新型コロナウイルスワクチン接種担当大臣
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![]() 新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当大臣 | |
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行政府 | |
種類 | 国務大臣 |
所属機関 | 内閣 |
任命 | 内閣総理大臣 (菅義偉) |
初代 | 河野太郎 |
通称 | ワクチン担当大臣 |
新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当大臣(しんがたコロナウイルスかんせんしょうワクチンせっしゅすいしんたんとうだいじん)は、日本の国務大臣。報道では、ワクチン担当大臣[1]やワクチン接種担当大臣[2][3]と通称されている。
概説[編集]
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を円滑に進めるための全体の調整役として、2021年1月18日に新たに新設され、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、規制改革)などを務める河野太郎がこの職に任命された[4][5]。河野大臣は、任命の翌日に行った記者会見で、ワクチン担当大臣の業務について「(ワクチンの)輸送や保管、会場の設定といった接種に関するロジについて担当する」としつつ、これ以外の具体的な事項については「これから現状把握するのでわからない。」と述べるにとどめ、所掌範囲などについての詳細な発言はなかった。会見では、ワクチン接種に関連して山本博司厚生労働副大臣と藤井比早之内閣府副大臣が河野大臣をサポートすることも明らかにされた[6][7]。会見と同じ日の1月19日、山本博司厚生労働副大臣は兼ねて内閣府副大臣に任命された[8]。
名称[編集]
この担当は、山本博司厚生労働副大臣は兼ねて内閣府副大臣に任命された旨は、官報に掲載はあるが、河野大臣に「ワクチン接種に向けた総合調整担当」を命じる等の発令の記載は官報に記載されていない。従って人事発令ではなく、内閣総理大臣による口頭での「全体の調整」の指示[5]である。内閣府の公式HPでは「河野特命担当大臣は、規制改革、沖縄及び北方対策を担当され、藤井副大臣、岡下政務官と共に規制改革推進、PFI推進、沖縄振興、北方対策などの政策を管轄しています。」[9]と記載されており、「ワクチン接種」はとくに記載がない。もっとも正式に近いのは1月19日の官房長官の記者会見での「新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を円滑に推進するため、行政各部の所管する事務の調整を担当[10]。」で、これにより国務大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)にならって表記すれば「国務大臣(新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を円滑に推進するため、行政各部の所管する事務の調整を担当)」であろう。
脚注[編集]
- ^ “「ワクチン第1便はEU承認出ている」河野ワクチン大臣」”. TV朝日昼サテ. (2021年2月9日) 2021年2月10日閲覧。
- ^ “河野大臣、ワクチンどうなるの?”. 2021年2月26日閲覧。
- ^ “ワクチン接種“自治体要望”河野大臣に提出 - FBS福岡放送newspaper=福岡放送”. (2021年2月9日) 2021年2月10日閲覧。
- ^ “ワクチン担当に河野大臣「しっかり仕事を」”. 日テレNEWS24. (2021年1月18日) 2021年1月22日閲覧。
- ^ a b “令和3年1月18日 新型コロナワクチンの対応についての会見”. 首相官邸ホームページ. 内閣官房内閣広報室. 2021年1月22日閲覧。
- ^ “ワクチン対策・五輪開催 河野氏「担当大臣にお尋ねを」”. 朝日新聞デジタル. (2021年1月19日) 2021年1月22日閲覧。
- ^ “ワクチン担当相の河野氏「関係者との連携を強く」”. 産経ニュース. (2021年1月19日) 2021年1月22日閲覧。
- ^ 令和3年1月22日官報第417号 9頁
- ^ 「内閣府における大臣・副大臣・大臣政務官の担当分野表」説明テキスト 2021年1月22日閲覧。
- ^ “令和3年1月19日 新新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の円滑な推進のための指示について”. 首相官邸ホームページ. 内閣官房内閣広報室. 2021年2月22日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 新型コロナワクチンについて - 首相官邸
- 新型コロナワクチンについて - 厚生労働省
- 首相官邸(新型コロナワクチン情報) (@kantei_vaccine) - Twitter