木下利玄

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木下利玄(1910年頃)
木下利玄歌碑(足守・近水園)

木下 利玄(きのした りげん、1886年(明治19年)1月1日 - 1925年(大正14年)2月15日)は、日本歌人子爵。本名は利玄(としはる)。

略年譜[編集]

栄典[編集]

作風[編集]

歌風は初め官能的、感傷的であった。その後、窪田空穂島木赤彦らに影響を受けて自然主義写実主義に傾き、口語俗語を使用した平易なその短歌は利玄調と呼ばれるようになった。以下は、中高校の教科書に採られたり、入試を始めとする各種試験に使われたりして、広く知られているものである。

  • 街をゆき子供の傍を通る時蜜柑の香せり冬がまた来る
  • 牡丹花は咲き定まりて静かなり花の占めたる位置のたしかさ
  • 曼珠沙華一むら燃えて秋陽つよしそこ過ぎてゐるしづかなる径

作品[編集]

刊行本
  • 銀(洛陽堂、1914年)、名著復刻版あり
  • 紅玉(玄文社、1919年)、名著復刻版あり
  • 一路(竹柏会、1924年)
  • 立春(改造社、1924年)、自選歌集
  • 李青集(福永書店、1925年)
  • 木下利玄全歌集(岩波書店、1926年)
  • 木下利玄全歌集(五島茂編、岩波文庫、1951年) 度々復刊
  • 木下利玄全集 歌集篇・散文篇(弘文堂、1940年)
    • 定本 木下利玄全集(臨川書店、1977年)。改訂版・2巻組、編・解説 五島茂

脚注[編集]

  1. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)123頁
  2. ^ 『官報』第6766号「叙任及辞令」1906年1月22日。
  3. ^ 『官報』第1357号「叙任及辞令」1917年2月12日。

外部リンク[編集]

日本の爵位
先代:
木下利恭
子爵
足守木下家第2代
1890年 - 1925年
次代:
木下利福