SMBC日興証券

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SMBC日興証券株式会社
SMBC Nikko Securities Inc.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 日興
本社所在地 日本の旗 日本
104-8271
東京都中央区新川1丁目28番23号
(東京ダイヤビル5号館)
本店所在地 100-8225
東京都千代田区丸の内三丁目3番1号
(新東京ビル)
設立 2009年6月15日
業種 証券、商品先物取引業
金融機関コード 9521
SWIFTコード NKSCJPJT
事業内容 総合証券業
代表者 代表取締役社長 清水喜彦
資本金 100億円
(2016年3月31日現在)
発行済株式総数 20万株
(2016年3月31日現在)
従業員数 単体:8,363人
(2016年3月31日現在)
決算期 3月末日
主要株主 株式会社三井住友銀行 100%
関係する人物 遠山元一(日興證券創業者)
外部リンク http://www.smbcnikko.co.jp/
特記事項:2009年10月1日に、(旧)日興コーディアル証券株式会社より吸収分割にて事業を承継。経営指標は全て2010年3月期の(旧)日興コーディアル証券と日興コーディアル証券の合算値。
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SMBC日興証券株式会社(エスエムビーシーにっこうしょうけん、英称:SMBC Nikko Securities Inc.)は、日本3大証券会社の一つである総合証券会社。三井住友フィナンシャルグループの一員である。

1918年川島屋商店として創業。2009年10月より三井住友フィナンシャルグループの一員となる。2011年4月に商号日興コーディアル証券株式会社から変更[1]

概要[編集]

行政処分・不祥事[編集]

公募インサイダーにより金融庁より業務改善命令が下された[2]

社名変更[編集]

旧法人[編集]

1998年に三大証券会社の一角であった日興證券は、トラベラーズ(現シティグループ)と提携し、1999年にホールセール(法人向け証券業務)・投資銀行事業を「日興ソロモン・スミス・バーニー証券(現シティグループ証券)」へ移管した。それ以後の同社はリテール部門の証券(販売)会社といった位置づけである。

日興の証券持株会社制への移行に伴い、2001年3月証券業の準備会社である日興證券分割準備株式会社を設立し、同年10月1日に日興證券株式会社(同日付けで株式会社日興コーディアルグループへ商号変更)から準備会社が承継。「日興コーディアル証券」への社名変更を経て事業開始した。しょうけんの字が常用漢字に変更されている。

その後、2006年の粉飾決算の影響もあり、2007年以降はアメリカ金融大手シティグループの傘下にグループごと入り、シティの日本事業と統合を進めた。これにより、金融グループ企業日興シティグループを構成する中核リテール証券企業となった。

現法人[編集]

シティグループが、2008年の金融危機以降の業績悪化から経営再建をするため、傘下におさめた日興グループを売却し、証券事業については三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が取得した。

まず、三井住友銀行が、完全子会社として日興コーディアル証券分割準備株式会社を設立。2009年10月1日に、日興シティホールディングス株式会社の子会社である(旧)日興コーディアル証券株式会社(リテール事業会社)が全事業について、日興シティグループ証券株式会社(ホールセール事業会社)が一部事業について、それぞれ会社分割を実施して日興コーディアル証券分割準備株式会社に承継させた。そして、日興コーディアル証券分割準備株式会社が(新)日興コーディアル証券株式会社に商号変更して、三井住友フィナンシャルグループの総合証券会社として再出発した。なお、(旧)日興コーディアル証券株式会社はシティグループ・オーバーシーズ・ホールディングス株式会社に、日興シティグループ証券株式会社はシティグループ証券株式会社に、それぞれ商号変更している。

2013年4月に発表した中期経営計画の重点施策である、リテール部門への積極的な投資による顧客基盤の拡大と収益力の維持に基づいて、翌14年2月に開設した銀座梅田支店を皮切りに[3]、15年2月17日に開設した戸塚支店までに12の拠点が増加した[4]

2018年1月、SMFGのグループ再編の一環で、SMBC日興がSMBCフレンド証券を合併すると発表した。合併に先立ち2016年10月に、SMBC日興の完全親会社をSMBCからSMFGに変更してSMFG直接の完全子会社とする。この合併によってシステム統合や店舗の統廃合などで年100億円規模の経費削減効果も見込んでいると報じられている[5][6]

