朝鮮人民内務軍

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朝鮮人民内務軍(ちょうせんじんみんないむぐん、조선인민내무군)は、2010年初頭に朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)の人民保安省が人民保安部に格上げされたと同時期に人民保安省所属であった人民警備隊、並びに人民保安機関を再編した北朝鮮治安組織である。

2016年時点での内務軍司令官は人民保安部門第一副部長を兼任する李泰鉄上将。

所属[編集]

朝鮮人民軍内務軍や国家安全保衛部、または人民武力部所属とされた爆風軍団の存在が報道されたが、実際は従来の人民警備隊が人民保安省所属であることや、司令官が人民保安部門第一副部長であることから、人民保安部所属であると推測される。

任務[編集]

建設作業や施設警備等の従来の人民警備隊の業務や、治安活動を行う保安員や交通保安員の業務はそのまま担当部署において引き継がれ、業務ごとに部門が別れる。これは最高指導者金正恩朝鮮労働党委員長が人民内務軍人民保安部門の担当者に対して、人民保安員と内務軍将兵と言い分けたことから推測される。しかし新設された新部隊である「爆風軍団」においては一般国民はもちろんのこと、人民軍全体から秘密警察組織である国家安全保衛部、その所属の国境警備隊の不正取り締まりの権限をも与えられる特殊治安機関とされる。

ただ、この取り締まり部隊においても、賄賂等の不正が蔓延っているのが現状である。また、一部では人民内務軍全体に金正恩第一書記直属の強力な権限があるように読み取れる報道もあるが、従来の人民警備隊の規模と引き継がれた現在の業務内容から、その権限は爆風軍団など一部の部隊に限られると思われる。

参考資料[編集]