新米婦警キルコさん

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新米婦警キルコさん
ジャンル 少年漫画
コメディー
漫画
作者 平方昌宏
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2012年51号 - 2013年25号
巻数 全3巻
話数 全25話
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新米婦警キルコさん』(しんまいふけいキルコさん)は、平方昌宏による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社2012年51号から2013年25号まで連載された。全25話(第25話は単行本描き下ろし)。

2013年8月、ジャンプLIVEで『帰ってきたっ! 新米婦警キルコさん』が連載[1]

房総の辺境に赴任してきた新米婦警・音無キルコが繰り広げるポリスコメディアクション

あらすじ[編集]

房総半島の辺境にある埋め立て地、流島(ながしま)。ここはバブル崩壊で空港建設が中止になり、ほぼゴーストタウンと化している。署長と安錠の2人だけしかいなかった鱧川警察署・流島分署に、新人婦警が配属されて来た。それが元傭兵の「音無キルコ」であった。

登場人物[編集]

流島分署[編集]

音無キルコ(おとなし キルコ)
田舎の警察署・流島分署に配属された19歳の新米婦警。明るい緑色の髪と左目の眼帯が特徴。左目の眼帯は髪の毛で隠れている。巨乳の持ち主。
かつては特殊部隊「ファントム」に所属していた元傭兵。物心がついたころから傭兵生活を送っていたため、日常的な常識があまりなく、しばしば暴走しトラブルの原因になる。長年の相棒だという2本のトンファブレイドを常に持ち歩き、グレネードを使用する事もある。
性格は基本的に真面目で正義感が強い。常人離れした身体能力を持っており、犯人を逮捕するはずが病院送りにしてしまったり、街を破壊したりするなど暴走しトラブルを起こすことが多い。本気を出すと道路を衝撃波で抉り取ってしまうほどの力を出せる上、身体も異常なほどに頑丈である。調子に乗りやすいが打たれ弱い。
過疎化した町を、日本の最前線で自分の腕を生かせる大舞台だと信じてやって来た。警官になった理由は「やさしい婦警さんになってカワイイ制服を着たりしたかった」とのこと。精神年齢が近いからか子供たちからはよく懐かれており、一緒に遊ぶことも多い。よく女子力10倍メロンパンを食べている。
安錠春樹(あんじょう はるき)
流島分署所属の警官(巡査)。下心が激しく、同僚婦警にセクハラし過ぎたことが原因で流島分署に飛ばされた。
悪知恵が働き思考はむしろ犯罪者のダメ警官。エロ本を仕事用デスクに保存していたり、下着泥棒を「同類」と呼ぶなど筋金入りの変態であり、キルコからすら冷たい視線を浴びることもある。「巨乳」という情報を聞き自らキルコの教育係に名乗りを上げたため、彼女の直接の上司になってしまい、毎回トラブルの後始末をするハメになった苦労人。基本的にはダメな人だが他者を助けるために率先して動いてしまう一面があり、キルコからの信頼も絶大なものがある。
筒井巻十郎(つつい かんじゅうろう)
流島分署の署長で2人の上司にあたる。趣味は競馬
フランクな性格で基本的にマイペースな優男だが、キルコの責任を全て安錠が負うように仕向けるなどの策士めいた部分がある。その立ち位置から分署内メンバーのまとめ役になることが多い。
撃鉄知秋 (うちがね ちあき)
密輸犯を追って流島分署にやってきた特務捜査官。長い黒髪と眼鏡が特徴で、スレンダーな体型の女性。
真面目で潔癖症かつ堅物。綿密な作戦を練り、部下をまとめる頭脳派タイプの警官であり、自分の作戦には絶対的な自信を持っている。エリート意識が強くキルコらに対して高飛車な態度をとる。スタイルは良いのだが貧乳。また色事に関するものを非常に嫌っており、安錠のことを「ゲス」と呼ぶほどの犬猿の仲。
キルコと安錠に手柄を取られ、バレットと共に流島分署へ左遷される。
バレット・ホーク
知秋と一緒にやってきた捜査官。サングラスをかけたガタイのいい大男。読み切り「DOUBLEBULLET」からのスピンオフキャラクター。
強面な外見に反して、礼儀正しく心優しい人物。拳銃の扱いに長け、上司である智秋には絶対的な信頼を置いている。
キルコ同様に元傭兵で、傭兵時代からのキルコの知り合いであり、当時は彼女の副官だった。キルコに比べるとはるかに常識人であるが、彼女に対して異常なまでに過保護な面があり、彼女が絡むと暴走してしまう。その理由も「キルコが警戒心をなくし戦場での感覚を忘れては困る」というもので、一般的な感覚とはどこかずれており、当のキルコからも鬱陶しがられている節がある。

