李健熙
| 李健熙 이건희 | |
|---|---|
|
李健熙(2013年) | |
| 生誕 |
1942年1月9日(77歳) |
| 国籍 |
|
| 出身校 |
早稲田大学第一商学部(現・商学部) ジョージ・ワシントン大学経営大学院MBA課程修了 |
| 職業 | サムスン電子会長 |
| 李健煕 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 이건희 |
| 漢字: | 李健煕 |
| 発音: |
イ・ゴニ イ・ゴンヒ |
| 日本語読み: | り・けんき |
| ローマ字: | Lee Kun-Hee |
李 健煕(イ・ゴンヒ、韓国語:이건희、1942年1月9日 - )は、大韓民国の実業家。サムスン電子の会長。
サムスングループを創業した李秉喆の三男。慶尚南道宜寧郡出身。血液型はAB型。 本貫は、慶州李氏。[1]
経歴[編集]
1966年、父親の李秉喆が韓国肥料株式会社のサッカリン密輸事件への次男の李昌熙の関与でグループ会長の職を辞任に追い込まれ、長男の李猛熙が一時はグループ会長を務めるも、李秉喆は経営復帰後に李猛熙が当時の朴正煕大統領に自らを密告したと看做したため、後継者に指名される[2]。
1987年、李秉喆が死去し、サムスン電子及びグループの2代目会長になった[3]。
1993年、ドイツのフランクフルトにおいて「妻と子以外はすべて変えよう」をスローガンに新経営方針を提唱した。
1997年、全斗煥・盧泰愚両元大統領への贈賄事件で検察に召喚されるも執行猶予で赦免された[4]。
2004年、フランス政府よりレジオンドヌール勲章コマンドゥールを授与される。
2006年3月時点で、『フォーブス誌』によると、李健煕一家の財産は約66億ドルで、世界で82位。韓国人で唯一100位以内に入る。
2007年、「中国は追い上げ、日本は先に行く状態で、韓国はサンドイッチだ」と有名な日中サンドイッチ論を唱えて話題となった[5][6]。しかし、李健熙はかつて「第2のサムスンをつくる」として大々的に中国の産業育成に協力した当人である[7]。
2008年1月、自宅とサムスン本社が借名口座による政界や法曹界への不正資金提供疑惑で韓国当局から強制捜査を受ける。同年4月22日、借名口座による1000億ウォン台の脱税疑惑に関するサムスングループに対する韓国特別検察官の捜査が終結したのを機に経営刷新案を発表、自らも辞任した。これによりサムスングループの3代目の会長にはイ・スビンが選ばれた。この件で贈与税を回避する形でサムスングループの株式を無償受領したという疑いを受けた長男の李在鎔も最高顧客責任者(CCO、Chief Customer Officer)の役職から退いた。同年7月16日のソウル地裁の判決で、李健熙は譲渡所得税456億円の脱税容疑で懲役3年執行猶予5年、罰金1100億ウォンを宣告された(11年ぶり2度目)。
2009年、ソウル高等裁判所の判決により脱税、株式市場での違法行為、背任行為に対して有罪判決を宣告される(1年ぶり3度目)。
2009年12月29日、李明博大統領は平昌オリンピック招致のために健煕を恩赦することを発表した。2010年3月24日、サムスン電子会長として経営復帰した。李がトップを離れた時期に、サムスンがシャープを相手にシャープから手に入れた技術の特許訴訟を起こしていたが、復帰した後、シャープの佐々木と話をして和解した[8]。 2014年5月10日の夜、急性心筋梗塞で意識不明となり病院に搬送されて、その後心肺蘇生と緊急手術が行われた。李健煕の意識は、2015年1月時点でも回復しておらず、寝たきりの状態になっている[9]。
2016年7月、韓国の独立系ニュースサイト「ニュースタパ(打破)」が、李が2011年から2013年にかけて自宅で行っていた計5回の違法売春の様子を収めた隠し撮りビデオを公開した。ビデオは相手の女性が撮影したもので、売春は必ず複数の女性を交えて行われ、1回500万ウォンの報酬が与えられ、体重が基準をオーバーすると報酬が50万ウォン減額されていたことなども判明した。この動画はYoutubeでも公開されて1000万件以上の閲覧がされるなど韓国社会で大スキャンダルとなった[10][11]。
2018年2月、李が招致に努めた平昌オリンピックが開催されるも、李が捜査中の身であることや崔順実ゲート事件での長男の李在鎔の逮捕の影響も受けて文在寅大統領主催のレセプションにはサムスングループの首脳は招待されなかった[12]。
その他[編集]
現在、早稲田大学の政治経済学術院研究図書室に李の名前が冠され「李健熙記念図書室」となっている。
略歴[編集]
- 1961年 - ソウル大学校師範大学附属高等学校卒業
- 1965年 - 早稲田大学第一商学部卒業
- 1966年 - ジョージ・ワシントン大学経営大学院 MBA課程修了
- 1968年 - 東洋放送に入社
- 1978年 - 三星物産副会長
- 1979年 - 三星グループ 副会長( - 1987年)
- 1981年 - 韓日経済協会副会長
- 1987年 - 三星グループ会長( - 2008年)
- 1996年 - 国際オリンピック委員会委員
- 1996年 - 大韓レスリング協会会長
- 1997年 - 全斗煥・盧泰愚両元大統領への贈賄事件で有罪となったが恩赦される
- 1998年 - 三星電子代表取締役会長
- 2000年 - ソウル大学校名誉経営学博士
- 2005年 - 大韓オリンピック委員会名誉委員長
- 2005年 - 高麗大学校名誉哲学博士
- 2008年 - 不正資金疑惑に対して有罪判決が下される 三星電子代表取締役会長辞任
- 2009年 - 李明博大統領により12月31日付で特別恩赦
- 2010年 - サムスン電子会長職に復帰
- 2010年 - 早稲田大学名誉法学博士[13]
家族[編集]
- 父 李秉喆 - サムスングループ創業者
著作[編集]
- 『少し考えて世界を見よう』(《생각 좀 하며 세상을 보자》、東亜日報社、1997年)
脚注[編集]
- ^ "이병철에겐 논어, 이건희에겐 삼성 헌법 ! ",MTN, 2004-10-11
- ^ “長男イ・メンヒが弟イ・ゴンヒに押された理由は…”. ハンギョレ (2012年2月15日). 2018年1月16日閲覧。
- ^ http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/769702/1
- ^ 創業79年のサムスン、初めてトップ逮捕 中央日報 2017年2月17日
- ^ “李健熙三星会長が「サンドイッチ論」取り上げたわけは”. 中央日報. (2007年1月27日) 2017年11月29日閲覧。
- ^ “「天才育てることのできない教育制度が問題」三星李健熙会長”. 中央日報. (2007年6月2日) 2017年11月29日閲覧。
- ^ 「斜陽の王国 サムスン」週刊東洋経済eビジネス新書No.135
- ^ http://toyokeizai.net/articles/-/54554?page=4
- ^ 李会長が病床で誕生日
- ^ サムスン電子の李健熙会長「買春ビデオ」が公開される(動画) ハフィントンポスト 2016年7月22日
- ^ 뉴스타파(2016.7.21) - 삼성 이건희 성매매 의혹.. 그룹 차원 개입? - Official Video(ENG SUB)
- ^ “【社説】平昌五輪という絶好の機会を生かせない韓国企業” (日本語). 朝鮮日報 (2018年2月13日). 2018年2月13日閲覧。
- ^ 2010年度9月卒業式 李健熙(イゴンヒ)サムスン会長に名誉博士を贈呈早稲田大学公式ホームページ(2010年9月20日)