最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
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| 最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか | |
|---|---|
| ジャンル | ファンタジー[1]、悪役令嬢[1]、恋愛 |
| 小説 | |
| 著者 | 鳳ナナ |
| イラスト | 沙月 |
| 出版社 | アルファポリス |
| 掲載サイト | アルファポリス |
| レーベル | レジーナブックス |
| 連載期間 | 2018年4月10日 - |
| 刊行期間 | 2018年8月6日 - |
| 巻数 | 既刊7巻(2025年12月現在) |
| 漫画 | |
| 原作・原案など | 鳳ナナ |
| 作画 | ほおのきソラ |
| 出版社 | アルファポリス |
| 掲載サイト | アルファポリス |
| レーベル | レジーナコミックス |
| 発表号 | 2019年6月5日 - |
| 発表期間 | 2020年3月5日 - |
| 巻数 | 既刊11巻(2025年12月現在) |
| アニメ | |
| 原作 | 鳳ナナ |
| 監督 | 坂本一也 |
| シリーズ構成 | 赤尾でこ |
| キャラクターデザイン | 芳我恵理子 |
| 音楽 | 椿山日南子 |
| アニメーション制作 | ライデンフィルム |
| 製作 | 最ひと製作委員会 |
| 放送局 | TOKYO MXほか |
| 放送期間 | 2025年10月4日 - 12月27日 |
| 話数 | 全13話 |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ |
| ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』(さいごにひとつだけおねがいしてもよろしいでしょうか)は、鳳ナナによる日本のライトノベル。小説投稿サイト「アルファポリス」(アルファポリス)にて2018年4月より連載され[2]、書籍版がレジーナブックス(アルファポリス)より同年8月から刊行されている。略称は「最ひと」[3]。2025年8月時点で、漫画・電子版を含めたシリーズ累計部数は187万部を突破している[4]。
メディアミックスとして、ほおのきソラによるコミカライズが同サイトにて2019年6月より連載中[5]。2025年10月から12月までテレビアニメが放送された[1][6]。
あらすじ
[編集]パリスタン王国の第2王子カイルの婚約者だったスカーレット・エル・ヴァンディミオンは、心変わりしたカイルから婚約破棄される。元々カイルを嫌っていた上、いわれのない罪を着せられたことに怒ったスカーレットは、最後の願いとしてカイルの新たな婚約者にして自身を陥れたテレネッツァを殴る。これを機にスカーレットは魔法と鉄拳を武器として、悪徳貴族たちに立ち向かう。
登場人物
[編集]主要人物
[編集]- スカーレット・エル・ヴァンディミオン
- 声 - 瀬戸麻沙美[1]
- 本作の主人公[1]。凄まじい美貌を誇り、氷の薔薇とも呼ばれる公爵令嬢。第二王子カイルの元婚約者[7]。表向きは隠しているが実はブラコンで、兄レオナルドを世界で最も素敵な殿方だと思っている。
- 冷静沈着で感情を表に出さず、それ故にカイルから嫌われて婚約破棄された。だが実は人を殴るのが好きという凶暴性を秘めており、それを発揮していた幼い頃は狂犬姫と呼ばれていた。兄に叱責されてカイルの婚約者になった事で控えるようになったが、婚約破棄された事で長年蓄積された不満を爆発させ、その場に居たカイル含めた第二王子派の連中に鉄拳を振るい、民衆から鮮血姫もしくは撲殺姫と呼ばれるようになった。その後の活躍で救国の鉄拳姫、銀髪の悪魔、討伐姫と呼び名が増えていく。またヴァンキッシュ帝国ではアルフレイム皇子の婚約者だと勘違いされて業火の花嫁と呼ばれている。
- 幼い頃からカイルの理不尽な虐めに耐え続けた結果、「表情筋が死んでしまった」と自虐する程に無表情[注 1]。能力は極めて高く、学力・武術・魔法全てに秀で、拳のみで岩壁を砕き数多の敵を1人で蹂躙出来る。時の神クロノワの加護を受けており、生命力と引き換えに僅かな時間を遡ったり自身を加速させる事が出来るが、使い過ぎると負荷に耐えられず倒れてしまい、消費した生命力を回復させるために数日寝込む事もある。
- なかなか本心を語らないジュリアスに対して複雑な感情を抱くが、自身が唯一心惹かれた異性であるということは自覚している。ジュリアスから本心を聞き出し殴ってでも自身のことを愛していると言わせようと思っていたが、先に彼から告白されたことで悔しさを露にした。
