普通郵便

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普通郵便(ふつうゆうびん)とは、特殊取扱(速達書留)でない第一種・第二種郵便物のこと。 つまり、簡単に言えば「速達や書留でない、はがき・定形・定形外」のことである。「普通扱い」ともいう。

大規模な郵便局には「普通郵便部」という部署が存在するなど、郵便局内でも使われている用語である。

普通郵便と同等の扱いをするもの[編集]

以下の郵便種類は、いったん引き受けた後は普通郵便と全く区別することなく区分・運送・配達するため、実質的には普通郵便と同じである。

  • 郵便書簡(ミニレター)
  • スマートレター
  • 第三種郵便
  • 第四種郵便
  • ゆうメール

普通郵便の特徴[編集]

  • 料金が廉価。
  • 郵便ポストや郵便窓口で差出できる。郵便窓口で差し出す場合は「普通郵便でお願いします」と言って差し出せばよい。
  • 配達方法は受箱配達(郵便受けに配達)。受箱に入らない大きさの場合のみ手渡し配達。受領印やサインは必要ない。
  • 日曜・祝日は配達しない。ただし年末年始に限っては日曜・祝日でも配達する場合がある。
  • 追跡サービスはないので、いったん差し出すと郵便物がどこにあるのか郵便局員が探すのは極めて困難である。そのため、万一の不着事故の場合も調査に限界があり発見されにくい。
  • 不着や毀損(破損)の場合でも補償は全くない。
  • 誤配や紛失などの郵便事故が発生することがあるので、高価な物や、容易に再発行できない重要な書類を送る際に普通郵便は推奨されない。
  • 郵便局に一切の記録がないため、本当は差し出していないのに差出人が「差し出した」と嘘をついたり、本当は配達されているのに受取人が「配達されていない」と嘘を付くことが原理的にできるサービスである。そのため、不着の場合は差出人と受取人の間でトラブルになりやすい。

表現の経緯[編集]

内国郵便[編集]

2007年の民営化までは「普通通常郵便」が正式な表現だったが、民営化とともに「通常」という分類が廃止されたため、結果として「普通郵便」が正式な表現となった。

民営化前から在籍している古い局員は、今でも、普通通常郵便のことを、略して「通常」と呼ぶ者が多い。しかし、民営化後は通常という分類は無いし、そもそも民営化前は速達や書留も通常郵便の一種であったのだから、普通郵便のことを「通常」と呼ぶのは誤りである。

国際郵便[編集]

国際郵便においては今でも「通常」という分類があるので、国際郵便の普通郵便のことは「国際普通通常郵便」と表現するのが正式である。これは、普通扱いの(つまり書留・保険付・速達としない)通常郵便物が該当する。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]