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日本における収監中の死刑囚の一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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日本における収監中の死刑囚の一覧(にほんにおけるしゅうかんちゅうのしけいしゅうのいちらん)は、2026年令和8年)4月8日時点において、日本国内の拘置所(拘置支所を含む)に収監されている死刑囚(死刑確定者)の一覧である。101人の死刑囚が収監されている[1]

概要

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下記の表は、参考文献[2]新聞報道などを元に死刑判決確定順に作成したものである。事件名は基本的にウィキペディア日本語版の項目名に合わせているが、記事がないものについては犯罪状況から便宜的につけたものであり、実名表記を避けるために一般の報道名と異なる場合もあることを留意されたい。また事件名の後の死刑囚名であるが、同じくウィキペディアの項目に実名記載があるもののみ記載しており、それ以外は全てイニシャルとしている。

下記にある「判決確定日」であるが、最高裁ないし下級審の場合は特記なき場合、死刑判決が言い渡された判決公判が開かれた年月日が記入されている。地方裁判所の判決を不服として控訴、もしくは高等裁判所の判決を不服として上告する場合、いずれも判決公判から14日以内とされている(刑事訴訟法第373条、第414条)。そのため、第一審・控訴審の死刑判決が控訴・上告せずに実際に確定するのは判決の翌日から起算して2週間後(14日後)である。また控訴・上告取下げの場合は、取下げにより原判決が確定した日である。

上告審の法的性格は法律審であるため、原則として最高裁で証拠調べを行うことはない。ただし、控訴審での死刑判決の上告で口頭弁論公判が開かれる慣行があるが、死刑判決の見直しが行われ、死刑が破棄された事例は現時点で11例(10件・15人)と少なく、その大半の8例は逆転無罪となった冤罪事件(部分有罪だが、死刑相当の罪状では無罪となったものを含む)であるため、死刑求刑事案で有罪となったものの、無期懲役以下に減軽された事例は4件しかない。最高裁判決の場合、10日以内に判決に誤りがあることを被告人などの当事者が発見した時には、申し出で訂正することができる(刑事訴訟法415条)とあるため、実際に最高裁判決に確定するのは10日後である(刑事訴訟法418条)。ただし現実に最高裁判決が誤りがあるとして死刑判決が訂正されたことはない[3]

