日本カーリング選手権大会

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日本カーリング選手権大会(にほんカーリングせんしゅけんたいかい)は公益社団法人日本カーリング協会(JCA)が主催するカーリング日本選手権大会。男子は1984年から、女子は1988年から毎年2月中旬から3月上旬の間に行われている。2004-2005年シーズンから2006-2007シーズンのみ男女別会場で行われたが、それ以前と2007-2008シーズン以降は同会場で行われている。

2011年(第28回)から全国農業協同組合連合会(JA全農)が冠協賛しており正式大会名は「全農日本カーリング選手権大会」という[1][2]

最多優勝チームは、男子がSC軽井沢(長野)の8回、女子がチーム青森の6回である。

出場資格[編集]

出場枠は北海道、東北、関東、中部、西日本の5つのブロックで定められている。2018年の出場枠数は以下の通り。

女子優勝チーム・男子準優勝チーム[注 1]:1、北海道:3、東北:1、関東:1、中部:1、西日本:1、開催地推薦:1

以上の9チームにより争われる。

オリンピック開催年度においては、オリンピック代表チームが派遣された場合に限ってそのチームは無条件で出場できるのが過去の通例である。2015年、2016年は前年秋にパシフィックアジア選手権日本代表決定戦を行っており、日本代表は別枠で出場するため9チームで争われる[3][4][5]。2017年は開催地推薦がなくなり、前回優勝(SC軽井沢クラブ、LS北見)、前回準優勝(チーム東京、富士急)のチームが出場するため9チームで争われる[6][7]。2018年は平昌オリンピック直前の開催となるためオリンピック代表チームであるLS北見(前回準優勝)・SC軽井沢(前回優勝)が出場せず、女子優勝チーム(中部電力)と男子準優勝チーム(札幌)の枠のみとなり開催地推薦枠が復活した[8]

2008年までは関東中部ブロック合同で代表(代表枠2)を選出していたが2009年からはそれぞれ別々に選出するようになった[9]。2012年から前年度優勝チームの出場枠がなくなり、北海道の出場枠に替えられている。

ブロック代表は、各都道府県協会が大会等で代表チームを選出し、そのチームがブロック予選を兼ねた大会で勝ち抜くことにより決定する。

第22回から日本選手権においてチーム名に使用できる名称が制限されて

  1. 「チーム○○」(○○には代表者の苗字が入る)
  2. 所属している協会名
  3. 居住している地域名
  4. 在職及び在籍又は雇用契約関係にある会社又は団体名
    • ※団体とは、NPOや協同組合などの法人、地方公共団体などの公共団体を指す。地域グループや少年団体など法人格を有しない団体名は使用できない。
  5. 在学している学校名(大学・専門学校等を含む)

省略文字も同地域からの複数出場している場合のチーム名を差別化するために必要な文字以外では上記に由来しない文字は使用できない[10][注 2]

試合形式[編集]

大まかな日程
  • 1日目-5日目午前中 予選リーグラウンドロビン
  • 5日目午後 タイブレーク(順位決定戦 ある場合のみ。後述)
  • 6日目 決勝トーナメント(プレイオフ・準決勝)
  • 7日目 決勝トーナメント(3位決定戦・優勝決定戦)
予選
参加チーム全てによるラウンドロビントーナメント(総当りリーグ戦)により上位4チームを決定する。予選全日程を終了した時点で勝敗数が並び上位チームを決定できない場合はタイブレークで順位を決定して進出チームを決める。5位以下のチームは勝敗数が同一でも順位は同じとなる。
決勝
ページシステム方式の決勝トーナメントを行う。以下の順序で行われる。
  1. 予選1-2位(または1位タイチーム)同士(仮にAとする)と予選3-4位(または3位タイチーム)同士(仮にBとする)のプレーオフ。(A)の勝者は無条件で決勝進出。(B)の試合で負けたチームは3位決定戦に回る。
  2. Aの敗者 と Bの勝者 による準決勝。負けたチームは3位決定戦に回る。
  3. Bの敗者 と 準決勝敗者 による3位決定戦。3位と4位が決定。
  4. Aの勝者 と 準決勝勝者 による決勝。1位と2位が決定。
世界選手権・冬季オリンピック日本代表の選考について
本大会は、当該年度、ないしは翌年度の国際公式戦(パシフィックアジアカーリング選手権世界カーリング選手権冬季オリンピック)に出場する日本代表の選考会を兼ねており、原則としてこの大会で優勝したチームが日本代表としての大会出場・派遣の権利を得ることになる。
2013年までの優勝チームは次年度のパシフィックアジアカーリング選手権の代表チームとして派遣され、そこで2位以内に入ると出場権が得られる世界カーリング選手権の代表チームはパシフィックアジアカーリング選手権の成績と当年度の日本選手権の成績を考慮して決定されていた。
2014年以降はパシフィックアジアカーリング選手権の直前に日本代表決定戦を行い、当選手権大会の優勝チームはその年の世界カーリング選手権の出場権を日本が持っている場合はそのまま代表チームとして出場する方式に変更となった。
また冬季オリンピックへの派遣については、当該五輪の2年前と前年のシーズンの大会の結果を参考として決める。原則として同一チームが連覇した場合は、そのチームが次回の冬季オリンピック(出場権を得た場合。得られなかった場合はアジア予選、または世界最終予選を経て出場)の日本代表チームとしての出場権が与えられる。2年とも違うチームが優勝した場合、日本選手権大会終了後に改めて日本代表決定戦を行い、その勝利クラブが日本代表チームの権利をえる[11]

