朝日 (たばこ)

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朝日(あさひ)は、かつて日本専売公社(現・日本たばこ産業(JT))が製造・販売していた日本のたばこの銘柄の一つ。

概要[編集]

1904年、「敷島」・「大和」・「山桜」と共に口付紙巻きたばこの銘柄の一つとして販売開始された。「朝日」の名は、本居宣長が詠んだ和歌「しき嶋のやまとこころを人とはば 朝日ににほふ山さくら花」から付けられた。

戦前は、1940年に発表された唱歌「紀元二千六百年」の替え歌に登場する(代表例「金鵄あがって十五銭、栄えある光三十銭、朝日は昇って四十五銭、鵬翼つらねて五十銭、紀元は二千六百年、あゝ一億の金は減る」)など広く国民に親しまれた銘柄であった。夏目漱石が愛用していたことでも知られる。

しかし、戦後は両切りやフィルター付きの紙巻たばこに押されるようになり、1976年12月で生産を打ち切られた。これをもって日本専売公社は口付紙巻タバコの生産から撤退している。

なお、香川県高松市の埋立地につけられた「朝日町」(あさひまち)の町名は、この地にあった高松工場(2005年閉鎖、跡地に香川県立中央病院が2014年移転開院)で朝日が製造されていたことに由来している。

関連項目[編集]