新幹線の編成記号

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編成記号(N700系Z0編成)
編成記号(500系W1編成)

新幹線の編成記号(しんかんせんのへんせいきごう)では新幹線における編成区分のための記号について述べる。この記号は、すべての新幹線車両において運転席のフロントガラス(800系を除く)および乗務員用ドアの窓ガラスに表示されている。

東海道・山陽・九州新幹線[編集]

0系[編集]

東海道新幹線が運行を開始した当初は、全ての編成が同じ組成だったため、車両を製造したメーカー名のアルファベット数字を組み合わせたメーカー別の編成記号を使用していた。当時使用されていたのは、日本車輌製造製…NNippon)編成、汽車会社製…KKisha)編成、川崎車輛製…RRiver[1])編成、近畿車輛製…SShort[2])編成、日立製作所製…HHitachi)編成であった。また1966年6月の6次車の製造から東急車輛製造製…TTokyu)編成[3]が加わった。

1966年10月1日以降、「ひかり」「こだま」が別の組成となり、その後1969年より順次実施された16両編成化後も、しばらくはメーカー別の編成記号であった(ただし、16両編成に増結した編成は編成番号の末尾にAを付け、N4Aなどと呼称されていた)[4]が、1972年3月15日山陽新幹線岡山開業に合わせ、「ひかり」編成をHHikari)編成、「こだま」16両編成をKKodama)編成、「こだま」12両編成をSShort)編成とする方式に変更された一方で、16両編成に暫定的に付与されていたAは消滅した。S編成は「こだま」を16両編成に揃えるまでの暫定的な編成名との位置づけのため、すぐに消滅した。

1976年以降、0系1000番台(以下「小窓車」と表記)では小窓化や身障者対応設備新設など、大幅な仕様変更が図られることになったため、小窓車だけで組成された「ひかり編成」をNNew)編成、在来車と小窓車が混在している「ひかり」編成をNHNew Hikari)編成に変更することになった。なお、1979年以降には「こだま」編成でも小窓車への置き換えが開始されたが、この際には先頭車を置き換えた場合は編成記号に50を加算し、中間車置き換えの場合は編成記号はそのままで対応していた。

1985年3月14日ダイヤ改正では「こだま」編成が12両編成となり、S編成が復活した。具体的には編成記号は先頭車が小窓車の場合にはSKShort Kodama)編成、先頭車が大窓車の場合はSShort)編成に変更された。同年6月からは、山陽新幹線小倉 - 博多間専用の編成として6両編成が登場したが、既にShortの頭文字を使っていたため、RRokuryo)編成となっている。このR編成の運用区間はのちに山陽新幹線全区間に広がった。

1987年4月に日本国有鉄道(国鉄)の分割民営化により、東海道新幹線は東海旅客鉄道(JR東海)に、山陽新幹線は西日本旅客鉄道(JR西日本)にそれぞれ引き継がれたが、編成記号もそのまま引き継がれることになった。

1989年から、JR東海所有の「こだま」編成の16両編成化を実施することになり、S編成を16両化したものはY編成、SK編成を16両化したものはYK編成に変更された。

一方、JR西日本では「ウエストひかり」を新設。6両編成の「ウエストひかり」編成はWRWest Rokuryo)、12両編成の「ウエストひかり」編成はシネマカーのない編成がWKWest Kodama)編成、シネマカー組込編成がWKVVVideoから)となった。ただし、これらの編成記号はWR編成はR編成の50番台で、WK・WKV編成はSK編成で表記されていた。後にWKV編成はWK編成に組成変更され、WKV編成は消滅した。

1997年には、JR西日本の0系に4両編成が登場、QQuarter(クォーター)・4分の1(16両の4分の1なので))編成となった。

1999年9月18日をもって0系の東海道新幹線での定期運用が終了。これに伴い0系の16両編成が消滅。

2000年に「ウエストひかり」の運用離脱に伴いに登場した、SK編成(WK編成)を6両に組成変更した「こだま」用のWR編成はR編成の60番台で表記された。

2001年10月にQ編成が消滅。

2008年11月30日をもって最後まで残ったR編成3本 (R61, R67, R68) が定期運転を終了、12月14日さよなら運転をもって0系の営業運転は全て終了した。

