景山正隆

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景山 正隆(かげやま まさたか、1922年9月6日 - )は、国文学者。専攻は歌舞伎音楽義太夫節を中心とする歌舞伎人形浄瑠璃・邦楽。博士(文学)。元東洋大学文学部教授、(社)義太夫協会名誉会長、(財)日本舞踊振興財団評議員、(社)全日本郷土芸能協会顧問、国立劇場養成課講師(歌舞伎・長唄鳴物竹本研修生)。平成5年(1993年)11月、勲四等旭日小綬章を受章した。

経歴[編集]

大正11年(1922年)9月6日東京生まれ。本郷小石川に育ち、真砂尋常小学校、私立本郷中学校、府立(都立)高等学校文科乙類を経て東京帝国大学文学部国文学科に入学するも、昭和18年(1943年)12月10日「学徒出陣」により海軍入隊(二等水兵→海軍兵科第四期予備学生→海軍少尉)のため休学。昭和21年(1946年)4月復学、昭和24年(1949年)3月東京大学文学部国文学科(旧制)卒業した。公立高等学校国語科教諭(18年間)、戸板女子短期大学教授、清泉女子大学教授を経て昭和55年(1980年)4月より平成5年(1993年)3月まで東洋大学文学部教授。他に、公職として、文化庁芸術祭(音楽部門)審査員(昭和51年度 - 54年度)、芸術選奨(音楽部門)選考審査委員(昭和54年度~55年度)、文化財保護審議会専門委員(昭和61年 - 平成10年/平成8 - 10年第四調査会会長)、(社)義太夫協会会長を歴任した。

研究歴[編集]

昭和21年(1946年)秋、杵屋栄左衛門に師事して長唄を、昭和44年(1969年)12月より、竹本光末竹本相生大夫野澤市造野澤吉平に師事して義太夫を習うなど、邦楽の実技体験を踏まえて、歌舞伎音楽・義太夫節を中心とする歌舞伎・人形浄瑠璃・邦楽の研究に携わる一方、農村舞台と村芝居の、フィールドワークを主とする調査研究にも携わる。

主な著書[編集]

  • 『歌舞伎音楽の研究 ―国文学の視点―』(新典社・学位論文)
  • 『勧進帳いろいろ 芸能あめらめかると』(冬樹社
  • 『愛すべき小屋 ―村芝居と舞台の民俗誌―』(冬樹社)
  • 『校注 菅原伝授手習鑑』(笠間書院
  • 『校注 義経千本桜』(笠間書院)

レコード類監修・解説[編集]

  • 『上方下座音楽集成』(ビクター・昭和50年度芸術祭レコード部門優秀賞)
  • 『至芸 豊竹山城少掾』(ビクター)
  • 『義太夫選集 豊竹山城少掾』(ビクター)
  • 『竹本越路大夫選集』(ビクター)
  • 『女流義太夫の魅力』(ビクター)
  • 『鳥羽屋里長長唄十八番集』(テイチク)他。