- ジュリアス・フォン・パリスタン
- 声 - 加藤渉[8]、岡咲美保(幼少期)
- パリスタン王国第一王子[9]にして第一王位継承者[7]。
- 容姿端麗で能力も優秀。本気を出せば能力測定試験で常に1位だったスカーレットをも凌ぐ。側近のレオナルドを振り回して楽しむなど性格が腹黒い。スカーレットの美しさと本性を知って彼女に関心を抱くが、その理由を「面白い珍獣」だからと言い放つなど愛情表現が相当に歪んでいる。スカーレットからは対抗心と苦手意識を持たれている。普段はスカーレットをからかったりしているが、彼女に言い寄る男を牽制するなどとにかく素直でない。
- 幼少期に出会った頃からスカーレットのことを気になる存在としていたが、元来他人に対し親愛以上の感情を抱いたことがなかった為、彼女への気持ちが恋愛感情であることを自覚するまでに時間を要した。恋心を認めた後は彼女に素直に愛を告白している。
- 加護は創造神オリジンから与えられた「英雄譚(ヒロイック・テイル)」。「愛する者が危険な状況下に置かれた際、無限の力を発揮する」という効果があり、発動条件の対象はスカーレットに限定される。今までは中途半端な発動でしかしなかったが、テレネッツァとの戦いでスカーレットがある程度ジュリアスへの好意を認めてキスした事で能力が完全解放された。
- スカーレットの周りに結界を張り防御力を高めたりするなど後方支援的な使い方を主とするが、敵の攻撃技をその場で再現し撃ち返すことも可能。神々の頂点である創造神の力により他の神のどんな加護をも無効化できるが、その全能感に酔い必要以上の力を行使して敵もろとも味方まで攻撃に巻き込んだことがあり、スカーレットからはこの加護の最大の欠点であると指摘された。加護の使用中は体力の消耗を伴う為、短期決戦向き。
- ナナカ
- 声 - 富田美憂[8]
- 獣人族の少年[9]。カーマイン宰相に奴隷紋を刻まれて無理やり従わされており、メイドに扮してヴァンデミオン家に潜り込んでいた。犬のような姿に変身できる。
- スカーレットに息子を殴られて怒った宰相の命により暗殺者として彼女の命を狙うが、クロノワの加護によって奴隷紋を消去されたことで隷属から解放。その恩に報いるため配下となる。
- 飛竜のレックスとはライバルであり、人化した際には嫉妬していた(ように見えた)
パリスタン王国
[編集]- カイル・フォン・パリスタン
- 声 - 坂泰斗[8]、島袋美由利(幼少期)
- 第二王子[9]。悪徳貴族たちに担ぎ上げられ、国王の座を狙っている[10]。器量が小さく、能力も低い所謂「バカ王子」。第一王子のジュリアスとは同い年である。王家の役割分担としてスカーレットの婚約者となり、彼女を王家に繋ぎ止める役割を担っていたが、幼い頃から彼女を付き人・奴隷扱いして虐めていた。
- テレネッツァに乗せられて舞踏会の場でスカーレットとの婚約を破棄するが、常々不満を抱えていたスカーレットの怒りを爆発させてしまい、テレネッツァに続いて殴り飛ばされた。その後、違法である奴隷売買に手を出していた事が判明して廃嫡、投獄された。テレネッツァが国家反逆罪で極刑に処されることが決まった際には、獄中で3日間飲まず食わずで土下座し続け、彼女の減刑を嘆願。自身の刑期が延びることを厭わず、最終的にテレネッツァや元異端審問官らと共に開拓地での労働刑に処された。
- シグルド・フォーグレイブ
- 声 - 浦和希[8]
- 第二王子カイルに従う騎士[9]。真面目な性格で、それ故に我儘な主に振り回されて苦労している。
- 実は王宮秘密調査室の諜報員で、カイルの身辺調査の為に送り込まれていた。そこでスカーレットを虐めるカイルの行為をやり過ぎにならないよう陰から制御していた。カイルが破滅してからは職場復帰し、ジュリアスの護衛として行動していることが多い。
- ディアナ
- 声 - 前田佳織里
- ディアナ聖教の聖女。7歳までは田舎で暮らす普通の村人で、父からはサーニャという隠し名で呼ばれていた。男嫌いだが、銀髪で青い瞳をした美形は好きとの事。
- スカーレットを実姉のように慕っている一方、ジュリアスの事は彼の本性を知っている事もあり「腹黒王子」と嫌っている。出発の式典でレオナルドに助けられた際に一目ぼれしてしまう。
- 女神パルミアの干渉により聖女の加護をテレネッツァに奪われて失っており、理由も分からず突然加護が使えなくなったディアナは追い詰められていた。その時ディオスに「失った聖女の加護を取り戻せる」と唆され、本意ではないがパルミア教のスパイとなって情報を流すようになった。
- パルミア教と周辺国が手を組んでパリスタン王国を滅ぼそうと動き出した際に、自らの行いが民を不幸にすると強く後悔。もう加護はいらないとスパイである事を辞めた。最終的に、神クロノワから聖女の加護を奪還してほしいと直接依頼されたスカーレットの活躍によって加護はディアナへと戻された。
