日御碕
日御碕(ひのみさき)は、島根県出雲市大社町日御碕に位置し、島根半島のほぼ西端で日本海に面する岬。大山隠岐国立公園に含まれる。
地理[編集]
流紋岩から構成される山が沈降して海に浸かり、波に侵食された後にわずかに隆起し「海食台」と呼ばれる地形が形成された。
周辺には柱状節理や洞穴が見られ、海上には小島や岩礁が点在する。
海底にはサドガセとボングイと呼ばれる岩があり、人工的に彫られた階段や参道、祭祀跡が確認されている。これは沖縄県の南城市にある世界遺産斎場御嶽に似ており、天照大神の神話によく似た神話が斎場御嶽に伝わっている[1]。岬上には1903年(明治36年)初点灯の出雲日御碕灯台が立つ。海抜63 m, 光達21海里で、灯塔は43.65 mと石作りの灯台としては日本一の高さである。参観灯台なので見学も可能である。
「日御碕の大ソテツ」及び南方に浮かぶ経島の「経島ウミネコ繁殖地」は国の天然記念物となっている。
施設・観光[編集]
交通[編集]
- JR出雲市駅から一畑バスで60分
- 出雲大社連絡所から一畑バスで23分
- 国道431号
- 島根県道29号大社日御碕線
地区[編集]
- 中山
- 御碕
- 宇龍