星座占い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

星座占い(せいざうらない)は、星占い(ほしうらない)ともいい、西洋占星術を簡略化した占いの一種。サン・サイン占星術(Sun sign astrology、太陽星座占い)とも言う。ここでいう「星座」は占星術の「宮」(サイン)のことであり、現在の夜空の星座とは異なる概念である。

概要[編集]

誕生時に太陽が十二宮のどの宮(サイン)に位置したかにより、その人物の性格や相性、運命などを占う。

太陽暦であるグレゴリオ暦では、誕生日さえ判れば太陽の位置も判るため、簡便な占いとして、急速に普及。

また、星座占いの占い師の中には、月星座占い(誕生時にがどこの十二宮にあったかで占うもの。自分の「星座」とは必ずしも合致しない)を駆使し、ホロスコープ(天球図)を作り、さらに細かく占うという方法をとる者もある。

09年に宗教と国民生活に関するピュー・フォーラム(Pew Forum on Religion and Public Life)が行った世論調査によると、米国人の約4分の1が星座占いを信じているとされるなど、海外でも馴染み深い占いである。

日本のメディアにおける星座占い[編集]

今や、若者向け・主婦向け雑誌の多くにこの占いによる運勢判断コーナーが用意されているのみならず、『朝日新聞』のような全国紙にも、夕刊に「あすの運勢」(松村潔)が掲載されていた。

また朝に放送される民放情報番組の多くにもこの占いによる運勢判断コーナーがあったが、最近は番組のリニューアルや新番組化により占いコーナーを廃止する例も多く、現在ではテレビ朝日系グッド!モーニングフジテレビ系めざましテレビテレビ東京の子供向け情報番組の『おはスタ』のみとなっている。また、テレビ東京系列の夕方の子供向けバラエティー番組『ピラメキーノ』でもこの占いによる運勢判断コーナーがある。TBSで放送されていた、朝の情報番組エクスプレスでは1つの星座を、前半・後半2つに分けた「24星座占い」があった。

星座占いの機械[編集]

喫茶店などのテーブル上には、星座占いの機械が置かれていることがある。硬貨を投入して、レバーを動かすと、占いの内容が印刷された用紙が排出される。

各星座の星座占い上の期間[編集]

なお、占いによっては期間が1日ほどずれる場合がある。

日本における13星座論争[編集]

占星術家鏡リュウジは『占星綺想』で、13星座論とは1995年に天文学者ジャクリーン・ミットン天文学の立場から占星術の流行阻止を啓蒙するためにパロディとして唱えた論争で[1]、西洋占星術における「サイン(黄道十二宮)」という占星理論上の概念に対する誤解に基づいていると述べている[1]

ミットンは「占星術師家たちに対し、「占星術のサインは天文学的におかしい。もし占星術を正しく行おうとするのなら、歳差によるズレを修正し、黄道に隣接するへびつかい座をも入れるべきだ」と論じた[1]が、「日本のマスコミはなぜか『新しい星座が発見された』などととりあげ」てしまい、「メディアで活躍している占星術師家の多くも十三星座に便乗してしまった」と鏡は述べている[1]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d 鏡リュウジ 『占星綺想』 青土社、東京都、2007年6月10日(原著2000年)、増補新版、203-204頁(日本語)。ISBN 97847917634672017年6月13日閲覧。※占星綺想は雑誌「ユリイカ」で2000年1月から1年間にわたって連載されたエッセイであると鏡は「あとがき」で述べている。

関連項目[編集]