旅情
旅情 | |
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Summertime | |
監督 | デヴィッド・リーン |
脚本 | H・E・ベイツ デヴィッド・リーン |
原作 | アーサー・ローレンツ |
出演者 | キャサリン・ヘプバーン ロッサノ・ブラッツィ |
音楽 | アレッサンドロ・チコニーニ |
撮影 | ジャック・ヒルドヤード |
編集 | ピーター・テイラー |
配給 | ![]() ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 100分 |
製作国 | ![]() ![]() |
言語 | 英語 イタリア語 |
『旅情』(りょじょう、原題: Summertime)は、1955年に製作・公開されたイギリスとアメリカ合衆国の合作映画である。
概要[ソースを編集]
1952年にブロードウェイで初演されたアーサー・ローレンツの戯曲『カッコウ鳥の頃』の映画化作品であり、デヴィッド・リーンが監督、キャサリン・ヘプバーンとロッサノ・ブラッツィが主演した。
ロケーションはヴェネツィアで行われている。
主題歌はロッサノ・ブラッツィが歌った「Summertime In Venice」で、当時大ヒットした。
ストーリー[ソースを編集]
アメリカの地方都市で秘書をしている独身の38歳のジェーン・ハドソン(キャサリン・ヘプバーン)は長期休暇を取り、念願であったヨーロッパ旅行の夢を実現させて、ロンドンとパリを観光後、オリエント急行に乗って、この旅行の最終目的地である水の都・ヴェネツィアを訪れる。ヴェネツィアは街中に水路が張り巡らされた歴史のある美しい都であり、ジェーンは駅から船でフィオリーニ夫人(イザ・ミランダ)が経営するペンシオーネに到着する。その後、観光に出かけたヴェネツィアのサン・マルコ広場で一人のイタリア人男性レナード(ロッサノ・ブラッツィ)と出会う。
キャスト[ソースを編集]
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え | ||
---|---|---|---|---|
日本テレビ旧版 | 日本テレビ新版 | テレビ朝日版 | ||
ジェーン・ハドソン | キャサリン・ヘプバーン | 三木弘子 | 小沢紗季子 | 原知佐子 |
レナード・デ・ロッシ | ロッサノ・ブラッツィ | 高橋昌也 | 滝田裕介 | 井上孝雄 |
フィオリーニ夫人 | イザ・ミランダ | 水城蘭子 | 山田早苗 | 此島愛子 |
エディー | ダーレン・マクギャヴィン | |||
マウロ | ガイタノ・アウディエロ | 永久勲雄 | 松田辰也 |
- 日本テレビ版旧版吹き替え - 初回放送1974年5月22日
- 日本テレビ版新版吹き替え - 初回放送1976年2月18日『水曜ロードショー』
- テレビ朝日版吹き替え - 初回放送1979年11月18日『日曜洋画劇場』
スタッフ[ソースを編集]
- 監督 - デヴィッド・リーン
- 製作 - イリヤ・ロパート
- 脚本 - H・E・ベイツ、デヴィッド・リーン
- 音楽 - アレッサンドロ・チコニーニ
- 撮影 - ジャック・ヒルドヤード
- 編集 - ピーター・テイラー
- プロダクションデザイン - ヴィンセント・コルダ
映画賞受賞・ノミネーション[ソースを編集]
賞 | 部門 | 候補 | 結果 |
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アカデミー賞 | 監督賞 | デヴィッド・リーン | ノミネート |
主演女優賞 | キャサリン・ヘプバーン | ノミネート | |
ニューヨーク映画批評家協会賞[1] | 監督賞 | デヴィッド・リーン | 受賞 |
英国アカデミー賞[2] | 総合作品賞 | デヴィッド・リーン | ノミネート |
海外女優賞 | キャサリン・ヘプバーン | ノミネート |
備考[ソースを編集]
- 監督のデヴィッド・リーンは後年、「この作品が最も気に入っている」と発言している。
- キャサリン・ヘプバーンは、運河に落ちるシーンの撮影の際、目に細菌が入って感染症にかかった。
- ホンダ・カブの最初期モデル、C100のシートの色はこの映画に登場したベネチアングラスの色が参考にされている。
参考文献[ソースを編集]
- ^ “1955 Awards”. ニューヨーク映画批評家協会. 2011年6月19日閲覧。
- ^ “Film Nominations 1955”. 英国アカデミー賞. 2011年6月19日閲覧。
外部リンク[ソースを編集]
- 旅情 - allcinema
- 旅情 - KINENOTE
- Summertime - AllMovie
- Summertime - インターネット・ムービー・データベース(英語)
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