有卦絵

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有卦絵(うけえ)とは江戸時代末期から明治時代にかけて描かれた浮世絵版画の一種類である。

概要[編集]

有卦絵は有気絵ともいい、陰陽道では九曜星を五行と方位に配して、これを人の生年の12の干支にあて暦に配して七年を幸運の有卦、五年を無卦の年として吉凶を判断する。この有卦に入った人に祝いとして贈答する錦絵や有卦に入った人が家で飾る錦絵を有卦絵といった。仏説における七福即生の思想を有卦七年に合わせて、有卦に入る人は、物の頭に「ふ」のついた七種を備えて祝うところから、通例、有卦絵にはその画中に富士山福助福寿草福禄寿、瓢(ふくべ)などといった「ふ」の字がついた物が七点描かれた。有卦絵は文化ころから幕末まで流行、明治期に廃れている。歌川芳藤歌川芳綱歌川芳室歌川芳直4代目歌川国政らが有卦絵を描いている。

作品[編集]

  • 4代目歌川国政 「ふの字尽しなぞなぞ合」 大判
  • 歌川芳綱 「金性(きんしょう)の人うけニ入」 大判
  • 歌川芳藤 「福助図」 大判
  • 歌川芳藤 「寿老図」 大判

参考文献[編集]