朝ラーメン

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朝ラーメン(あさラーメン)とは静岡県志太郡(志太地区(藤枝市、焼津市、旧島田市))(約20数店舗)や福島県喜多方市(約10数店舗)で見られる朝からラーメンを食べる習慣をいう。朝ラーと略される場合もある。

静岡県旧志太郡(志太地区(藤枝市、焼津市、旧島田市))[編集]

静岡県志太郡(志太地区)周辺は古くから焼津市の漁業関係や藤枝市、旧島田市の茶業関係で朝から仕事をする人が非常に多く、客の要望に応える形で早朝営業を開始したのが起源と言われている。志太地区に店が多いことから志太系ラーメン、発祥の店が「マルナカ(1919年(大正8年)創業)」であることからマルナカ系ラーメンとも呼ばれている。現在、朝から開店しているラーメン店が20数軒ほどあり3市地域において伝統的食文化として定着している。ラーメンの種類は、魚介ベースの醤油ダレをあっさりしたスープで割った温かいラーメンと、ゆでた麺を冷水にさらし氷で冷やしたスープをかけた冷たいラーメンを販売する店が多く定番の味となっている。また温かいラーメンと冷たいラーメンを両方注文し食べる(どちらか片方だけでも良い)が志太系ラーメン独特の食べ方となっている。ただし、朝から営業し朝ラーメンを提供しているが定番の志太系ラーメンを販売するのではなく、各店オリジナルの味、食べ方のラーメンを販売している店も多く存在する。2010年11月、市民による任意団体「藤枝朝ラー文化軒究会」が発足した[1]

喜多方市[編集]

福島県喜多方市には人口に対してラーメン(喜多方ラーメン)店が多く、中には朝から営業しラーメンを提供する店も見られる。起源は市内にある三交代制をとるアルミニウム工場の夜勤明けの工員のために販売を始めた説、街中から遊郭が消え、ラーメン店の夜の売り上げが減ったため、朝から営業を始めたという説、早朝の農作業を終えた後、ラーメンを食べ始めたなど諸説ある[2]

2005年、JR東日本のイベント「あいづデスティネーションキャンペーン」において、喜多方では当たり前の朝食ラーメンが、全国では珍しいことを発見、当時の流行語のアムラーやマヨラーに真似て、朝からラーメンを食べることを「朝ラー」として流行らせようと提案。その時から市内で「朝ラー」を使うようになった。

その他の地域[編集]

商標[編集]

「朝ラー」の文字をデザイン化した商標が出願されたが(商願2010-24047)、「『朝ラー』の語は『朝から食べるラーメン』を表すものとして一般に使用されている」と特許庁に認定され拒絶審決となっている(不服2011-8692)[4]

脚注[編集]

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