0系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速[5] 運用状況 備考
H H1 - H16 国鉄 12→16 210 1964年 - 1972年 日立製作所製
H1 - H96 国鉄
JR東海・JR西日本
16 210→220 1972年 - 1997年 「ひかり」編成。食堂車連結。大窓車のみ
N N1 -N16 国鉄 12→16 210 1964年 - 1972年 日本車輌製
N97 - N99 国鉄
JR東海・JR西日本
16 210→220 1976年 - 1992年 「ひかり」編成。食堂車連結。小窓車のみ
NH NH1 - NH40,
NH43,NH46,NH48,NH49,
NH54,NH61,NH67,NH82,
NH88,
NH97,NH99
国鉄
JR東海・JR西日本
16 210→220 1976年 - 1999年 「ひかり」編成。食堂車連結。
大窓車・小窓車混結
K K1 - K16 国鉄 12→16 210 1964年 - 1972年 汽車会社製
K1 - K47,K51 - K54,
K56,K58,K59,K65,K75 - K78,
K82,K83,K85 - K88,K90
国鉄 16 210→220 1972年 - 1985年 「こだま」編成。ビュフェ車連結。
K51編成以降は先頭車が小窓
T T11 - T15 国鉄 12→16 210 1967年 - 1972年 東急車輛製
S S1 - S16 国鉄 12→16 210 1964年 - 1972年 近畿車輛製
S1 - S47,S73 - S78,
S80,S81,S86,S88,
S93 - S95,S98
国鉄・JR東海 12 210→220 1972年,1973年
1984年 - 1991年
「こだま」編成。ビュフェ車連結
SK SK2,SK4 - SK14,
SK16 - SK21,SK26,SK27,
SK32,SK33,SK44,SK57,
SK58,SK70,SK78,SK79,
SK82 - SK85,SK87,
SK89 - SK93,SK96,SK97,SK99
国鉄
JR東海・JR西日本
12 210→220 1984年 - 1991年 「こだま」12両編成。ビュフェ車連結。
先頭車が小窓
SK5,SK10,SK17,
SK19,SK25,SK46
JR西日本 12 220 1988年 - 2000年 ウエストひかり」12両編成。
ビュフェ車連結。2列+2列シート。
WK編成とも呼称される
SK19,SK25 JR西日本 12 220 1988年 - 1994年 「ウエストひかり」12両編成。
ビュフェ車・シネマカー連結。2列+2列シート。
WKV編成とも呼称される
Y Y1,Y15,Y22 - Y24,Y28,
Y29,Y36,Y45,Y73,Y80
JR東海 16 220 1989年 - 1996年 「こだま」16両編成。ビュフェ車連結
YK YK2 - YK4,YK6 - YK9,
YK11 - YK16,YK18,
YK20 - YK22,YK24,
YK26 - YK45,YK49,YK57,
YK58,YK70,YK81,YK87,
YK89 - YK93,YK99
JR東海 16 220 1989年 - 1999年 「こだま」16両編成。ビュフェ車連結。
先頭車が小窓
R R1 - R16 国鉄 12→16 210 1964年 - 1972年 川崎車輛製
R1 - R31 国鉄・JR西日本 6 210→220 1985年 - 2005年 「こだま」6両編成
R51 - R54 JR西日本 6 220 1988年 - 1994年 「ウエストひかり」6両編成。
ビュフェ車連結。2列+2列シート。
WR編成とも呼称される
R51 - R53 JR西日本 4 220 1997年 「こだま」4両編成。
1997年末にQ編成に改名
R61 - R68 JR西日本 6 220 2000年 - 2008年 「こだま」6両編成。
一部ビュフェ車連結。2列+2列シート。
白/青からフレッシュグリーン色に塗色変更。
最後まで残ったR61,R67,R68の3編成は
2008年4月以降順次白/青カラーに復元。
WR編成とも呼称される
Q Q1 - Q6 JR西日本 4 220 1997年 - 2001年 「こだま」4両編成

100系[編集]

1985年10月から100系試作車(9000番台)が運行開始し、X(X0・後に量産化改造されX1に変更)編成となった。この時から、編成記号は頭文字とは限らなくなった。1986年6月に100系量産車(4編成)が登場したが、同年11月までは2階建て車なしの12両編成で「こだま」として使用されることになり、編成記号は暫定的にGGeneral:一般の意)編成(G1 - G4)となった。この編成はわずか5か月程度で2階建て車2両(グリーン車食堂車)と電動車1ユニットを組込みX編成(X2 - X5)に組成変更され消滅したが、編成記号GはJR化後に再度使用されることになる。