過去の開催地・結果[編集]

男子[編集]

シーズン 開催地 優勝 準優勝 3位
1 1983-1984 札幌市真駒内アイスアリーナ レッドパジャマ(北海道) 札幌ペンギン(北海道) ビクトリー(北海道)
2 1984-1985 札幌市真駒内アイスアリーナ ビッグマリン(北海道) スベローズ(北海道) チェイサーズ(北海道)
3 1985-1986 札幌市真駒内アイスアリーナ 東京MAX(東京) 松戸メイプル(千葉) 江部乙商工会(北海道)
4 1986-1987 札幌市真駒内アイスアリーナ TOKYO MAX(東京) スカイロード(北海道) 滝川市役所ポパイズ(北海道)
5 1987-1988 札幌市真駒内アイスアリーナ 滝川市役所ポパイズ(北海道) 氷援隊(東京) 名古屋JCハック(名古屋)
6 1988-1989 札幌市真駒内アイスアリーナ イワケシュアトムズ(北海道) 滝川市役所ポパイズ ムテキングジュニア
7 1989-1990 札幌市真駒内アイスアリーナ イワケシュアトムズ ブルーゲイル レッドパジャマ(北海道)
8 1990-1991 常呂町カーリングホール ミラクルティカーズ(北海道) ウィングス(北海道) イワケシュアトムズ
9 1991-1992 常呂町カーリングホール イワケシュアトムズ ムテキングジュニア ブルーゲイル
10 1992-1993 帯広の森アイスアリーナ イワケシュアトムズ 網走信金MCK(北海道) シーサイドカーリングクラブ(北海道)
11 1993-1994 軽井沢風越アイスアリーナ イワケシュアトムズ シーサイドカーリングクラブ ZERO(北海道)
12 1994-1995 軽井沢風越アイスアリーナ ミラクルテイカーズ ZERO 網走信金MCK
13 1995-1996 軽井沢風越アイスアリーナ アイスマン[M 1](北海道) チーム工藤(全日本) シーサイドカーリングクラブ
14 1996-1997 軽井沢風越アイスアリーナ 全日本 軽井沢グラニッド(長野) アイスマン
15 1997-1998 常呂町カーリングホール チームジャパン ZEARTH(長野) シーサイドカーリングクラブ
16 1998-1999 常呂町カーリングホール アイスマン VICTORY[M 2](長野) スーパーブルーム(北海道)
17 1999-2000 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 VICTORIOUS[M 2](長野) 全日本 ETOILE(北海道)
18 2000-2001 常呂町カーリングホール VICTORIOUS ETOILE MAX(北海道)
19 2001-2002 常呂町カーリングホール VICTORIOUS MAX ETOILE
20 2002-2003 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 VICTORIOUS どんころベアーズ(北海道) シーサイドCC(北海道)
21 2003-2004 妹背牛町カーリングホール SUPER MARINERS[M 3] VICTORIOUS GAFFER(青森)
22 2004-2005 常呂町カーリングホール チーム近江谷[M 3](北海道) チーム柏木[M 2](長野) チーム軽井沢ジュニア(長野)
23 2005-2006 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 チーム浅間[M 2](長野) SC軽井沢クラブ(長野) 常呂協会(北海道)
24 2006-2007 常呂町カーリングホール SC軽井沢クラブ チーム浅間[M 2](長野) 常呂協会
25 2007-2008 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 SC軽井沢クラブ 東京大学(東京) 常呂協会
26 2008-2009 青森市スポーツ会館 カーリングホール SC軽井沢クラブ 長野県CA(長野) チーム常呂[M 1](北海道)
27 2009-2010 北見市常呂町カーリングホール チーム常呂[M 1] SC軽井沢クラブ 北見選抜(北海道)
28 2010-2011 名寄市北海道立サンピラー交流館 チーム常呂 士別市役所(北海道) 軽井沢C・C(長野)
29 2011-2012 青森市スポーツ会館 カーリングホール チーム北見[M 1](北海道) SC軽井沢クラブ(長野) 北見協会(北海道)
30 2012-2013 どうぎんカーリングスタジアム SC軽井沢クラブ チーム北見(北海道) 札幌(北海道)[M 4]
31 2013-2014 軽井沢アイスパーク SC軽井沢クラブ チーム東京(東京) チーム帯広(北海道)
32 2014-2015 アドヴィックス常呂カーリングホール SC軽井沢クラブ 札幌[M 4] チーム北見
33 2015-2016 みちぎんドリームスタジアム青森市スポーツ会館 SC軽井沢クラブ チーム東京 札幌[M 4]
34 2016-2017 軽井沢アイスパーク SC軽井沢クラブ 札幌[M 4] チーム北見[M 1]
35 2017-2018 道立サンピラーパーク交流館カーリングホール team IWAI チーム北海道[M 4] 軽井沢CC
  1. ^ a b c d e チーム常呂とチーム北見は同一チーム(アイスマン)
  2. ^ a b c d e VICTORY、VICTORIOUS、チーム柏木、チーム浅間は同一チーム
  3. ^ a b SUPER MARINERS、チーム近江谷は同一チーム
  4. ^ a b c d e 札幌とチーム北海道は同一チーム

