ホーマン遷移軌道

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ホーマン遷移軌道(2)。軌道(1)から(3)、または逆に移動する。

ホーマン遷移軌道(ホーマンせんいきどう、: Hohmann transfer orbit) またはホーマン軌道(ホーマンきどう、: Hohmann orbit)は、同一軌道面にある2つの円軌道の間で軌道を変更するための遷移軌道である。内側の軌道上に近点が、外側の軌道上に遠点がある楕円軌道である(近点・遠点を参照)。

ホーマン遷移軌道は、ドイツヴァルター・ホーマンが1925年に提案した。

ホーマン遷移軌道は、2つの円軌道の間の遷移について、最も少ないエネルギーで遷移できる軌道である。また、近点と遠点の2回だけしか速度変化を必要としない。

静止トランスファ軌道は、低軌道から静止軌道へのホーマン遷移軌道である。地球において、その静止衛星の軌道投入ではほとんどが静止トランスファ軌道を使用している。なお、低軌道の軌道面が赤道面と一致していることはまずないため、ホーマン遷移と同時に軌道面の遷移もおこなう。

惑星などの宇宙探査機では、黄道面および目的地の軌道傾斜角が問題となることや、タイミングが約1年に1度しかないことから、単純なホーマン遷移軌道が単独で使われることは少ない。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

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