JX金属

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JX金属株式会社
JX Nippon Mining & Metals Corporation
JX GROUP logo.svg JX Nippon Mining and Metals Corporation typo.svg
JX building.JPG
旧本社(JXビル、旧新日鐵ビル)
種類 株式会社
市場情報
東証1部 5016 2010年3月29日上場廃止
大証1部(廃止) 5016 2010年3月29日上場廃止
名証1部 5016 2010年3月29日上場廃止
略称 NMM
本社所在地 日本の旗 日本
100-8164
東京都千代田区大手町一丁目1番2号
設立 2002年平成14年)9月27日
(新日鉱ホールディングス株式会社)
業種 非鉄金属
事業内容 非鉄金属資源の開発・採掘
非鉄金属・電子部品材料の製造・販売
金属加工事業
リサイクル事業
代表者 代表取締役社長大井 滋
資本金 400億円
従業員数 連結:4,704名(2007年4月1日現在)
決算期 3月31日
主要株主 JXホールディングス株式会社 100%
関係する人物 足立吉正
外部リンク www.nmm.jx-group.co.jp
特記事項:創業は1905年(明治38年)12月26日2010年7月1日、新日鉱ホールディングスが日鉱金属を吸収合併、JX日鉱日石金属に商号変更。2016年1月1日、現商号に変更。
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JX金属株式会社(ジェイエックスきんぞく、英文社名 JX Nippon Mining & Metals Corporation)は、を中心とする非鉄金属製品の製造・販売などを手がけるJXホールディングスの子会社である。略称は、NMM

2010年7月、すでに中間持株会社の状態にあった新日鉱ホールディングスが、日鉱金属を吸収合併して事業会社に転換し、JX日鉱日石金属となった。2016年1月、現商号に変更した。

概要[編集]

ジャパンエナジー(現・JXエネルギー)と共に、日立製作所日産自動車をはじめとする日産コンツェルンの源流であった。日立銅山に端を発する(日立製作所もその銅線事業から始まっている)同グループにとって、創立以来の中核事業であった非鉄金属事業部門を継承している。日立金属安来工場に次ぐ合金設計の歴史を持っている。

事業は資源開発・金属製錬・電材化工・環境リサイクルの4つに大別される。資源開発では鉱山権益の拡大など非鉄金属資源の開発を手掛ける。金属製錬では、子会社のパンパシフィック・カッパー株式会社 (PPC) がPPC佐賀関製錬所で銅製錬などを行っている。またパンパシフィック・カッパーは非鉄金属の販売も行う。電材化工では電子機器に使用される銅箔や化合物半導体などの製造、精密圧延などの精密加工を手掛ける。環境リサイクルではリサイクル原料や産業廃棄物からの有価金属の回収を行っている。

事業所[編集]

本社・事務所[編集]

生産拠点[編集]

  • 日立事業所 - 茨城県日立市白銀町1-1-2
    • 環境リサイクル事業・電材加工事業(機能材料事業)を担当。
  • 磯原工場 - 茨城県北茨城市華川町臼場187-4
    • 電材加工事業(薄膜材料事業)を担当。
  • 倉見工場 - 神奈川県高座郡寒川町倉見3
    • 電材加工事業(機能材料事業)を担当。
  • 敦賀工場 - 福井県敦賀市若泉町1
    • 環境リサイクル事業を担当。

研究所[編集]

  • 技術開発センター
    • 茨城県日立市白銀町1-1-2

沿革[編集]

(旧)日鉱金属・日鉱金属加工[編集]

日鉱マテリアルズ[編集]

  • 1981年昭和56年)4月 - 日本鉱業株式会社により、銅箔事業を手がける日鉱グールド・フォイル株式会社設立。
  • 1982年(昭和58年)[いつ?] - 日立工場(現・日立事業所)操業開始。
  • 1999年(平成11年)7月 - 株式会社日鉱マテリアルズに社名変更、ジャパンエナジーより電子材料製造部門(磯原工場)を継承。
  • 1999年(平成11年) - 戸田工場操業開始。
  • 2003年(平成15年)10月1日 - ジャパンエナジー電子材料株式会社より電子材料販売事業を継承。

(新)日鉱金属・JX日鉱日石金属・JX金属[編集]