- パラガス
- 声 - 田所陽向
- ディアナ聖教を守る聖女守護騎士団(ホーリーオーダーズ)の団長。職務に忠実な熱血漢で、団員からの信頼も厚い。
- ディオス・ウエストウッド
- 声 - 小笠原仁
- 聖女守護騎士団の筆頭騎士。母親がエルフで父親が人間のミックス。当代のディアナことサーニャは父親が同じで腹違いの妹。ちなみに重度のシスコン。エルフの王族の血を引いており、王国では珍しい金髪碧眼の持ち主。飄々とした態度でパラガスや団員達を怒らせているが、入団から僅か1年で筆頭騎士の座に上り詰める程の実力者。妹の力を取り戻すためにパルミア教の異端審問官となり暗躍していた。ディアナが加護を取り戻す事を放棄したため、パルミア教に所属する意味を失いあっさりと脱退した。
主人公の関係者
[編集]- レオナルド・エル・ヴァンディミオン
- 声 - 石毛翔弥[8]、小市眞琴(幼少期)
- ヴァンディミオン家の長子で、スカーレットの兄[7]。家の行く末を案じる真面目な貴族。スカーレットの事を愛してはいるが本性を表した妹には悩まされており、胃薬を愛用している。
- 宮中ではジュリアス配下の王宮秘密調査室の室長を務めている。狩猟の女神ヒステリアの加護を持ち、千里眼(クレアボヤンス)で周囲の状況全てを見通せる。
- ヴァンディミオン公爵
- 声 - 鈴木卓朗
- スカーレット、レオナルドの父。
- ローザリア・レイ・マドレーヌ
- 声 - 天城サリー[3]
- スカーレットの王立貴族学院での友人の伯爵令嬢[3]。優秀な彼女を純粋に尊敬している。少々呑気でマイペースな性格。
- エンヴィ・メル・シャンバーニュ
- 声 - 立花日菜
- ローザリアと同じくスカーレットの友人の伯爵令嬢[3]。強気に振る舞っているが、実は少し気が弱い。薄紫色の長い髪をローザリアによく弄られている。
レックス
- 元々はアルフレイムの飛竜だが悪徳宰相飛翔事件騒ぎの時、アルフレイムがぶっ飛ばされたことでパリスタン王国に取り残されて後にスカーレットの飛竜となった、その後体調が悪化し人化してヴァンキッシュ帝国に行く理由となった、ナナカとはライバル(?)関係
パルミア教
[編集]- テレネッツァ・ホプキンス
- 声 - 加隈亜衣[8]
- 男爵家の娘。カイルの新しい婚約者[9]。
- 女神パルミア(声 - 加隈亜衣)の加護を受けており魅了の力を持つ。自分を「主人公」でスカーレットを「悪役令嬢」だと認識しているが、その捻じ曲がった性根のために傍から見るとテレネッツァの方が悪役令嬢に相応しい。
- 可憐でひ弱な淑女を装っているが、実は異世界(日本)からの転生者であり、転生前の名は姫宮テレサ。普通の女子学生だった当時から一転して作中世界では狡猾な策略家となり、カイルの妻になろうとスカーレットを陥れるものの、彼女の本性を見抜けず殴り飛ばされた。以降は彼女への復讐を企み、宰相ゴドウィンを裏で操るなどして暗躍する。
- パルミア教に所属し、女神パルミアの干渉によってディアナの加護を奪い国を守る聖女として名乗りを上げる。目的はパリスタン王国を滅亡させて、新国家の王妃になる事。悪辣だが「自分が支配する民が減っては意味が無い」と殺戮を拒む程度の理性はある。
- その実態はパルミアが自らの体から作り上げ、その体にテレサの魂を組み込んだ「パルミアの代行者」。だがパルミアの操り人形ではなく、女神に反論する事もある。
- パリスタン王国を滅ぼすため、女神から与えられた槍の力でスノーウィンドの大聖石を破壊する。ジュリアスを魅了してスカーレットと戦わせるが、スカーレットがジュリアスへの好意を打ち明けた事で魅了の効果が打ち消されてしまい、策を破られて激昂したところをパルミアに同化される。スカーレット渾身の一撃で空の彼方へと飛ばされ、その後回収される。国家反逆罪に問われ極刑に処される予定であったが、カイルが獄中で減刑を嘆願したことで最終的に彼や元異端審問官らと共に開拓地での労働刑に処されることになった。
- ジャルモウ
- 声 - 辻親八
- パルミア教の異端審問官。『鉄塊』の異名を持つ。教皇の権力を傘に、王族に対しても横暴に振る舞う。女神より「聖なる雷槌(いかづち)」という鉄槌を与えられている。
- カタール
- 声 - 島田敏
- パルミア教の異端審問官。『叡智』の異名を持つ。眼鏡を掛けたハゲ頭(所謂バーコードヘア)の中年男性。女神の狂信者で多数の魔道具を操るが、使う前にスカーレットに倒された。
- ミシェラン
- 声 - 中博史
- パルミア教の異端審問官。『鬼謀』の異名を持つ。頭が禿げ上がった老人。アルフレイムに共闘を持ち掛けるが断られた。女神より他者の身体能力を落とす「怠惰の足枷」という杖を与えられている。
