日暮愛葉

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日暮 愛葉
生誕 (1971-11-08) 1971年11月8日(45歳)
出身地 日本の旗 日本
ジャンル インディー・ロック
職業 歌手作詞家作曲家
担当楽器 ボーカル
ギター
レーベル キューンレコード
felicity
共同作業者 SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER
LOVES.
THE GIRL
公式サイト official website

日暮 愛葉(ひぐらし あいは、1971年11月8日 - )は、日本のロック歌手。本名同じ。父はコピーライターでブランド名「無印良品」を考案した日暮真三(ひぐらししんぞう)。伯父(父の兄)はイラストレーターの日暮修一(ひぐらししゅういち)。

人物[編集]

1990年代初頭にバンド「SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER」を結成。バンド名はロックバンドXTCの曲名から。インディーズで活動しながら他のメンバーの参加、脱退を何度か経てボーカル&ギター:日暮愛葉、ベース:小山ナオ、ドラムス:唐島孝治のスリーピースバンドに落ち着く。3人の編成が固まった頃、日暮が主宰するインディーズレーベル「パムグリア」からファーストフルアルバム『Give Them Back To Me』を発表。当時としては珍しく最初から海外での活動を念頭に置き、そのサウンドはもちろん、ライオットガール的な佇まいからして、他の日本のバンドとは一線を画す存在であった[1]Buffalo DaughterCIBO MATTOらと共に、海外の空気を含んだ、新しいバンドの文脈を形成[1]。音楽のカテゴリーとしては、オルタナティヴロックと呼ばれる領域が近い。日暮の風貌やキャラクターはソニック・ユースのキム・ゴードンやホールコートニー・ラブを彷彿とさせる。初期はコアなインディーズシーンでラウド気味なオルタナティヴ・ロックを奏でていたが、時期が経つにつれ、よりポップでシンプルな面が強調されるようになってくる。2002年のSEAGULL活動休止以降はソロ、LOVES.、THE GIRLと様々な名義で活動を続けてきたが、2014年にSEAGULLの活動を再開する。

日本はもとより海外のミュージシャンとの親交も厚く、NY留学時代はソニック・ユースやアート・リンゼイジャド・フェアなどと友人になり、音楽活動を始めてからはショーン・レノン等と共演している[2][3]

経歴[編集]

1990年、19歳のときにイギリスに半年間留学。帰国後、最初はイトウサチコと二人でSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERを始める[3]。イトウがドイツに留学したいと言うので、自身もアメリカ合衆国ニューヨークに2年間留学する[3]。留学中に音楽活動を本格的に開始する決意をし、ベースギターを購入。

1992年、日本とニューヨークを行き来する間に知り合った小山ナオ[注 1]や辛島孝治を誘い、本格的にSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERの活動を開始する[2][3]

1996年、日暮の友人だったカジヒデキの誘いで小山田圭吾(元フリッパーズ・ギター)主宰のトラットリアポリスター)からシングル「FLY」をリリース[2]

1998年シャカゾンビのツッチーが参加したユニット「RAVOLTA(ラヴォルタ)」を結成し、ジョージ・マイケルの「フェイス」をカバーした。

1999年、アルバムに参加したギタリスト渡辺ヨシキ(ヨシキの名前の漢字は不明)と結婚し、長女が誕生するが家庭内不和により数年で離婚。この頃、ドラムスを担当していた唐島が脱退。離婚にまつわるストレスなどで日暮は精神的な不調に陥る。

2002年、約10年間に及ぶバンドの集大成であるベストアルバム「Dying For Seagulls」を発表後、バンドは活動休止。

2002年、本人からのラブコールによりYUKIのソロデビューシングル「the end of shite」の作詞・作曲・プロデュースを手掛ける[2]

2003年9月、Ki/oon Recordsよりソロデビュー。その後、ソロ活動を本格化させ、精神的な不調と闘いながら、ソロ名義の作品をリリース。「日暮愛葉」名義のフルアルバムが2枚発表されている。