商号・本店[編集]

登記上の本店は、東京都千代田区丸の内の本店店舗が入居している新東京ビル。本社機能は東京証券取引所横にある兜町日興ビルに置いている。同ビル(中央区日本橋兜町)においては店頭営業がされていない。

沿革[編集]

  • 2001年(平成13年)
    • 3月29日 - 日興證券分割準備株式会社設立。
    • 10月1日 - 日興證券を会社分割・持株会社化し、日興コーディアルグループへ社名変更。証券事業を準備会社が承継、日興コーディアル証券株式会社へ商号変更し事業開始。
  • 2006年(平成18年)12月18日 - 親会社・日興コーディアルグループ粉飾決算が発覚。
  • 2007年(平成19年)5月9日 - シティグループが同日付けで日興コーディアルグループの株の61.08%を保有する筆頭株主となったことで、事実上同社の傘下となる。
  • 2008年(平成20年)
    • 1月29日 - シティグループが同日付けで日興コーディアルグループとの三角合併を行い、事実上同社の完全子会社となった。
    • 5月1日 - 日興コーディアルグループとシティグループ・ジャパン・ホールディングスが合併、合併会社の日興シティホールディングスが親会社となる。
    • 5月3日 - シティグループ傘下のシティバンク証券を吸収合併。
  • 2009年(平成21年)
    • 5月1日 - シティグループが三井住友フィナンシャルグループに日興コーディアル証券および日興シティグループ証券の一部を売却することで合意。
    • 10月1日 - 三井住友銀行の子会社「日興コーディアル証券分割準備株式会社」が、日興コーディアル証券から全事業と日興シティグループ証券等から一部事業とを分割承継し、商号を(2代目)「日興コーディアル証券株式会社」に変更。
  • 2010年(平成22年)
    • 10月15日 - 三井住友銀行を所属行とする銀行代理業の認可を取得。
    • 10月18日 - 東北6県と四国4県の県庁所在地に所在する当社支店で、三井住友銀行の普通預金および定期預金の新規口座開設取次業務を開始[7]
  • 2011年(平成23年)4月1日 - 日興コーディアル証券株式会社からSMBC日興証券株式会社に商号変更[1]

個人向け商品取引サービス[編集]

かつての総合証券として幅広い金融商品の販売を行っており、2001年のコーディアルへの社名変更を機に、個人顧客の通信取引(オンライントレード/電話)と店舗での対面取引を一体化させた新形態「ワンストップ・チャネル」を明確に打ち出し、店舗では資産運用のコンサルティングを重点に行っている。

オンライントレードは日興證券時代の1996年に「ホームトレードワン」をスタートし、社名変更時に現行の「日興イージートレード」に改めた。1999年にオンライントレード専業の日興ビーンズ証券[注 1]を設立しているため、コーディアル証券では店舗取引を併せた「ワンストップチャネル」での契約となっている。

他に、2004年に業務提携したローソンが金融商品取引仲介業者となっている「ピーカブー」があった。

グループ会社[編集]

広報活動[編集]

キャラクター[編集]

  • イチロー - コーディアル証券・コーディアルグループの事業開始当初の2001年10月よりCMキャラクターを務めている。
  • ポムポムプリン - 2014年2月からイメージキャラクターを務めている。
  • なお、日興證券時代には、絵本「ウォーリーをさがせ!」のウォーリーが登場していた。

スポンサード[編集]

  • 川崎フロンターレサッカーJリーグ1部)- コーディアル証券時代からスポンサーとなっており、同チームの選手ユニフォームの背中にはピーカブーのマスコットであるカブのイラストとロゴが入っていたことがあった(2005年3月 - 2007年9月)。等々力陸上競技場でのフロンターレのホームゲームや、川崎市民ミュージアムでのトークショーなどのイベントには、このカブの着ぐるみが登場し、同チームのサポーターに広く認知されている。2014年途中よりキャラクターの権利が日興からフロンターレに移行し、カラーリングの変更および名称を「カブレラ」に変更し活動している(日興によるフロンターレのスポンサー活動は継続)。

テレビ提供番組[編集]

