日プラ

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日プラ株式会社
Nippura Company, Limited
Nippura.JPG
本社正門前
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
761-0705
香川県木田郡三木町大字井上3800番地1
設立 1969年(昭和44年)
法人番号 8470001006925
代表者 代表取締役社長 敷山哲洋
資本金 8000万円
決算期 8月
主要株主 敷山哲洋
住友化学
主要子会社 せとうち夢虫博物館 100%
外部リンク http://www.nippura.com/
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日プラ株式会社(にっプラ)は、香川県木田郡三木町にあるアクリルパネルメーカー。

海遊館(大阪)や沖縄美ら海水族館をはじめとする水族館水槽を製作していることでも知られる。

沿革[編集]

1969年設立。翌1970年に世界初となるアクリル製回遊水槽を屋島山上水族館に納品した[1]。寿司屋にある活魚水槽もアクリル・パネルで作っていた[1]。しかし、オイルショック前までの売り上げの中心は、大手の下請けで作っていたアクリル製の照明器具の傘であった[1]。転機はオイルショックで、アクリルの値段が高騰したために需要が低下し、アメリカへの営業に活路を見出す[1]。1993年、アメリカのモントレーベイ水族館に採用されることで評価され、その名は海外に広まる[1][2]

日プラは沖縄美ら海水族館の巨大水槽「黒潮の海」に、高さ8.2m、幅22.5m、厚さ60cm、総重量135tのアクリルパネルを設置し[1]、2002年にギネスブックにより、1枚のアクリルパネルとして、また“水族館の窓”として世界最大(2008年まで)と認定され、[1]次いで、ドバイ水族館(Dubai Aquarium & Underwater Zoo :ドバイショッピングモール内に2008年11月開館[3][2])の「水の壁・アクアウォール」で[4]自身のギネス記録を更新し[注釈 1]、中国のチャイムロングオーシャンキングダムで世界最大の水槽の窓作りも行っている。

2005年には第1回ものづくり日本大賞の製品・技術開発部門で受賞し、経済産業省から『水族館の概念を変えた巨大アクリルパネル製作技術』と評された[1]

2013年の週刊ポストでは、『世界で勃発中の水槽の巨大化競争で一人勝ち企業は香川の企業』と表現したうえで[2]、“水族館用の大型アクリルパネルの加工技術(重合接着)”において日プラは独自技術を持ち、その世界シェアは70%だと紹介されている[2][注釈 2]。2012年に、日プラは創業以来最高の売り上げ高を計上している[2]

世界60数か国に納品実績があり、日本では海遊館(大阪)や沖縄美ら海水族館旭山動物園ぺんぎん館、白クマ舎などもしられる[1][7]。一方、日プラは映像用アクリル・スクリーンも製造するが、その生産拠点に沖縄を選び、沖縄県の自由貿易特区に初めて進出した沖縄県外企業でもある[5]。また、日プラは新屋島水族館を経営するせとうち夢虫博物館の親会社である。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2010年に起きたザ・ドバイモールの小パネルの重合接着不具合による水漏れは、日プラの同年2月25日のプレスリリースでは、小パネルは日プラ製ではなく、他メーカー製であり、世界最大(当時)の日プラ製は関係が無いことを明らかにしている。
  2. ^ 水族館向けの大型アクリル・パネルを製造する企業は世界で3社あり、日本企業が2社、アメリカ企業が1社で[5]、うちわけは香川県の日プラと、アメリカのレイノルズ社、菱晃(三菱レイヨンから移管)―シンシ社グループである[6]

出典[編集]

外部リンク[編集]