女子[編集]

シーズン 開催地 優勝 準優勝 3位
5 1987-1988 札幌市真駒内アイスアリーナ ビッグボナンザ(北海道) 東光舗道レディース(北海道) 青森県カーリングクラブ(青森)
6 1988-1989 札幌市真駒内アイスアリーナ 河西建設女子(北海道) パーソンズ(北海道) ビッグボナンザ
7 1989-1990 札幌市真駒内アイスアリーナ シルバーメイト(北海道) 東京レディース(東京) 河西建設女子
8 1990-1991 常呂町カーリングホール 東光舗道レディース(北海道) シルバーメイト 河西建設女子
パーソンズ
9 1991-1992 常呂町カーリングホール 東光舗道レディース 東京マリン ウインタークウィーン(北海道)
エーデルワイス(北海道)
10 1992-1993 帯広の森アイスアリーナ 東光舗道レディース パーソンズ ノースウィンド(北海道)
11 1993-1994 軽井沢風越アイスアリーナ パーソンズ ウインタークィーン カクチェス(東京)
12 1994-1995 軽井沢風越アイスアリーナ パーソンズ 河西建設女子 シムソンズ(北海道)
13 1995-1996 軽井沢風越アイスアリーナ チーム石垣(全日本) チーム加藤(全日本) シムソンズ
14 1996-1997 軽井沢風越アイスアリーナ 全日本 シムソンズ トムコリンズ(長野)
15 1997-1998 常呂町カーリングホール チームジャパン シムソンズ PicTic(長野)
16 1998-1999 常呂町カーリングホール シムソンズ 河西建設女子 スーパーラヴァーズ(北海道)
17 1999-2000 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 河西建設女子 全日本 Maplies(神奈川)
18 2000-2001 常呂町カーリングホール シムソンズ 河西建設女子 HAPPY(東京)
19 2001-2002 常呂町カーリングホール POCKET(北海道) 河西建設女子 シムソンズ
20 2002-2003 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 河西建設女子 PicTic[W 1] RINGO STARS[W 2](青森)
21 2003-2004 妹背牛町カーリングホール フォルティウス(青森)[W 3] ラヴァーズ(北海道) 河西建設女子
22 2004-2005 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 チーム土屋[W 1] 青森県協会[W 3] チーム松村
23 2005-2006 青森市スポーツ会館・カーリングホール チーム青森[W 3] チーム長野[W 1] チーム常呂中学校
24 2006-2007 妹背牛町カーリングホール チーム青森 チーム長野 チーム常呂中学校
25 2007-2008 軽井沢町風越公園スカップ軽井沢 チーム青森 チーム長野 チーム常呂[W 4](北海道)
26 2008-2009 青森市スポーツ会館 カーリングホール チーム青森 常呂高校[W 4](北海道) 軽井沢(長野)
27 2009-2010 北見市常呂町カーリングホール チーム青森 常呂高校 中部電力(長野)
28 2010-2011 名寄市北海道立サンピラー交流館 中部電力 チーム青森 LS北見(北海道)
29 2011-2012 青森市スポーツ会館 カーリングホール 中部電力 LS北見 チーム青森
30 2012-2013 どうぎんカーリングスタジアム 中部電力 北海道銀行(北海道) 札幌国際大学[W 4](北海道)
31 2013-2014 軽井沢アイスパーク 中部電力 北海道銀行 LS北見
32 2014-2015 アドヴィックス常呂カーリングホール 北海道銀行 LS北見 チームフジヤマ[W 5](山梨)
33 2015-2016 みちぎんドリームスタジアム青森市スポーツ会館 LS北見 富士急[W 5](山梨) 北海道銀行
34 2016-2017 軽井沢アイスパーク 中部電力 LS北見 富士急[W 5]
35 2017-2018 道立サンピラーパーク交流館カーリングホール 富士急[W 5] 北海道銀行 中部電力
  1. ^ a b c PicTic、チーム土屋はのちのチーム長野
  2. ^ RINGO STARSは、小野寺歩林弓枝が青森に渡って最初に結成したチーム
  3. ^ a b c フォルティウス、青森県協会はのちのチーム青森
  4. ^ a b c チーム常呂、常呂高校、札幌国際大学はのちのヒト・コミュニケーションズ red WINSの前身チーム
  5. ^ a b c d チームフジヤマ、富士急は同一チーム