1987年4月に国鉄の分割民営化により、東海道・山陽新幹線はJR東海・JR西日本に引き継がれたが、編成記号もそのまま引き継がれることになった。

1988年3月、JR東海に100系の増備車(通称「100'系」)が登場した。この編成は食堂車を1階がカフェテリアになっている2階建てグリーン車に置き換えたもので、ここに再びG編成と呼称される編成が登場することになった。一方、JR西日本では2階建て車を4両(2階がグリーン席・1階が普通席の車両×3+食堂車)にした100系3000番台(通称「100N系」)「グランドひかり」の運行を開始、こちらはV編成と呼称された。

1996年にはG編成7本(G1 - G7)がJR東海からJR西日本に譲渡された。

2000年には0系Q編成の置き換えのため、100系V編成およびG編成を改造・組成変更の上4両編成にしたP編成が登場、2001年には0系Q編成は消滅した。同時に100系V編成を改造・組成変更の上6両編成にしたK編成も登場している。

2011年3月のダイヤ改正でP編成は消滅。

2012年3月のダイヤ改正でK編成が消滅。これにより100系の営業運転は終了。

100系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
X X1 (←X0) 国鉄・JR東海 16 220 (260) 1984年 - 1999年 9000番台。食堂車連結。2階建て2両。100系唯一の小窓車。
1986年に量産車化改造を受け、X1に改番
X2 - X7 国鉄・JR東海 16 220 1986年 - 1999年 食堂車連結。2階建て2両。
G G1 - G4 国鉄 12 220 1986年 暫定「こだま」編成。1986年に中間車4両増結、X2 - X5に編入
G1 - G50 JR東海 16 220 1988年 - 2003年 カフェテリア車連結。2階建て2両。
G1 - G7 JR西日本 16 220 1996年 - 2003年 JR東海から移籍した編成。
V V1 - V9 JR西日本 16 230 (277) 1989年 - 2002年 3000番台。食堂車連結。2階建て4両
P P1 - P12 JR西日本 4 220 2000年 - 2011年 V・G編成改造の「こだま」編成、2列+2列シート。
2002年に白/青からフレッシュグリーン色に塗色変更
K K51 - K60 JR西日本 6 220 2001年 - 2012年 V・G編成改造の「こだま」編成、2列+2列シート。
2002年に白/青からフレッシュグリーン色に塗色変更。
2010年にK53、K54、K55を白/青へ塗装変更。

300系[編集]

1990年には300系試作車(9000番台)が登場、J編成(J0・後に量産化改造されJ1に変更)となった。1992年以降の量産車(JR東海所有)もJ編成(J2 - J61)を名乗った。翌1993年には、JR西日本でも300系(3000番台)を導入、こちらはF編成となっている。

2012年3月のダイヤ改正で営業運転終了。

300系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
J J1 (←J0) JR東海 16 270 (325) 1990年 - 2007年 9000番台。1992年に量産車化改造を受け、J1に改番
J2 - J61 JR東海 16 270 1992年 - 2012年 J1 - J15はプラグドア仕様
F F1 - F9 JR西日本 16 270 1993年 - 2012年 3000番台。F1 - F5はプラグドア仕様

500系[編集]

1992年、JR西日本の高速試験車である500系900番台(WIN350)が登場、W編成(W0)と呼称された。

1996年には500系量産先行車がW(西日本:West Japanに由来)編成(W1)として営業運転を開始。1997年からは500系量産車がW編成(W2 - W9)として登場。

2008年には「こだま」用として500系(W編成)を8両に短縮した500系7000番台が登場し、V編成を名乗ることとなった。すでに100系V編成は消滅しているため、編成記号の重複は発生しない。[6]

500系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
W W0 JR西日本 6 350 1992年 - 1996年 900番台。WIN350
W1 JR西日本 16 300 1996年 - 2012年 短編成化改造されず
W2 - W9 JR西日本 16 300 1997年 - 2010年 2007年末から2010年にかけて
組成変更のうえ、V編成に改造
V V2 - V9 JR西日本 8 285 2008年 - 7000番台。W編成改造の「こだま」編成

700系[編集]

JR東海で次世代車両として700系試作車(9000番台)が登場し、C(JR東海の英名Central Japanから)編成(C0・後に量産化改造されC1に変更)となった。1999年以降の量産車もC編成(C2 - C60)を名乗った。

