日朝首脳会談

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日朝首脳会談(にっちょうしゅのうかいだん)は、日本国朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との首脳同士による会談。 2004年までに2回開かれた。 この会談により日本人拉致被害者の5人が帰還した。

1回目[編集]

2002年9月17日平壌の百花園招待所で、日本の内閣総理大臣小泉純一郎自由民主党総裁)と北朝鮮の事実上の国家元首である国防委員長金正日朝鮮労働党総書記)が行った。 両者は「日朝平壌宣言」に署名し、国交正常化交渉を10月に再開することで合意した。

日本人拉致問題[編集]

北朝鮮側は、“特殊機関の一部が妄動主義・英雄主義に走って”日本人を拉致した事実を認め、謝罪した。 日本側の安否確認に対して、北朝鮮側は、地村保志浜本富貴恵蓮池薫奥土祐木子の4人の生存を明らかにし、横田めぐみ田口八重子市川修一増元るみ子原敕晁松木薫石岡亨有本恵子の8人を「死亡」と発表した。 更に、日本側も把握していなかった曽我ひとみの拉致・生存と、横田めぐみの娘の生存も明らかにした。 久米裕曽我ミヨシについては入国自体を確認できないとした。

2回目[編集]

2004年5月22日、平壌の大同江迎賓館で、前回と同じく小泉純一郎と金正日が行った。

日本人拉致問題[編集]

家族の帰国は地村家と蓮池家の家族5人の帰国が認められ、曽我家の家族は後日第三国にて話し合うことになった。 「死亡」・「不明」の10人について、北朝鮮側が再調査を約束した。拉致被害者家族会では「もうすでに北朝鮮は十分な資料を持っているはず」とし、今回の小泉総理の訪朝の成果を強く批判した。

北朝鮮の利益[編集]

  • 25万tの食糧支援。
  • 1000万ドル(約11億円)相当の医薬品。
  • 平壌宣言を厳守すれば経済制裁の発動をしない。

参考文献[編集]

  • 国家と外交(講談社)

関連項目[編集]