- イザベラ
- 声 - 日笠陽子
- パルミア教の異端審問官。『愛罰』の異名を持つ。妖艶な雰囲気を漂わせた美女で鞭の使い手。テレネッツァの護衛を務めるがスカーレットに一蹴されてしまう。
- バロック
- 声 - 置鮎龍太郎
- パルミア教の異端審問官。『陰身』の異名を持つ。ミイラのように顔を包帯で覆っている。チャクラムを武器としてスカーレットの前に立ちふさがるが、武器を使う前に殴り飛ばされた。
- アヴェリン
- 声 - 小野大輔
- パルミア教の異端審問官で序列1位。『聖痕』の異名を持つ。異常なまでのナルシストで、自分を世界一美しい男だと思い込んでいる。空間を切り裂く大剣型の魔道具を使う。
- サルゴン
- 声 - 青山穣
- パルミア教の教皇。元は悪徳商人。身も心も醜悪な欲深い男で、民衆からは「成金クソダヌキ」と嫌われている。テレネッツァを擁して民衆を洗脳することで信徒とし、その勢力を伸ばしていた。パリスタン王国滅亡のために方々に手を回すが、テレネッツァの敗北後、全ての証拠を押さえたジュリアスによって国家反逆罪に問われ、教皇が大罪人となったためパルミア教は潰えた。
悪徳貴族とその関係者
[編集]- ゴドウィン・ベネ・カーマイン
- 声 - 家中宏
- バリスタン王国宰相。私腹を肥やして非合法である奴隷売買にも手を出している、王国内の悪徳貴族の頂点に立つ存在。第二王子派の黒幕であり、テレネッツァや隣国のヴァンキッシュ帝国とも手を組んでいた国賊でもあった。
- スカーレットに殴り飛ばされた後に投獄されたが、数多の罪への尋問が始まる前にテレネッツァに毒薬を飲まされ暗殺された。
- ザザーラン伯爵
- 声 - 飛田展男
- 貴族にして奴隷商人。スカーレットに恐れをなし、彼女を奴隷のオークション会場に案内した。
- ドノヴァン
- 声 - 室井海人
- ザザーランの奴隷。元冒険者のライカンスロープ(人間と魔獣のハーフ)で巨大な獣人に変身できる。生意気な態度を取ったスカーレットに襲いかかったがあっさり倒され、オークション会場でも一蹴された。
ヴァンキッシュ帝国
[編集]- アルフレイム・レア・ヴァンキッシュ
- 声 - 細谷佳正
- ヴァンキッシュ帝国第一皇子にして紅天竜騎兵団団長。鋼鉄の神メテオールの加護を受けており、体を鋼のように固くする。この加護で数多くの武勲を立てた根っからの武闘派で、業火の貴公子と呼ばれている。
- ゴドウィンを口封じしようとした際にスカーレットと出会い、彼女の強さと美しさに一目惚れして求婚するも断られる。加護の力でスカーレットの剛拳にも耐え抜くが、激しい打撃で脳を揺さぶられて脳震盪を起こし、遥か彼方にぶっ飛ばされた。しかし全くの無傷で、後に窮地に陥ったジュリアスと個人的に同盟を締結。スカーレットと共にバルミア教に操られる魔物の大群に立ち向かう。
- 業火宮という名の御殿を持ち、気に入った女性達を後宮に住まわせている。
- ジン
- 声 - 堀江瞬
- 紅天竜騎兵団の副団長を務める青年。アルフレイムには忠実だが、口調は辛辣。アルフレイムのストッパー役であり、彼が暴走した時は容赦せずブチのめす。
- フランメ・レア・ヴァンキッシュ
- ヴァンキッシュ帝国第二皇子。兄とは対照的に温厚で心優しい性格。アルフレイムを尊敬し慕っている。国の後継者候補の1人。文武に優れているが病弱であり、本人は皇帝の器ではないと思っている。
- ヴァルガヌス・ワイザード
- ヴァンキッシュ帝国全軍を統括する軍師将軍。国の後継者候補の1人で、アルフレイムとは敵対関係にある。
- イフリーテ
- 皇帝を守護する近衛兵団の団長。素行は悪いが腕は立つ。皇帝への忠誠心が強い。国の後継者候補の1人でアルフレイムとは敵対関係にある。
- ヘカーテ
- 帝国の黒竜姫でありアルフレイムの愛騎。長い時を生きている飛竜だが、普段は少女の姿をとっている。業火宮の後宮で長を務めており、業火の花嫁と呼ばれるスカーレットに対しては嫉妬の感情を抱いている。アルフレイムと「心臓の誓い(命を共有化し、一方が死ぬともう片方も即座に死に至る)」を交わし、生涯を共にすることを誓う。
- 紅天竜騎兵団
- アルフレイムの私設部隊。ジュリアスと現パリスタン国王との暗黙の了解により、パリスタン王国の領空内を出入りできるようになった。戦闘狂が集っており、中でもジン、ノア、ジェイク、ランディの4名は「紅の四騎士」の異名を持つほどに腕が立つ
- ルク
- バーン・レア・ヴァンキッシュの飛竜で人化でき、普段は少年の姿をとっている。その正体は女神パルミアが与えた林檎を食べて欲を覚え天界を追放された始祖竜。帝国の宝物庫に眠る、自身の力の根源「始祖竜の鱗」を手に入れる為にヴァルガヌスの企てに協力している。