2001年に導入されたJR西日本の編成は700系3000番台でB編成となっている。

2000年3月11日ダイヤ改正から「ひかりレールスター」の運行が開始され、これに使用される700系7000番台はE編成とされた。

2011年には300系F編成置き換えのためC編成の一部がJR西日本へ譲渡されているが、同年時点ではJRマークの色と車内チャイムの変更のみで編成記号自体は変更されていない。

700系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
C C1 (←C0) JR東海 16 285 (310) 1997年 - 2013年 9000番台。1999年に量産車化改造を受け、C1に改番
C2 - C60 JR東海 16 285 1999年 - 2001年に導入されたC25以降は内装・客室装備を変更。
C4 , C11 - C18 JR西日本 2011年 - 2017年 300系F編成置き換え用にJR東海から移籍した編成。
C4は部品取りのため廃車
E E1 - E16 JR西日本 8 285 2000年 - 7000番台。「ひかりレールスター」編成
B B1 - B15 JR西日本 16 285 2001年 - 3000番台

N700系[編集]

2005年に登場したN700系試作車(9000番台)はZ編成(Z0)を名乗った。2007年からは量産車が登場したが、試作車(Z0)の量産化改造が見送られたため、量産車(JR東海所有)にZ1 - Z80が付番されている。Z編成量産車と同時に登場したJR西日本のN700系3000番台はN編成(N1 - N16)となっている。

2011年3月12日に営業運転を開始した山陽・九州新幹線直通列車「さくら」・「みずほ」用の車両は、2008年にJR西日本のN700系7000番台がS編成(S1 - S19)として、2010年に九州旅客鉄道(JR九州)のN700系8000番台がR編成(R1 - R11)として登場した。

2012年度からJR東海が導入するN700系1000番台(N700A)はG編成(G1 -)として、2013年度にJR西日本が導入する4000番台はF編成(F1 -)として登場した。また、既存のZ・N編成には順次N700Aと同等の機能を追加し改修を終えた編成は0番台が2000番台に、3000番台が5000番台に改番され編成記号がそれぞれZからX、およびNからKに変更されている。

N・S・Rはかつて0系に、G・X・Kはかつて100系に、F・Jはかつて300系にそれぞれ付与されていた記号だが、すでに全廃されているため重複は発生しない。

N700系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
Z Z1 - Z80 JR東海 16 300 2007年 -  
G G1 - JR東海 16 300 2012年 - 1000番台。N700A
X X0(←Z0) JR東海 16 300 (332) 2005年 - 2019年 9000番台。試験専用車両、2014年にN700A相当の機能を追加した改造を受け、X0に改番
X1 - X80 JR東海 16 300 2013年 - 2000番台。Z編成にN700A相当の機能を追加した編成を改番したもの。
N N1 - N16 JR西日本 16 300 2007年 - 3000番台
F F1 - JR西日本 16 300 2013年 - 4000番台。N700A
K K1 - K16 JR西日本 16 300 2013年 - 5000番台。N編成にN700A相当の機能を追加した編成を改番したもの。
S S1 - S19 JR西日本 8 300 2008年 - 7000番台。「さくら」・「みずほ」編成
R R1 - R11 JR九州 8 300 2010年 - 8000番台。「さくら」・「みずほ」編成
J J0 JR東海 16 300 2018年 - 9000番台。N700S

800系[編集]

九州新幹線用に開発された800系の編成記号は、U編成で、頭に00を付与した3桁表示である。日本の新幹線としては800系のみ運転席の窓ガラスに編成記号が表示されておらず、代わりに連結器カバーに表示されている。

開業当初は、U001編成に架線軌道の検測機能をもたせ車両番号の後ろにKを付与して他の車両と区別(821-1K822-101K等)していたが、のちに検測機器が撤去されており車両番号のKもはずされている。代わりに、2009年8月以降に増備された1000番台(U007・U009編成)には軌道検測機能を、2000番台(U008編成)には電力・信号・通信関係の検測機能をもたせているが、車両番号の後ろにKの記号はつかない。

800系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
U U001 JR九州 6 260 2004年 - 2010年3月まで電気・軌道検測機能搭載
U002 - U006 JR九州 6 260 2004年 -  
U007,U009 JR九州 6 260 2009年 - 1000番台。軌道検測機能付き
U008 JR九州 6 260 2010年 - 2000番台。電力・信号・通信検測機能付き

試験車[編集]