2005年、以前から親交のあった秋山隆彦(ドラムスdowny, fresh!, KAREN)と、ソロ時代のサポートメンバーだった岩谷啓士郎(ギター/マニュピレーター:Keishiro IwataniBAND, トクマルシューゴ, フラバルス, golfer)に声をかけ、新たなバンド「LOVES.」を結成[4]。ライブを中心に活動。

2006年10月にはタイのロックフェスに参加。

2007年3月、LOVES.初の音源にして13曲入りの1stアルバム『LUCKY ME』をリリース。レコーディング時にサポートとしてベースに中尾憲太郎が参加。

2008年、以前よりサポートメンバーとしてレコーディングに参加していた中尾憲太郎(ベース:ex.NUMBER GIRL, 現 Crypt City, younGSounds)と中村浩(サックス/フルート:fresh!)を新たにパーマネントメンバーに迎え、「日暮愛葉 and LOVES!」としてアルバム『Now is the time!』を日暮の自主レーベル「chance! dance! Record」よりリリース。

2009年、「RAVOLTA」の10年ぶりの復活。同年12月、4年半ぶりとなる「日暮愛葉」名義のアコースティックサウンド満載のソロアルバム『perfect days』をFelicityよりリリース[5]

2010年、LOVES.の3rdアルバム『JM』をFelicityよりリリース。アルバム完成後に岩谷が脱退し、伊東真一(ギター:Fresh!, HINTO, ex.SPARTA LOCALS)をサポートに迎える[6]。11月、LOVES.の活動休止を発表[7]

2011年1月12日、オフィシャル・ブログで3ピースのガールズ・オルタナティブバンド「THE GIRL」の結成を発表。参加するのは、浅井健一のサポートでも知られるベース/ボーカルの林束紗(scarlet)とドラム/コーラスのおかもとなおこ(つばき)。10月、THE GIRLの1stアルバム『Lost in wonder』をFelicityよりリリース。日本ツアーNYC miniツアーなど精力的なライブ活動を行う。

2012年12月、THE GIRLの2ndアルバム『UR sensation』をリリース。同時に関節炎および腱鞘炎の悪化を理由にベースの林束紗の卒業を発表。

2014年4月16日、日暮愛葉デビュー18周年(アイハイヤー)を記念して日暮愛葉のシーガルからTHE GIRLまでの18年間の軌跡を辿るオールタイムベスト『“18” aiha higurashi cherish my best』を発売。5月5日、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERが新編成で活動再開。メンバーは、日暮(ボーカル/ギター)、中尾憲太郎(ベース/コーラス)、おかもとなおこ(ドラムス)、蓮尾理之(キーボード:385, bonanzas, JETZEJOHNSON, 元School Food Punishment)、一ノ瀬雄太(ギター:快速東京)、moe(コーラス:Miila and the Geeks、Twee Grrrls Club)の6人となる。

ディスコグラフィー[編集]

ソロ作品[編集]

シングル[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2003年9月10日 NEW LIFE KSCL-959 オリコン最高100位、登場回数4回
KSCL-543:CCCD
2004年07月07日(再発) KSCL-732:再発CCCD
2nd 2003年11月27日 FANTASY KSCL-963 オリコン圏外
KSCL-631:CCCD
3rd 2004年12月1日 ユメミタイ(cherish my life) KSCL-754 オリコン圏外
4th 2005年3月16日 Silly Girl KSCL-769 オリコン圏外

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2004年1月7日 Born Beautiful KSCL-635 オリコン最高93位、登場回数3回
2nd 2005年5月25日 Platonic KSCL-825 オリコン最高208位
3rd 2009年11月18日 Perfect Days PCD-18601 オリコン圏外
Best 2014年04月16日 “18” aiha higurashi cherish my best PECF-1095 オリコン圏外

ミュージックビデオ[編集]

