新宿タイガー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

新宿タイガー(しんじゅく-、1948年 - )とは、東京都新宿区歌舞伎町周辺に出没する新聞配達員である。

一般的には「新宿タイガーさん」「タイガーマスクおじさん」「歌舞伎町のタイガーマスク」とも呼ばれる。本名は、原田吉郎。

人物[編集]

歌舞伎町の稲荷鬼王神社の祭りで買い込んだタイガーマスクお面[1][2]に、安手の服や原色の衣装、カーリーヘアのかつらを身に付け現れるのが常。タイガーマスク以外のお面(公式サイトでは持っていないと語っているが)や花も身に付け、季節による変化も見られる。

新聞配達中は赤や黄色の派手なデコレーションを施した自転車に乗り、ラジカセから演歌を鳴り響かせ走り去る。職業は朝日新聞新聞販売店「株式会社 朝日新聞新宿東ステーション」に勤務するベテラン新聞配達員であり、休憩中に立ち寄る喫茶店でもこの姿のままである。近年は目撃情報が減少傾向にあり、半ば都市伝説的な存在として語られることも少なくない。最近では新宿駅から東新宿の方へと生息地がシフトしているという話もある。

大の映画・役者好きで、新宿の映画館で上映される映画はほぼ全て鑑賞している[3]。休日には1日に数本の映画を鑑賞するときもある。映画文化の継続のため、基本的に映画館でチケットを購入し鑑賞するがDVDで鑑賞するときもある。

新宿界隈の映画館や、役者・映画関係者が集まるゴールデン街、新宿三丁目のクラブ「ローリング・ストーン」に出没する。ロックバンド「ローリング・ストーンズ」のファンでもある。

経歴[編集]

1948年長野県東筑摩郡波田村(現松本市)生まれ[1]。17歳で新聞配達を始め現在も配達業を続けている。最終学歴は大東文化大学中退。

勤務先である「朝日新聞新宿東ステーション」の公式サイトにバナーが有り、クリックすると映像(ゲーム形式)が流れ、活動を始めた切っ掛けや、お面を被っている理由、子供の頃憧れていたヒーローなどが分る[4]

フリーライター鶴見済による1994年のインタビューでは、この活動を始めた切っ掛けを「夜店で売られていたお面を見て『少しでも新宿が明るくなれば』と、1977年にタイガーマスクのお面を付け始めた」と語っている[5]

タワーレコード新宿店のオープン時(1998年)、リニューアル時(2012年)の両方でポスターに起用された[6]

脚注[編集]

  1. ^ a b 朝日新聞2015年12月4日29面・東京地方版
  2. ^ 額部分に赤い宝石が象られているため、初代ではなく二世がモチーフだと思われる。
  3. ^ 新宿の劇場に通い詰める名物男が語る2011年、本当に面白かった邦画・洋画
  4. ^ (株)朝日新聞新宿東ステーション ASA大久保・ASA新宿支店” (2008年8月28日). 2009年11月29日閲覧。
  5. ^ 「秘・境・探・検 近くて遠いニッポン'94 東京・新宿 名物男『タイガーマスク』の"虎の穴"」(『FRIDAY』 1994年9月23日号 講談社)取材・文/鶴見済
  6. ^ タワー新宿店リニューアル記念ポスター完成! 新宿の有名人5組が出演”. TOWER RECORDS ONLINE (2012年4月19日). 2017年2月5日閲覧。

参考資料[編集]

  • 「風俗スケッチ」(『週刊明星』 1984年8月16日号 集英社
  • 「秘・境・探・検 近くて遠いニッポン'94 東京・新宿 名物男『タイガーマスク』の"虎の穴"」(『FRIDAY』 1994年9月23日号 講談社)取材・文/鶴見済
  • 「新宿名物・タイガーマスク引退説を追う」(『宝島』 1998年2月4日号 宝島社
  • 「俺だけ崖から落ちるのはやだ」(『テレビブロス』 2007年11月10日号 東京ニュース通信社)文/箭内道産
  • 「繁華街を疾走する"新宿タイガー"は美女と映画をこよなく愛するロマンチスト」(『サイゾー』 2008年2月号 株式会社サイゾー)文/長野辰次

関連項目[編集]

外部リンク[編集]