電気試験車および電気軌道総合試験車(ドクターイエロー)は、TTest)編成となっている。

試験車 編成記号一覧
記号 形式 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
T 922形 T1 国鉄 4 200 1964年 - 1975年 1000形B編成から改造。
T2 国鉄・JR東海 7 210 1974年 - 2001年 10番台。0系大窓車ベース。921形軌道検測車組込
T3 国鉄・JR西日本 7 210 1979年 - 2005年 20番台。0系小窓車(1000番台)ベース。
921形軌道検測車組込
923形 T4 JR東海 7 270 2000年 - 700系ベース
T5 JR西日本 7 270 2005年 - 3000番台。700系ベース
A 955形 A0 JR東海 6 443 1995年 - 2002年 300X。700系開発のベースとなった車両

東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線[編集]

200系[編集]

1982年、東北新幹線上越新幹線大宮暫定開業当初の200系の編成記号はすべて12両編成のE編成であった。1985年に上野乗入れとともに東北新幹線の最高速度を210km/hから240km/hに引き上げるため導入された200系1000番台はF編成とされた。その後、E編成を240km/h対応に改造しF編成に編入されるものも登場した。


1987年4月に国鉄の分割民営化により東北・上越新幹線は東日本旅客鉄道(JR東日本)に引き継がれた。国鉄時代には、東海道新幹線への乗入れを考慮して編成記号が重複しないようにしていたが、JR化後は乗入れの可能性が事実上なくなったので重複するものが出てきた。

1987年には上越新幹線「とき」の10両編成化にともなってG編成(最高速度210km/h)が登場した。同時にF編成に100系タイプの先頭車(221形・222形2000番台)が組込まれてピンストライプ入りの編成2本も登場した。

1988年、G編成は8両編成に短縮された。

1990年、F編成に2階建て車(249形)1両を組込んだ13両編成でピンストライプ入りのH編成6本が登場。H1 - H5編成は当初から100系タイプの先頭車(221形・222形200番台・2000番台)が組込まれていたが、H6編成だけは1991年3月に100系タイプの先頭車(221形・222形200番台)が組込まれるまで0系タイプの先頭車(ピンストライプ入り)が組込まれていた。同時に上越新幹線での275km/h運転用のF編成90番台(F90 - F93)も登場している。

1991年、H編成は2階建て車(248形)1両と電動車を1ユニット組込んで16両編成化された。

1992年、山形新幹線開業にともない400系「つばさ」と併結する8両編成のK編成が登場。当初一部のK編成には、ビュフェ車(237形)連結編成も存在したが、のちに225形460番台(225形400・1400番台改造)および480・490番台(237形改造)に組み換えられた。なお、225形460・480番台は連結編成が廃車となったため、現存しない(K25編成の225-482を除く)。

1993年、F編成編入改造によってE編成は消滅した。

1997年、秋田新幹線開業にともないK編成が10両編成化された。またG編成の廃車が開始された。

1999年、K編成のリニューアル改造・塗装変更が始まるが、E3系「こまち」との併結運転は終了。そしてG編成が消滅した。

2001年、山形新幹線「つばさ」との併結運転を終了。

2004年、H編成をグリーン車なし12両編成化(波動用としての使用を前提)。上越新幹線対応になる。

2005年、H編成が消滅。

2007年4月いっぱいでF19編成の営業運転を終了。この結果、同年5月以降200系はK編成のリニューアル車11本のみとなる。

2007年6月からK47編成は旧塗装に戻された。

2013年3月のダイヤ改正で全編成の営業運転終了。

200系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
E E1 - E39 国鉄・JR東日本 12 210 1982年 - 1992年 ビュフェ車連結
F F1 - F21,F30 - F43,
F51 - F59,F61 - F66
国鉄・JR東日本 12 240 1985年 - 2007年 ビュフェ車連結。F19のみDS-ATC搭載
一部編成は100系タイプ先頭車。
F80 JR東日本 12 240 1997年 - 2005年 ビュフェ車連結。北陸新幹線入線可能。F17を改造。
F90 - F93 JR東日本 12 275 1991年 - 2005年 ビュフェ車連結
G G9,G10,G20 - G28,
G40 - G48
JR東日本 10→8 210 1987年 - 1999年  
H H1 - H6 JR東日本 13→16 245 1990年 - 2004年 100系タイプ先頭車。2階建車組込編成。
1991年まで13両編成、2階建て1両。
H6のみ1991年まで0系タイプ先頭車。
上越新幹線非対応。
H4,H5 JR東日本 12 240 2004年 - 2005年 2004年短編成化改造。グリーン車なし。
上越新幹線対応。
K K1 - K11 JR東日本 8 240 1992年 - 1997年 連結機能あり。国鉄色車。
10両編成化の後にK21 - K31に改番
K21 - K31,
K41 - K51
JR東日本 10 240 1997年 - 2013年 連結機能有り。国鉄色車/新塗色。
K21,K25,K26,K41 - K44,K46 - K49,K51は
リニューアルで、DS-ATC搭載と
塗色の変更などを実施。
2007年にK47を国鉄色へ塗装変更。