- バーン・レア・ヴァンキッシュ
- ヴァンキッシュ帝国の現皇帝。
連合王国リンドブルグ
[編集]- エクセル
- 勇者パーティーの一員でリンドブルグの騎士学校に通っている生徒の一人。太陽神オル・ソレイユの狂信者であり、排他的かつ偏った思想の持ち主。聖剣エクリプスを所持している。異世界転生者であり、他の仲間から転生前の苗字(田中)で呼ばれた際は激昂していた。煽り耐性は低い。魔王城の決戦においては“意志の炎が消えない限り死んでも無限に復活する”という太陽神の加護「黄金の灯火(アルスマグナ)」の能力を逆手に取られ、反撃する隙が無い程ジュリアスやスカーレットから何度もトドメを刺されることになる。
- ミュー
- 勇者パーティーの一員でリンドブルグの騎士学校に通っている女子生徒。異世界からの転生者で転生前の名前は「美友(みゆ)」。敵味方関係なく相手を「ちゃん」付けで呼ぶなど無邪気な性格だが、その本性は極めて残虐。小柄ながらに2m程の黄金の大槌を駆使して戦う。スカーレットと複数回交戦し、彼女の“拳の雨”を顔面に受けボコボコにされた。
- シー
- 勇者パーティーの一員でリンドブルグの騎士学校に通っている生徒の一人。異世界からの転生者で転生前の名前は「海(かい)」。太陽神の神器である黄金の弓を駆使する。スカーレットと交戦し「お前みたいな気の強そうな女を屈服させメスの顔にさせるのが一番楽しい」と発言するなど、女性に対し見下した態度をとる。魔王城の決戦ではジュリアスの煽りに乗せられ激昂、能力を完全解放するが英雄譚で返り討ちにされ戦意を喪失する。「あんな化け物とはもう戦いたくない」と涙を流した。
- ソウ
- 勇者パーティーの一員でリンドブルグの騎士学校に通っている生徒の一人。黄金の槍を駆使し、神槍と呼ばれている。異世界からの転生者で隠キャを自称。「自分より小さくて弱い生き物を嬲り殺しにするのが大好き」という残虐性の持ち主。スカーレットを自分と同じ隠キャであると分析するが、嫌悪感を露わにした彼女に返り討ちにされる。
- パロマ
- 勇者パーティーの一員でリンドブルグの騎士学校に通っている生徒の一人。エクセルを「田中くん」と呼ぶなど砕けた明るい性格をしているが、その正体は勇者の皮を被った堕天使。元々神に支えていた天使だったがある時魔大陸へ堕とされ、四魔君の一人であるジュデッカに成りすまし秘密裏に暗躍していた。会話したり目を合わせた人物の認識を思うがままに強制的に歪める神々の権脳「認識歪曲(ディストーション)」を使いスカーレットを洗脳しかけるも、ジュリアスの英雄譚の力によって阻まれる。先の戦闘で戦意喪失していたシー、ミュー、ソウを認識歪曲の能力で操り魔大陸の地上を総攻撃させた。
- ミザリィ
- 蠍の一員。パリスタン王国の開拓地を襲撃しテレネッツァを拉致する。その後、スカーレットらが乗る武装船を襲撃した。
- ザンギス
- リンドブルグ四盟主の一人。自身の利にならないことはしない主義の人間。
既刊一覧
[編集]小説
[編集]- 鳳ナナ(著)・沙月(イラスト) 『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』 アルファポリス〈レジーナブックス〉、既刊7巻(2025年12月10日現在)
- 2018年8月6日発行[11]、ISBN 978-4-434-24925-9
- 2018年12月3日発行[12]、ISBN 978-4-434-25375-1
- 2023年4月5日発行[13]、ISBN 978-4-434-31786-6
- 2024年2月5日発行[14]、ISBN 978-4-434-33147-3
- 2024年10月5日発行[15]、ISBN 978-4-434-34529-6
- 2025年7月10日発行[16]、ISBN 978-4-434-35969-9
- 2025年12月10日発行[17]、ISBN 978-4-434-36820-2
- 鳳ナナ(著)・ほおのきソラ(イラスト) 『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』 アルファポリス〈アルファポリスきずな文庫〉、既刊2巻(2025年12月15日現在)
- 2025年10月15日発行[18]、ISBN 978-4-434-36604-8
- 2025年12月15日発行[19]、ISBN 978-4-434-36920-9
漫画
[編集]- 鳳ナナ(原作)・ほおのきソラ(作画) 『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』 アルファポリス〈レジーナコミックス〉、既刊11巻(2025年12月10日現在)
- 2020年3月5日発行[20]、ISBN 978-4-434-27024-6
