新網走中継局

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新網走中継局(しんあばしりちゅうけいきょく)は、北海道網走市にあるミニサテライト局の総称。正式な名前は網走新町テレビ中継局である。ここでは、地デジ化に伴って廃止された網走鉄南テレビ中継局についても記述する。

概要[編集]

網走市南8条~14条や網走駅の周辺地域は、地形的事情から網走送信所の受信が困難な場合があるために設置された。

網走新町テレビ中継局[編集]

左がデジタル、右がアナログ(廃局済み)。

デジタルテレビ放送[編集]

リモコン
キーID
放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1 HBC
北海道放送
44 10mW 56mW 水平偏波 北海道 約1100世帯 2010年
12月24日
2 NHK
北見教育
39 全国
3 NHK
北見総合
42 オホーツク圏
5 STV
札幌テレビ放送
41 北海道
6 HTB
北海道テレビ放送
43
7 TVh
テレビ北海道
47 2012年
6月5日
8 UHB
北海道文化放送
45 2010年
12月24日
  • NHKには2010年9月14日、当初自力建設困難としていた民放(TVhを除く)[1]には11月29日にそれぞれ予備免許が交付され、NHK・民放(TVhを除く)とも、12月9日から試験放送を開始。12月24日に本免許が交付され、同日運用を開始した[2]
  • TVhは2012年4月27日に予備免許が交付され、5月7日から試験放送を開始。6月5日に本免許が交付され、同日運用を開始した[2]。TVhが中継局設置をきめたのは、網走市の2011年度補正予算において開局費用221万9,000円の支出を決めたためである[3]

アナログテレビ放送[編集]

チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
50 HBC
北海道放送
映像100mW
/音声25mW
映像440mW
/音声110mW
水平偏波 北海道 -
52 NHK
北見総合
オホーツク圏
54 UHB
北海道文化放送
北海道
56 HTB
北海道テレビ放送
58 STV
札幌テレビ放送
60 NHK
北見教育
全国
(割当なし) TVh
テレビ北海道
(開局せず)

網走鉄南テレビ中継局[編集]

アナログテレビ放送[編集]

チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
49 HBC
北海道放送
映像100mW
/音声25mW
映像500mW
/音声125mW
水平偏波 北海道 -
51 NHK
北見総合
オホーツク圏
53 UHB
北海道文化放送
北海道
55 HTB
北海道テレビ放送
57 STV
札幌テレビ放送
59 NHK
北見教育
全国
(割当なし) TVh
テレビ北海道
(開局せず)
  • 網走送信所でカバーできることから置局不要となり、2011年7月24日をもって廃止された。

備考[編集]

送信所について[編集]

  • どちらも共同使用。

放送エリア[編集]

  • 網走新町中継局:網走市の網走駅周辺地域。
  • 網走鉄南中継局:網走市南8条~南14条にかけての一部。

脚注・出典[編集]

  1. ^ 地上デジタルテレビ放送中継局ロードマップ(北海道放送の分)(最終更新2011年1月21日)
  2. ^ a b 北海道内地上デジタル放送局の開局状況(総務省北海道総合通信局)
  3. ^ 平成23年網走市議会第4回定例会会議録(15/165)「商工費の公共交通対策費、地上デジタルテレビ放送中継局整備事業では、民放開局に伴う中継局整備にかかる経費の追加として221万9,000円の追加でございます。」 - 2012年3月6日閲覧。

関連項目[編集]