  • 2006年(平成18年)4月1日 - 金属事業3社が統合。
    • (旧)日鉱金属が佐賀関製錬所と日立工場の製錬部門を分社化し日鉱製錬株式会社を設立。日鉱マテリアルズが日鉱金属加工を吸収合併、(旧)日鉱金属の事業を継承し、(新)日鉱金属株式会社が発足。(旧)日鉱金属は新日鉱ホールディングスが吸収合併。
  • 2010年(平成22年)4月1日 - パンパシフィック・カッパーが日鉱製錬を吸収合併。
  • 2010年(平成22年)7月1日 - 新日鉱ホールディングスが(新)日鉱金属を吸収合併し、事業会社へ転換の上、JX日鉱日石金属株式会社に商号変更。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 戸田工場を廃止。
  • 2016年(平成28年)1月1日 - JX金属株式会社に商号変更。

主な製品[編集]

傘下グループ会社[編集]

PPC佐賀関製錬所
煙突(左・旧煙突167m、右・新煙突200m)は対岸の四国・佐田岬からも確認することができる。
旧煙突は設置当時「東洋一の大煙突」と称され、最寄り駅である国鉄幸崎駅の名所旧跡案内にも記されていた。

旧・日鉱金属のグループ会社はそのままJX金属のグループ会社となるとともにJXグループの一員になる。また、一部のグループ企業は商号変更もおこなわれている。JXグループも参照のこと。

関連事業

  • JX金属商事株式会社 - 2011年4月に日鉱商事株式会社から商号変更
  • 日本マリン株式会社
  • JX金属エコマネジメント株式会社
  • ニットートレイディング株式会社

銅事業関連

  • 春日鉱山株式会社 - 含金硅酸鉱の製造販売
  • JX金属探開株式会社 - 地質構造調査、試錐。2011年4月に日鉱探開株式会社からJX日鉱日石探開株式会社へ商号変更。2016年1月に現商号へ変更
  • パンパシフィック・カッパー株式会社 - 非鉄金属資源の開発・調達、銅精錬、銅製品加工・販売
    • 同社の佐賀関製錬所(大分県大分市)は、1916年に操業を開始した、日本鉱業時代の中核拠点。戦争での需要が増加すると活気付くなどと揶揄されることもあるが、製錬技術、生産量は共に世界有数。銅以外に等の貴金属、セレンテルルなどレアメタルの製錬も行なっている。一時期、鉄道(日本鉱業佐賀関鉄道)も有していた。敷地内に日本鋳銅株式会社佐賀関工場がある。
    • 佐賀関製錬所の歴史に関しては「佐賀関総合情報サイト うえの屋」[1]が詳しく、操業開始時からの写真など多数公開されている。
  • 日照港運株式会社
  • 株式会社日照整備工場
  • 株式会社PPCプラント佐賀関 - 2011年4月に株式会社日鉱プラント佐賀関から商号変更
  • 日比共同製錬株式会社
  • 日比製錬物流株式会社
  • 日本鋳銅株式会社
  • 株式会社京浜化成品センター
  • 日韓共同製錬株式会社
  • 株式会社PPCロジスティクス

環境リサイクル事業関連

  • JX金属環境株式会社 - 2011年4月に日鉱環境株式会社から商号変更
  • 神峯クリーンサービス株式会社
  • JX金属苫小牧ケミカル株式会社 - 2011年4月に苫小牧ケミカル株式会社から商号変更
  • JX金属敦賀リサイクル株式会社 - 2011年4月に日鉱敦賀リサイクル株式会社から商号変更
  • JX金属三日市リサイクル株式会社 - 2011年4月に日鉱三日市リサイクル株式会社から商号変更
  • JX金属髙商株式会社 - 2016年1月に株式会社髙商から商号変更

電材加工関連

  • 一関製箔株式会社
  • 北茨城精密加工株式会社
  • JX金属コイルセンター株式会社 - 2011年4月に日鉱コイルセンター株式会社からJX日鉱日石コイルセンター株式会社へ商号変更。2016年1月に現商号へ変更
  • JX金属ファウンドリー株式会社 - 2011年4月に日鉱ファウンドリー株式会社からJX日鉱日石ファウンドリー株式会社へ商号変更。2016年1月に現商号へ変更
  • JX金属プレシジョンテクノロジー株式会社 - 2013年1月に三友電子工業株式会社が株式会社鈴木製作所及び(旧)JX金属プレシジョンテクノロジー株式会社を吸収合併し商号変更

関連項目[編集]

外部リンク[編集]