400系[編集]

400系は、1990年に先行試作車が6両編成のS編成(S4)として登場。

1992年、量産車がL編成(L2 - L12)として登場。S4編成を量産化改造のうえ、L編成(L1)に編入。

1995年、付随車1両(429形)を組込み7両編成化。

1999年、山形新幹線の新庄延伸開業にともない、E3系1000番台に合わせ塗色変更。

2010年4月、E3系2000番台への置き換え完了に伴い、営業運転終了。

400系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
L L1(←S4) JR東日本 6→7 240 1990年 - 2008年 連結機能有り。ミニ新幹線・「つばさ」編成。先行量産車
L2 - L12 JR東日本 6→7 240 (345) 1992年 - 2010年 連結機能有り。ミニ新幹線・「つばさ」編成

E1系[編集]

E1系は、1994年にM編成として営業運転開始。

2003年 - 2006年にかけて、E4系にあわせリニューアル工事を実施。車体塗色も変更。

2012年9月のダイヤ改正で営業運転終了。

E1系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
M M1,M2 JR東日本 12 240 1994年 - 2012年 運転席上部に取っ手有り。
M3 - M6 JR東日本 12 240 1995年 - 2012年  

E2系[編集]

E2系は、1995年に併結機構付き先行試作編成(S7・通称「E2'系」)と併結機構なし先行試作編成(S6)がいずれも8両編成で登場。

1996年、併結機構つき量産車がJ編成(J2 - J15)として登場。S7編成を量産化改造のうえ、J編成(J1)に編入。S6編成をN編成に合わせ量産化改造のうえ、 NNaganoから)編成(N1)に変更。

1997年、北陸新幹線(高崎 - 長野間)先行開業・「あさま」運転開始にともない、併結機構なし量産車がN編成(N2 - N14)として登場。

2001年、E2系1000番台量産先行車がJ編成50番台(J51)として8両編成で登場。

2002年、東北新幹線の八戸延伸開業・「はやて」運転開始にともない、E2系1000番台量産車がJ編成50番台(J52 - J69)として10両編成で登場。J編成(J1を除く)をすべて10両編成化。J1編成は北陸新幹線対応化改造後、8両編成のままN編成(N21)に編入。

2010年、東北新幹線の新青森延伸開業(全線開業)にともない、J編成70番台(J70 - J75)が登場。

2017年、E7系への置き換え完了に伴い、N編成が消滅。

E2系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
J J1(←S7) JR東日本 8 275 1996年 - 2002年 連結機能有り。1996年にS7から改番。
J2 - J15 JR東日本 8→10 275 1997年 - 2019年 連結機能有り。北陸新幹線対応
J51 JR東日本 8→10 275 2001年 - 2019年 1000番台。連結機能有り。北陸新幹線非対応
J52 - J69 JR東日本 10 275 (362) 2002年 - 1000番台。連結機能有り。北陸新幹線非対応
J70 - J75 JR東日本 10 275 2010年 - 1000番台。連結機能有り。北陸新幹線非対応
客室装備他多数を変更。
N N1(←S6) JR東日本 8 260 1995年 - 2014年 北陸新幹線用。1996年にS6から改番
N2 - N13 JR東日本 8 260 1997年 - 2017年 北陸新幹線用
N21 JR東日本 8 260 2002年 - 2015年 北陸新幹線用。連結機能有り。East i(E926-3・13)組み込み可能。
2002年にJ1から改番

E3系[編集]

E3系は、1995年に先行試作車がS編成(S8)として5両編成で登場。

1997年、秋田新幹線開業・「こまち」運転開始にともない、量産車がR編成(R2 - R26)として営業運転を開始。S8編成を量産化改造のうえ、R編成(R1)に編入。