旧社名の日興證券時代から多くの番組にスポンサーをしていたが、度重なる不祥事で次第に提供番組は縮小されている。
そのうちの1番組(「ニュースステーション」後期→「報道ステーション」の2007年9月24日まで毎週月曜日の全国ネット枠の提供)は「筑紫哲也ニュース23」や「サンデーモーニング」に次いで長期に渡る番組スポンサーだったが、2007年10月改編で提供枠から外されて降板した。その一方で2007年10月4日~2008年3月の間TBS木曜9時枠の連続ドラマの「3年B組金八先生(第8シーズン)」のスポンサーを獲得した。(後に「ブロードキャスター」を経て日曜朝の報道番組「サンデーモーニング」に提供。現在は同系列の同業大手・SMBCフレンド証券と交代している。他にもTBS系列における元日恒例のスポーツ特番「ニューイヤー駅伝中継」に長らく各社扱いながら番組提供、こちらも近年は大和証券キャピタル・マーケッツ(旧大和証券SMBC、元三井系)にスポンサード枠を交代)、その後「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ制作・日本テレビ系25局ネット[注 2])に数年間提供枠を移動されたが、2014年4月の改編で降板、かつて「FNNニュースレポート6:00」→「FNNスーパータイム」の開始~逸見降板頃までの前半全国ネット隔日スポンサー以来になるFNS系日曜夜の報道情報番組「Mr.サンデー[注 3]の22時台後半枠スポンサーに移り、提供している[注 4]。しかし、2015年4月改編で「Mr.サンデー」の番組提供も途中降板し、旧日興証券時代からスポーツ中継で提供している「中日クラウンズ」を除いてレギュラー提供番組はなくなりスポットによる広告展開のみになってしまった。

かつて、日興證券時代に長寿クイズ番組「パネルクイズ アタック25」(ABC制作・テレビ朝日系全国ネット日曜昼放送)のスポンサーだった頃がある(実質的には1986年10月から1987年3月までの「アルインコ・パネルクイズアタック25」の途中から日興證券・日興投信と交互に提供していた)。また、株式市況番組に協賛したこともあり、MBS開局当初の「ニコニコ証券市況」、ならびにテレビ東京(前身の東京12chを含む)で放送された「きょうの株式」に提供していた。

脚注[編集]

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  1. ^ 旧マネックス証券を吸収合併し、マネックス・ビーンズ証券と改称した後、改めて消滅法人側の名称であったマネックス証券に改称。現在に至る。
  2. ^ これ以外の局は別番組を同時刻ネットしていたため未ネットだった。
  3. ^ ただし、テレビ大分テレビ宮崎は未ネット。別番組に提供。
  4. ^ 移動初回は「Mr.サンデー」が休止のため「ダイヤモンドグローブSP」にて番組提供されていた。

出典[編集]

  1. ^ a b 商号変更に関するお知らせ (PDF) SMBC日興証券株式会社 2011年4月1日
  2. ^ http://www.fsa.go.jp/news/23/syouken/20120420-1.html
  3. ^ “SMBC日興証券、新支店開設についてのお知らせ” (プレスリリース), SMBC日興証券株式会社, (2013年12月10日), http://www.smbcnikko.co.jp/news/release/2013/pdf/131210.pdf 2015年2月21日閲覧。 
  4. ^ “「戸塚支店」営業開始のお知らせ” (プレスリリース), SMBC日興証券株式会社, (2015年2月17日), http://www.smbcnikko.co.jp/news/release/2015/pdf/150217.pdf 2015年2月21日閲覧。 
  5. ^ “三井住友FG、2証券を合併 アセットの子会社化も発表”. 日本経済新聞. (2016年5月12日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC12H1E_S6A510C1EE8000/ 2016年5月19日閲覧。 
  6. ^ “三井住友FG、指名委設置会社に移行 証券と運用会社を傘下に”. ロイター. (2016年5月12日). http://jp.reuters.com/article/mjfg-idJPKCN0Y315L 2016年5月19日閲覧。 
  7. ^ 日興コーディアル証券と三井住友銀行との銀行代理業の開始について (PDF, 日興コーディアル証券ニュースリリース:2010年10月18日)

外部リンク[編集]