- 2020年11月5日発行[21]、ISBN 978-4-434-28015-3
- 2021年8月5日発行[22]、ISBN 978-4-434-28679-7
- 2021年9月5日発行[23]、ISBN 978-4-434-29284-2
- 2022年4月5日発行[24]、ISBN 978-4-434-30104-9
- 2022年10月5日発行[25]、ISBN 978-4-434-30894-9
- 2023年4月5日発行[26]、ISBN 978-4-434-31776-7
- 2023年12月31日発行[27]、ISBN 978-4-434-33140-4
- 2024年10月5日発行[28]、ISBN 978-4-434-34076-5
- 2025年10月10日発行[29]、ISBN 978-4-434-36456-3
- 2025年12月10日発行[30]、ISBN 978-4-434-36820-2
テレビアニメ
[編集]2025年10月から12月までTOKYO MXほかにて放送された[8][6]。
スタッフ
[編集]- 原作 - 鳳ナナ[6]
- 原作イラスト - 沙月[6]
- 漫画 - ほおのきソラ[6]
- 監督 - 坂本一也[6]
- シリーズ構成 - 赤尾でこ[6]
- キャラクターデザイン - 芳我恵理子[6]
- プロップデザイン - 荒木一成[6]
- モンスターデザイン - 反田誠二、寺尾憲治、弘瀬智人[6]
- 美術監督 - 飯田未来(第3-8話)、米田隆裕(第9話-)
- 美術設定 - 大原盛仁、ツブキケン[6]
- 色彩設計 - 野地弘納[6]
- 撮影監督 - 川田哲矢[6]
- 編集 - 山田聖実[6]
- CGディレクター - 中森康晃、藤井陽明
- 音響監督 - 本山哲[6]
- 音響効果 - 櫻井陽子
- 音響制作 - ビットグルーヴプロモーション
- 音楽 - 椿山日南子[6]
- 音楽制作 - アニプレックス
- 音楽プロデューサー - 山内真治
- プロデューサー - 中山信宏、太田鉄平、栗須貴大、髙橋佳那子、買場道雄、大和田智之、三浦史
- アニメーションプロデューサー - 山本航
- アニメーション制作 - ライデンフィルム[6]
- メインプロダクション - ライデンフィルム京都スタジオ[6]
- 製作 - 最ひと製作委員会(アニプレックス、アルファポリス、クランチロール、TOKYO MX、BS11、ムービック)
主題歌
[編集]各話リスト
[編集]| 話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| EPISODE 1 | 悪徳貴族(豚野郎達)を | 赤尾でこ | 坂本一也 | 坂本一也 |
| 芳我恵理子 | 2025年 10月4日 |
| EPISODE 2 | 拳の味を教えて差し上げる、 | 荒木一成 |
| 10月11日 | |||
| EPISODE 3 | ちゃんと話し合いで | 迫田羽也人 | 半田大貴 |
|
| 10月18日 | |
| EPISODE 4 | 拳の想い人 | 髙田美里 |
|
|
| 10月25日 | |
| EPISODE 5 | クソ王子を | 石井風花 | 大西萌 |
|
| 11月1日 | |
| EPISODE 6 | 豚さんを | 小豆あずき |
| 荒木一成 |
|
| 11月8日 |
| EPISODE 7 | ギャップ萌え作戦を | 齋賀春伽 |
|
| 11月15日 | ||
| EPISODE 8 | 拳でよければ | 石井風花 | 迫田羽也人 | 半田大貴 |
|
| 11月22日 |
| EPISODE 9 | それは誰にでも | 赤尾でこ | 佐藤卓哉 | 佐藤友一 |
|
| 11月29日 |
| EPISODE 10 | 分厚いお肉の芯まで | オダマアキラ |
|
| 12月6日 | ||
| EPISODE 11 | 焼き足りなかったようなので | 伊藤智彦 | 齋賀春伽 |
|
| 12月13日 | |
| EPISODE 12 | 溜まった拳のツケを | 小豆あずき | 佐藤卓哉 | 荒木一成 |
|
| 12月20日 |
| EPISODE 13 | 最後にひとつだけ | 赤尾でこ | 坂本一也 |
|
| 12月27日 | |
放送局
[編集]| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [33] | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2025年10月4日 - 12月27日 | 土曜 0:00 - 0:30(金曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 |