1998年、6両編成の増備車(R17編成)登場。R1 - R16編成に付随車1両(E328形)を組込み6両編成化。

1999年、山形新幹線の新庄延伸開業にともなう増備により、「つばさ」用のE3系1000番台がL編成50番台(L51 - L53)として7両編成で登場。

2008年、400系「つばさ」置換え用のE3系2000番台がL編成60番台(L61 - L72)として登場。

2014年、山形新幹線用の観光列車「とれいゆ」用としてR18編成を改造とする700番台が登場(編成記号はR18で変更なし)。また、0番台2編成の一部で組成し、1000番台に編入された増備車(L54・L55)が7両編成で登場。

2016年、上越新幹線用の観光列車「現美新幹線」用としてR19編成を改造とする700番台が登場(編成記号はR19で変更なし)。

E3系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
R R1(←S8) JR東日本 5→6 275 1995年 - 2013年 連結機能有り。量産先行車。
ミニ新幹線・こまち編成
R2 - R16 JR東日本 5→6 275 1997年 - 2014年 前面デザインを変更。
R17 JR東日本 6 275 1998年 - 2013年 登場時より6両編成。
R18 - R26 JR東日本 6 275 2002年 -
R18 JR東日本 6 110(275) 2014年 - 700番台。観光列車「とれいゆ」編成。
R19 JR東日本 6 240(275) 2016年 - 700番台。観光列車「現美新幹線」編成。
L L51, L52 JR東日本 7 240→275 1999年 - 2014年 1000番台。連結機能有り。ミニ新幹線・「つばさ」編成
L53 JR東日本 7 240→275 2005年 - 1000番台。
L54・L55 JR東日本 7 275 2014年 - 1000番台。0番台を改造して編入された編成。
L61 - L72 JR東日本 7 275 2008年 - 2000番台。

E4系[編集]

E4系は、1997年にP編成(P1 - P22)として登場。

2001年、北陸新幹線・軽井沢乗入れ用のP編成50番台(P51・P52)が登場。

2003年、北陸新幹線・長野乗入れ用のP編成80番台(P81・P82)が登場。 2019年、現在、東北新幹線のE2系を置き換え、廃車が進行している。

E4系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
P P1 - P22 JR東日本 8 240 1997年 - 連結機能有り
P51,P52 JR東日本 8 240 2001年 - 連結機能有り。北陸新幹線軽井沢以東対応[7]
P81,P82 JR東日本 8 240 2003年 - 連結機能有り。北陸新幹線全線対応[8]

E5系・H5系[編集]

E5系は、2009年に先行試作車がS編成(S11)として10両編成で登場。

2011年、「はやぶさ」運転開始にともない、量産車がU編成(U2 - )として営業運転を開始。

2013年、S11編成を量産化改造のうえ、U編成(U1)に編入。

H5系は北海道新幹線新函館北斗延伸開業用として2014年にH編成(H1 - H4)として登場。

Hはかつて0系・200系に付与されていた記号だが、既に全廃・消滅しているため、重複は発生しない。

E5系・H5系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
U U1(←S11) JR東日本 10 320 2009年 - E5系。量産先行車。連結機能有り。
2013年に量産化改造のうえ、編入。
U2 - JR東日本 10 320 2011年 - E5系。量産車。連結機能有り
H H1 - H4 JR北海道 10 320 2014年 - H5系。連結機能有り

E6系[編集]

E6系は、2010年に先行試作車がS編成(S12)として7両編成で登場。

2013年、「スーパーこまち」(現 : 「こまち」)運転開始に伴い、量産車(Z2 - Z24)が登場。

2014年、S12編成は量産化改造のうえ、Z編成(Z1)に編入。

E6系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
Z Z1(←S12) JR東日本 7 320 2010年 - 量産先行車。連結機能有り。
2014年に量産化改造のうえ、編入。
Z2 - Z24 JR東日本 7 320 2013年 - 量産車。連結機能有り

E7系・W7系[編集]

E7系は、2013年に「あさま」への先行投入・E2系の老朽取り替えに伴い、F編成(F1 - )として登場。

W7系は、2014年にW編成(W1 - W11)として登場。

Fはかつて200系・300系に、Wはかつて500系に付与されていた記号だが、既に全廃・消滅しているため、重複は発生しない。[6]

E7系・W7系 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 両数 最高時速 運用状況 備考
F F1 - JR東日本 12 260(275) 2013年 - E7系
W W1 - W11 JR西日本 12 260(275) 2014年 - W7系

試験車[編集]