未執行死刑囚一覧

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※は裁判員裁判による確定死刑囚。

確定順事件名仮名もしくは本名死刑確定日確定裁判所事件発生年月日拘置場所
1970年死刑確定囚(1人)
1マルヨ無線事件O11月12日最高裁1966年12月5日福岡
1977年死刑確定囚(1人)
2ピアノ騒音殺人事件O4月16日控訴取下げ1974年8月28日東京
1987年死刑確定囚(1人)
3連続企業爆破事件益永利明3月24日最高裁1971年12月-1975年5月東京
1988年死刑確定囚(1人)
4男娼等連続強盗殺人事件W6月2日最高裁1967年4月-1973年3月大阪
1989年死刑確定囚(1人)
5「殺し屋」連続殺人事件F10月13日最高裁1970年2月-1973年4月東京
1990年死刑確定囚(1人)
6熊本主婦殺人事件金川一[4]4月3日最高裁1979年9月11日福岡
1992年死刑確定囚(1人)
7市原両親殺害事件S1月30日最高裁1974年10月30日東京
1993年死刑確定囚(1人)
8連合赤軍事件坂口弘2月19日最高裁1971年-1972年2月東京
1994年死刑確定囚(1人)
9北海道庁爆破事件大森勝久7月15日最高裁1976年3月2日札幌
1995年死刑確定囚(1人)
10山中湖連続殺人事件I7月3日最高裁1984年10月東京
1997年死刑確定囚(2人)
11福岡内妻一家4人殺害事件大城英明[5]9月11日最高裁1976年6月13日福岡
12京都・大阪連続強盗殺人事件神宮雅晴[注 1][7]12月19日最高裁1984年9月4日大阪
1998年死刑確定囚(3人)
13富山・長野連続女性誘拐殺人事件M9月4日最高裁1980年2月-3月名古屋
14中村橋派出所警官殺害事件S9月17日最高裁1989年5月16日東京
15宮代事件村松誠一郎[8]10月8日最高裁1980年3月21日東京
2000年死刑確定囚(1人)
16京都・滋賀連続強盗殺人事件M4月4日最高裁1990年9月-1991年9月大阪
2002年死刑確定囚(3人)
17多摩市パチンコ店強盗殺人事件C6月11日最高裁1992年5月30日東京
18多摩市パチンコ店強盗殺人事件H6月11日最高裁1992年5月30日東京
19川口バラバラ殺人事件Y10月24日上告取下げ1999年1月9日東京
2004年死刑確定囚(3人)
20警察庁広域重要指定121号事件W4月19日最高裁1993年10月-12月東京
21福岡連続強盗殺人事件K12月2日最高裁1995年4月18日福岡
22フィリピン人2女性殺害事件M12月14日最高裁1998年12月25日名古屋
2005年死刑確定囚(4人)
23同級生連続殺人事件M1月27日最高裁1989年8月-9月東京
24警察庁広域重要指定121号事件M9月16日最高裁1993年10月-12月東京
25仙台老夫婦殺害事件H9月26日最高裁1986年2月20日仙台
26大阪愛犬家連続殺人事件U12月15日最高裁1992年-1993年大阪
2006年死刑確定囚(6人)
27右翼幹部ら2人殺害事件K2月14日最高裁1992年-1994年大阪
28古美術商ら2人殺害事件Y2月21日最高裁1994年3月-1995年3月名古屋
29愛知・静岡2女性殺害事件T3月2日最高裁1996年8月-1997年9月名古屋
30堺夫婦殺害事件E9月7日最高裁1997年10日大阪
31宮崎2女性殺害事件I9月21日最高裁1996年8月・1997年6月福岡
32栃木・妻と知人殺害事件N10月12日最高裁1988年・1989年東京
2007年死刑確定囚(7人)
33マニラ連続保険金殺人事件S1月30日最高裁1994年12月-1996年6月大阪
34福山市独居老婦人殺害事件N4月10日最高裁1992年3月29日広島
35池袋通り魔殺人事件Z4月19日最高裁1999年9月8日東京
36太州会内部抗争連続殺人事件N6月12日最高裁1997年10月福岡
37春日部中国人夫婦殺害事件S6月19日最高裁2000年9月22日東京
38三重連続射殺事件H7月18日最高裁1994年7月-11月名古屋
39上申書殺人事件G9月28日最高裁2000年7月-8月東京
2008年死刑確定囚(4人)
40長崎・佐賀連続保険金殺人事件H1月31日最高裁1992年9月-1998年10月福岡
41宇都宮実弟殺害事件H3月17日上告取下げ2005年5月東京
42伊勢原市同居母娘強盗殺人事件K6月5日最高裁2001年8月4日東京
43本庄保険金殺人事件八木茂7月17日最高裁1995年6月3日-1999年5月30日東京
2009年死刑確定囚(4人)
44和歌山毒物カレー事件林眞須美4月21日最高裁1998年7月25日大阪
45埼玉愛犬家連続殺人事件風間博子[9]6月5日最高裁1993年4月20日-1993年8月26日東京
46仙台市暴力団幹部による強盗殺人事件T6月23日最高裁2001年(1月8日・2月3日)仙台
47架空建設計画取引による連続殺人事件S12月11日最高裁1996年6月8日、11月19日福岡
2010年死刑確定囚(5人)
48大阪・岐阜連続女性強盗殺人事件O1月29日最高裁2005年4月27日・2005年5月11日大阪
49館山市一家4人放火殺人事件T9月16日最高裁1998年-2003年東京
50鉾田町独居高齢者連続強盗殺人事件F10月14日最高裁2005年1月東京