| BS11 | 日本全域 | 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
| 群馬テレビ | 群馬県 | |||
| とちぎテレビ | 栃木県 | |||
| 2025年10月5日 - 12月28日 | 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜) | 中京テレビ | 中京広域圏 | |
| 日曜 3:08 - 3:38(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第3部 | |
| 日曜 21:30 - 22:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[34] / リピート放送あり |
| 配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2025年10月4日 | 土曜 0:30(金曜深夜) 更新 | Prime Video | 1週間先行配信[注 2] |
BD / DVD
[編集]| 巻 | 発売日[35] | 収録話 | 規格品番 | |
|---|---|---|---|---|
| BD | DVD | |||
| 1 | 2025年12月24日 | 第1話 - 第3話 | ANZX-18181/2 | ANZB-18181/2 |
| 2 | 2026年1月28日 | 第4話 - 第6話 | ANZX-18183/4 | ANZB-18183/4 |
| 3 | 2026年2月25日 | 第7話 - 第9話 | ANZX-18185/6 | ANZB-18185/6 |
| 4 | 2026年3月25日 | 第10話 - 第13話 | ANZX-18187/8 | ANZB-18187/8 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- 1 2 3 4 5 八羽汰わちは「「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」2025年アニメ化! “狂犬姫”武闘派令嬢役は瀬戸麻沙美」『アニメ!アニメ!』イード、2024年9月17日。2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか”. 小説投稿サイトのアルファポリス. 恋愛小説. アルファポリス. 2024年9月30日閲覧。
- 1 2 3 4 “アニメ「さいひと」ローザリア役に天城サリー、自身がMC務めるAOFで発表”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年9月13日). 2025年9月14日閲覧。
- ↑ “『さいひと』10/3~放送開始|第2弾PV&主題歌情報解禁”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2025年8月29日). 2025年9月29日閲覧。
- ↑ 「婚約破棄で我慢の限界に、鉄拳制裁で悪徳貴族たちを懲らしめる新連載」『コミックナタリー』ナターシャ、2019年6月5日。2024年10月1日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 “アニメ「さいひと」第2弾PV公開 OPはCHiCO with HoneyWorks、EDはシユイ”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年8月28日). 2025年8月29日閲覧。
- 1 2 3 “CHARACTER”. 『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』原作公式サイト. アルファポリス. 2025年9月29日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 “「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」に加藤渉、石毛翔弥、富田美憂ら”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年3月23日). 2025年3月23日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “アニメ『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』は2025年秋放送決定 キービジュアル&第1弾PVも公開”. ラノベニュースオンライン. Days (2025年3月25日). 