大会中継[編集]

NHK BS1にて、予選リーグから準決勝までは当日の注目カードを選んで生中継。2017年度は女子の大会から9試合を選んでNHK公式サイトにてネット配信された。また日本カーリング協会の公式サイトでも配信されている。

脚注・出典[編集]

出典[編集]

  1. ^ 第28回 全農日本カーリング選手権大会”. 日本カーリング協会. 2017年2月6日閲覧。
  2. ^ カーリング女子日本代表オフィシャルスポンサー”. 全農. 2017年2月6日閲覧。
  3. ^ 第32回 全農 日本カーリング選手権大会 開催要項”. 公益社団法人日本カーリング協会. 2015年12月23日閲覧。
  4. ^ 平成27年度 事務局 事業計画 (PDF)”. 公益社団法人日本カーリング協会. 2015年12月23日閲覧。
  5. ^ 第33回 全農 日本カーリング選手権大会 開催要項”. 公益社団法人日本カーリング協会. 2017年1月30日閲覧。
  6. ^ 第34回 全農 日本カーリング選手権大会 開催要項”. 公益社団法人日本カーリング協会. 2017年1月30日閲覧。
  7. ^ 平成29年度 事務局 事業計画 (PDF)”. 公益社団法人日本カーリング協会. 2017年1月30日閲覧。
  8. ^ 第35回 全農 日本カーリング選手権大会 開催要項”. 公益社団法人日本カーリング協会. 2018年1月16日閲覧。
  9. ^ 関東中部歴代優勝チーム”. 2013年2月18日閲覧。
  10. ^ JCA競技者ユニフォーム規定”. 2015年11月16日閲覧。
  11. ^ カーリング日本選手権。LS北見が五輪代表を勝ち獲るのか、それとも…(スポルティーバ)

各大会の出典[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 男子の前回優勝チームであるSC軽井沢クラブは、平昌冬季五輪に向けた調整に専念させるとの日本カーリング協会の方針により、女子五輪代表のLS北見とともに出場が見送られた。
  2. ^ 例えばLS北見の"LS"は「ロコ・ソラーレ」の省略形だが公式には本橋麻里が所属するNTTラーニングシステムズの「ラーニングシステムズ」の略称、SC軽井沢クラブは所属するNPO法人「スポーツコミュニティー軽井沢クラブ」の略称として登録している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]