昭和の町

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新町通り商店街
駄菓子屋の夢博物館
館内画像1(2005年4月29日)
駄菓子屋の夢博物館
館内画像2(2005年4月29日)
昭和ロマン蔵 入口
ダイハツ・ミゼット(手前2台)とマツダ・キャロル(2003年7月)
ボンネットバス

昭和の町(しょうわのまち)は、大分県豊後高田市にある昭和30年代の町並みを再現した地区である。

経緯[編集]

豊後高田市中心部の商店街は、昭和40年代までは国東半島で最も栄えた商店街であったが、その後、大型店郊外への出店や過疎化のために衰退し、近年では、「犬と猫しか通らない」と言われるほど寂れた状態となっていた。

「昭和の町」は、この商店街に賑わいを取り戻すために2001年(平成13年)に始められた町おこしで、衰退のために建て替えが進まず、昭和30年代以前の古い建物が約7割も残っていることを逆手にとって、中心商店街に昭和30年代の町並みを再現したものである。

2001年に、9店の商店が昭和30年代をイメージした外観に戻したことから始まり、2006年には38店に広がりを見せ、27万人の観光客が訪れるまでになった。地方都市再生の成功例として全国から注目されており、2006年には第2回JTB交流文化賞優秀賞を受賞している。

2007年5月28日には、昭和の町の活性化を中心とした『豊後高田市中心市街地活性化基本計画』が内閣総理大臣の認定を受けた。

2009年には、昭和の町に待望の昔懐かしいボンネットバスが導入された。

また、最近では、昭和の町を構成する商店街である『玉津地区』において、高齢者が楽しく過ごせるまちづくりをコンセプトとした、『昭和の町玉津プラチナ通り』の取り組みを進めている。

概要[編集]

「昭和の町」は、昭和の時代を再現した店舗が並ぶ商店街と、展示施設である昭和ロマン蔵とを中心としている。

昭和の店[編集]

豊後高田市中心部の8つの商店街(新町1丁目商店街、宮町商店街、新町2丁目商店街、稲荷商店街、中央通り商店街、駅通り商店街、銀座街商店街、中町商店街)に、下記の4つの「昭和の再生」を目標として昭和の時代を再現した38の店舗が並んでいる。

  • 「昭和の建築」再生
店が建てられた頃の昭和の建物を再生する。多くの店舗は、昭和30年代以前の建物の外壁だけをリフォームしていたため、外壁をはずすだけで建築当時の建物がよみがえる。
  • 「昭和の歴史」再生 - 一店一宝
店の歴史を物語る昭和のお宝を「一店一宝」として店頭に展示する。例えば、電気店では、冷蔵庫洗濯機白黒テレビの「三種の神器」を展示している。
  • 「昭和の商品」再生 - 一店一品
その店ならではの昭和の頃からの逸品を「一店一品」として販売する。
  • 「昭和の商人」再生
客との会話を通じて心を通わす「昭和の商人」を再生する。

昭和ロマン蔵[編集]

豊後高田を中心とする資産家の野村財閥が昭和10年頃に米蔵として建てた旧高田農業倉庫を改装した展示施設。

交通アクセス[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]