2025年9月29日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか(漫画)”. マンガペディア. 百科綜合リサーチ・センター、エイトリンクス、DIGITALIO. 2025年9月29日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか2”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか3”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか4”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか5”. アルファポリス. 2024年10月6日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか6”. アルファポリス. 2025年9月14日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか7”. アルファポリス. 2025年12月10日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか1”. アルファポリス. 2025年12月28日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか2”. アルファポリス. 2025年12月28日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか1”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか2”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか3”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか4”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか5”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか6”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか7”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか8”. アルファポリス. 2024年10月1日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか9”. アルファポリス. 2024年10月6日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか10”. アルファポリス. 2025年10月11日閲覧。
- ↑ “最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか11”. アルファポリス. 2025年12月10日閲覧。
- 1 2 “MUSIC”. TVアニメ「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」公式サイト. 2025年8月29日閲覧。
- 1 2 3 “ONAIR”. TVアニメ「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」公式サイト. アニプレックス. 2025年9月21日閲覧。
- ↑ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ↑ “週間番組表(2025/09/29~2025/10/05)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2025年9月21日閲覧。
- ↑ “Blu-ray&DVD”. TVアニメ「最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか」公式サイト. 2025年10月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- 原作公式サイト - アルファポリス
- 小説連載サイト - アルファポリス
- 漫画連載サイト - アルファポリス
- TVアニメ公式サイト