51大分替え玉保険金殺人事件O11月8日最高裁2002年1月福岡
52大分替え玉保険金殺人事件H11月8日最高裁2002年1月福岡
2011年死刑確定囚(12人)
53大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件KM3月10日最高裁1994年9月28日-10月7日東京
54大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件KA3月10日最高裁1994年9月28日-10月7日名古屋
55大阪・愛知・岐阜連続リンチ殺人事件HM3月10日最高裁1994年9月28日-10月7日名古屋
56静岡同僚・妻連続殺人事件T4月11日[10]最高裁2004年・2005年東京
57宮崎の口封じ連続殺人事件F4月19日[11]最高裁1999年福岡
58広島連続保険金殺人事件O6月7日最高裁1998年-2000年広島
59横浜港バラバラ殺人事件I6月18日控訴取下げ2009年6月18日-19日東京
60大牟田4人殺害事件M10月3日最高裁2004年9月16日福岡
61大牟田4人殺害事件T10月3日最高裁2004年9月16日福岡
62大牟田4人殺害事件T10月17日最高裁2004年9月16日大阪
63愛知交際2女性殺害事件K11月29日最高裁1999年8月15日・2003年5月25日名古屋
64北九州監禁殺人事件M12月12日最高裁1996年2月-1998年6月福岡
2012年死刑確定囚(2人)
65光市母子殺害事件O2月20日最高裁1999年4月14日広島
66品川製麺所夫婦強盗殺人事件S10月19日最高裁2002年8月31日東京
2013年死刑確定囚(5人)
67架空請求詐欺仲間割れ殺人事件S1月29日最高裁2004年10月東京
68架空請求詐欺仲間割れ殺人事件W1月29日最高裁2004年10月東京
69架空請求詐欺仲間割れ殺人事件I2月28日最高裁2004年10月東京
70前橋スナック銃乱射事件YK6月7日最高裁2003年1月25日東京
71姫路2女性殺害事件T11月25日最高裁2005年1月9日大阪
2014年死刑確定囚(5人)
72大阪個室ビデオ店放火事件O3月6日最高裁2008年10月1日大阪
73元厚生事務次官宅連続襲撃事件K6月13日最高裁2008年11月17日-18日東京
74長野市一家3人殺害事件M9月2日最高裁2010年3月24日-25日東京
75宮崎家族3人殺害事件O10月16日最高裁2010年3月1日福岡
76静岡2女性殺害事件K12月2日最高裁2005年10月・2010年2月23日東京
2015年死刑確定囚(1人)
77横浜深谷連続殺人事件A12月4日最高裁2008年3月13日/2009年8月7日東京
2016年死刑確定囚(6人)
78大阪パチンコ店放火殺人事件T2月23日最高裁2009年7月5日大阪
79会津美里町夫婦殺害事件T3月8日最高裁2012年7月26日仙台
80長野市一家3人殺害事件I4月26日最高裁2010年3月24日-25日東京
81山形・東京連続放火殺人事件A6月13日最高裁2010年10月-2011年11月東京
82石巻3人殺傷事件C6月16日最高裁2010年2月10日仙台
83長崎ストーカー殺人事件T7月21日最高裁2011年12月16日福岡
2017年死刑確定囚(2人)
84首都圏連続不審死事件木嶋佳苗4月14日最高裁2008年9月 - 2009年9月東京
85大阪府和泉市元社長夫婦殺害事件S12月8日最高裁2004年12月3日大阪
2018年死刑確定囚(2人)
86蟹江一家3人殺傷事件L9月6日最高裁2009年5月1日 - 5月2日名古屋
87埼玉資産家夫婦死体遺棄事件W12月21日最高裁2012年12月7日東京
2019年死刑確定囚(3人)
88堺市連続強盗殺人事件N2月12日最高裁2011年(11月5日・12月1日)大阪
89山口連続殺人放火事件H7月11日最高裁2013年7月21日広島
90碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件堀慶末7月19日最高裁1998年6月28日名古屋
2020年死刑確定囚(2人)
91相模原障害者施設殺傷事件植松聖3月31日控訴取下げ2016年7月26日東京[12]
92前橋市連続強盗殺人事件T9月8日最高裁2014年(11月10日・12月16日)東京
2021年死刑確定囚(3人)
93伊東市干物店強盗殺人事件H1月28日最高裁2012年12月18日東京
94浜名湖連続殺人事件K2月13日上告取下げ2016年(1月29日・7月5日)東京
95寝屋川市中1男女殺害事件山田浩二8月25日控訴取下げ[注 2]2015年8月13日大阪
2023年死刑確定囚(3人)
96川崎老人ホーム連続殺人事件I5月11日上告取下げ2014年(11月4日・12月9日・12月31日)東京
97姫路監禁殺害事件U7月3日最高裁2010年(4月・6月)・2011年2月大阪
98小郡妻子3人殺害事件N12月8日最高裁2017年6月5日-6日福岡
2024年死刑確定囚(1人)
99甲府市殺人放火事件E2月2日控訴取下げ2021年10月12日東京
2025年死刑確定囚(2人)
100京都アニメーション放火殺人事件A1月27日控訴取下げ2019年7月18日大阪
101日立妻子6人殺害事件小松博文2月21日最高裁2017年10月6日東京

