援施設(認定こども園)等からなる八重洲セントラルスクエアからなり、22年8月31日に竣工[2]、9月17日に一部オープンした[6]。
八重洲セントラルタワー[編集]
オフィス[編集]
7階~38階のオフィスは、基準階専有面積約4,000㎡(約1,200坪)のフロアプレートを実現し、4階~5階にビジネス交流施設・会議室を備えた[1]。東洋経済オンラインや日経ビジネス電子版によると、22年6月時点でテナントが内定しているのは半分程度で[7][8]、テナント誘致の進捗は芳しくなく、これまでテナント営業は原則、三井不自ら行っていたが、22年に入ってからは外部のオフィス仲介会社にも応援を要請していると報じられている[7]。
- テナント
住友生命東京本社[9]、ダイキン工業東京支社[7]、三井化学[7]、M&Aキャピタルパートナーズ、日本GLPが入居。
ブルガリホテル東京[編集]
ブルガリホテルズ&リゾーツが三井不との提携に基づき進出するホテル。39階から最上階45階までの7フロアに展開し[1]、23年に開業する予定。
商業施設[編集]
地下1階~3階(八重洲セントラルタワー)、1階(八重洲セントラルスクエア)で併せて約60店が開業。隣接する八重洲地下街とは地下1階で接続し、「八重洲2丁目中地区」の竣工後には、地下1階および2階の2層で接続する[1]。
バスターミナル東京八重洲[編集]
「八重洲2丁目北地区」をはじめとする八重洲地区で進められる大型再開発プロジェクトでは、高層ビル3棟が建てられるが、その地下にはUR都市機構が整備し、京王電鉄バスが一体的に運営する国内最大級のバスターミナルである「バスターミナル東京八重洲」が整備される[10]。東京ミッドタウン八重洲には、地下1階~2階に第1期エリア(北地区)が整備され、22年9月17日に開業する。第2期エリア(東地区)は25年度、第3期エリア(中地区)は28年度の開業を予定[10]。
第1期エリアでは、八重洲口周辺の路上バス停や鍛冶橋駐車場から移動してきた千葉県房総半島方面の高速バスや東北・東海・関西方面の夜行バスなど、1日550便程度が発着する予定となっている[6][11]。
中央区立城東小学校[編集]
計画地内にあった城東小学校は、ほかの場所に移らず、南東部の張り出した低層階の1~4階に入居する。22年2学期が始まる9月から、6クラスの計169人が新校舎で学ぶ[12]。
八重洲セントラルスクエア[編集]
施設建設物「八重洲セントラルスクエア」は地上7階地下2階からなり、事務所、店舗、子育て支援施設、駐輪場、駐車場、住宅等が整備される。
八重洲エネルギーセンター[編集]
三井不と東京ガスが共同で設立した三井不動産TGスマートエナジーが施設内に「八重洲エネルギーセンター」を構築した[13]。このエネルギーセンターは、「日本橋スマートエネルギープロジェクト」(19年4月供給開始)、「豊洲スマートエネルギープロジェクト」(20年4月供給開始)に続く3番目の施設で、22年9月1日より、東京ミッドタウン八重洲と八重洲地下街への電気と熱の安定供給を開始する[13]。
脚注[編集]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t “「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定 日本の玄関口・八重洲に、第3の「東京ミッドタウン」が2022年8月末竣工(予定)” (プレスリリース), 三井不動産, (2021年4月8日) 2022年8月28日閲覧。
- ^ a b c “「東京ミッドタウン八重洲」竣工・2023年3月10日開業決定 2022年9月17日先行オープン 2023年4月「ブルガリ ホテル 東京」開業” (プレスリリース), 三井不動産, (2022年9月15日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ “東京ミッドタウン八重洲 2023年3月10日グランドオープン決定 初出店6店、東京初出店11店、新業態9店など、「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」を体現する57の店舗が集結 地下1階 13店舗は2022年9月17日先行オープン” (プレスリリース), 三井不動産, (2022年9月15日) 2022年9月18日閲覧。
- ^ “「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~” (プレスリリース), 三井不動産, (2018年12月3日) 2018年12月3日閲覧。
- ^ 川又英紀 (2022年7月20日). “駅前3区の先陣「東京ミッドタウン八重洲」23年3月開業、地下に巨大バスターミナル”. 日経クロステックActive 2022年8月28日閲覧。
- ^ a b 日本テレビ (2022年3月15日). “東京駅に国内最大級のバスターミナル開業へ”. 日テレNEWS. 2022年3月16日閲覧。
- ^ a b c d 一井純 (2022年5月25日). “「半分空室」のミッドタウン八重洲、三井不に試練ビル同士での「テナント引き抜き合戦」が過熱”. 東洋経済オンライン 2022年8月28日閲覧。
- ^ 三田敬大 (2022年7月11日). “東京都心でも人口流出 オフィス過剰の2023年問題”. 日経ビジネス電子版 2022年8月28日閲覧。
- ^ “181203.pdf”. 住友生命保険. 2018年12月3日閲覧。
- ^ a b 上間貴大 (2022年3月16日). “東京・八重洲に“国内最大級”のバスターミナル、9月開業 地下で進む工事の様子は?東京ミッドタウン八重洲も先行オープン”. ITmedia ビジネスオンライン 2022年8月28日閲覧。
- ^ “「バスターミナル東京八重洲」9月開業へ 東京駅前の地下に新BT バス停どう再編?”. 乗りものニュース (2022年3月15日). 2022年3月16日閲覧。
- ^ “ミッドタウン八重洲に入るのは…区立小学校 体育館に校庭、プールや菜園も 東京駅前で9月から授業”. 東京新聞. (2022年8月23日) 2022年8月28日閲覧。
- ^ a b 加藤綾 (2022年8月1日). “東京・八重洲にエネルギー拠点。ミッドタウン・八重洲地下街に供給”. Impress Watch 2022年8月28日閲覧。
外部リンク[編集]
ウィキメディア・コモンズには、東京ミッドタウン八重洲に関するカテゴリがあります。
- 公式ウェブサイト
- 東京ミッドタウン八重洲 オフィス公式サイト