月夜の蓮

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月夜の蓮 -モーツァルトへのオマージュ-』(つきやのはす -モーツァルトへのオマージュ、: Lotus under the Moonlight − hommage à Mozart −)は、日本作曲家細川俊夫2006年に作曲したピアノ協奏曲である。

作曲の経緯[編集]

作品は北ドイツ放送モーツァルトの生誕250年の記念として委嘱した[1]。またこのプロジェクトでは、細川の他に、イザベル・ムンドリーヴァイオリン協奏曲を、ベアート・フラーにコンサート・アリアを、イェルク・ヴィトマンにクラリネット協奏曲を委嘱している[2]

初演[編集]

作品は2006年4月7日に、ドイツハンブルクで、児玉桃の独奏、準・メルクルの指揮、北ドイツ放送交響楽団によって世界初演された[1]

日本初演は2006年12月に児玉の独奏、小澤征爾の指揮、水戸室内管弦楽団の演奏によって行われた[3]

編成[編集]

独奏ピアノフルートピッコロ持ち替え)、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、打楽器2(バスドラムフットドラムタムタムアンティーク・シンバル風鈴4、ティンパニ上に乗せられた磬子4、グロッケンシュピールヴィブラフォン)、弦楽合奏

楽曲構成[編集]

作品は、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番を題材としている[2]。演奏時間は約22分。

脚注[編集]