死刑判決を受け上訴中の被告人一覧

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この表では2025年令和7年)10月27日時点で、第一審・控訴審において死刑判決を受け、控訴・上告中の被告人を記載する。※は第一審・裁判員裁判の被告人。

判決順事件名仮名もしくは本名死刑判決日判決裁判所係属中裁判所
最高裁上告中の被告人(2人)
1日置市5人殺害事件I2025年3月13日福岡高裁宮崎支部最高裁
2宇佐市親子強盗殺人事件S2025年8月5日福岡高裁最高裁
高裁控訴中の被告人(1人)
1中野市4人殺害事件A2025年10月14日長野地裁東京高裁

脚注

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注釈

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  1. 旧姓は「廣田」で、控訴中の1992年1月には実名(当時は「廣田雅晴」)で執筆した手記が『噂の眞相』に掲載されている[6]。上告審弁論後の1997年11月に改姓届を出し、結婚前の「神宮」(しんぐう)姓に戻した[7]
  2. 控訴取り下げ後弁護側は取り下げの無効を大阪高裁に申し立てた。係争中の2020年に山田は2度目の控訴取り下げを提出し、弁護側はこれも無効を申し立てたが、2021年8月25日最高裁に特別抗告が棄却された[13]

出典

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  1. 時事通信 社会部 (2026年4月8日). (実名)死刑囚が死亡 がんで治療中、群馬3人殺害―法務省”. 時事ドットコム. 時事通信社. 2026年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年4月9日閲覧。
  2. 別冊宝島第1525号『日本タブー事件史3』宝島社27頁、インパクト出版会『年報・死刑廃止』シリーズ
  3. ただし、1990年12月14日に最高裁第二小法廷が言い渡した死刑事件(福岡県直方市強盗殺人事件)の上告棄却判決の判決文では、犯行間隔を1年間違えた誤記があったとして、判決の3日後に訂正判決を出した事例が存在する。
  4. 金川一「前科者ゆえデッチ上げられた」『インパクション』第41号、インパクト出版会、1986年5月、72頁、ISSN 0287-2897
  5. 秋好英明「慟哭のかなたに」『インパクション』第41号、インパクト出版会、1986年5月、66頁、ISSN 0287-2897
  6. 廣田雅晴(大阪拘置所)「毎日を先陣としたマスコミ報道陣は「赤報隊」に射殺されよ!」『噂の眞相』第14巻第1号、株式会社噂の真相、1992年1月、94-97頁。 - 通巻第155号(1992年1月号:毎月10日発売)。京都・大阪連続強盗殺人事件の加害者本人による手記。
  7. 1 2 毎日新聞』1997年12月20日東京朝刊第14版第一社会面31頁「警官ら連続殺害 元巡査部長の死刑確定 最高裁が上告棄却」(毎日新聞東京本社) - 『毎日新聞』縮刷版 1997年(平成9年)12月号793頁
  8. 村松誠一郎「死刑制度が偽りの自供を強いた」『インパクション』第41号、インパクト出版会、1986年5月、38頁、ISSN 0287-2897
  9. 風間博子 著「風間博子さんの手記全文」、片岡健 編『絶望の牢獄から無実を叫ぶ-冤罪死刑囚八人の書画集』鹿砦社、2016年、52頁。ISBN 978-4846310905
  10. 読売新聞2011年4月12日
  11. 読売新聞2011年4月20日
  12. 篠田博之相模原事件・植松聖死刑囚が刑場のある東京拘置所へ移送。最後に本人から届いた手紙は…」『Yahoo!ニュースYahoo!JAPAN、2020年4月8日。オリジナルの2021年9月20日時点におけるアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
  13. 大阪・寝屋川の中1男女殺害、被告の死刑確定 (2021年8月27日). 2022年12月19日閲覧。

外部リンク 

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