試験車 編成記号一覧
記号 編成番号 所属事業者 形式 両数 最高時速 運用状況 備考
S S1 国鉄・JR東日本 925形 7 210 1979年 - 2002年 921形軌道検測車組込。ドクターイエロー
S2 国鉄・JR東日本 925形 7 210 1983年 - 2002年 10番台。921形軌道検測車組込。
ドクターイエロー。962形改造
S3 国鉄・JR東日本 961形 6 319 1978年 - 1990年  
S4 JR東日本 400系 6 240 1990年 - 1992年 L編成に編入(L1)
S5 JR東日本 952形・953形 4+5 425 1992年 - 1998年 STAR21
S6 JR東日本 E2系 8 260 1995年 - 1996年 N編成に編入(N1)
S7 JR東日本 E2系 8 275 1995年 - 1996年 J編成に編入(J1)。後にN編成に編入(N21)
S8 JR東日本 E3系 5 275 1995年 - 1997年 R編成に編入(R1)
S9 JR東日本 E954形 8 405 2005年 - 2009年 Fastech 360 S。E5系開発のベースとなった車両
S10 JR東日本 E955形 6 360 2006年 - 2008年 Fastech 360 Z。E6系開発のベースとなった車両
S11 JR東日本 E5系 10 320 2009年 - 2013年 U編成に編入(U1)。
S12 JR東日本 E6系 7 320 2010年 - 2014年 Z編成に編入(Z1)。
S13 JR東日本 E956形 10 360(予定) 2019年 - ALFA-X
S51 JR東日本 E926形 6 275 2001年 - East i。E3系ベース

なお、編成記号「SShiken)」は系列に関係なく非営業用車両全般試験中の先行試作車も該当する)に用いられる。

その他の車両[編集]

国鉄時代に製作された試験車、試作車両等には、固有の編成記号、番号を持たないものが存在する。以下には固定編成の事業用車両を含む。

その他の車両 編成記号一覧
形式名 両数 最高時速 用途 運用状況 備考
1000形 2 - 試作車 1962年 - 1964年 試験中に架線試験車へ改造。通称A編成
4 256 試作車 1962年 - 1964年 電車として当時世界最速記録を達成(1963年)。通称B編成
6 - 量産先行車 1964年 - 0系の量産先行車を兼ねた1000形6両編成。通称C編成
941形 2 200 救援車 1964年 - 1975年 A編成の改造車。出動実績なし。
951形 2 286 高速試験車 1972年 - 1979年 山陽新幹線において当時の日本国内最高速度記録を達成(1972年)。
962形 6 261 試作車 1979年 - 1983年 200系の試作車。後に925形10番台S2編成)に改造。

0系のうち鴨宮モデル線へ搬入された量産先行車 (21-1, 26-1, 35-2, 16-1, 25-2, 22-1) による6両編成は通称C編成と呼称され、内部では各車両に1011 - 1016の番号が与えられていた。

脚注[編集]

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  1. ^ Kawasakiであれば汽車会社と同じとなるため、英語で「川」を意味するRiverから。
  2. ^ Kinkiからだと汽車会社と、近畿の近から近い(Near)だと日本車輌とかぶるため、近畿の近から近い=距離が短い(Short)との発想で。
  3. ^ 東急車輛製の編成記号はT11 - となっており、ドクターイエローの編成記号(T1)とは重複しない。
  4. ^ これらのため、1編成全車両が1つのメーカーに統一されていない編成が一部編成で生じたが、その場合は組み換えおよび増備車を挿入する前の編成記号をそのまま引き継いでいた。
  5. ^ 原則として営業用車両の場合は営業運転における最高速度 (km/h) 、試験用車両の場合は試験走行における最高速度記録。営業用車両、量産先行車両による速度記録が存在する場合には括弧書きの形で示している。
  6. ^ a b なお、在来線車両では同社の223系1000番台及び223系2000番台電車の8両および4両編成の編成記号がそれぞれWVを名乗っている。
  7. ^ 軽井沢まで入線可能とはいえ、乗客を乗せた状態では安中榛名 - 軽井沢間の連続急勾配を登れなくなる恐れがある。このため、下り列車の設定はなく軽井沢駅まで回送され、上り列車のみの設定となる。
  8. ^ 北陸新幹線全線対応とはいえ、走行機器は50Hz区間での使用を想定して製造されているため、60Hz区間に長時間や頻繁に入線することはほぼ不可能である。60Hzに対応しているのはあくまでも緊急時に使用するものとされる。

関連項目[編集]