「ファントム」関係者[編集]

ファントム・コールマン
特殊傭兵部隊「ファントム」の設立者であり元隊長。戦死した相棒の娘であったキルコを預かり部隊で12年間育て、立派な兵士となった彼女に隊長の座と実父のナイフを託して部隊を抜けた。
用心棒をしているカジノ船で再会し、キルコ達を襲撃した。
ジン・スミス
リバティプライスカンパニーの代表取締役。キルコの観察を目的にライ・メイの二人を連れて流島へ観光に来た。実はテーマパーク建設を隠れ蓑に流島で違法カジノ開設と武器密売を計画していた。
ライ・クーパー
メイの兄。目つきは悪いが、性格は割と普通の男の子である。事件解決のあと安錠の家にメイと共に居候することになる。得物は二振りの剣。
メイ・クーパー
ライの妹。カンナ以上にひねくれた性格。怒ったキルコと対等にキャッチボールをするなど、尋常ではない身体能力を持つ。事件解決のあと安錠の家にライと共に居候することになる。得物は二挺のガトリング・ガン。

その他の人物[編集]

美倉カンナ (みくら カンナ)
キルコが交通安全教室に行った小学校の生徒。理事長の娘で、キルコを泣かせるほど生意気な性格。車に轢かれかけたのをキルコに助けてもらってからは仲良くなる。よくジン太くん(帽子をかぶった男の子)、獅子丸くん(モジャモジャ頭の男の子)と一緒に行動している。
鬼瓦 (おにがわら)
警視総監。キルコや筒井署長と面識があり、そのろくでもない振る舞いに悩まされたらしい。
タマル
キルコの父。ファントム・コールマンの親友だったが、初陣でファントムを庇って戦死。
同作者の読み切り「DOUBLEBULLET」にも弾丸(タマル)という名称で登場。バレット・ホークとコンビを組んでいた。
音無トウコ
キルコの母。夫・タマルに先立たれてしまい、自身も不治の病を患う。赤子であった娘・キルコを養育して貰う為、ファントムの部隊へ預けた。娘と同じく彼女も巨乳である。

用語[編集]

ケルベロくん
流島分署のマスコット。ケルベロスなので頭が3つある。「DOUBLEBULLET」から登場しており、こちらも警察署のマスコットキャラクターという設定。
オルトロちゃん
流島分署のマスコットで、ケルベロくんの彼女という設定。オルトロスなので首が2つある。試作段階で企画が流れたため、オルトロちゃんの存在はごくごく一部の人間しか知らない。
ファントム
かつてキルコやバレットが所属していた、雇われればどこにでもつく特殊傭兵部隊。ファントム・コールマンが設立。部隊の正体すら掴ませない事から「戦場の亡霊」と畏怖された。

書誌情報[編集]

  1. 「その婦警・音無キルコ」2013年3月9日第1刷発行(3月4日発売[集 1])、ISBN 978-4-08-870720-4
  2. 「ケルベロくんとサイクロ子ちゃん」2013年5月7日第1刷発行(5月2日発売[集 2])、ISBN 978-4-08-870761-7
  3. 「さらば! 新米婦警キルコさん!!」2013年7月9日第1刷発行(7月4日発売[集 3])、ISBN 978-4-08-870771-6

脚注[編集]

出典[編集]

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以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

外部リンク[編集]