監督 曲名
北山大介×笹原清明 「What To Say」
竹内鉄郎 「Silly Girl」
摩耶[要曖昧さ回避] 「Platonic」
不明 「FANTASY (PENTHOUSE Ver.)」「NEW LIFE」「ユメミタイ (cherish my life)」

「LOVES.」名義[編集]

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2007年03月28日 LUCKY ME KSCL-1188 オリコン圏外

「日暮愛葉 and LOVES!」名義[編集]

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2008年09月10日 Now is the time! DDCZ-1542 オリコン圏外
2nd 2010年07月28日 JM PECF-1020 オリコン圏外

「THE GIRL」名義[編集]

アルバム[編集]

  発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
1st 2011年10月05日 Lost in wonder PECF-1032 オリコン圏外
2nd 2012年12月19日 UR sensation PECF-1058 オリコン圏外

参加作品[編集]

発売日 タイトル 規格品番 収録曲 備考
2005年04月06日 Fine Time 2 A Tribute to NEW WAVE UPCH-1398 3.This is not a Love Song / 日暮愛葉÷中村弘二 Polydor
2005年04月06日 BARFOUT!presents『authentica~mellow』 SRCL-5896 7.ユメミタイ (cherish my life) gr8! records
2005年04月27日 Ki/oon Records Overseas Compilation KSCL-815
KSCL-817
13.ユメミタイ (cherish my life) Ki/oon Music Inc.
2007年10月17日 Rock for Baby KSCL-1212 15.Twinkle Twinkle Little Star / LOVES. Ki/oon Music Inc.
2010年06月16日 Kill your T.V. meets felicity EP -curated by aiha higurashi- PECF-1021 6.what to say felicity
2013年07月24日 Buffalo Daughter「ReDiscoVer. Best, Re-recordings and Remixes of Buffalo Daughter」 UMA-1022 2. Beautiful You 20th featuring 日暮愛葉&有島コレスケ UMA

出演[編集]

ラジオ[編集]

  • Platonic Time(NORTH WAVE 2005年4月 - 7月)

主な出演イベント[編集]

  • 2003年08月08日 - スペースシャワー列伝 第29巻 〜光波(きらめき)の宴〜
  • 2003年12月30日 - COUNTDOWN JAPAN 03/04
  • 2010年04月23日 - ふくろうず「ループするツアー」
  • 2012年05月05日 - LONDON CALLING(「THE GIRL」として出演)
  • 2012年12月03日 - 冷牟田竜之 presents Taboo 〜HIYAMUTA 50th Anniv. Special〜(「THE GIRL」として出演)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 美大卒で漫画家安野モヨコの元アシスタント。現在はイラストレーター。

出典[編集]

  1. ^ a b 「いつも私は圏外な人」 日暮愛葉のエキセントリックな愛情(1/3)”. 音楽ナタリー (2014年4月16日). 2016年12月10日閲覧。
  2. ^ a b c d 日暮愛葉 インタビューPage1”. musicshelf (2007年10月17日). 2016年12月10日閲覧。
  3. ^ a b c d 「いつも私は圏外な人」 日暮愛葉のエキセントリックな愛情(2/3)”. 音楽ナタリー (2014年4月16日). 2016年12月10日閲覧。
  4. ^ 日暮愛葉 インタビューPage2”. musicshelf (2007年10月17日). 2016年12月10日閲覧。
  5. ^ 脱パブリック・イメージ 日暮愛葉インタビュー”. musicshelf (2009年11月27日). 2016年12月10日閲覧。
  6. ^ 日暮愛葉率いるバンド「LOVES.」インタビュー”. CINRA.net (2010年7月26日). 2016年12月10日閲覧。
  7. ^ 日暮愛葉率いるLOVES.が活動休止を発表”. タワーレコード (2010年11月1日). 2016年12月10日閲覧。

外部リンク[編集]

THE GIRL[編集]

LOVES[編集]

インタビュー[編集]